日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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トイドローンはじめました。

 ラグビーW杯にて、日本代表がアイルランド代表に勝利。

 ラグビーに詳しくない私には、凄いこととは思いつつも、いまいちどこかピンとこない部分もあったのですが、「サッカーで言えば、W杯の本戦でブラジル代表に勝つようなもの!」という例えを聞いて、さすがにその凄さが理解できました(^^;)。
 (実際は、もっと凄いことかもしれませんが……)

 ホーム開催のW杯とはいえ、この快挙、もう、語彙力が出てこないので素直にこう言うしかありませんが、本当に凄いことだと思います。

 では本題です。
 さて、PBPの後に色々な経緯がありまして……。
 何かにハマると、すぐに手を出したくなる性格なのが災いして、また新しいオモチャに手を出してしまいました。
 それがこちらとなります。


19092801.jpg
Ryze tech TELLO
本体重量80g程度の超小型ドローン


 はい、最近、何かと話題になることも多いドローンです。
 この機体は、航空法の規制対象となる機体重量(本体+バッテリーの合計重量)が200g以上の枠に入らないため、ある程度、自由に飛ばすことができる「トイドローン」というクラスの製品ですね。

 今回は、こいつを入手して、色々試してみた結果等について、少々レポートしてみたいと思います。


 最初に、私がドローンに触れた経緯ですが、これは案外単純といいますか、仕事の現場で何度か目にする機会があったこと。
 そして今後、本格的に使用する方向に転じそうな状況であったことから、職場で開かれた操縦等の講習会に参加したのがきっかけでした。

 座学+実技、というなかなか濃い一日分の講習を受けた結果、「これは面白い!」という手応えを強く感じてしまいまして……。
 しかし、仕事で使用する本格的なドローン(DJIの業務用。フランスで頭上を追い越して行った奴だった:笑)は、航空法の規制を受けるなど、それほど気軽に飛ばす事ができないため、練習の機会も限られてしまいます。

 そこで、普段から遊び感覚で使って、楽しく操作を学べる機械が手元にあればなあ……と考えた結果、気付いたら、このトイドローンを手にしていたのでした(^^;)。

 ま、ほとんど自分が遊ぶ気満々で入手したというのが本音ではあります(^^;)。

 ちなみに、DJIの本格的なドローンでも、バッテリーパック一つで飛べる時間は30分前後だったことから、バッテリー3本付きのパックを購入しています。
 バッテリー1本あたり、約10分程度(公称約13分だが、激しく動かすとその分、短くなる)の飛行時間は、トイドローンとしては長いですが、実際に飛ばすと一瞬だったりします。

 その短い時間をどう楽しむか、が、使い手の腕の見せ所になるのでしょうね。


19092802.jpg
TELLO操作アプリの画面。
スマートフォンのスクリーンショット。
あえて、エラーメッセージが出た状態を。
なお、操作系はMode1に設定している。


 このTELLOは、製造・販売はRyze techですが、開発にはドローン業界最大手のDJIが監修などを行っているようです。
 それゆえに、なのか、トイドローンの中では図抜けたレベルで飛行安定性が高いモデルだ、という話が、ネット上を探せば多数、出てきます。

 このドローンですが、操作はスマホアプリでできてしまいます。
 本体とのペアリングには、Wi-Fiの電波(2.4GHz帯)を使用します。

 スティック操作は、スマホの画面上に表示されるバーチャルコンソールをタッチ&スワイプする形での操作となります。
 スマホアプリでも、操作系はMode1、Mode2のいずれかの設定が可能です。
 私は、最初に受けた実技講習がMode1だったので、使い慣れている、という理由でMode1にしています。

 専用のコントローラーもありますが、スマートフォンのアプリケーション+タッチパネルでも、一通りの操作が可能です。
 この操作アプリは、iOS、Androidの両方に対応するアプリですが、完成度はiOS版の方が高い、というのが専らの評判で……。

 また、Android版アプリは、OSバージョンをAndroid 10にアップデートしたPixel 3XLでは全く動きません(起動すらしない)。
 このため、またもXperia XZ(OSはAndroid 8.0)を引っ張り出してくる必要がありました……。

 というわけで、最初はトイドローンらしく、室内で飛ばしていたのですが……ワンルームでは、絶対的に空間が「狭い!」(^^;)。
 少し慣性が大きく働く飛行特性でもあるため、ちょっとした操作ミスで壁や天井に接触し、場合によってはそのまま墜落するという状況が多発します。

