日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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2019年走り初め BRM104三浦200

 今年の走り初めを終わらせてきました。

 厳冬期のロングライドは、体の消耗の質も度合いも、その他シーズンとは全く異なりますね……。

 ある程度、覚悟していましたが、この時期に夜明け前から日没後まで走り続ける、なんて経験はほとんどなかったので、今回はそれも痛感させられた一日になりました。

 というわけで、早速本題です。
 年初一発目のブルベ、BRM104三浦200に参加してきました。

 AJたまがわさん主催のブルベで、サンライズシリーズの一つになります。
 この、サンライズシリーズは、新年、1月1日の0時から1月6日までの間に、300、400、200、600の順に、SRシリーズを全て開催するというものです。

 今年はPBP開催年ということもあり、できるだけ早期にSRを達成してしまいたい、という皆様は、かなりの数になるかと思われます。
 ……だからと言って、こんな時期に、そんなに多数の人が走ったりしませんよね……と思っていたら、見事なエントリー峠となったらしく……。

 うん、日本人ランドヌールって、ヘンタイが多すぎですよね(←自分もその一人ですけど ^^;)。

 というわけで、私的には自分の体のコンディションや、これから先、年度末までの多忙期対応も考えて、まだそれほど激務にならない1月の間に、短距離域のブルベを完走してしまおう、と考えてのエントリーでした。

 ちなみに、今回は撮影画像はほとんどありません。
 昼の時間が短く、スタートから1時間、ゴール前の2時間くらいが暗闇走行になること。
 ウインターグラブ装備で、手指の自由がきかない状態でのカメラ操作に時間を取られることから、よほど印象に残ったポイントのみ、停車して撮影することにして、あとは走りに専念でした。

 まあ、いつもなら絶対にここでシャッター押すよな、というポイントは多数あったのですが……。

 そんなわけで、新年一発目のブルベの状況。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.Start~PC1
 自宅を出発したのは、4:45頃でした。
 この時期のその時間は、真っ暗闇であるとともに、一日で最も冷え込みが厳しい時間帯でもあります。

 手元記録(スマホアプリ表示)では、世田谷区エリアの気温は、-0.7℃。
 氷点下ときましたか……。

 仙台の冬の記憶も新しい自分ですが、氷点下まで落ちたときには自転車通勤も控えていましたからね……。
 とりあえず、冬のナイトライドを想定した装備で全身を覆い、メリノウールのネックウォーマーを鼻まで上げてマスク代わりにして、二子玉川のスタート地点へと向かいます。


19010401.jpg
スタート地点到着。
既に多数の人が集まっていた。


 5時少し過ぎにスタート地点に到着すると、既に多数の参加者が受付開始を待っていました。
 気温はほとんど変化なし。皆様、寒さの中でストレッチしたり、軽く足踏みしたり、とにかく寒さに耐えている様子でした。

 私は、スタートまでの間に2回もトイレに行くレベルで冷えていまして……。
 スタート地点までの自走でウォーミングアップできると思っていましたが、受付~スタートまでの1時間で、すっかり体が冷えてしまいましたね……。

 ブリーフィングでは、サンライズシリーズのブルベで取り入れられている、「完走時間の仮申請」について、何度か繰り返し説明されました。
 既にメールで連絡があった内容ですが、この日までに開催されたサンライズシリーズでは、完走後の連絡がなく、リザルト集計が混乱したり、いろいろあったようです。

 私は、メール受け取り時点で入力フォームまで確認していたので、その通りに打ち込んで送信すれば良いのだな、と理解して車検を受けます。
 受付のタイミングがよく、Wave 0でのスタートだったので、流れスタートと言いつつ、6時ちょうどにスタートしました。

 最初は多摩川沿いに東を目指し、多摩川大橋を渡って南を目指します。


19010402.jpg
サンライズシリーズにちなんで。
夜明け。


 スタート直後には、わずかに白んでいた程度の東の空は、多摩川大橋に到着するくらいの時間で夜明けになりました。
 この後、横浜方面に南下していくわずかな時間のうちに、周囲は明るくなっていきました。

