日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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本年のSR最後の関門 BRM420興津400 参加記録 Part.2

 現在、5/2日からスタートの、BRM502日本橋1000に向けた準備中です。

 このコース、松尾芭蕉の「おくの細道」とともに、自転車愛好家としても有名だった忌野清志郎氏が、かつてテレビの企画で走った「ツール・ド・奥の細道」のコースを下敷きにしたルートです。
 今年は忌野氏の10回忌で、命日がスタートに設定されていることもあり、ランドヌールの中でも彼のファンであった皆様には、なかなか思い入れのあるコースになるようです。

 という面はさておき、このコース、いち参加者から見ると、昼スタートのため、都内早朝の交通量が少ない(都内をスムーズに通過ができそうな)時間帯を使えないこと。
 また、最初の600km(40時間)の間に2回、夜明けが来ることから、仮眠のタイミングを非常に取りづらい所がなんとも言えない……。
 (600kmで昼夜一回、3時間程度の仮眠ならば、対処しやすいのだが)

 ただし、国内では1000km以上のコースのブルベ開催が少なく、しかもPBPに向けて、これほど対応力を試す良い機会もありませんので、とにかくできるだけのことをやってみようと思います。

 では本題です。
 奥の細道に旅立つ前に、こっちを何とか書き上げておかないと、というわけで、興津400レポートの続編をお送りします。

 PC1まで、強い追い風に乗ってカッ飛んできましたが、この先は向かい風の名所、富士見峠が待っています。
 昨年、当時最速記録をマークした2018年の興津400では、この富士見峠を16時ちょうどくらいに越えていますが……。

 道は甲州街道に入り、混雑度も増してくるでしょうから、この先、いつもの走り慣れた道ですが、油断せずに注意しながら進むことにしましょう。

 というわけで、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.往路、富士見峠越え
 13:10頃、PC1を出発し、アップダウンが目立つようになるコースを、国道20号、甲州街道方面へと向かいます。
 朝方には薄曇りだった空は、見事な快晴となりました。


19042013.jpg
釜無川の対岸遠く、
朝日岳連峰(だろうか?)まで
見渡すことができた。


 途中、道のガタガタが増えてきたので、手のひらに化粧用のパフを仕込んでクッション性を上げ、さらに前進を続けます。

 午後になり、随分と暑さを感じるようになりました。
 装備は既に真夏と同じですが、それでもジリジリと背中を焼かれている気分です。
 甲府盆地、毎年ながら、強烈な暑さを感じさせてくれます。

 やがてアップダウン地帯も終わりに近づき、甲州街道との合流点に至りました。


19042014.jpg
この、甲州街道に出るあたり、
穴山、という地名は、
七里岩のこの洞窟に由来するのか?
(複数箇所、こんな洞窟がある)


 甲州街道に入ると、さすがに2桁国道だけあって、交通量が一気に増えます。
 道幅が不十分な場所もあるので、場合によっては自歩道に逃れて、大型車を先に通したりしつつ、いつも通りに、と言い聞かせながら前に進みます。

 道の駅はくしゅうのあたりで、駐車場に翻っている幟を見ると……おい、追い風かい?

 この道筋で追い風が吹くのは、かなり珍しい話です。
 ほぼ常時、向かい風とごく緩い坂に苦しめられる道、というのが、富士見峠名物の筈なのに……。

 しかし、これは今の自分たちには吉兆です。
 この風に乗って、さっさと峠を越えてしまうことにしましょう。


19042015.jpg
道路の右側に、
まだ雪を抱いた八ヶ岳が見えた。

19042016.jpg
新国界橋を越えて、
長野県に入る。

19042017.jpg
道の駅信州蔦木宿。
まだ桜が満開だった。


 長野県に入ったところで、暑さでドリンクが枯渇気味だったこともあり、道の駅信州蔦木宿で補給を入れます。
 この辺りはまだ桜が満開で、目を楽しませてくれました。

 この、道の駅信州蔦鬼宿を過ぎると、ゆるゆると登ってきた甲州街道は徐々に斜度を増し、富士見峠へと繋がっていきます。


19042018.jpg
富士見峠の登りの始まり。
大きなヘアピンカーブを曲がり、
一気に斜度が増す道を進む。

19042019.jpg
そして峠の頂上交差点に到着。


 富士見峠の交差点に至ったのは、15時を少し回ったくらい。
 昨年比で、1時間も時間を短縮しています。

 ……恐るべし、追い風効果……。

 この先、諏訪方面は急に気温が下がる場合もあるので、峠の交差点を越えてすぐの駐車帯でモーフィスジャケットを袖なしで装備し、下りの風に備えます。
 この後、坂室トンネル付近までは、ほとんどクランクを回した覚えもないくらい、延々と緩斜度で下る坂です。
 とはいえ、この区間は例年、舗装の荒れがかなりひどく、手のひらにパフを仕込んておいて正解だった、と、思わされたわけですが……。

