日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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本年のSR最後の関門 BRM420興津400 参加記録 Part.1

 Omnes viae Paris ducunt.

 あ、いや、まあ、なんというか、結果をご存知ならば、どういうニュアンスかはお分かりいただけるでしょう。

 Tous les chemins mènent à Paris.

 フランス的に言えば、こうなりますかね?
 (Google先生とVoice Traに丸投げですが)

 というわけで、本題です。
 BRM420神奈川400km興津、通称、興津400に参加してきました。

 過去に数回、参加して、完走率が100%になるこのコース。
 今年はPBP参加資格をかけた、SR取得の最終関門となりました。

 まあ、過去の完走率が100%だし……という楽観論は、ブルベを走る経験を積めば積むほど出なくなってきています。
 こういう時に限って、物凄い悪天候があったり、急な工事で大幅迂回を迫られたり……ということが起きるのが、ブルベという物だったりしますので。

 しかも、今回は走行後のボロボロ感が酷かったいわき600から、2週間後。
 600の後に、こんな短期スパンで400kmという、ある意味で最も攻略が難しいブルベ(仮眠のタイミングが取れず、ほぼ24時間、走りっぱなし)を走るのは初めての経験だったりします。

 そんなわけで、私も半ば戦々恐々とした気分で準備を進めていました。

 とりあえず、車体の方は、昨年もこのコースを走ったニールプライド・アリーゼ。
 コースの方は、さすがに何度も走っているコースなので、既に頭に入っていますが、キューシートで変更箇所がないかチェック。

 当日の天気は、どうやら晴天に恵まれそうですが、塩尻・諏訪の夜は相変わらずの冷え込みになりそうだ、と、とにかく久しぶりに入念にチェックしたりしていました。

 そんなこんなを経て当日。
 興津400は、スタート時間が朝9時と、ブルベとしてはかなりゆっくりなので、当日朝、かなりゆっくり出来るのがありがたいところです(多分、それもあって、私個人の完走率が高いのだと思う)。

 いつもの駿河健康ランドの地下で受け付け、ブリーフィングを受けて、PBP出場権をかけた最後のブルベがスタートを迎えました。

 というわけで、詳細に興味がある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.またも恵みの風に乗る


19042001.jpg
スタート地点、
駿河健康ランド。


 朝9時のスタートを控えて、8:30頃から健康ランド前に車検待ちの待機列が出来ていました。
 と、そのすぐ目の前を、ブルベ装備の自転車が次々、通過していきます。

 後で聞いた話ですが、この日はAJ静岡さん主催の、島田市から伊豆半島方面へと向かう400kmが同日開催されており、この興津周辺でコースが被っていたらしいです。
 静岡400はスタートが朝6時。興津辺りで走行距離は45kmほどとなり、時間15km前後のブルベペースであれば、興津400のスタートとちょうど被る形になる計算でした。

 なんというか、すごい偶然もあったものです。

 ちなみに、この日はブルベ的にはFleche&Traceが開催されており、主だったメンバー(既にSR取得済み、等)はそちらに流れていた様子でもありました。

 車検を受けたのは、多分、先頭から数えて10人以内。
 ずいぶん前の位置からのスタートで、コースへと出ることになりました。


19042002.jpg
いつもの海岸通りを進む。

19042003.jpg
数年前の台風による高潮で被害を受けた、
スマル亭の状況は今もこんな感じ。
長期に渡ってこの状態なので、
多分、建物自体も駄目になっていそう。

19042004.jpg
いつもは富士山が見える場所。
季節はそろそろ初夏に近づき、
富士山の姿は雲の向こう。


 朝早い時間は薄曇りで、完全夏装備だと少々、肌寒さを感じるくらいでした。
 そんな気候の中、弱い向かい風を受けながら、海岸通りから旧街道の雰囲気が良く残る由比周辺の町並みを抜けます。

 狭い旧道から東海道に出たところで、速度があわなかった事もあり、ちょっと足を回して先行者をパス。
 後方に数人の参加者が続いた状態で、富士川橋西交差点近くの、いつもの渋滞ポイントまで至りました。

 ここでは例によって渋滞が発生していたので、おとなしく車の車列内で待ち続け、富士川橋を抜けた先から、再度、加速開始です。
 同時に、快速でかっ飛ばす参加者が次々、前に出て行きましたが、まだまだ序盤なので、無理は絶対しないつもりで進みます。