 コースは国道1号から、横浜市街地で国道16号などを経由していきますが、さすがに新年明けてすぐの早朝だけあって、車通りはそれほど多くなく、スムーズに進むことができました。
 私はこの区間中、なぜか集団の先頭になっていることが多かったのですが、この区間、意外にアップダウンがあるため、登りで遅くなったり、赤信号などのタイミングで、ピタッと左に寄せて「追い越していってね」のオーラを出しまくってみたのですが、抜いていく人はほとんどいませんでしたね……。

 横浜市街地の少々、入り組んだ区間を抜けて、16号直進区間になったら、一気に追い越されましたが……(道案内が欲しかったのでしょうか? ^^;)。

 とにかく、平坦基調と言いつつ、ごく緩やかな斜度でじわーっと登って、下ってを繰り返す道筋を抜けて、38.6km地点のPC1に到着。

PC1チェック:08:09

 クローズが8:57なので、貯金は1時間弱。
 都市型コースとはいえ、まだ正月気分が残る早朝は、さすがに交通量も少なく、スムーズに走ることができました。

 次のPCは約50km先ですが、コースは三浦半島に突入し、アップダウンが増えてきそうです。
 おにぎり2個を補給するとともに、あまり減っていなかったボトルのドリンクを全部飲み干して補充。
 冬季は、あまり発汗がなく、ドリンク補給をしないで走る人も多いですが、乾燥した大気に呼気から発散される水分量が馬鹿にならないことは、過去の登山・ハイキングの経験で痛感しているので、無理にでも飲んでおくことにします。

 さあ、ここから先は、関東の自転車乗りには定番コースではありますが、個人的には、実は初めて走る道になります(私は、奥多摩方面を好んで走っているため)。
 どんな道なのか、楽しみです。

2.PC1~PC2 三浦半島の先端へ
 PC1からは横須賀市街地まで、国道16号沿いを進みます。
 この辺りの道は、市街化地域を通るとともに、道幅が狭く、自動車と自転車の距離が近い場所が多くなります。

 市街地コース(都市型ブルベ)に、昨年の日本橋600で苦手意識を植え付けられている私ですが、関東で自転車趣味を続けるからには、こうした道に慣れておく必要があるから、と言い聞かせて走ることにします。

 出発してすぐ、消防車と救急車がサイレンを鳴らして追い越して行き、目で確認できる前方のビル前で停車しましたが……煙が出ているようには見えません。
 後方から自動車の接近がないことを、バックミラーと目視で確認後、作業の邪魔にならないよう、大きく膨らんで回避。
 すぐ先の信号で止まった参加者らと、「煙は出てない」「本当は救急出動?」「新年早々、難儀なことだ」などと声を交わし合います。

 金沢八景あたりを過ぎると、国道16号は目立って道幅が狭くなり、交通量が多かったら、かなり走りづらそうな雰囲気になりました。
 この先、横須賀に至るまでの区間では、一般の通行車両との間の離隔を意識することも大事でしたが、それ以上にどう対処すべきか、と考える対象もありました。

 路線バスです。

 停留所に停車しているバスに追いつきそうですが、どうやら利用客の乗降が終わりそう……というタイミングで、追い越すのが良いのか、止まって待つのが良いのか……。
 (無理に追い越しても、すぐに追いつかれて停留所付近で先に出るか、追い越してもらうのか、の判断を迷う結果になりかねない)


19010403.jpg
バス後方に貼ってあることに
信号待ちで気付いて、
個人的にツボに入ったステッカー。


 路線バス側も、自転車や二輪車との距離感を取るのに苦労している様子が、このステッカーからもよくわかります。
 ここで行き合ったバスの多くに、このステッカーがあったことからも、日常的に危ない、と思うような場面が多くあるのでしょう。

 結果、私は停留所に止まると同時に追いついた場合でもない限り、路線バスを無理に追い越すのはやめて、できるだけ後ろで待つことにしました。

 というか、この「すり抜け注意」のステッカー、上はオートバイ、下は自転車を表していると思うのですが……。
 オートバイのピクトグラム、曲芸乗りしている人に見えてしまい、なぜかツボった私は、笑いをこらえるのが大変で……。