 航空法の規制の縛りが緩い機体でもあるので、できれば屋外で飛ばせてみたい、と考えて、屋外にも持ち出してみました。

 なお、航空法の規制が緩く、ある程度自由に飛ばせる、といっても、当然ながら交通量の多い道路脇だとか、人通りが多い場所、住宅地内などのプライバシーの侵害になる可能性のある場所で飛ばすのは、どう考えてもアウトです。
 プロペラが超高速で回転していることもあり、人に当たったら怪我をする可能性が高いですし、カメラ内蔵の機械なので、他人の家が映り込むような場所での飛行は、無用なトラブルを起こすだけでしょう。

 そういう場所を避けるとなると……東京近郊では必然的に、それなりの広さのある公園や河川敷に限定されてしまうのは仕方がないでしょう(^^;)。
 まあ、もとより屋内+α程度の環境での使用を想定していると考えられる機体ですし、所詮は「オモチャ」ですし、少しでも飛ばせれば御の字、と考えてテストすることにしましょう。


19092803.jpg
というわけで、
多摩川の河川敷に持ち出してみた。


 通常、業務用も含めて、ドローンは風速が5m/sを超えると、飛行安定性が損なわれることが多くなるため、飛行を中止するなどの対処が必要となってきます。
 このTELLOは小型軽量な機体なので、業務用のドローンよりも風の影響を特に強く受ける、と良く言われているため、なるべく風が弱い時を狙って試験飛行してみました。


19092804.jpg
周囲に人がいないことを確認し、
起動させる。

19092805.jpg
オートパイロットの離陸を使うと、
ほぼ垂直、アイレベル程度の高さまで
飛び上がる。


 実際に屋外で飛ばしてみてわかりましたが、室内などの近距離条件でない場合、このドローン、本体の前後が非常にわかりづらいですね。
 少し離れた位置まで飛んでいくと、どちらを向いているのか、スティック操作を入れないとわからない時も……。

 なので、現在は機体後部、バッテリー部に蛍光色のテープを貼り、前後方向がわかりやすくなるようにしています。
 まあ……距離が目算で3mを超えると、それでも厳しいですが……。


19092806.jpg
無風~微弱な風程度であれば、
ホバリングも安定する。
スマートフォンやコンパクトデジカメで、
普通にピンの合った画像を撮れるくらい、
安定している。


 実際に屋外で飛ばしてみた感じですが、風の影響は、やはりかなり強く受けます。
 室内でも、エアコンの風程度は問題ないのですが、サーキュレーターの風に捕まった時には、急激に姿勢が崩れることは良くあります。

 屋外を飛ばせるとしたら、早朝など、あまり風が強くない時間帯が主になるでしょう。
 数度のテストを行ったうち、風速が4m/s程度(近隣のアメダス観測)になっていた時は、離陸と同時に風下に勢いよく飛ばされて墜落、なんていう状況にもなりました。

 ついでに、その4m/sの風の時は、初めてオーバーヒート警報が出ました。
 姿勢制御などで、モーター出力が上がっていたのでしょう。
 ローバッテリー警報が出るのも早かったです。

 また、これはAndroid版だけなのかもしれませんが、バーチャルコンソールの操作に対し、機体の反応が一拍遅れる感覚があります。
 慣性が強めに出る傾向があることと合わせると、狭い場所では「あっ!」と思ってからリカバリー操作をしても間に合わないことが多くあります。

 また、スマホ画面のスワイプ操作でのコントロールは、どの程度、強く入力できているかが感覚的にわかりづらく、操作が後手に回ることが多くなります。


19092811.jpg
例えば、ちょっと極端だが、
左スティックを右に入れたつもりが、
右斜め下になっていた例。
Mode1だと右旋回に後退の動きも加わり、
意図しない方向へと流れる。

19092812.jpg
右スティックを左に入れようとして、
微妙に右斜め上になった例。
Mode1だと左スライドに上昇も加わり、
微妙に高度が上がっていく。


 こんな感じで、バーチャルコンソールは自分の手元がどんな入力をしているか、画面上を指で滑らせるだけでは分かり辛いのが難点です。
 飛行のコンディションを乱す外的要因が多くある屋外飛行では、できれば専用のコントローラーを使用したほうが良いかもしれません。

 さて、そういえば、ドローンといえば、気になるのが空撮性能のほうですが……。

 このTELLOに搭載されたカメラは、静止画5MP、動画はHD720P/30fps対応です。
 ジンバルは装備されていないので、動画は機首が向いた方向だけの撮影となり、高速モードで飛行中は前傾するため地面しか写せない時もあります。

 動画撮影時は、電子手振れ補正が効きますが、機体が風で揺さぶられたりすると、ブレを補正しきれません。
 また、静止画も動画も、Wi-Fi経由でスマホの内部ストレージに直接記録されるため、通信状態によってはコマ落ち、ブロックノイズが強く出ます。

 まあ、そこはオモチャ程度の機械なので、業務用の機械と比較してはダメな部分でしょうけれどね……。


19092807.jpg
19092808.jpg
静止画のサンプル。
上が撮って出し画像を、
ブログ掲載用に縮小したもの。
下は少々調整した結果。
(下に掲載の画像も同じ)

5m位まで上昇させると、
撮影画像に空撮感が出てくる。

19092809.jpg
19092810.jpg
逆光条件+雲が多い背景で撮ったので、
オリジナル画像はかなり暗い。
シャドウ部をかなり強く持ち上げたが、
全体的にグレーが被った。
色味調整も必要だったか?


