日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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CATEYE AVVENTURA実戦使用レポート

 この土日(2019/8/10〜11)の間に、ランドヌール宮城主催のブルベ、BRM810宮城200km加美戸沢に参加してきました。
 昨年も参加した、ナイトライド型ブルベ(夜スタート、朝ゴール)で、今年もペルセウス座流星群の時期に合わせての開催です。

 200kmというと、さすがに構えるほどの距離ではありませんが、すでにPBPの渡航準備に入っている今、エンメアッカ号は梱包準備状態。
 アリーゼはネオスマの上でZwiftのコントローラーになっているという有様で、すぐに走れる状態の車体は……。

 BSMとWindcog ZICのミニベロコンビのみ(^^;)。

 というわけで、輪行しやすさでは我が家にある4台の自転車の中でも随一の車体である、Windcog ZICで出走することにしました。
 定峰200の時のような、伊達と酔狂と勢いで、という理由でなく、これが今使える最適の車体だったのですよ!

 コースの状況はまた機会があればご報告するとして……。


19081001.jpg
コースは後半、
物凄い濃霧に覆われて、
アイウェアが曇って前が見えなくなることも。
画像でも、ライトの光が前方の霧滴の中、
ドーム状に反射しているのがわかると思う。

19081002.jpg
夜があけて、鳴子峡に至っても、
まだ濃霧がかかっていた。

19081003.jpg
鳴子温泉まで降りてやっと、
周囲の霧は晴れて日差しが届き始めた。


 こんな感じで猛烈な湿気のため、序盤の鍋越峠越えで汗と湿気で濡れたウェアが、最後まで乾くことなく終わったブルベでした。

 あ、ゴール時間は10h44minで、記録を見直したら、昨年(アリーゼで出走)とほぼ同じでしたね(^^;)。
 去年がヘタレだったのか、ミニベロの今年が凄かったのか……。

 鍋越峠や中山峠で参加者を何人か追い越す時、何度か「うえっ!」という悲鳴が聞こえていましたが……。

 では、ずいぶん長い無駄な前置きを経て本題です(^^;)。
 わかっているなら、さっさと始めろ、と言われそうですが……。

 ま、とりあえず、上記のようなブルベで、CATEYEから新発売となったGPSサイクルコンピュータ、AVVENTURAを実戦投入しました。

 すでに8月の頭には、40kmほどをテスト走行で使用し、なんとなく良い感触を得ていましたが、ブルベという超ロングライドで使用した場合はどうなるか、をまずは200kmで試したものです。

 結果は……おいおい、書いていくことにしまして、使用条件を簡単にまとめますと以下の通りです。

本体:CATEYE AVVENTURA
センサー類
 Garminスピードセンサー・ケイデンスセンサーセット1210401
 (ANT+にてAVVENTURA本体と同期)
使用車体:Windcog ZIC(451ホイールのミニベロ)


 ケイデンスセンサーは左クランク、スピードセンサーは前輪ハブに装着し、周長はAVVENTURA本体で設定しています。
 40kmのテストライドでは、CATEYEの無線サイコン、マイクロワイヤレスとの混信もありませんでしたが、距離が約2kmほど短くなっていました(この程度は、誤差だと思います)。

 なお、後々話題にするバッテリーの消耗に関わりそうな状況として、データ取得感覚を最短の1秒に設定したままでした(事前に触った覚えがないので、多分、デフォルト設定)。
 その他、センサー類の同期、周長、画面表示パターンをいくつかいじった程度で、ほとんどの設定はデフォルトのまま、実戦投入しています。

 なお、このレポートは私の手元にある個体(恐らく、かなり初期の生産ロットの個体)におけるものであり、現在では機能など、見直されている部分もあるかもしれません。
 また、使用者側の習熟度も、ほとんどパッケージを開いてすぐ、という状態であることをお断りしておきます。

 以上の状況を十分ご理解の上で、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.本体設定はCATEYE Cyclingアプリから(意外に面倒)
 CATEYE AVVENTURAはかなり高機能なサイコンですが、それゆえに本体の各機能の設定は、スマホのアプリ、CATEYE Cyclingで行う必要があります。
 (そのまま使うこともできると思うが、それでは機能のほとんどを遊ばせると思う)

 私はAndroidスマホを使用しているため、アプリはもちろん、Android版を使用しています。
 機能的にはこれから覚えていく内容も多いのですが、非常に不満な点が一つ。

 「UIがAndroid OSのそれとは異なるので操作ミスが頻発する」



19081004.jpg
その最たる例が、
画面左下の「<」マークの扱い。
(画面レイアウトは拡大画像で確認いただきたい)


 Android OS及びほとんどのAndroid用アプリでは、この「<」マークは「ひとつ前の画面に戻る」または「ひとつ前のメニューに戻る」の操作になります。

 しかし、CATEYE Cyclingでは異なります。

 CATEYE Cyclingアプリでは、この画面左下の「<」マークはどのメニュー階層でも「アプリ終了」になるため、Android感覚でメニューを戻ろうと「<」をタップすると、「もう一度バックボタンを押すとアプリを終了します」という表示が画面に出ます。

 多くのAndroidユーザーは、「アプリを終了する」メニューを見て操作を間違ったことに気づき、操作をキャンセルしようと、反射的に「メニューを戻る」の印である「<」を重ねて押す人が多いと思います。
 ですが、CATEYE Cyclingアプリでそれをやると、「バックボタンを押した」ことになって問答無用でアプリ終了となり、記録されなかった設定項目は全部消えます。

 萎えます。
 いや、これ、冗談抜きに。

 ちなみに、本当にメニューを戻る時は、画面左上にある丸印付きの「<」を押すのですが、Androidユーザーが初見でそんなの、わかるか!