 なお、横須賀市街地の手前で、16号は何度かアップダウンを繰り返しながら、トンネルを繰り返し潜り抜けます。
 かつて(そして現在も)、軍港の街として栄えた町、横須賀は、周囲を山に囲まれ、限られたアクセスルートしか持ちません。

 現代でこそ、トンネル開削によりアップダウンの程度は低くなりましたが……何度も繰り返しているうちに、右膝に軽く痛みが出てしまって……。
 変なところで、アウター縛りなんて考えたりするものではないですね(^^;)。


19010404.jpg
横須賀市で海岸通りを通る。
水平線上に見えるのは、
富津の工業地帯と、
第二海保だろうか?

19010405.jpg
こちらは猿島方向。


 横須賀市街地で一旦、16号を逸れて海岸通りを通ります。
 記念艦三笠、の標識が見え始め、ああ、ここまでこんなに近いなら、初夏頃なら余裕で自走できるな、なんて危険な考えが浮かんだりしつつ、馬堀海岸へ。

 この海岸通り沿いでは、この日珍しく風の影響を受け、横風~向かい風に転じる区間がありました。
 巡航速度がぐっと落ちますが、左を見れば、東京湾の対岸、富津の工業地帯までが見通せる景観を楽しみつつ、観音崎を回り込みます。


19010406.jpg
さらに久里浜を超えて、
金田湾岸に出たところ。


 この辺りの海岸景観は、さすがに素晴らしかったですね。
 普段は山の方に走りに行く私ですが、海岸通りも悪くない、と思わされるのに十分な景色でした。

 ただし、海岸沿いは思いもよらないタイミングで、強烈なアップダウンが出てくるのが困ったものです(大体、漁港・漁村を抜けると尾根筋に向かって登りが始まる)。
 海岸通りというと、砂浜沿いの平坦な道、というイメージが強い皆様もいるかと思いますが、日本では大体、山が海に迫った険しい地形を縫うアップダウンです。


19010407.jpg
だから、こういう”名所”も通る。
誰が名付けたか「亜美ちゃん坂」


 ここは自転車ロングライドを題材とした漫画、「ろんぐらいだぁす!」で、主人公が自転車に興味を持ち始めた当初、まだ折りたたみ式のミニベロに乗っている頃に、先輩たちに誘われて(騙されて)走った場所、として、漫画のファンの間では有名な場所、らしいです。
 (というか、Google Mapに入力したの、誰よ ^^;)

 登り始めはそれほど大したことのない坂に見えますが、途中から急激に斜度が上がります。
 いやもう、なんだこれ、と笑っちゃうくらいの変化で(^^;)。

 とりあえず、ミニベロの初心者を走らせる場所としては……どうなんだ?

 ちなみに私は、この日初めて、インナーを解放しました……。


19010408.jpg
その亜美ちゃん坂を越えた南、
江奈湾干潟。


 思わず足を止めてしまった場所です。
 この江奈湾干潟、関東地方で、ここまで見事に自然地形が残っている河口干潟は少ないのではないでしょうか?

 パッと見、何もない場所に見えますが、見る人が見れば、これほど豊かな宝物のような場所もないでしょう。
 時期が時期だけに、シギ・チドリや甲殻類の姿はほとんど見られませんでしたが、これは春と秋の渡り鳥シーズンや、夏季の干潮の時間帯を見てみたい場所ですね。覚えておきましょう。


19010409.jpg
で、ふと気付いたら、
凶悪なものがあるのだが。


 距離的にも地形的にも、PC2までもうすぐだ、という段階になって、尾根を回り込んだカーブの先に、この凶悪な坂が見えてきました。

 ……そりゃまあ、コース予習段階で気付いていましたよ、これ。
 しかし、ストリートビューやWeb上の画像で見るとの、実物を見るのとでは、受ける感覚が全然違うわけで……。