 また、新規に採用したVredesteinのタイヤは、こんなに荒れた道でも小石を弾き飛ばし、クラックにうまく追随し、ノーパンクで前に進んでくれたのでした。


19042020.jpg
坂室トンネルに到達。

19042021.jpg
トンネルを抜けて、
諏訪湖岸へと一気に下る。


 坂室トンネルを超えて諏訪に至ると、しばらくはまた、盆地の底を走ります。
 あまり気温は落ちておらず、夏装備でも問題なさそうだったので、道路脇に一旦逃れ、モーフィスジャケットを外しました。


19042022.jpg
諏訪湖岸も桜が見頃だった。


 坂室トンネルを過ぎた先、諏訪湖岸まで出てくると、いつも安定の向かい風に転じました。
 まあ、ここで向かい風はいつものことです。
 すぐに岡谷市街地に入り、風より長い登りに苦しむはずなので、ここはさらっと流す気分で前進を続けます。

 岡谷市街地からは、塩尻峠の入口まで、緩やかで長い斜面を登り、PC2に至りました。

PC2チェック:16:25

 こんなに早く、ここまで到達するとは思っていませんでした。
 いつもなら、夕日が塩尻峠の稜線にかかりそうな時間帯に到着するのですが……。


19042023.jpg
まだこの日は、
こんなに太陽が高かった。


 追い風効果、物凄かったですね。
 参加者の皆様も、かなり早いペースで走れているようで、次々と到着し、出発していきます。

 私もこの先、峠越えと、安曇野で一段、下がる気温に備え、暖かい食事を済ませてから出発しました。

2.夕暮れ前の安曇野へ
 塩尻峠へと登り始めたのは、16時50分頃だったでしょうか?
 まだ稜線の上、高い位置に太陽が残り、岡谷市街地には陽光が降り注いでいました。


19042024.jpg
塩尻峠への登りの途中で、
岡谷市街地を振り返った。
こんなに明るい時間に、
ここを通るのは初めてだ。

19042025.jpg
塩尻峠越え、17時08分。
まだ日没まで、
かなりの余裕がある。


 いつもは、峠越えで残照の時間になり、塩尻市街地に至る頃には、ライトが必要なレベルの暗さになっているのですが、今年はそんな様子はありません。
 長い下り坂を一気に下って、サラダ街道に入っても、まだまだ明るい時間が続いていました。


19042026.jpg
河岸段丘の上、
広い農地の中を進む。
まだ夕日は西の稜線より、
かなり高い位置にある。

19042027.jpg
アルプスグリーンロードに入り、
そろそろ日が低く傾いた。


 この、サラダ街道〜アルプスグリーンロードの33km区間は、いつもは「長いなあ」と思いながら走るのですが、この日はあまりそんな気分にはなりませんでした。
 途中、PCまであと10kmくらいになると、先頭の参加者とのすれ違いが始まります。
 いつもは、桔梗大橋近くで、早くも先頭とすれ違いますが、この日は随分北まで来てからのすれ違いでした。


19042028.jpg
北アルプスだろうか?
夕日の中、
雪を抱いた山々が美しく映えていた。


 この区間で、私はちょっと困った事態になっていました。

 この日、着用していたレッグカバーの、上側のシリコンの滑り止めが弱くなり、すぐにずり落ちるようになってきています。
 レーパンの裾に挟み込んで止めようとしたのですが、レーパンの方も、ロングライドを意識して、ゴムの締め付けを緩めにした、という製品だったため、すぐにその下にレッグカバーがずり落ちてきます。

 オッサンのニーハイとか、誰が見たがるんだっての(^^;)。
 (いや、「むしろ見たい」という人は、基本的にヤバい属性なので、できるだけ遠くにいてほしい ^^;)

 微妙に通報されそうな気がしたので、何度か歩道に乗り上げて、ずり落ちたレッグカバーを修正してから走り出しますが、また10分ほどしたら、ずりずりと下がってきて……。

 何度か、そんなみっともない攻防を続け、折り返し点のPC3に到着しました。

PC3チェック:19:15


19042029.jpg
PC到着直後の西の稜線。
(自動増感、ISO800)


 まだ残照が西の稜線上にわずかに残る時間。
 200kmを10時間程度で走ることができました。

 諏訪湖以降は向かい風が多かった(最後のアルプスグリーンロードは、弱いがまともに向かい風)ことを考えても、富士見峠までの猛烈な追い風アシストが、ここまで強烈に効くとは……。

 ただし、あまり早い時間に折り返しても、グリーンロードやサラダ街道では、途中の商業施設へ出入りする車で混雑して走りにくいので……。

 このあと、ぐっと冷え込むことも考えて、暖かい食事をしっかりとることにしましょう。

 そして、イートインでゆっくり、しっかり補給をとって外に出ると、すでに身震いが出るほどの冷え込みになっていました。
 リアルタイムの気象情報アプリを見ると、この段階で10℃前後まで、気温が落ちているようです。

 これは、思ったより急に落ちたなあ……。

 この先、1000m級の峠二つを越えて、日本海より遠くなった太平洋までを走ることを考えると、防寒装備は早めに身につけておいたほうが良いでしょう。
 全身にレインスーツを装備後、通常、このPCに到着する20時を待たずに、復路へと走り始めました。


(続く)

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YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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