日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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BRM526神奈川600km興津 参加記録 Part.1

 この記事を書いているのは、2018年6月2日。
 この日はSNS上に色々なブルベの話題が上がってきたのですが……いや、私が見た限りでも、5〜6箇所くらいのブルベが同時に話題になっていたような……。

 いや、現在はブルベハイシーズンではありますが、今日だけで一体、何箇所でブルベが開催されていたのやら。

 で、Audax Japanで公開されている予定表で数えてみたら、13箇所。

 ……うおい、こんなに開催されていたんかい……(^^;)。

 では本題です。
 BRM526神奈川600km興津、通称、興津600に参加してきました。

 このコースは、私とは相性が良いらしく、過去、参加した際には、(反対回りの、反時計開催時も含めて)全て完走できています。
 昨年は、当時まだスタッフ活動中だったランドヌール宮城の阿賀野400の開催と重なったため、参加を見送っていたため、2年ぶりの参加になります。

 毎年、道路事情などを勘案して、微妙に修正が入っているコースですが、昨年から今年にかけては、長らく通れなかった大崩海岸を通過するようになり、宇津ノ谷峠までの内陸迂回がなくなりました。
 うん、意外に好きだったんですけどね、宇津ノ谷峠。
 いや、峠そのものより、前後の宿場町の雰囲気が残る道筋が(^^;)。

 さて、今回のブルベ、すでにTwitterで結果を知っている皆様もいらっしゃると思いますが……。
 ブルベよりも、その前後も含めて色々あった結果、いやもう、本当に、色々考えさせられたブルベになりました。

 お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、私の中では2017年以降、ちょっと自転車趣味に対する情熱が薄れてきていたのですよね。
 2015年のPBP挑戦〜失敗からの、2015年秋の宮城1000完走、翌年の北海道1200完走を経て、なんとなく自分の中で、これ以上のロードマップを描けなくなったというか。

 PBPに出たい、完走したい、という思いはあるのですが、具体的な行動が伴わないというか……。
 2017年から、急に仕事が忙しくなり、仙台から東京への転勤があり、とにかく色々、生活が変化したことを乗れない言い訳にしていた面があったかもしれません。

 が、とにかく色々ありまして。
 再度、どこかに火がついたような、そんな感じになったような気がします。

 というわけで、本当に色々あった今年の興津600。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.ビフォア・ブルベ
 5/25日昼ごろ。
 前日を移動日に当てていたため、今回は午前中にゆっくりと出走準備を行ってから、自宅を出発する形になりました。

 スタート地点の興津、駿河健康ランドは、静岡県静岡市清水区です。
 以前の東京時代の居所であれば、静岡までの鉄道移動は、東京駅か品川駅に出て新幹線、だったのですが……。

 現在の居所からですと、小田急線で小田原に出た方が、時間的にもお財布的にもお得であることが、路線検索で判明。

 小田急線で輪行するのは初めてだな〜、と思いつつ、自宅から一番近い駅に向かい、輪行準備を始めたら……。

 話好きなおばちゃんにつかまり、乗りたかった準急を逃してしまいました(^^;)。

 結果、次の各停で登戸まで行き、そこから急行に乗り換えるなどして小田原へ。
 興津への到着時間は、どうやら30分ほど遅れることになりそうでした。
 (これが後の行動のフラグになってしまうのであった……)


18052601.jpg
小田急線で小田原へ。
小田急輪行は初めての経験だが、
平日だったこともあり、
先頭車両に乗れば空いていて、
なんとかなった。


 ここから東海道新幹線に乗り換え、一路静岡を目指しますが、非常に良い天気のため、新富士あたりから自走にしてもよかったか?
 ……という気分になりましたが、途中で開いたTwitterの中で、同様に興津に向かっている皆様の中の自走組からは、強風に対する泣き言も上がっていたので、これで良かったのだ、とシートに体を沈めました。

 興津駅に到着し、同じく輪行で到着した自転車乗り数名に混じって、車体の組み上げを開始。


18052602.jpg
今回の相棒は、
遠征装備を一新した
エンメアッカ号。


 以前は前後にキャリアを装着していたこの車体。
 輪行時にリアキャリアを外さず横置きにすると、輪行規定内サイズに収まるものの、かなり大きく、邪魔に見えることが気になっていました。

 ゆえに、最近は輪行時にはリアキャリアを外していたのですが、さすがに面倒になったので、リアはリクセンカウルのコントアー・マックス・ツーリングに換装しました。
 この装備換装で、自分の走りがどう変わるかも、今回のブルベでの評価点だったりします。

 組み上げが終わって、まずは興津のたい焼き屋さんに行くぞ、と、東へと向かうと……。
 たい焼き屋さんは、ちょうど暖簾をしまっている最中でした……。

 うそ〜ん……ほんのタッチの差で閉店とか……(はい、フラグ回収!)。

 出発時、駅で輪行準備中につかまったおばちゃんの、10回以上はループしていた長話を、半分でカットするべきだった……。

 まあいいや。
 それなら、帰り際にまた寄ってやる、という決意を固めて、途中のコンビニで翌朝の食事を買い込み、駿河健康ランドへ。

 地下に車体を預け、受付に向かうと、AJたまがわジャージの自転車乗りの姿が。
 以前、寒河江の有人チェック待機中にお会いした、とりさんこと、Trinity さんでした。
 お声がけしてご挨拶。早速、参加者の方にお会いできるとは、やはり興津600、人気コースだな〜、という気分になります。