 多分、現地で受けた「うわぁ……」感は、上の画像でも半分も伝わっていないと思いますよ。

 なお、この坂を登ると、半島の先端の台地上を走るコースとなり、その先、急な坂道を下ると三崎の市街地に突入しました。
 漁港をぐるりと回り込んだ先がPC2です。

PC2チェック:10:51

 ちょっとペースは落ちたかと思いましたが、大体、貯金1時間をキープできていますね。
 平坦基調コースなので、もっと貯金を作れるかとも思いましたが、三浦半島に入ってからは、ほぼアップダウンが続く道だったので、大体、こんなものでしょうか。

 個人的には、景観を楽しみながら走れた区間ですが……この時点で、自分の体調的には、何となく、普段とは違う、妙な疲労があるな、と感じていました。
 どうも体が乗り切らないというか、暖まらないというか……。

 とりあえず、ここでは体を温めることも考慮し、フライドチキンとおにぎり、ホットドリンクを補給。
 PC2(の正面の公園)で補給&休憩中、周囲には観光客が非常に多くなってきたことに気づきます。

 この先、半島南東側の海岸通りを抜けて、鎌倉・江ノ島方面だよな……。
 1/4日とはいえ、最近の世相から考えると、まだ仕事明けを迎えていない人が多い(1/7日からが本番)だろうと考えると……この先は、多分、我慢の道になるでしょうね。

 ある種の覚悟を決めて、コースに出発します。

3.PC2~PC3 鎌倉・江ノ島のカオス空間を抜ける
 この先は、ほぼ走ることに専念した区間になります。
 道が狭くて走りにくい上に、観光客なのか、関東一円のナンバーの車がずらりと渋滞した道を走る時間が長くなり、かなりの我慢と緊張を強いられる区間となりましたので……。

 巡航速度も、今までは平坦区間であれは25~30km/hで快調に走れたのに、ここから先は20~25km/h程度の場所がほとんどとなり、爽快感もかなり低い区間となりました。

 なお、途中で見た路上温度計の表示は10℃。
 暖かい一日だと思っていましたが、意外に気温は高くなかった様子です。


19010410.jpg
それでも、海越しの富士山など、
景観が楽しめる区間もあった。
(そして、これがコース上最後の画像)


 典型的な都市型コースの雰囲気は、PC2を出発した直後から始まりました。
 交通量が多い、尾根沿いにカーブを繰り返す狭い道を登っていきますが、観光客や地元の皆様らしい車がずらりと連なり、Y字路で右に行きたい時、手信号で右を出しているのに追い越しをかぶせてくる車もあったり、とにかく無駄に緊張を強いられます。

 で、登りがあったら、下りもあるわけですが、これも右側にずらりと車が連なる中を下るので、ハンドル操作を間違ったら横腹に突っ込みそうで怖い場所が何度も。
 まあ、さすがに普段は都内を自転車で走っていますので、最近はこうした場面でもそれほどビビりが出なくなっていますが、精神的に疲れるのは仕方がないです。

 途中、葉山御用邸近くで幹線道を外れ、静かな旧道沿いを走る……のかと思ったら、さすが関東。
 そこを抜け道として、ぶっ飛ばしていく車が多数あるから恐ろしい。
 この日は、まだお正月ゆえにか、かなりの歩行者もいたのに、そこを車も、そして何度かはロードバイクも、ものすごい速度で抜けて行ったのですが……大丈夫なのかよ、をい(^^;)。

 逗子駅付近で国道134号に進み、相模湾沿いを走っていきますが……。
 覚悟していたとおりの大混雑が始まりました。

 ずらりと連なる車の渋滞と、その脇を通る歩行者。
 時々、無理な横断で車と車の間から、小さい子供(頭が車の上に出ないので、全くわからない)が飛び出してきたりもするので、慎重に進まざるを得ません。

