日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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BRM526神奈川600km興津 参加記録 Part.2

 うん、何というか、何でこんなに多忙が続くのか、よく分からない(^^;)。

 仙台にいる間は、同じ分野を専門とする人員が私だけだったので、仕事のスケジュールは結果的に、私が自分で全部仕切っていたのですが……。

 東京に帰ってきてからは、チームの一員として動くことが多くなり、スケジュールは他者との調整必須、100%こちらの思い通りにならない、というだけではありません。
 飛び込み対応も、仙台では自業自得なので諦めがついたのですが、こちらだと、チームの誰かの「やらかし」の穴埋めに走らないといけない場合の方が多くて……。

 何というか、忙しさの質が、全然違うものになってしまいました。

 半年たっても、まだペースがつかめません。
 まあ、6年間、自分で好き勝手やっていたツケが回ってきたと言えばそれまでなのですが……(それにしても、もっと何というか、融通が利かないものだろうか……)。

 では、本業の愚痴はそこまでにして、本題です。
 すでに大昔のことに感じますが(^^;)、興津600のレポート、Part.2をお送りします。

 前回は、スタートから大崩海岸、焼津市周辺の平坦区間を経て、御前崎のPC1までをお送りしました。
 PC1〜PC2の間、掛川市の区間は、毎年、日差しと気温のダブルパンチで灼熱地獄になる区間ですが、今年は曇り空の下、それほど日差しの放射熱は感じずに来ています。

 このまま、すんなりと進ませてくれるのか……。

 というわけで、本文は例によって長いので(^^;)、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.灼熱の掛川〜天竜へ
 PC1で冷やしうどんと水分を補給し、ボトルにも冷たいドリンクを補充します。

 ゴミを捨てて出発しようかと思ったら、ぜっとさん、虫さん、クロさんの3人がPCに到着。
 あれ? 焼津市街地で先に行く姿を見送ったと思っていましたが・・・・・・。
 どうやら、3人が途中のコンビニで休憩していた間に、私が先行していたようです。

 とりあえず、そのまま出発することにして、「出発しま〜す」と声を上げますが・・・・・・返答はない(^^;)。
 うん、宮城ブルベだったら、その場にいた参加者の数だけ、「お気をつけて〜!」「また後ほど〜!」の声が帰ってくるんだけどな(これは、スタッフが率先して声がけしていた事の影響だと思う)。

 まあいいや、これは地域性の違いだ、と考えて、9:20頃にPC1を出発。
 そのまま御前崎の先端を回り込み、海岸沿いを西へと進みます。


18052616.jpg
御前崎を越えた海岸線。
風も弱く、走りやすかった。

18052616.jpg
風力発電所の下を抜ける。
空は相変わらずの曇り。
思ったより暑くなっていない。


 例年、このPC1〜PC2の区間は、晴天下、直射日光に焼かれる灼熱地獄になります。
 今年は、この時間帯は空が雲で覆われており、この時点では、それほど日差しの影響はありませんでした。


18052618.jpg
掛川市街地に北上する地点の、
目印にしていたコンビニが
閉店していた・・・・・・。


 最近、コンビニの閉店が目立つようになっていますが、今回のコース上でも、以前、あそこで休憩した、とか、あのブルベでPCだった、というコンビニが閉店してしまっており、何ともいえない気分になりました。


18052619.jpg
道は掛川方面へと北上。
次第に暑くなってきた。


 毎年、灼熱地獄になるこの区間。
 今年もやはり、じわじわと暑さが体に響いてきます。
 水分を多めに取るように意識し、塩分補給用のタブレットや塩キャンディーを口に放り込み、長い時間をかけて溶かします。

 炎天下を走るとき、少しでも胃に物を入れていると、私の体は胃もたれなどを起こしにくい、というのは、過去の灼熱ブルベで教訓として得ています。
 (逆に、何もとらない方が調子が良いという皆様も多いようですが・・・・・・)

 しかし、暑さの影響で、ドリンク消費が異様に早くなっているのも確かです。
 だいたい、1時間ほど走ったら、自販機休憩を入れるようにしようか、と考えつつ、前進を続けます。