 とりあえず、静止画も動画も、全体的にアンダーに転ぶ傾向があり、全体的に見て「素材」感が強い画像になっていると思います。
 まあ、アンダーに転んでいても、空の雲などはあっさり白トビしているのがなんというか……。

 とはいえ、センサーサイズはスマートフォンと同等程度か、それより小さいくらいで、機械のグレードがオモチャだと考えたら、良く写っている方だと思われます。
 こんな小さな機械で、普段、目にすることができない上空視点を得られると考えたら……。


19092813.jpg
ドローンならではの活用法の例。
例えば、こういう場所で、
川の流れを撮りたい場合に……。

19092814.jpg
いちいち下に降りなくても、
ドローンを飛ばせれば、
簡単にこんな画像を撮れる。
(クリックでオリジナル画像表示)

19092815.jpg
こちらはかなり異質の事例。
画像中央に突き出す枝先に、
トンボが一匹、止まっている。

19092816.jpg
ドローンを近づけて撮ってみた。
カメラは広角側で画角固定なので、
これ以上寄るのは、
さすがに無理だった。
(クリックでオリジナル画像表示)


 最後の一枚は、逃げない個体を探す所から始めないとダメなので、かなり難しい(幸運だった)事例です(^^;)。
 というか、プロペラのダウンウォッシュで枝が揺れまくっていたのと、ドローンのホバリングがあまり安定しなかったおかげで、フレームに収まるように撮るのが大変だったという……。

 とはいえ、しばらく触ってみてわかりましたが、このドローンという機械。
 自由に空を飛ばすという機械の操作が単純に楽しいだけでなく、自分の視野が拡張されたようで面白いですね。
 これをきっかけに、ドローンの世界にズブズブとはまっていく人がいる、というのも、よくわかる気がします(^^;)。

 なお、トイドローンは多数のメーカーが個性的な機種を色々出しているようで、なぜか複数を次々買ってしまう、という現象がよく起きるようでして……(どこかでよく見る話のような気がするな…… ^^;)。

 この現象を、ドローン沼、略して「ドロ沼」と言うらしいですが、その語感が深くて抜け出せない感じをあまりにも見事に表しているような……。

 あ、私は今のところ、2台目の予定はないですよ(^^;)。
 とりあえず、近々、ジンバル付きのトイドローンが出る、という噂もありますので、それまでは待つつもりで……(って、次を考えてるんかい!)。

 まあ、本当はジンバルを搭載した「TELLO 2」なんてドローンが出ないか、期待してしまうのですけれど……。


 そして最後に追加情報。

 ここ数日間、TELLOを屋外で飛ばしてみた結果、離着陸などの急激に高度が変化する機動は、アプリ内のオートパイロット(自動離陸、自動着陸機能)を使った方が安定しますね。
 オートパイロットでの離陸、着陸時は、ドローンに搭載された各種センサーをフルに活用して姿勢を安定させている様子です。

 反面、手動操縦ではそうした機械の目による補正を一部無視して飛ばすようで、離着陸の動作時に風を受けると、そのまま風下に流れて行ってしまいます。

 また、風で飛行コースが流れた場合、コンソールから手を離すと、数秒後には、自動的に飛行位置を固定したホバーリングに入ります。
 TELLOの自動ホバーリング位置固定はかなり強力で、GPS非搭載のトイドローンとは思えないくらい、風に耐えてくれます。
 風に流されそうになったら、弱風になるまで機械に位置固定を任せて様子を見る、なんて事をやっても良いでしょう。

 とはいえ、体感&周囲の樹木の枝の揺れ具合から見て、風速5m/sを超えるくらいの風だと、とても耐えきれずに風下に吹っ飛んでいくので、そういう日に飛ばすのはやめた方がいいでしょう(機体のロスト率が高まる……という以前に、単純に危険!)。

 まあ、低速モードの手動操作時だと、2~3m/sの風でも抗えずに流されるので、屋外で使う場合、できるだけ無風に近い条件の日・時間帯を選ぶのが基本になりますね。


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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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