 で、こういう場所に限って、左側(海岸側)の擁壁とガードレールの工事のため、道幅が狭くなっている場所が何箇所も現れ、進むのがすごく困難になっていたり……。

 江ノ島辺りになると、それがピークとなり、歩行者、自転車、オートバイ、車、それぞれが入り乱れて、とんでもない混乱になっていました。

 信号が青になっても、交差点の先が渋滞で車は前に進めず、それを見越した歩行者は赤でもお構いなしに横断してくる……。

 やれやれ、これはひどい(^^;)。
 今、思い出しても、よく無事に通れたな、と思います。

 ただ、江ノ島を抜ければ、その先はバイパス化された4車線道路です。
 ここで、今まで我慢した分、走ることにしましょう……と思ったのですが。

 延々続く単調な直線道路。
 そして、後半になると徐々に向かい風の影響が出てきて、思ったように速度に乗せられない……。

 PC3まであと3km程度という所(側道分岐の数百メートル手前)で、集中が切れたのを強く感じたので、道路脇に設けられたポケットパークのような広いスペースに逃れて、ベタッと地面に座り込みます。
 PC2を出発してからここまで、幅員の狭い渋滞した道路を走り、ずっと気分的に張りつめていたので、PCに近いことはわかっていましたが、あえて休憩を入れて気分転換です。

 多少、気分が持ち直したのでコースに復帰し、残り短い区間を走ってPC3へ。

PC3チェック:13:55

 あら、自分的に苦手意識の強い、車とのせめぎ合いが多いルートを走ったのに、以外にペースは落ちていなかった。
 まあ、さらに貯金を作れていないので、お察し、という所ではありますが……。

 PC3で抽選を引いたところ、フルーツゼリーが当たってしまったのですが……補給時間が長くなってしまいそうだな(^^;)。
 まあ、あとは約70kmを帰るだけなので、よしとするか。

 とはいえ、ここから江ノ島までは折り返しになるのでした。
 ……またあのカオス空間に飛び込むのかよ……と少々うんざりしつつ、コースに復帰するのでした。

4.PC3~PC4 再度カオス空間へ
 PC3から折り返し始めた直後、GPSの設定(コース表示)を次のPC区間に変更していなかったことに気づき、信号待ちのタイミングで歩道上に避退して設定を変更。
 この間に、数人の参加者に追い越されるとともに、最後尾らしい参加者とのすれ違いになりました。
 (なお、この先で国道1号が上下線分離構造になったため、本当の最後尾かどうかは不明)

 大磯駅前で海岸を走る国道134号方面に折れ、江ノ島までの折り返しに入ります。
 先ほどは向かい風だったので、追い風の恩恵を受けられるかと思ったら、この時間になると風が緩やかになっており、それほどの恩恵はなかったようで……。

 江ノ島辺りまで来ると、冬の日差しは既にオレンジ色になり、そろそろ帰宅を考える皆様が多くなったようで、道路の混雑は、往路より酷くなっている印象がありました。
 左折ポイントを見逃さず、川沿いを遡上するように折れると、満員の江ノ電が路上軌道を通過していくのが見えました。

 ここから先、鎌倉から北の山を越えて大船方面に向かいますが、この、山越えの途中で急に左膝に痛みが発生。
 トルクをかけると痛むので、引き上げに意識を集中し、上死点から先は自重で落とす感覚で回し続けるも、登坂速度はぐっと落ちます。

 ここから先、しばらくは足の回復も考えてインナー固定で走ることにします。
 大船から先、市街地をクネクネ曲がる区間にあまり自信がなかったので、かなりペースを落として進み、よし、もう抜けたな、と思った所で信号で止まった交差点が、PCの目の前でした。

PC4チェック:16:00

 うん、なんというか、折り返し区間が体感で長かったけれど、あっという間に着いたな、というのが本音でした(^^;)。
 到着と同時に、「こんなに近かったのか」と、先着していた方に漏らしてしまったくらいで……。

 さて、残りは約36kmですが、ここから先は関内駅に向かう横浜市街地から、国道1号沿いを朝の逆方向に走る、文句なしの市街地区間です。
 しかも、夕方の混雑にまともに飛び込む形になりそうで……。