 この、OSのUIとは全然違うというクソUIのため、どんだけ設定操作が無駄になったことか!
 せめて、画面中央に「OK」ボタンを表示して、それをタップしたら終了、であれば、こんな事にはならなかったのに、誰が考えたんだ、このクソUIは!

 と思って黒い想念をSNSに流したら、この操作系はiOSのものだと教えていただけました。
 いや、そうだとしても、Android版のアプリなら、Android OSのUIに従った設計にすべきじゃないですかね?>CATEYEさん。

 とりあえず、要望メール、送っておきますが、さて解消するかどうか……。

2.使用中に色々気になった点を色々と
良い点
(1)画面表示のカスタマイズ性
 画面表示は、幾つかの分割パターンをセットで組み合わせ、切り替えボタンでそれを切り替える形で変更できます。

 私は今、6分割画面で「リアルタイム速度、平均速度、走行距離、ケイデンス、日付、登坂高度」の表示をメイン。
 3分割画面で、「走行速度、平均速度、走行距離」の表示をサブとして使用しています。

 ちなみに、表示項目は(パワー、心拍など)30項目もあり、自分なりに見やすいメニュー画面へのカスタマイズが容易にできます。
 自分がよく使う機能、項目を選んで、自分なりの画面表示を作れるので、これはなかなか良いと思われます。

(2)他社製ANT+センサーなどとの互換性
 規格対応品であれば当然の話ではありますが、CATEYE純正ではない、他社製(ウチではGarmin製)のANT+センサーとも、互換は問題なく行えました。

 ……まぁ、デバイス設定を最初に行った時、何故か手元にないはずのパワーメーターを検知していたのは、ちょっと不思議なところでしたが……。

 あと、我が家のZwiftセット(Tacxネオスマート、ポラールOH1)もしっかり検知しましたが、あまり意味はないので削除しました(^^;)。
 ちなみに、ネオスマはBluetooth、ANT+ともに使用できましたので、Bluetooth対応センサーも同様に使用できると思われます。

疑問点(現在では悪い、と言えるほど使い込んでいないので)
(1)スピード表示が不安定?
 今回のブルベでは、無線サイコンであるCATEYEマイクロワイヤレスと、登山用GPSであるGarmin eTrex 30xを同時に使用しました。
 結果、スピードセンサーの表示に「??」と思わされることが何度もありました。

 現在の巡航速度などを確認しようとした際、AVVENTURAの速度は少し足を緩めただけで、一桁まで落ちることが多くありました。

 例えば、25km/hで走行中、少し足の力を緩めて回転を落としたら、一気に8km/hなどまで落ちて、またゆっくりと20〜23km/h程度に回復していく、という感じです。

 ちなみに、マイクロワイヤレス、eTrexの表示では、そんなに極端な変化はなく、25km/hで足を緩めたら、ゆるゆると小数点以下の数値が落ちていき、23km/h程度など、少しゆっくりの速度に落ち着きます。

 その影響なのか、公称205kmのコースを走行後の総走行距離の表示値は、192.90kmと10km以上という非常に大きな誤差になっていました。
 なお、マイクロワイヤレスは207km、eTrexは約206kmを示しており、これらはまあ、誤差かな、と許容できる範囲ではありましたが……。

 ANT+センサーとの相性問題があったりするのか……。
 あるいは、トンネル通過時のGPS即位停止時間のデータ処理などに、何らか、バグがあったりするのかどうか……。
 使い込んでの検証が必要かもしれません。
 (なお、今回のコースでは、最長で1,500mほどのトンネルを通過している。また、トンネルやアンダーパスで、衛星を見失ったという合図のビープが結構な頻度で鳴っていた)

(2)電池の消耗が早すぎないか?
 CATEYEのホームページによると、AVVENTURAの連続使用時間は「約80時間」となっています。

 しかし、今回のブルベに投入した状況では……。

 スタートの30分ほど前に電源を投入、GPSの電波をつかんだ、という状態にして放置。
 スタートと同時に計測を開始し、10時間44分後にゴールという使用条件でした。

 なお、走行中、残り10kmほどの段階で、バッテリーインジケーターは右側1/5を残す程度。
 走行中、何度か表示を見るため、バックライトをONにしたり、一度、操作ミスでラップボタンを押してラップタイム記録に入ったりしましたが、それ以外に「通常とは異なる」ような操作をした覚えはありません。

 おかしいな、と思いつつゴールと同時に計測終了。
 ゴール受付を終えて再び画面表示を見たら、バッテリーインジケーターは約半分の位置に回復していました。

 ……バッテリーインジケーターの表示が、何だかものすごく不安定に思われるのですが……。

 その後、電源を落としてから一昼夜放置し、スマホと同期させてバッテリー残量を数値で見たら、「59%」となっていました。
 一昼夜の間に、ある程度の自然放電もあったと思われますが……公称で約80時間稼働する、という割には、約11時間で半分ほど、バッテリーを消耗しているようですが、これ、大丈夫なのでしょうか?

