日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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BRM401定峰200参加記録 Part.3

 そういえば、今回の定峰200を走った後、東北ブロックから、「何で今期初ブルベなのに、4つも峠を越えるようなコース設定になってるの?」という質問を頂きました。

 うん、そうですよね。
 東北だと、ブルベのシーズンインは4月ですものね。
 (3月でも、山間部では路面凍結が普通にあったりして、安全に走れないため、桜が咲く4月中旬が初戦になっている。なお、過去には、4月のブルベ当日に降雪があった事も……)

 でも、関東地方だと、ブルベは新年元旦から開催されているので、現在はもう、中盤シーズンだったりします。
 200kmでも、少々上級者向けコースが出てくるのも、不思議ではなかったりするのですよね(定峰200は、それでも初心者向けになっていると思う。この辺り、地域性の違いが出ていて、面白い部分でもある)。

 まあ、このコースに峠が多いのは、もともと、VCR青葉さんの開催だったからという噂がある、と答えたら、一番納得頂けたのは、何故なんでしょう?(^^;)

 というわけで、本題です。
 BRM401定峰200参加記録、今回が最終回です。

 山王峠、山伏峠を越えて、無事にPC2に時間内に到着できましたが、見事に貯金を切り崩して、ギリギリ隊に転落しました。
 ここから先は、コース名にもなっている、定峰峠と最後の峠、松郷峠を越えて、ゴールを目指します。

 定峰峠は、正規コースの途中が工事中のため、迂回路が切られていたのですが、これが試走の様子を見る限り、結構な斜度がありそうで……。

 そんなこんな、コース後半の様子ですが、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


 PC2では、貯金が約30分程度、と、かなり切り崩した状況でしたが、これから先、まだ峠が二つ、待っていることを考えて、冷やしうどんをがっつり、補給しておきます。

 リアライトの蓋が外れかけ、更新したばかりの充電池を喪失するトラブルもありましたが、予備電池を引っ張り出して換装終了。
 また、これから先の峠越えに備えて、水分とエネルギーの両方を補給できる、という、CCDパウダーをボトルに投入し、水で溶きます。

 最近、ブルベ界でも、補給食として「粉飴(マルトデキストリン)」を使用する人が増えていますので、私もちょっとだけ、試してみるか、と考えたのですが……。
 粉飴だけをキログラム単位で一気に買うと、小分けにするのが面倒になって放置しそうなので、あらかじめ水500mlに溶くようになっている製品を購入し、ブルベ当日に臨んだのでした。

 準備が整い、PC2を、貯金がほぼゼロになった状態でスタート……しようと思いましたが、PC2前の道が混雑しており、車の合間を縫って走りだすことができません。
 しばらく待って、何となく車間距離が開いた隙を狙って、車道へと出てスタートしました。

 そして500mほど北上したところで、この道路の混雑の原因を発見。
 追突事故を起こした車が、立ち往生していたのでした……。

 周囲の状況から、参加者が巻き込まれた様子はないことを確認し、事故処理の邪魔にならないよう、一旦、自歩道徐行に切り替えた後、事故現場を過ぎた先で、安全を確かめてから車道に復帰します。
 事故車両は前バンパーが完全に落ち、車体の下に巻き込んでしまっており、自走できない状況だったようです。
 あれでは、レッカー車が来るまで、動かせないだろうな……(多分、長時間、渋滞の影響が出たと思う)。

 キューシートに従い、定峰峠方向に東へと進路を転じると、かなりはっきりとした向かい風に捕まりました。
 周囲の参加者から遅れないように、ちょっと頑張ろうかと思いましたが……PCで補給した冷やしうどんが戻ってきそう……(^^;)。
 消化が進んでいない段階で、無理をするものではありませんね。


18040127.jpg
ごく緩やかだが、
既に登りが始まっている。
しかもこの区間、
向かい風(^^;)。


 後続の皆様に、先に行ってください、のサインを出して一旦停止し、気分を落ち着けるためにドリンクをグイっと飲んでから、再度前進を開始します。

 向かい風の緩登区間を走って行くと、やがて左右から山が迫り、谷がどんどん狭まってきました。
 ロードの皆様は、それほど減速せずにすいすい前進していますが、ミニベロはぐいぐい抵抗が増していきます(^^;)。

 この時点で、ほぼ確信しました。
 ミニベロはタイヤが小さい分、ジャイロ効果が働きにくくなる、という一般的な特性がありますが、緩斜面登坂において、それははっきり、「不利」に転じてきます。