 最終区間とはいえ、楽はできそうにないぞ、と、気持ちを入れ替えて進むことにします。

5.PC4~ゴール
 最終PCのPC4から先は、どう足掻いても、途中からナイトライドになりそうです。

 テールランプは、今までシートステーの右側のみ点灯でしたが、ここで左右を入れ替えた上で、両側点灯(車から見える右側に、明るい方が来るように設定)。
 PC1で外していたイヤーウォーマーを、日没後の冷え込みに備えて再装着するとともに、ヘルメット尾灯も電池交換後、点灯。

 あとは暗くなってきたタイミングで、前照灯を点灯することで、ゴールまでは余裕で持つでしょう。

 問題は、夕方の混雑時間帯に関内という、横浜市の中心地に向かって進んだ後、天下の幹線道路たる国道1号に進むことです。
 都市型コースが苦手な私には、ペースダウンの未来しか見えないことで……。

 しかし、スタッフ試走のレポートの表現で、少々気になっていることがあり、それがこちらの想定通りなら、ペースダウンは最小限になるだろうな、という考えがあったりもしました。
 まあ、どちらにしても、あと3時間ほどの時間があるので、グロスの時速が12kmでも間に合います。
 焦る必要はない、と、コースに復帰し、関内までの道を進みます。

 スタッフの試走レポートでは、この先、かなり長い区間にわたって路駐が多く、道路は混雑した、とのことでしたが、この日も実際、そんな状態になっていました。

 そして同時に、道路が自分の想定通りの状態になっていることに気付き、よっしゃ!と心の中で快哉を叫んでいました。

 路駐が多い、ということは、その路駐で詰まることを避けるため、最左端車線を走る車がほとんどなくなる可能性が高い、と考えていました。
 これは、仙台に転勤する以前、甲州街道沿いを自転車通勤していた際、毎朝出会っていた風景で、再左端に路駐が多く、ほとんど車が走らないため、原付と自転車がかなり安全に走ることができていた、という状態と同じです。
 また、仙台時代の通勤路でも、こういう状態の道はよくありました。

 こういう状況なら、走り慣れています。
 路駐をかわす時には、ミラーと目視で後方を十分に注意し、車線をはみ出さず、ドアが急に開いても対応できるくらいの離隔を通過して進みます。

 途中で日が落ち、薄暗くなってきたので前照灯を点灯させます。
 市街地なので、その後もあまり暗さは感じませんでしたが、車線変更時にちゃんと発見してもらうことを考慮し、近場を照らすライトだけでなく、遠間を照らす方も点灯させ、前進を続けます。

 関内駅近くで少々、バス停車に待たされたものの、左端車線が比較的空いていたためか、想定時間より早く関内駅付近を通過。
 高島町の高架下から、青木橋を抜ければ、後は国道1号沿いを一直線です。
 車通りは朝とは比べ物にならないくらい多くなっていたので、余程のことがない限り、ラインを大きく左右にぶらさないように注意して走ることにしました。

 延々と続くネオンサインと街灯の列が、道路のアップダウンに沿って優雅なアーチを描いています。
 走行する道路は違っていますが、昨年秋の日本橋600をゴールまで走っていれば、最後はこんな風景の中を走ったのだろうか、などと考えつつ、多摩川大橋に至りました。

 ここで街路に入りますが、この先、少々、自信がないので、GPSの地図表示を拡大するため一旦停車。
 後方についていた方が、なんでこんな所で止まるんだ?という顔で通過していきましたが、まあいいじゃないですか(^^;)。

 無事に住宅地内街路のクネクネ区間を抜け、朝一番に走ったコースの逆回しに入ります。
 丸子橋から先は、何度も走っている道です。
 多摩川の堤防上に出ると、前方に二子玉川周辺のビル街が見えています。ゴールはすぐそこです。

 ゴール周辺の路地の確認に、GPSをセットしようとしたら、操作ミスで表示範囲を広域側にセットしてしまい、逆に見難くなってしまいましたが、もう記憶通り走ればいいや、と開き直ってゴールに向かいました。

