日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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フラットコースを行く BRM127東京200霞ヶ浦

 毎年のことですが、年度末の多忙期が本気を出してきました。

 結果、先週のブルベレポートも、ちまちま書きためて、やっと一週間後の週末に公開できるという有様です。

 で、今回は不調だったPCの外付けHDの更新も同時にやっていたので……。
 TB級に膨れ上がったデータをHDからHDにコピーしながら画像処理などをやっていたので、動作が遅い遅い……。

 やれやれ、なんとか日曜夜に公開できましたが、本気で投げ出したくなりましたよ、今回は(^^;)。

 では本題です。
 すでに一週間前の話ですが、BRM127東京200霞ヶ浦に参加してきました。

 アップダウンが激しい三浦半島、伊豆半島から打って変わって、関東平野のどフラット地帯を行く200km。
 そういえば、前回の終わりに、「風向きが悪ければ、地獄を見る」なんて一言を書いていましたが……さて、それがフラグになったりしないのか……。

 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.スタート〜PC1
 スタート地点、市川市の当日の気温は、手元のスマホアプリでは-1℃。
 市川で氷点下ということは、この週末に出ていた厳しい冷え込みの予報は、まともに的中した様子です。

 これから向かう茨城県方面は、さらに2〜3℃落ちていても不思議ではないですから……大丈夫かよ(^^;)。

 まあ、今回は峠越えがない、平坦コースですから、日陰も少ないでしょうし、地下水の染み出しで路面が凍結したりする事もないでしょうし……。

 ただ、問題があるとすれば、自分の装備。
 特に、手指の方は厳冬期用グラブでなく、少し薄めのワークグラブ装備です。
 今回は平坦地オンリーなので、そんなに冷えないだろう、と軽めの装備でカメラを扱いやすくしようかと思いましたが、裏目に出たようです。

 スタート地点は、自宅からは微妙に遠く、始発電車でも間に合わなかったので、今回は(も?)近傍に宿泊しての参加です。
 無理に早起きをしなくて楽なので、もう、ほぼ定番になりつつありますね(^^;)。

 宿泊装備は、ゴールに近い本八幡駅のコインロッカーに放り込んで、朝5時頃、スタート地点入りしました。


19012701.jpg
スタート地点到着。
冬の早朝なので、
まだ暗い。


 知り合いが何人か、同じブルベに参加しているはずですが、暗闇の中では誰が誰だか、全くわかりません(^^;)。
 近くにいたソロ参加らしい人たちと、寒いですね〜、今日は風がないといいね〜、等のフラグ立てを済ませると、ブリーフィングになりました。

 ブリーフィングでは、直前に変更になった工事迂回路ポイントや、感応式信号の押しボタンの位置に関する注意とともに、「今日は、埼玉主催の"アタック霞ヶ浦"も開催されていて、コースが重なる場所があるので、向こうの参加者について行かないように注意!」との話がありました。
 ちなみに、「連れてきちゃうのはOK!」とのことでした。
 いや、ええんか?(^^;)

 そういえば、埼玉200の方には、知り合いが参加しているんだっけ……。
 時間が合えば、霞ヶ浦北岸を走行中に、スライド(すれ違い)出来そうなんだけれど、どうなるかな……。
 (こちら、ランドヌ東京主催は朝6時スタートで100kmほどの地点。オダックス埼玉主催は朝8時スタートで80kmほどの地点。お互いに、平坦基調コースなので、時間20kmくらいで移動できるはずだが……)

 車検は受付が早かった人から行われ、Aグループだった私はそこそこ早く車検を受けられましたが、指先の防護を考えてインナーグラブを装備して……ということをやっている間に少々出遅れ。
 Aグループとしては後ろの方で出走することとなりました。

 最初は住宅地内の細街路をクネクネと走り、木下街道に出れば、あとはだいたい、一直線です。
 走りはじめは10人くらいのグループになっていましたが、市街地を北上するあたりが丘陵地になっており、アップダウンを繰り返しているうちに前が離れ、後ろが切れて……。

 5kmほど走ったところで、安定の一人旅になっていました(^^;)。

 いや、それにしてもこの日の早朝は冷え込んだ……。
 手足の指先は凍えるように冷たく、意識して曲げのばししないと血が通う感覚がありません。
 フェイスマスク代わりに、メリノウールのネックウォーマーを鼻まで引き上げて、乾燥した冷気をダイレクトに吸引しないようにしていましたが、呼気が鼻の横の隙間からアイウェアを盛大に曇らせ、まだ暗い周囲が、さらに見えなくなったりしたこともあります。