 いや、ロードの皆様は、緩斜面程度なら多少、足を止めて滑走しても、あまり減速しない場合も多いので、そんなに頑張らなくてもスイスイ進んで行くのですが……。
 ミニベロで同じことをやろうとすると、足を止めた瞬間に、ブレーキをかけたのかと思うほどガクンと減速するので、ある程度のペースを保って走ろうと思うと、ずっとトルクをかけて回さないといけないのです(つまり、休めない ^^;)。

 無意識にロード感覚で足を止めてしまい、またゼロスタートに近い状態から漕ぎ出し、なんて事を何度かやらかし、無駄に体力を削られている気がしたりもして……。

 こういう時、ケツの時間が決まっていないツーリングだったら、開き直ってゆっくり走行に切り替えるところなのですが、これはブルベですからねえ……。
 ある程度の時間配分を考慮して、そこそこのペースを保つ必要がありますが、それが段々、厳しくなってきました。


18040128.jpg
そして到着したのが、
臨時チェックポイント(笑)。
おお~、見事に封鎖中だ。


 ブリーフィングで説明があった、「普段より多少厳しい登り(ブリーフィングでの表現そのまま ^^;)」の入口に到着しました。
 この標識の所で、左に折り返すように曲がる迂回路(おそらくは、古くからの峠越えの街道の一部ではないかとのこと。走ってみて、私もそう思った)が設定されています。

 この迂回路、多くの皆様が既にブログやSNSで語っておられるように、見事なまでに難易度設定を狂わせた、「バランスブレーカー」になっていました(^^;)。


18040129.jpg
迂回路に入って3分経たずに、
この斜度(13%らしい)が目の前にどーん。


 山伏峠の14%?区間でも、足をついて歩いていた私に、こんな斜度の直登を登れるわけがないじゃないですか(^^;)。
 一応、急勾配区間の入口までは行ってみましたが、勾配が変わった時点でクランクが回らなくなって、あっさりハイキング開始です(笑)。


18040130.jpg
上から振り返ったところ。

画像では伝わりにくいのだが、
左の家屋基礎が水平だと考えると、
どれくらいの斜度か、
わかって頂けるだろうか。


 うん、ここはハイキングコースなんだよ、そうに違いない(^^;)。

 しかし、歩きでも、強制的に爪先が上を向かされるこの区間の登りは、とにかくきつい思いをしました(階段状の歩道を脇に設置して欲しかったレベル)。
 まあ、ゆっくり移動になったので、風景をゆっくり眺めることができたのは、良かったのですけれど。


18040131.jpg
色々な春の花が咲いた山里。

多くの参加者がSNSやブログで、
「桃源郷のようだ」と例えているが、
本当にそんな感じに見えてしまう。
とにかく奇麗な場所だった。

18040132.jpg
でも、振り返ったら、
変なため息しか出ない道筋がある。


 来年からこの区間に、通過チェックが置かれる事がないよう、心から願っておきます(^^;)。

 強烈な斜度の区間を抜け、水平に近くなったところで、再度乗車して先に進みます。
 沿道で犬の散歩中だったおばあさんに、「20人ほど行ったよ、頑張って~!」と声援を受け、手を振り返して先に進みます。


18040134.jpg
水平に近い区間も、
周囲は色々な花で彩られていた、
さすが、「彩の国」である。

18040134.jpg
だがちょっと目に入ったぞ。
何だ、あの斜度の坂(^^;)。
まだあんなに登るんかい!


 そろそろ迂回路区間も終わりだと、トップチューブ上のeTrexが告げていましたが、最後の最後に、どうやら強烈な坂が待っているようです。
 でも、そこさえ過ぎれば、本来コースに合流して勾配が緩む、との事なので、気合いを入れて頑張るか、と思いましたが……。


18040135.jpg
あっさり諦めた。
この斜度は無理。


 はい、三度目のハイキングを楽しみます。
 この、最後の最後の区間は、本来コースに接続する位置のヘアピン、最イン側勾配が、瞬間的ではあるものの、23%くらいになるとかで、車が来ていてそこしか走れなかった参加者が、「ふざけんなー!」という魂の叫びを残していました……。


18040136.jpg
ずいぶん時間を食ったが、
迂回路区間終了。
本来コースを走るより、
時間を取られたと思う(^^;)。


 本来コースがこの先と同じくらいの斜度なら、ミニベロでも8~10km/hは出せますが、押し歩きで急勾配は、2~3km/hしか出ませんからね……。
 距離が半分くらいに短くなったのは確かですが、ここまでペースが落ちてはねえ……。