 なお、バッテリーの減りが妙に早い、という状況は、同じブルベでAVVENTURAを投入した、複数のユーザーが同様に首を傾げていましたので、私の個体特有の現象ではないようです。
 ちなみに、冒頭に書いたように、データ取得周期を1秒間隔に設定していた(最長、5秒間隔まで伸ばせる)ので、その影響があるのかもしれませんので、これも要検証ということになりそうです。

(3)アクティビティデータのスマホへの転送が遅い
 これは現状で、かなりうんざりしている部分です。

 40km(データ記録時間、約2時間20分)のテストライドのデータ転送に要した時間が約10分。
 今回の200kmブルベ(データ記録時間、約11時間7分)のデータ転送に要した時間は、何と54分にもなりました。
 もちろん、スマホ、AVVENTURAともに、バッテリーの消耗も結構なレベルになりました(AVVENTURAは59%→44%になっていた)。

 200km、ランドヌールの間では1ブルベ、と言われる距離のデータ転送でこれだけの時間がかかるなら……600kmとか1,200kmという距離になってしまったら、どんだけ時間がかかるのやら……。

 ま、そんな突飛もない距離を走るのは、自転車乗りの中でもごく一部の変わり者(という自覚あり ^^;)だけでしょうが、100km程度なら普通に走る距離ですから、それくらいの距離の走行データは、実用的な時間で転送できると良いのですがね……。

 なお、これもデータ取得周期が1秒間隔になっていたため、データ容量が大きすぎたことが原因なのだとしたら、5秒間隔に設定すれば解消するのかも……ということで、今後の要検証項目の一つでもありそう……ですが、さてさて……。

3.というわけで、現段階まとめ
 というわけで、以上、発売直後、おそらくは最初期製造の個体を、まだ「使いこなしている」レベルまで習熟度が上がっていないユーザーが使った上での簡単なレビューとなります。

 で、今回のブルベでも、多くの皆様から尋ねられましたが……。

 このAVVENTURA、PBPに投入するか、という問いに対しては、残念ながら「見送り」が私の答えです。
 PBPは、これまで使ってきて信頼度の高い、eTrex 30xとV3nのコンビで走ることにします。

 単純に、使用に不慣れな機械を持ち込むことの不安がある上に、今回使ってみて疑義事項に上がった電源関係の不安定さ?(要検証課題)など、長時間長距離の走行に適用する上では不安要素が増えるのは、あまりよろしくありませんので。

 せめて、当初予定通りに発売され、6〜7月に複数回のテストライドができれば、この辺りを追加でテストして、場合によってはPBPまでに使いこなすためのコツを掴めたかもしれませんが……。

 もし、PBPにこの機体を持ち込むことを考えている皆様、今回の記事が何かの参考になれば幸いです。

 しかし、機械としては、本当によくできた物だと思うのですよね……。
 私の方に、使いこなせるようになるまでの時間がなかったのが残念……(もう出国目前だから……)。


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コメント
GI値
200kmお疲れ様でした。
あベントゥーラ気になっていたので大変勉強になりました。
ところで、ブドウ糖ゼリーの事ですがGI値が高いのではないかと
当方はマルトデキストリン(粉飴)アマゾンで検索すると出ます。です。
スポーツエネルギーゼリーの殆どが主成分です。ですが、パワーバーとか結構高価なので自分は粉飴にBCAAなど混ぜて自作した物を持つて行きます。自作してる人多いですよ。デキストリンはGI値が低いですので魅力ですよ。

https://www.rakuten.ne.jp/gold/fassist/tips/mame04.html

参考になれば幸いです
2019/08/14(水) 12:37 | URL | t #-[ コメントの編集]
Re: GI値
tさん、長らくお返事せず、すみませんでした。
(フランスに行っていましたので……)

ブドウ糖ですが、私は即発的なエネルギー源として摂取することを考えています。
即発的なエネルギーなので、GI値が高い方が都合が良かったりします。

もちろん、補給時には消化吸収がゆっくり進むものも同時に取って、
なるべく長持ちするように考えます。

マルトデキストリン、最近は使っている人が多いですね。
私も興味はあるのですが、炭水化物(糖質)系の補給は、
日本国内ならおにぎりで十分な量が摂取できるので、
目的に応じての使い分けになるかな、と考えています。
2019/08/25(日) 23:20 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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