18052620.jpg
檜坂隧道は今年も健在。
明治時代から110年以上、
ここにあるトンネル。
(ピンぼけ失礼)


 檜坂隧道の所で一旦停車して、トンネル坑口を撮影したのですが・・・・・・。
 現在使用中のデジカメ、電源投入直後だと、合焦マークが出てもピンぼけの場合が非常に多いのですよね。
 今回も、何度かこの現象に泣かされて、撮り直したり、気づかぬままになっていたりしました。


18052621.jpg
新青田トンネル。
これを抜けると、
掛川市街地は近い。


 掛川市街地に入る直前に、新青田トンネルを潜ります。
 このトンネルも、現道に併走するように旧道が走っていて、旧道にある古いトンネルもまだ健在ですが、旧道のトンネルの方が延長が長いという、不思議な部分があります。
 普通、建設時期が新しいトンネルの方が、新しい技術を取り入れたりして、大口径・長距離化するものなのですが・・・・・・。

 掛川市街地にはいると、市街地特有のヒートアイランド現象の影響なのか、暑さがぐっと増したように感じます。
 ちょうど良い頃合いなので、自販機休憩を入れようと、市街地内の自販機前に止まると、ぜっとさん達が再び先行していきました。
 (そしてこの後、またどこかのコンビニで皆様が休憩している間に、追い越したらしい)

 この段階で、私の体は自販機で買った500mlドリンクを、その場で一気に飲み干せてしまうほど、体は水分を欲していたようです。
 結果、ここでは500ml×3本を購入して、1本をその場で飲み干し、残りをボトルに補充。

 これから先、どんどん暑くなるでしょうから、水分補給は遠慮なく行うことにして、コースに復帰します。


18052622.jpg
天竜浜名湖線沿いを北上。
何年か前、反時計コース走行中、
この辺りで熱中症でなり、
フラフラでこの先を進んだ覚えがある。

18052623.jpg
敷地隧道
檜坂隧道と同じく、
100年以上現役のトンネル。
2015年頃に、旧来のレンガの坑門が
ご覧の形に改修された。

18052624.jpg
なお、改修前は、
こんな感じで、
とても渋いトンネルだった。
(2015年撮影。翌年は改装済みだった)


 以前は、檜坂隧道と同様に、レンガの坑門が何ともいえない渋い佇まいを見せていた敷地隧道。
 耐震上の問題などがあったのか、現在の形に改修されたのは、2015年だったでしょうか・・・・・・。

 古い姿の方が好きだった身としては残念ですが、構造物として、今も現役であることは、素直にうれしいものです。

 この敷地隧道を抜けると、天竜川が近づいてきます。
 飛竜大橋に登り上げる場所で、一般のサイクリストから、「今日はどこからどこまでのブルベですか?」と問われます(多分、反射ベストを見て、ブルベだと理解していただけたのでしょう)。

 清水付近スタートで、これから新野峠を越えて、長野を大きく回って富士川沿いに清水付近に戻る600km、と答えると、「いや、ほんとに凄いっすね〜」と、半ばあきれたような返事が返ってきました。

 うん、大丈夫。
 走っている自分でも、頭がおかしいとしか思えない距離ですから(^^;)。


18052625.jpg
飛竜大橋を渡る。
ここからは天竜峡迂回区間。


 以前は飛竜大橋に回らず、天竜市街地のPCでチェック後、天竜川沿いに新野峠を目指していたのですが、途中の原田橋の落橋事故の影響で天竜川沿いが通行不能になっているため、迂回区間へと入ります。

 天竜峡沿いの道、雰囲気がとても良くて好きなのですが、自転車で走れるようになるのは何年後でしょうか・・・・・・。
 今年の冬に、ちょっと調べてみた感じでは、迂回路が開通して通れるようになるまで、まだしばらく時間がかかりそうでしたが・・・・・・。

 なお、現在は原田橋のあった所は、洗い越し(川の水が路面をオーバーフローする構造)の仮説橋が設置されており、四輪の自動車に限って、通行できる時期が設定されているようです(二輪車、自転車、歩行者はNGらしい。そりゃそうか、流されたら大変だ)。