ゴール:18:36

 12h36minですから、最初から最後まで、貯金1時間ペースを守れた形です。
 厳冬期に日の出前から日没後まで走った経験がほとんどなかった(ブルベを始めた年に仙台転勤、冬季は積雪か凍結で走れなかった)ので、厳冬期ブルベは何気に初めてでしたが、まあ、イメージ通り走れました。
 結果的には、上々だったでしょう。

 ゴールチェック後、空腹を感じていたので軽く補給を入れつつ、忘れないようにリザルトの仮申告を行い、返信用封筒を用意します。

 待機していたスタッフの方にご挨拶後、自宅へと自走で向かう途中で、返信用封筒をポストに投函。
 この時、年賀葉書専用側に投函しそうになって、慌てて通常郵便側に投函したのは内緒です……(年末年始はこれがあるからね ^^;)。

6.ブルベはお家に帰るまで
 さて、二子玉川から自宅までは自走で十分な範囲なので、ここからは自走帰宅です。

 ゴール地点でしばらく談笑していた間に体が冷えていましたが、ウェアは乾いていましたし、動けばすぐに温まるだろう、と考えて走り始めましたが……。
 とにかく調子が上がらない。PC2の段階で感じていた妙な疲労がそのまま、ズルズル引きずられ、ゴールと同時にドッと身体中に広がったような感じです。

 それでも、ゆっくり走っても1時間もかからずに自宅に到着。
 この段階で、途中で感じていた妙な疲労や、その後、調子が上がらなかった理由も何となく察しました。

 まずは単純に、カロリー不足だったのでしょう。

 低温期には、普段の運動に要するエネルギーだけでなく、体温を維持する方に、さらに多くのエネルギーを使っています。
 一日、ずっと低温の走行風を受けながら走っていたので、奪われる体温に対抗するため、どんどんエネルギー消費が増え、それが何となく調子が上がらない、という感覚につながっていたのではないかと。
 (暖かい一日、という印象だったが、この日は太陽の放射熱によるところが大きかったと思う。アメダス観測では、気温は最高でも10℃前後。特別、暖かい日だったわけではない)

 そしてもう一つ、朝、日の出前は、ネックウォーマーをフェイスマスク代わりに伸ばして口元〜鼻までを覆っていましたが、PC1到着の直前、暑くて外してしまったのも、失敗でした。
 その結果、乾燥した冷気がダイレクトに気管と肺に流れ込み、どれだけ体を動かしても体内を冷やし、水分を奪って外へと出て行く結果につながっていたかもしれません。

 冬季、走った後によく言われる、「喉から血の味がする」というアレですが、実際には喉の粘膜がズタズタになっている状態ですから、良い状態ではないのですよね(その補修と、感染症防止のため、さらに体力が奪われる)。
 少なくとも、私の体基準では、喉(気管支、肺)の保護も、もう少し考えないと駄目でしょう。

 とにかく、自宅に戻って緊張が切れたら、体はガクガクと震え、風呂に入っても、暖かいものを口にしても、全然内側から暖まる気配がありませんでした。

 これはいかん、と、布団に潜り込んでも、体から布団に熱が奪われているのではないか、と思うほど冷たく、布団が温まるまで、丸まってガタガタ震えていたような状況で……。
 軽い低体温症だったのかもしれないですね(^^;)。まあ、一晩寝たら治りましたが……。

 さて、今回は厳冬期ブルベの強烈な歓迎を受けたわけですが、次回のブルベは、1/12日開催の神奈川300km鎌倉です。

 コース的には、今回のブルベと共通する部分が多くありますが……伊豆方面に行くので、アップダウンが今回以上なんですよね……。
 また、走行距離が長くなる分、夜間走行が長くなる上に、現段階で12日夜から強烈な寒気の到来が予報されているため、防寒装備も少々、考え直したほうが良いかもしれません。
 (なるべく早くにゴールして、逃げ切りを考えるか……。そんな自信がないけど ^^;)

 一週間、時間があるので、色々考えてみます(^^;)。


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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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