 特に、信号停車中はアイウェアに風が当たらないためか、体温が急に上がったためか、アイウェアが急速に曇ってしまうので、停車中だけアイウェアを外したりもしました。


19012702.jpg
白井市内。
ここまできたら、
ずいぶん明るくなった。


 白井市の市役所近くまできたら、そろそろフロントライトが不要な位の明るさになりました。
 ここに来るまで、10人くらいの集団一つと、2〜3人が連結して走っている小グループ二つに追い越されていますが、速さを競う訳ではないので、追いかけたり後ろについたりせず、淡々と自分のペースを守ることにします。

 布佐駅辺りの市街地で再度、数人規模の集団の中に紛れましたが、利根川を渡った北でペースが合わずに千切れ落ち、新利根川沿いの東進区間は一人旅で進み続けます。

 この辺りまで来ると、周囲は朝の冷え込みの厳しさを伺わせる風景となりました。
 農地や草地、路面に白い霜が降り、新利根川の、水がよどんだ場所は氷が張って、その上でカモやカイツブリが丸くなって休んでいる姿が見えます。

 昨日は軽く雨も降った、とのことで、日陰になる部分に残った水たまりが凍り、陽光を反射してキラキラ光っています。


19012703.jpg
新利根川沿いを東進。
日の出直後で、
逆光が眩しい。


 この時間帯、まだ地平線の直上の低い位置にある太陽が眩しく、逆光でアイウェアが乱反射して、路面状況が確認しづらい状況でした。
 こんな状況の中、ところどころに凍結した水たまりがある、荒れた路面の道を行くのですが……。

 というか、この新利根川沿いの道ですが、気候的に舗装が荒れやすい東北や北海道の道路を経験してきた目から見ても、とにかく荒れ方が酷すぎます。

 路面全体に網目状にクラックが入り、場所によってはクラックの網目に沿ってアスファルトがブロック状に剥がれ、数センチ〜数十センチ四方の範囲で、深さ数センチの穴が開いている場所もあったりします。
 もちろん、ハンドルや尻に来る振動も物凄く、関東地方の道なのに、手のひらにチコリンパフを仕込まなかったことを後悔させられるレベルでした。

 実際、ここは東北地方の農道よりも、何倍も路面のコンディションが悪かったと思います。
 何となく感じた限りですが、地域的に、冬には氷点下まで落ちる頻度がそこそこ高い反面、東北・北海道ほど路面舗装に低温対策が施されていないような感じです(ゆえに、低温でほぼ全面的に舗装の破壊が発生しているような気がする)。

 まあ、関東地方ということもあり、そもそも、そんな予算が取られていないのかもしれませんが……。

 こんな道なので、手首にくる振動がかなりキツく、この段階で手のひらに軽い痺れが出てしまいました。
 もっと、クッション性を考えたグラブや装備が必要だったか……と思いつつ、そんなに都合良く予測できる部分でもないので、なるべく手や尻にダメージが出ないように注意して進むしかありません。

 少し抑え気味に走っていたら、この区間だけで数人グループ×2くらいに追い越されました。
 ぼちぼち、全員に追い越されたのではないか……等と考えつつ走っていると、前方で(右岸側の)堤防沿いの道が大きく「コ」の字型に右に曲がって橋の袂に接続している場所が現れました。

 ……ん?
 この辺りのコース上に、こんな道形の場所、なかったはずだぞ?

 既に複数の地図上でトレース出来るくらい、コースは事前に頭の中に叩き込んであったので、すぐに気づいて道路端に停車。
 GPSの画面を立ち上げると……川の対岸、少し離れた位置に、コースを示すラインが通っています。

 単調な景観続きの中で、川を渡る地点を見落としていたようです。

 しかし、渡る橋の特徴(古びた赤い欄干)は、事前にストリートビューで見て覚えており、それに合致する橋はなかったはずだけどなあ……。
 と、引き返して、参加者が渡っていく橋が遠目に見えたので、そこまで行ってみたら……。

 橋梁の長寿命化工事か、掛け替え工事が行われたようで、橋の欄干が真新しいものに変わっていましたよ……(わかるか〜い!!)。

 なお、往路では皆様、風の影響はなかった、と思っていたようですが……。
 ミスコースして数百メートルほど、新利根川沿いを戻った感覚では、この時点で西寄りの風が吹き始めていましたよ。