 飛竜大橋を南に渡った先、曲がり所の目印にしていたパチンコ店が、跡形もなくなっていて焦った、というハプニングもありましたが、天竜浜名湖線に沿うように西へと進むルートに乗ります。


18052626.jpg
住宅地内のアップダウンを進む。
意外に厳しく、侮れない。
正面の大地を越えれば、
次のPC、金指までもうすぐだ。


 最初に、この天竜峡の迂回区間を通ったときは、思った以上にきつい道筋であることに驚かされたものです。
 天竜峡沿いが、なだらかな勾配で、徐々に高度を稼いでいく道という印象があったので、余計にこたえた覚えがあります。

 そしてこの辺りで時間は正午頃になり、暑さも厳しくなってきました。
 早く金指のPC2にたどり着きたい気分になります。

 最後の台地に登り上げる途中、長い登り坂の途中に片側通行の場所があり、後ろに自動車が接近中なのに通れの合図を受けてしまい、ダンシングで必死で登ったりしつつ、都田町の台地上に出たり、反対に長い下りを経て金指方向へと至ります。

 しかし・・・・・・。
 いつもなら、それほど自動車の交通量が多くない、という記憶しかない金指駅付近が、この日に限ってやたら混んでいて、PCまで1km程度の合流交差点が、なかなか通過できません。
 ここ、以前は一時停止位置でちょっと左右を見て、すぐに右折方向に流れていたはずですが、何でこんなに車が通るのやら・・・・・・。

 ここで追いつかれた参加者の方と前後するように走って、金指のPC2に飛び込みました。

PC2チェック:13:18

 貯金が2時間以上に増えました。
 この区間、暑かったことは確かですが、例年のように、うだるような暑さの中に放り込まれたような感覚はありませんでしたので、なかなか走りやすかったのだと思います。

 ここで貯金を増やせたのは、これから先の、がっつり山岳を走るルートや、途中の仮眠を考えると、とても良い兆候です。

 今回は、例年のように「行けるところまで行って仮眠する」作戦でなく、伊那市(約310km地点)にホテルをとって、そこで仮眠する作戦にしていますので、とにかくできるだけ早く先に進んでおきたい理由もあったので、ここで貯金が増えたのは素直にうれしい。

 それにしても、暑くなりました。
 冷やしうどん小と、プリンを補給後、軽く軽量化をすませてからコースへと復帰します。

 ここから先は、以前PCに設定されていたコンビニの北側で、本格的な登りに転じるはずです。
 ここから、新野峠を越えて、阿南市の強烈なアップダウンを経て飯田市に至るまでが、このコースで最もきつい区間。

 逆に言えば、ここを越えたら、完走が見えてきます。
 さあ、油断せずに行くぞ、と、いつの間にか晴天に転じた空の下、明るいうちに新野峠を越えることを目標に、山岳コースへと進んでいきました。

2.コース最高標高地点、新野峠の向こうへ
 そういえば、PC2でご一緒していた方は、地元が掛川の方で、自宅近くを通るので、帰りたい気持ちを振り切るのが大変だとか、そんな話をしていらっしゃいましたっけ・・・・・・。

 私がこの日、着用していた宮城ジャージを見て、「宮城からの遠征ですか?」と聞かれましたが・・・・・・かくかくシカジカで、現在は東京在住なんです、という話をすると。

 「あれ? その話、ブログでみましたよ!」

 ・・・・・・うそ〜ん・・・・・・一般参加者への面割れは、東北圏だけだと思っていたのに・・・・・・。
 もう、全国的に悪いことはできませんね(^^;)。
 (いや、やらないけどさ ^^;)

 PC2のイートインでは、そんなやりとりがあったのでした。


18052627.jpg
話を戻して。
PC2から北上してすぐ、
コースは本格的な山へと向かう。


 すぐに始まった本格的な登りは、浜松いなさICを過ぎ、新東名道を越えるオーバーブリッジの辺りまで続きます。
 途中、どう考えても斜度が10%近くまで上がっているでしょ、という、厳しい急登の区間もあったりしますので、もう、迷わずフロント(スギノ:ALPINA2)はトリプルインナー(26T)まで落としての登坂です。