19042005.jpg
緑のトラスが特徴的な橋を渡り、
富士川左岸へ。


 芝川駅近くで、いつも通り富士川左岸へと渡り、稲子駅辺りまで川沿いを進みます。
 芝川のコンビニで、前を走っていた参加者が離脱。
 装備が冬用?の厚手の物だったので、そろそろ、気候に応じて薄くするのでしょう。

 私は、夏装備の上に、モーフィスジャケットを袖無しで着用。
 40kmほどの地点にあるコンビニで、それも脱いで身軽になるつもりでした。


19042006.jpg
稲子から軽い峠を越えて、
山梨県に入った。


 山梨県に入り、最初の富士川沿いのアップダウンゾーンにかかると、風が見事な追い風に転じました。
 それも、店頭の幟が大きく揺れるほどの勢いであり、ちょっと足を回しただけで、ぐいぐいと速度が延びていきます。

 いわき600に続いて、晴天の追い風。
 すごいな、これは本当に恵みの風だ!

 この風に乗って、ぐいぐい進んでいきましょう。


19042007.jpg
井出駅付近。
対岸の稜線はガスっていたようだ。

19042011.jpg
この辺りから日差しが出てきた。
体感温度が一気に高くなる。


 井出駅を過ぎた辺りから、空の薄曇りが晴れ、日差しが届いて一気に体感温度が高くなりました。
 当初の予定通り、内船のコンビニにいったん停車し、装備を軽くするとともに、簡単な補給を行います。

 私同様、ここをPC1までの中間地点として休憩ポイントに設定していた参加者と、2、3言、言葉を交わし、まだ追い風が吹き続けるコースへと復帰します。

 身延駅手前の登りで、リカンベントの参加者?を追い越し、その先をさらに北上していきます。
 チラッと時計に目をやると、なんだか想定よりずっと良いペースで走っているようです。


19042008.jpg
頭上に飛行機雲が伸びていく。


 そういえば、富士川沿いの地域ですが、山の斜面に見えた竹林が、何カ所かで茶色くなっていたのが気になりました。
 先日、神奈川県で竹の花が咲いた、との報道が流れており、竹林の立枯れの発生が心配だ、という話題になっていたので、もしかしてこの近辺でもそんな出来事があったのか、などと考えながら先に進みます。


19042009.jpg
富山橋を渡り、
右岸の身延道を北上。


 富山橋を、富士川の下流から上流へと抜ける風に煽られながら渡り、右岸に渡ってさらに追い風の中を北上します。


19042010.jpg
前方が開けて、
甲府盆地に到達。


 体感時間ではそれほど経たずに、甲府盆地に到達。
 ここからはPC1まで、南アルプス市のなだらかな、ごくなだらかな斜度の坂を登っていきます。

 この斜度の微妙さと、坂の長さがとにかく嫌らしく、初めてこのコースを走ったときには、いつの間にかインナーローまで追い込まれ、非常に苦しい思いをした記憶があります。
 それ以降、ここでは体力のセーブを考えて、あまり頑張らないことにしていますが……今年に関しては、なぜか結構、出力を上げて回せてしまい、途中で数人の参加者を追い越しつつ前進を続けられました。


19042012.jpg
途中、左手に見えるループ橋。
左に迫っているのは、
南アルプスの山裾。


 この、あまりにもなだらかな斜度の坂、改めて地形を見てみたら、PC1手前で渡る御勅使川(みだいがわ)が作った扇状地のようです。
 南アルプス市街地は、この扇状地の上に形成された市街地であり、コースになっている県道12号は、扇状地の扇形の「要」から、見事に放射状に延びる道筋(=扇状地の斜面を、まともに直登するルート)になっています。

 ……延々続く、微妙な斜度であるのも、納得ですなあ……。
 (そして、上に行くほど微妙に斜度が上がっていくのも……)

 地学のお勉強はともかく、例によって長時間長距離のユルダラ登りに痛めつけられ、何とかPC1に到着しました。

PC1チェック:12:52

 ……あら?
 過去最速記録だった去年より、さらに30分の時間短縮になってる(^^;)。
 すごいな、追い風効果……。

 というか、私、今年は「晴れと追い風を呼ぶシャーマン」だったりしませんかね?

 ま、そんなに都合がよい話はないよな、と考え直し、ちょうど昼食時でもあるので、少々大きめの補給を入れて、この先の甲州街道、富士見峠に備えることにしたのでした。


(続く)


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YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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