 PC1まで、やたらハイペースで進めたのは、平坦コースだったから、以上に、追い風ブーストがかかっていたことも影響していたようです。

 この後、コースは小集落を通り抜け、もう一度農地を突っ切ったら、稲敷市の県道206号沿いに出て、PC1でした。

PC1チェック:8:55

 約60kmを約3時間。
 ミスコースを挟んでいますが、時間20kmの移動ペースは、東北ブルベと同じくらいのペースです。
 スタート直後は市街地でしたが、早朝で交通量も少なく、信号峠が緩かったこともあり、ずいぶん良いペースを保つことができました。
 
 ここから、2箇所の通過チェックを経由して、反時計回りに霞ヶ浦を一周します。
 日本で二番目に大きな湖一周。ド平坦なフラットコースですが、さて、どうなることか……。

2.PC1〜通過チェック
 稲敷市から反時計回りに霞ヶ浦の一周ルートに乗ります。
 途中、2箇所の通過チェックを経て、PC1と同じコンビニに戻って、そこがPC2になる設定です。

 まあつまり、PC2に間に合う形なら、周回にどれだけ時間をかけても良いという設定なので、ある意味、攻略しやすいように見えますが……。

 湖岸のどフラットルートだけに、遮蔽物が周囲になく、風が敵に回ったときの悲惨さは、想像を絶するレベルになるのが……。
 PC1を出発したときには、そんなことは完全に想定外で、さて、軽く一周しちゃいますかね、と、80kmの道へと漕ぎ出しました。


19012704.jpg
霞ヶ浦南東側。
西浦の、もっとも下流側の風景。
湖の周回中、
風景はだいたいこんな感じ。


 霞ヶ浦の堤防上の道には、地元?のサイクリスト、ジョガー、犬の散歩をしている人に、釣り人、バードウォッチャー等々、様々な人が趣味に興じる姿がありました。
 休日の多摩川沿い……ほどの混雑ではありませんでしたが、周回を開始したのが朝9時頃だったことを考えたら、地方都市であれだけの人出があるのは、かなりの利用率になるでしょう。

 まあ、週末の多摩川沿いほどのカオスではないので、そのまま湖岸を進みます。
 南東端を回り込み、国道51号から国道355号に出る辺りは、何年か前、鎌倉を目指したフレッシュで、ランドヌール宮城チーム(みちのく おだつもっこず)の一員として走った辺りを逆走する形であり、ああ、あの時はこの辺りで、猛烈な追い風で超加速していたなあ、なんて事を思い出します(フラグ)。

 国道355号は微妙に混雑していたのでゆっくり通過し、再び湖岸道路に出ると……。

 ぐお、進まん!

 見事に逆風食らって、押し戻されてる!
 以前のフレッシュでは、超ブーストな追い風を受けた道とは逆方向に進む今回、見事に向かい風を受けることになったのでした!(フラグ回収!)

 っていうか、何で霞ヶ浦北岸という、最も直線区間が長い場所で向かい風なんだよ!
 これを呼んだの、誰の能力だ!


19012705.jpg
北側遠くに筑波山が見えた。
そして、またしばらくの間、
この風景が変わらない。


 ランドヌ東京さんの公式サイト上で、天気が良ければ、筑波山も見えるでしょう、という紹介があったとおり、筑波山が遠くに見えていました。
 いやあ、とっても良い天気だねえ……。

 風向きを除けば!!

 がんばって、何とか22km/h程度を維持しつつ、下り坂があれば、少しは楽が出来るのに……と、‰単位で登っていく関東平野に恨み言を述べつつ北西へと進みます。

 走行距離が90kmを過ぎたくらいで、正面からオレンジのオダックス埼玉ベストを装備したブルベライダーが現れます。
 時間は10時前くらい。おや、もう埼玉200参加者とのスライドが始まったのでしょうか?

 挙手の合図に、「がんばりましょう!」の声がけをいただき、こちらも「がんばりましょう!」と答えて通過。

 その後、数分おきに反射ベスト装備のライダーと次々、すれ違いが発生。
 笑顔のエール交換が続きます。
 というか、埼玉200の皆様、追い風に乗って楽しそうだな〜。

 何人目かのすれ違いで、少々印象に残る現場に出くわします。

 自転車がきた……って、ママチャリか……え?反射ベスト着てる??

 え??マジで???
 ほえええ????