 ちなみに、リアは12-27Tの10速なので、インナーローだとMTB並に軽いギア比になるんですよね、これ。
 坂耐性が低い自分に、コンパクトクランク以上の快適性を考えた結果、導入したパーツですが、今のところ、効果はかなり素晴らしい物があります。


18052628.jpg
それにしてもきつい坂だ。
この、新東名道のオーバーブリッジまで、
ずっと登っている。


 新東名道を越えたところで、最初のきつい登りは終了。
 何度かアップダウンを越えると、愛知県新城市に入ります。

 黄柳川沿いに少し下り、長篠辺りで宇連川沿いに折れて、池場方面へと登り返すコースですが・・・・・・まもなく宇連川沿いに右折するぞ、という所で、自動車の事故現場に遭遇。
 単独で、ガードレールに突っ込んだらしく、ボンネットが大破、自走できなくなったようです。

 う〜ん、緩やかなカーブが連続する、勾配変化のあまりない区間だっただけに、スピードを出しすぎたか、油断してよそ見をしたか・・・・・・。
 まあとりあえず、自分が走っているときに起きた事故でなくて、良かった。

 とりあえず、現場処理はほぼ終わりかけ、既にレッカー移動の準備中でした。
 現場の警察官の誘導に従ってクリアし、長篠から宇連川沿いの登り基調区間へと入ります。


18052629.jpg
宇連川沿いに出たところで。
標識に新野峠の先、
飯田の距離が出始めた。

画像では分かりづらいが、
一番上が飯田、116kmの表示。
近いのか遠いのか(^^;)


 ここから先、川沿いにじわじわと斜度を増していく道を進み、地味にきつい池場峠を越えてから、さらにもう一つ、峠を越えた先の中設楽まで行って、初めて新野峠の登り口に至ります。

 例年、中設楽にあるコンビニの到着時間が、17時過ぎ。
 そのコンビニから、新野峠まで、私の足でだいたい2時間半かかるので、明るいうちに峠を越えるには、16時半頃には中設楽を出発したいところです。

 なお、この宇連川に出た段階で、私は血眼になって自販機を探しながら走っていました。
 具体的には、体が物凄くコーラを求めており、とにかくコーラ、赤い自販機、次に見つけたら、止まって飲むぞ、と、そればかりを考えて進みますが・・・・・・。

 普段はあちこちに見かけるのに、探し始めると見つけられないというマーフィー現象が発現。
 このままだと、コーラに飢えたまま、池場峠の本格的な登りに突入する・・・・・・。

 いやまて、本格的な登りに突入する手前に、ホームセンターがあったはず。
 そこなら、間違いなく自販機があるはずだから、と自分に言い聞かせて前進を継続します。

 やがて目印にしていたホームセンター、アットホーム鳳来店に到達したので、後方からきていた数人を見送った後、駐車場に転がり込み、風除室に設置されていた自販機でコーラをゲット!

 何でだろう。
 いつでも飲めるはずのコーラが、こんなに美味いなんて・・・・・・。

 さて、素直に欲求に従ったので、地味にきつい池場峠へと向かいましょう。
 このホームセンターを過ぎてすぐ、道の斜度は上がり、頭上を飯田線が通過した後は、厳しい登りに転じるはずです。


18052630.jpg
実際、そうなった。
コースプロファイルを見ても、
あまりはっきりした高低差ではないが、
ジリジリじわじわ登った後に、
急に斜度が上がるため、
地味にきつい。

18052631.jpg
この池場峠の登りは、
池場集落に入ってすぐに終わる。


 地味にきつい峠をクリアし、つかの間の下りを味わった後は、東栄町に繋がる峠にアタックです。
 途中、登りで疲れたらしい参加者数名が、店舗の駐車場前で休んでいる所を通過。
 互いに出をあげて挨拶を交わしました。