 その後、移動でかいた汗を流して、どうやらたまがわの皆様が大広間に集まっている様子だったので、ご挨拶に伺うと……。

 定峰200のスタート以来、お久しぶりのぜっとさん。
 初めましてのモリトさん、虫さん、クロさん。
 そしてその後、以前からTwitterで情報交換させていただいているユメさんご夫妻、AJ神奈川の(Twitterの名前準拠で)ケイぱぱさんほか、多数の皆様にご挨拶できました。

 そして、今回のブルベは、この時ご挨拶した皆様と、いろいろな場所でお会いしたり、追い越したり追い越されたり、帰還を待ったり、という流れになったのでした。

 その後、なぜかしばらく、とりさんとサシ飲みの状態になったりしつつ、夜は更け、翌日に響かない程度の時間に解散。

 熟睡したという感覚とともに、朝4:45起床。
 準備をして受付に向かったら、すでにブリーフィング中でした……。
 (そして、ここでマヤさんにご挨拶できた)

 なんだか最後は色々、慌ただしくなりましたが、多分80名くらい?と思われる、600のスタートとは思えないほど賑やかな雰囲気の中、車検も通りました。
 2年ぶりの興津600がスタートです。

2.いつもの海岸線〜初めての海岸線へ
 スタート後、しばらくの間は国道1号沿いを清水方面へと進みます。
 ここは例年通りのコースですが、なぜかこの区間、私は先頭になる時間が多くなりました。
 (いや、前を引っ張って走ったわけではなく、信号の切れ目が、ちょうど私の前、というタイミングが多すぎましてね ^^;)


18052603.jpg
出発して最初の信号でこれだ(^^;)。
見事に自分のところで切れた。
曇天の白い空を機械が明るいと誤認するため、
画像はかなり暗く引っ張られている。

18052604.jpg
清水の市街地で一度、
先行集団に連結するも……。

18052605.jpg
また切れました(^^;)。

18052606.jpg
あ〜、まったく先頭だと、
広いオーシャンビューが気持ちいい!
(自棄である)


 まあ、この日はまだ、朝の凪の時間だったのか、風はほとんど感じられなかったので、ウォームアップ気分で、マイペースで回して行きました。
 やがて先行集団に追いついたり、また信号待ちで切れたりしながら安倍川を渡り、以前は右折して宇津ノ谷峠を目指した交差点を直進。

 私にとっては、初めて通過する海岸線、大崩海岸へと向かいます。


18052607.jpg
前方を遮るように尾根が見える。
あれがそのまま、
海岸につながっているはず。


 やがて、潮の匂いがさらに強くなり、海岸が近くなったことに気づかされました。
 右に並走していた東海道本線が、崖に口を開いたトンネルに吸い込まれると、道路は山に沿って、大きく左へと曲がって行きます。


18052608.jpg
そして、大崩海岸の標識を潜ると、
正面が大きく開ける。

18052609.jpg
大崩海岸の石部海上橋に到達。
この橋の初めての通行は、
自転車になりました!

18052610.jpg
海上橋の左には、
かつての大崩落で破壊された
旧国道が通る。

当然だが、旧道は現在通行止め。
アクセスするには、
生命の危険を冒す覚悟が必要。


 大崩海岸は、太平洋の荒波を受けて成立した、荒々しい崖面を見せる海岸で、その名前の通り、現在もリアルタイムでガラガラと崩れています。

 この海上橋も、かつての大崩落で、旧道のロックシェッドが潰されて、復旧不能な破壊を受けたために建設されたものです。

 海岸線から海上へ、60mの距離を置いたのは、海岸道路を放棄するきっかけとなった1971年の大崩落事故により、旧道のロックシェッドが約45mに渡って圧壊し、復旧断念に至ったことが原因です。

 この時の崩落土砂量は、約6,000m^3。
 吹き飛んだ岩石は、沖合40mの海底にまで散らばっていたことから、それと同等の崩落が起きても、落石が届かない程度の安全距離をみた結果、こんな線形の道路になったのだとか。

 その後もあちこちで、崩れては改良工事が入っている場所ですから……。
 各地の地名は、「名は体を表す」の法則が当てはまる場合が非常に多いですが、「大崩」という名前が、これほど見事に「名は体を表す」の言葉通りの場所は他にはないでしょう。


18052611.jpg
海上橋を渡りきったところで、
一旦駐車帯に逸れて撮影。


 この、画像左側の崖は、いつ崩れてもおかしくない場所だとわかっているだけに、旧道は本当にきわどい場所にあったのだと思わされます。
 いやあ、本当に大迫力の場所でした。