 見間違いかと思いましたが、ママチャリで走っている参加者の姿がそこにありました。
 後に知りましたが、埼玉200の参加者で、これが初ブルベだったらしいです。
 ブルベに興味があったものの、今はママチャリしか持っていないので、それで走った、という、期待の大型新人さんだったようです。

 というか、どう考えても、半分より前を走っていましたよ、あの方(^^;)。
 色々なヘンタイを見てきましたが、これはホントにすごい人が現れたなあ……。

 延々、向かい風に逆らって走ってきましたが、そろそろ、左前方に湖に架かる橋、霞ヶ浦大橋が見えてきました。
 その手前で、個人的に立ち寄りポイントを設定してあったので、そこに向かいます。


19012706.jpg
高須の一本松。
水戸光圀公や徳川斉昭公が、
この松にちなんだ歌を残しているらしい。


 茨城百景のひとつ、高須の一本松がコース上にあるのを見つけていたので、ここは是非、立ち寄ろうと考えていました。
 かつてここには、関東二大銘木とも讃えられた、見事な姿形の松が立っていたそうです。

 その樹形は、まるで竜が湖水を飲むかのような、と、その見事さを伝える言葉は残っていますが、残念ながら、その一本松は昭和54年頃に松食い虫被害を受けて枯死。
 残っていた松ぼっくりから種子を採取して育成した二代目も、やはり松食い虫にやられて、平成28年に枯死。

 現在は、新たに苗木が3本、平成29年3月に植樹され、かつての姿を取り戻させよう、と、大事に育成されている、とのことです。
 在りし日の姿が戻るのは、十数年後になるでしょうか……。


19012707.jpg
現在、植えられている三本の苗。

何度か枯死した経緯から、
生き残りをかけて、
複数を育成する形になったらしい。


 未来の皆様に、昔の景観が引き継がれることを祈りつつ、コースに復帰します。


19012708.jpg
直後に到着。
通過チェック1の、
かすみキッチン。


 ここに到着したのが10時半頃。
 公式サイトのコース案内では、行方市にある超大盛りで有名な「しをみ食堂」のカツカレーに挑戦するもよし……的な文面がありましたが、さすがに11時の開店まで待つことは出来ず(^^;)、先を急ぐ形になっていました。

 ブルベカードとともにかすみキッチンか、この右側、少し離れた場所にある霞ヶ浦水族館の建物写真を撮るのが通過チェックの条件だったので、よりコースに近いかすみキッチンを選択。
 そのまま、デッキ上のベンチで、自販機で購入したコーラをグビグビと飲みます。

 このかすみキッチンには、ちょうどどこかの自治体の皆様?なのか、自転車を含めた施設利用状況の視察団がいらっしゃっていた様子で、次々と訪れるブルベ参加者の姿が、良いアピールになったかもですね(^^;)。
 実際、こういう場所にこんな感じの施設があったら、すごく便利だと思いますし。

 ドリンク休憩を入れたら、再度コース上に漕ぎ出します。

 この先でコースは霞ヶ浦の上流側、南北に大きく二股に分かれた南の入江の北岸を進む形になります。
 霞ヶ浦周回セクションも、そろそろ半分が終わろうとしていた時……正面から走ってくる埼玉200参加者の中に、ヘルメットの上に、ミニーちゃんリボン装備の参加者を発見。

 おお!あれは!!
 仙台時代に、宮城ブルベをご一緒していたOさんだ!!

 事前にSNS上で、こちらは東京200、Oさんは埼玉200で同じ日に霞ヶ浦を目指して走る、という情報を交換しており、「霞ヶ浦でお会いしましょう!」と言い合っていたものの、本当にスライドできるとは!
 がっちり握手して、互いの近況報告、PBPに向けた意気込みなどを語り合いました。


19012709.jpg
Oさんの愛車、TIME(手前)と、
私のニールプライド・アリーゼ(奥)。
仙台周辺をともに走っていた2台が、
霞ヶ浦をバックにツーショット!