18052632.jpg
このトンネルを抜ければ東栄町。
中設楽の休憩地点までもうすぐ。

18052633.jpg
途中、横目に見つけた、釜淵。
いつもは見るだけで通過していたが、
今回は足を止めて撮影。


 ものすごく特徴的な姿の釜淵、と呼ばれる滝は、コースのすぐ左側に見えます。
 戦後すぐくらいまで、雨乞いの儀式を行っていた場所であるらしいです。

 それにしても、なぜこんなに不思議な地形ができたのかと思って、撮影場所からくるりと振り返ったら……。
 

18052634.jpg
崖に露出した、
安山岩の柱状節理。

なるほど、この節理が風化して、
ブロック状に抜け落ちたり、
ポットホール型の侵食を受けた結果、
ああいう地形になったのか。


 地学の復習をした後、少し長い登りかえしの向こうに、蛍光色が目立つコンビニがありました。
 中設楽のコンビニ、新野峠越え手前、最後のコンビニでした。

 どうやら私同様に、ここを峠越え前の補給地点に設定している皆様は、相当の数になるようです。
 PCではありませんが、PC並の参加者利用率の中、私も補給に立ち寄ることにしました。

 到着時点で、16:30過ぎ。
 ……何気に、これまでで2番目に良いペースじゃないか。
 天竜峡迂回コースになってから、 17時より早くに到達できたのは、初めてになります。

 これは……明るいうちの新野峠越えも可能かもしれないぞ、と、ちょっと欲目が出てきましたが……。

 まあひとまずは、体が今も求めるコーラをたっぷり飲んで、この先に備えることにしましょう。


18052644.jpg
水飴が主成分のグミを齧り、
さて出るか、と撮った一枚。
ここを出たのは16:45頃。


 中設楽のこの場所から新野峠までは、毎回、大体2時間から2時間半くらいかけています。
 今から出発すれば、日没は過ぎてしまいそうですが、残照でまだ明るい時間帯のうちに、新野峠最初の下りはクリアできそうです。

 途中、新野地区を抜けた先からは、道幅が広がったバイパス道路になりますから、危険地帯を明るいうちに抜けられるのは、この先を攻略する上で、非常に楽をできる展開になります。


18052635.jpg
だからと言って、
斜度が緩んでくれたりはしない。
新野峠への厳しい登りが始まる。

18052636.jpg
この辺りで、
コースは200kmを越えた。
まだ三分の一である。


 初日の夕暮れになり、コースは200kmを越えました。
 約11時間なので、かなり良いペースです。
 このままのペースが維持できれば、仮眠地点、伊那市への到着は、22時頃になりそうですが……さすがに、峠越えの先に、阿南市の厳しいアップダウンがあるので、そううまく話は進まないでしょう。


18052637.jpg
太和金トンネルは、
新道(右側)になっていた。


 以前はここを山の斜面に沿って左に進み、旧太和金トンネルを通っていましたが、こちらの旧道トンネルは2011年8月に天井崩落事故があってからは、内側に金属の覆いをつけてなんとか凌いでいた状態(覆いの分、幅が狭まり、大型車の離合ができなかったらしい)でした。
 それがこの新道トンネルの開通により解消し、さらにアクセス性も向上したとのことです。

 まあ、自転車で通る分には、微妙の登りの距離が短くなったものの、結局山道なので、キツイことには変わりはありません(^^;)。


18052638.jpg
道の駅豊根グリーンポート宮嶋を通過。
例年なら、ここで一旦休憩を入れるのだが、
なんだか足が回ったので、
先を急いだ。


 この豊根グリーンポートを過ぎたくらいで、そろそろ日没により周囲が暗くなり始めたのが意識されるようになり始めました。

 フロントキャリア下に装着しているライトのうち、EL530を点灯。
 単三乾電池4本で、数十時間連続点灯可能、という、とんでもないランタイムの長さを誇るライトですが、既に製造終了モデルなので、入手は困難でしょう。

 CATEYE製品は、現在主力のVOLTシリーズも評判が良いのですが、またいつか、電池式で、明るさはそこそこでも良いので、超長時間稼働可能なライトも出していただきたいものです。