 そしてこの先は焼津市街地に至るまで、海岸道路らしいアップダウンの中を走ることになります。


18052612.jpg
しかし、狭い上に、
曲がりくねった道が続く。

車通りも意外に多いので、
「うまく抜かれる」ことを意識し、
ちょっとでも広い場所では、
積極的に左に寄る。


 道路の東には、荒々しい海岸崖を見通して太平洋の水平線、という雄大な景観が広がります。
 本当に、景観性は物凄く素晴らしい場所です。


18052613.jpg
が、道中、トンネルの脇に
封鎖された旧道が見えると、
ここも崩れたのか、と思わされる。


 荒々しい景観が素晴らしい場所は、崩落などで危険な場所が多い、というのは全国共通の宿命ですが、この大崩海岸は、なんだか封鎖された旧道の数が多すぎる気もしましたが……。


18052614.jpg
そしてここに到達。
浜当目トンネル。

数年前、海岸道路の路盤が崩れ、
復旧困難と判断された結果、
新たに建設されたトンネル。

以前は左の崖沿いに、
画像左のホテルに向かって
道路がつながっていた。


 この旧道が崩落したのは、平成25年(2013年)。
 台風通過の際の大雨の影響で、最初は路盤の一部が1mほど沈下した状態だったそうですが、その後も沈下と崩落は止まらず、結果的に内陸側にトンネルを通すことで復旧される形となったのでした。

 なお、旧道側の崩落部ですが、現在は路盤が完全に崩落し、寸断された状態のようです。
 土砂災害が多い場所でしたので、この旧道は、道路の下の崖もコンクリートで厳重に固め、安定用の巨大なアンカーが何本も打ち込まれていたようですが、最終的には、何年もかけて造られた崩落対策工ごと、破壊されたそうです。

 このトンネルは、そんな危険地帯を避けるために作られ、昨年の平成29年3月に開通。
 昨年から、興津600のコースは、大崩海岸に戻ったのでした。


18052615.jpg
毎度ながらの大脱線を経て、
本題に戻る。
浜当目トンネルを抜けると、
正面に焼津市街地が見下ろせた。


 あちこちに止まって撮影しながら走っていたので、いつの間にか、前後には参加者の姿は見えなくなっていました。
 うん、例によってギリギリ隊ポジションに落ちたか、これは(^^;)。

 前回、カメラを持たずに走った興津400の走行時間を、いつもの興津400の走行時間から差し引くと、写真撮影などで通算、1〜2時間ほど、足を止めていることがわかったばかりですが、まあ、このスタイルは止められそうにありません(笑)。
 多分、ブルベを完走できないくらいになったら、普通にツーリングで同じスタイルで走るんでしょうね(^^;)。

 焼津市内を走行中、コンビニ休憩などに入っていた人が前後に現れ始め、どこかの交差点で、ぜっとさん、虫さん、クロさんが先行していくのを見送りました。

 焼津市街地から国道150号に復帰して御前崎方面に向かう道は、幅員が少し狭い、対面通行2車線で交通量が結構多い道で、毎回、走行には気を使います。
 走行したのが朝8時ごろ。土曜とはいえ、町が動き出す時間ということもあり、トラックの姿も多く、大型トレーラーの通過時には、ちょっと緊張を強いられることも。

 あまりに追い越しづらそうな状態がバックミラーに見えていた場合、一時的に自歩道に避難してやり過ごしたりもして、前進を続けました。

 そして御前崎が近づいたくらいになると、気付いたらまた数人の集団の先頭に。
 この時は、平坦地をサイコンの読みで28〜32km/h程度で走っていたので、まあ、なんとなく速度が合う人が一緒になっていたのかもしれません。

 しかし、道路が海岸に近づき、向かい風気味になってくると、だんだん、先頭にいるのがキツくなってきます。
 路肩が広めに取られていることもあったので、できるだけ左に寄って減速して行ったのですが……。

 ずいぶん長い時間、そのままでしたね……。
 そのうち、後方で「遅すぎない?」とか、「行く?」とか、仲間内でかわす声が聞こえ始めたのですが……。

 そう思うなら、スパッと抜いて行ってくださいな(^^;)。

 というわけで、その後は一人旅に転じたのですが……タイミング的にも正解でした。
 御前崎手前のヤシの木通りに入ると、魚市場方面に向かう車が大渋滞。
 その左を抜けるように走った区間もあったので、数台連結したまま走行していたら、いろいろ面倒だったことでしょう。

 市場区画を抜けたら、今度は逆に、道路はガラ空きになったのですが(^^;)。

 やがて、いつもの場所で、いつものコンビニの看板が見えてきて、そこに蛍光色のベストを着た一団が集まっているのがわかりました。

PC1チェック:9:05

 うん、なんというか。
 この時間帯は、まだ曇り空で、それほど暑さを感じなかったこともあってか、ものすごく順調すぎる。

 例年、だいたいここで貯金は1時間程度なのに、今年は1時間半も確保できているとか……。

 どうやら、幸先の良いスタートが切れたようです。

 この先、PC2までの掛川区間は、毎年、猛暑に苦しめられる区間です。
 今のうちに、エネルギーと水分をちゃんと補給しておくことにしましょう。


(続く)


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YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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