 お互いにブルベ中なので、あまり長話を出来ないのが残念でしたが、今年、パリに向けて頑張る仲間同士です。
 数分後、「またどこかで!」と、絶対に近いうちに果たされるであろう約束を交わして、互いの進む方向へと進路を進み始めました。

 もちろん、私的にはこの後の霞ヶ浦半周の足取りが軽く感じられたくらい、気合いを入れ直せた瞬間でした。


19012710.jpg
土浦市街地が近づく。
昨秋以来だな、この町。


 土浦市が近づくと、湖の上に高い建物が目立ち始め、やがて賑やかな市街地の様子が感じられるようになりました。
 ここまでくると、埼玉200参加者のすれ違いは徐々にまばらになり、土浦市街地手前で、おそらく最後の参加者とのすれ違いとなりました。

 こちらは、土浦駅の東側を南下し、市街地南部の通過チェックへと向かいます。

通過チェック2:11:51

 走行距離は半分を超え(ここが113km地点)、参考クローズに対し、1時間半の貯金。
 十分な時間があるのと、ちょうどお昼時でもあったので、ここでは少し大きめの休憩を入れることにしました。

 当初想定の走行ペース(ギリギリ隊時間)では、ちょうど、高須の一本松辺りを通過している時間帯です。
 向かい風区間が長かった割に、ペースは悪くありません。

 このまま、後半も良いペースで進めれば……と思いましたが……。
 行方市からかすみがうら市を経て、土浦市に至るまで、北西に向かう区間でだいたい左前方からずっと風を受けていたので……。
 最後の西進区間、向かい風に苦しんだりしないよなあ……。

3.通過チェック〜PC2
 霞ヶ浦周回セクションは、約27km程度を残すのみとなりました。
 この区間、コースは湖岸を少し離れ、国道125号沿いなどを通る区間となります。

 昨年秋、基地開放イベントで訪れた陸上自衛隊土浦駐屯地(武器学校)前を抜け、湖岸の干拓が進んでいなかった頃は湖岸の漁村集落だったのだろう、と思われる佇まいの集落をいくつも抜けていきます。
 この、湖の南岸地帯は、このコースでも珍しく、それなりのアップダウンがある区間になっていたので、今までのどフラットゾーンと違い、コースに変化が出てきて走るのが楽しくなってきます。

 軽く追い風ブーストがかかっていることもあり、サイコンの読みの数字はどんどん上がっていきますが……アップダウン区間を過ぎ、稲敷市に戻ってくると、再びどフラットロードが復活します。

 ……真っ平らだと、足を休めるタイミングが掴めないんだよなあ……。

 そろそろ、周回区間も終わってくれ、と思い始めた頃、左前方に見覚えのあるコンビニが見え始めました。
 PC1にも設定されていたコンビニです。
 よし、これで霞ヶ浦一周、終了だ!

PC2チェック:13:25

 ここまで7時間半で、残り約60km。
 1時間の移動距離が20kmのペースを保てれば、10時間台が見えてきますが……。

 この先はほとんどが市街化区間になり、また、コースの中でもアップダウンが激しい区間にもなる上に、市街地に戻るのが夕方の混雑時間に重なりそうです。

 それなら、残り6時間をフルに使って走ってもいいかなあ……と、そんな風に考えて、コースに復帰しました。

4.PC2〜ゴール 盛大なフラグ回収区間
 PC2の駐車場には、細かく千切れた草葉の灰が舞っていました。

 「近くで野焼きでもやってるんでしょうかね?」

 周囲の人と、そんな風に話しながら、ゴールに向けた補給を取り、装具を整えます。
 今のペースを維持できるなら、明るいうちに市街化区間に到達できそうです。

 この日から、灯火装備にVOLT 1700を投入していましたが、スタート直後は市街地でそれなりに明るかったので、出番なし( 予備のVOLT 700が活躍)。
 ゴール前に、明るい市街地に到達できそうで、こちらも出番はなさそうです。
 まあ、ハンドルが極端に重くなったりしないことがわかったので、実際の灯火としての性能は、400kmに挑戦する春以降、ゆっくり検証することにしましょう。

 PC2から先は、ほぼ、朝の逆回しで千葉県の本八幡方面へと向かいます。
 最初、新利根川沿いまで南下したのち、朝は凍りついていた川沿いを、今度は逆の西向きに進むこととなりますが……。


19012711.jpg
恐れていた通り、
向かい風を受けることになった。
しかも、遮るものが何もない、
こんな平野のど真ん中である。


 前回の鎌倉300レポートの最後に、「風向きが悪いと地獄を見る」なんて一言を残していましたが……。

 うおおおおお!
 最悪の状況で、フラグを回収したぞこれ!!