 話が逸れたので本題に戻すと、豊根グリーンポートを過ぎると、新野峠への登りは約半分を過ぎたことになり、この先はさらに斜度が上がった道筋を頂上まで、ゼエハア言いながら登ることになります。


18052639.jpg
新野峠への登り名物、
まっすぐ急登。
なんども足をつきたくなる、
親切ならぬ、心折設計の道だ。


 本格的急斜面の区間に入ると、それぞれに速度が落ちるためか、前後に参加者が見えるようになる場所も多くなりました。
 いや、単にまっすぐな道の区間が多いので、見通せるだけかもしれませんが……。

 路面にグルービングの縦溝が切られ始めると、斜度はぐっと上がり、10%クラスの斜面がずっと続くようになります。
 途中、押し歩きに移行している参加者の姿も見えるようになったりして……。

 「お疲れ様で〜す」
 「はぁ、フロントトリプル、いいですね〜」
 「でも、MTBなみに軽いギアなのに、登れないんですよ、これが!」

 こんなやりとりをかわしつつ、フロントインナー、26Tも使って、ついに26-27Tという、クランク一回転で後輪が一回転もしないという超軽段ギアまで使いましたが、それでも遅々として進みません。


18052640.jpg
ここで標高1,000m突破。

撮影するという大義名分のもと、
堂々と足をつくスタイル!



 標高1,000mを突破すると、さすがに周囲は日没後の風景に変わってきました。
 標高差にして、残り60mほど。距離にすると、あと2, 3kmほど。
 この峠の長い登りも、そろそろ終わりが見えてくるはずです。


18052641.jpg
そして最高点のカーブに到達。
この先、数百メートルくらい、
短い距離をわずかに下り、
新野峠に至る。

18052642.jpg
新野峠到着。
まだ残照の残る19時ちょうど。
到達時間としては、
歴代で2番目に早い時間だった。


 やった、明るいうちに到達できました!

 この新野峠を明るいうちに通過するのは、この興津600に初めて参加した時以来になります。
 天竜峡迂回コースになってからは、初めて。
 以前はこの先、バイパスが接続していなかったので、細くてクネクネ曲がり、ガードレールもほとんど設置されていない細い旧道を、ライトの光だけで下るという罰ゲームが待っていたのですが、今年はバイパスを残照の中、走って下れそうです。

 この峠には、ほぼ同時にユメさんご夫妻が到着しており、下りに備えて装備を準備中でした。
 私もこの先の長い下りに備え、一旦、長袖インナーを着用することにします(阿南のアップダウンに出たら、どうせ暑くなるので、脱ぐつもりだった)。

 そして、ここまで着用していた反射ベスト、Amazonで新たに購入したものでしたが、ここで換装します。
 このベスト、いずれ記事で紹介しますが、かなり硬い生地で出来ている上に伸縮性がなく、ヒルクライム中に大きく息を吸いたくても、胸の膨らみを押さえつける拘束具にしかなっていなかったので、山岳コースなどで使うのは厳しいでしょう。

 私もこの先の、阿南のアップダウンで使う気にはなれず、いつものWowow Flandrienに着替えます。
 なんでそんなに何着も、反射ベストを持ち歩いているんだ、と言われても、「え? 昼と夜で、気温が変われば使い分けますよね?」としか答えようが……(人は私を、反射ベスト沼の開拓者と呼ぶ……)。

 装備換装は私の方が先に終わったので、ユメさんご夫妻に先行して新野峠の下りにかかります。


18052643.jpg
新野峠の下りは、
この時点で14℃。
どうやら、
そんなに寒くはならないようだ、


 まだ何とか明るい時間に新野峠を越えた、この段階まで、今回のブルベは、想定を超えて良いペースで走ることができていました。
 この先、310km地点の伊那市では、初めての試みとして、仮眠場所としてビジネスホテルを確保してあります。

 この伊那市で2〜3時間の仮眠を経て、翌朝、善知鳥峠を越えて塩尻から安曇野へと向かう……。

 まずは目の前に近づいた、阿南市の厳しいアップタウンを超えることに専念することにして、長い新野峠の下りへと進んで行きました。


(続く)

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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