 風上は、進行方向右前方向。
 川向こうから吹いてくるので、見事なまでに何も遮蔽物がない状態で、全身に猛烈な風を受けることになりました。

 もう、漕いでも回しても、前に進んでいる気がしません。
 途中で、対岸に渡って、建物が河岸に隣接するようになるので、そこまで行けば風が遮られて楽になるか……と思いましたが、さにあらず。

 風はきれいに川沿いに流れ、さらに強く体を押し戻してくれました。
 建物と建物の間や、交差道路沿いに来ると、そこを吹き抜けてきた風が突風となって右から吹きつけ、左を流れる川の中に、車体ごと突き落としてくれるんじゃないか、と思うほどの圧力でぶつかってきます。

 川は微妙に蛇行し、進行方向もクネクネと変化するのですが、なぜか絶妙な角度で追い風になってくれません。
 良くて横風。そして、横風がまだ癒しの時間に感じられるくらい、向かい風の時には圧力がきつい。

 ゴールまでの60kmの区間中、中間地点付近にコンビニを見つけ、たまらずピットインしました。
 同じように、途中休憩を挟んでいた皆様も、風に辟易している様子です。

 思った以上に消耗していたので、エナジージェルを補給して利根川を渡り、千葉県に入りましたが……。
 白井市まで来たら、今度はお腹が緊急事態を告げてくるというハプニングが。
 冷たい向かい風を受けながらの走行が、思った以上に体に響いた様子です。
 再びコンビニに飛び込んで事なきを得ましたが、これはかなりヤバかった……。

 その後、最後の20km区間は市街地の夕方の混雑の中に飛び込むことになり、信号峠と右折渋滞で前に進めず、ジリジリしながらの前進になりました。
 そして、この時間帯になると、沈み始めた太陽が地平線の上に降りてきて、朝と同じように逆光の中を進むことになりました。

 今度は朝と違って、まともに視界のど真ん中に太陽がくることもあり、アップダウンも多くなって陰影差が大きい場所も多かったため、視界が完全に「目潰し」状態になる事も多くあります。
 道路左端の白線は、何とか視界にとらえられたので、その線上を走るイメージで進みますが……この時、逆走自転車がいたら終わりだったでしょうね(^^;)。
 いや、本当に白線しか見えていない時間帯もありましたから。

 途中で木下街道から本八幡方面に右折する頃になると、日没を過ぎ、周囲は急速に暗くなり始めました、
 本八幡駅前に出ると、夕方の混雑のためか、車も人も自転車も、信号など関係なく横断してきたり、信号の変わりぎわに強引に突っ込んできたり、不規則な交通が多くなって、緊張を強いられることが多くなりました。

 夕方の駅前って、何でこんなにカオスなんだよ……(^^;)。

 とにかく、そんなグチャグチャな駅前を抜けて少し南下した先のコンビニが、ゴールに設定されていました。

ゴール:17:42

 11h42min。
 ど平坦コースでしたが、途中の霞ヶ浦北岸と、PC2以降のほとんどの区間で風に翻弄された結果、いつもとあまり変わらない時間になりました。

 というか、やはり平坦コースは、ずっと出力を上げていないと前に進まないので、いつもの200とは違う疲労感が残りましたね……。
 やはり、ある程度、アップダウンがあったほうが、コース展開にメリハリがあって、走りやすいと思います(度が過ぎる斜度や距離の坂はNo Thanksですけどね←これ重要)。

 少し離れた市川市文化会館でゴール受付を行うと、18時半頃、本八幡駅のコインロッカーから宿泊用具を回収し、輪行で帰路についたのですが……。

 都営新宿線の急行運行が終了しており、思ったよりも遅くなってしまいました……。
 平坦コースだから、もう少し早く戻れるかな、なんて考えていましたが、甘かったです……。

 結局、この日は21時近くに自宅最寄駅に着き、夕食はファーストフード……。
 向かい風に数時間、抗った結果、待っていたオチがこれとは、なんというべきか……。


 さて、というわけで、新年以来、200〜300kmのブルベを立て続けに走ってきましたが、2月以降は本業が本当に多忙になるため、しばらくはブルベはお休みです。

 再開は、今の所、4月頭から……と考えていますが、さてどうなることか。
 PBPに向けて、400と600、できるだけ早くに挑戦したいですね。

 まあ、その前に、エントリー峠を抜けないとダメなのですが(^^;)。


 ……あ、そうそう。

 BRM502日本橋1000奥の細道、エントリー出来てしまいました。
 さて、こっちもどうなる事か……(PBP前に、1000をクリアできれば、良い弾みになるとは思うのだが)。


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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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