 しかし、本当にこの先の道路が、平坦に近く見えています(笑)。
 ここから峠の頂上までは、このままの勾配が続くということなので、頑張って登る事にしましょう。


18040137.jpg
だが、ミニベロの特性により、
緩斜面でもずっと頑張り続けないといけない。
これがかなりきつかった。


 緩いとはいえ、長い斜面。
 ジャイロ効果が弱く、足を止めたらすぐ止まってしまうので、休まず延々、トルクをかけたままで進む必要があり、ロード比で何倍も頑張らないといけない……。

 初心者向けの200kmで、こんなに苦しむとは思わなかったなぁ(^^;)。
 ブルベの世界では、ミニベロでSRを達成、SR600も完走、そして海外遠征やRM認定もミニベロで、という人が何人かいらっしゃいますが、自分がやってみると、「それがどれだけ凄いことなのか」が、身に染みて良くわかります。

 定峰峠の頂上で、コースは101kmなので、と、サイコンの距離を見てみますが……あれ、まだあと8kmほどあるよ。
 直後に追いついた人(宮城ブルベ参加経験のある方で、同じコース上で声を掛け合っていた事もある方)に、もうあと8kmほどですよね、と尋ねたら、「え?あとは2、3kmくらいですよ」という答えが……。

 どうやら、サイコンの距離計が狂っているようです。
 最初は、周長の設定が悪かったのかと思いましたが、後に市街地を走っている時に見たら、結構な頻度で計測エラー表示が出て、正確に測定されていない区間が多くあったようです。

 ロードで使っているV2、V3シリーズ(デジタル無線式)とは異なり、アナログ無線式のモデルなので、混信が発生することは想定の範囲ではありましたが、100km走る間に、結構大きな誤差が出るとは……。

 ただまあ、まだまだ先だと思っていた場所が、意外に近いとわかったのはありがたく、延々まわしつづけていい加減、筋肉が悲鳴を上げ始めた両足の危険な兆候を感じつつ、峠の頂上を目指します。


18040138.jpg
所々、木々がまばらになって、
展望が開ける場所がある。

18040139.jpg
寂照院への降り口付近は、
桜が満開で華やか。
ここを過ぎれば、
峠まであと2kmほど。


 最後の最後、峠の三叉路を示す青看板が出た辺りから、勾配が急になる区間が500mほどあるという、トドメのトラップにやられつつ、13:05頃に定峰峠の頂上に到着。
 当初想定していた到着時間からは、30分の遅れです。

 やはり、ハイキングを楽しんだり、休めず回し続けて、いい加減、筋疲労が限界に近付いてきたことが影響しています。
 ついでに言うと、消耗が結構激しかったらしく、この峠の頂上では、スマホも含めて、一枚も画像を撮影していなかったという(^^;)。

 う~む、結構追い込まれていたんだな、ヲイラは(^^;)。

 この日は絶好の行楽日和だったためか、サイクリストだけでなく、オートバイや車の皆様も、峠の駐車場に集まっていました。
 お手洗いに寄ろうとしたのですが、「使用不可」の張り紙があって断念。とりあえず、駐車場の自販機で、体が求めたレモンティーをがぶ飲みすると、13:10頃には峠の下りにかかります。

 この先、通過チェックの道の駅和紙の里までは、豪快なダウンヒル区間になりますが……。

 ミニベロの特性で、ハンドリングがクイックなため、高速時には、ほんのちょっとのハンドルのブレ(小石に弾かれた程度でも)が、修正不能な車体挙動の不安定さに繋がる事があること。
 また、この日乗っていた、WINDCOG ZICの車体構造の特徴から、BB位置が低く、クランクを地面に擦り易いという特性もあるため、外荷重を特に意識しないと危険であること。

 この二つを踏まえ、無理のない程度の速度を意識しながらのダウンヒルになりました(購入時点でブレーキ強化しておいて良かった……)。

 ちなみに、定峰峠の頂上から和紙の里までは約15km。
 道路の制限速度は30~40km/hですが、下り坂で、ミニベロでも制限まで速度を上げるのはそれほど難しくないため、うまく速度に乗せられれば、30分程度で通過チェックに到達できるはずです。


18040140.jpg
そして、体感であっという間に
東秩父村役場に到達。

18040141.jpg
通過チェックの道の駅和紙の里。
行楽日和の休日のため、
物凄いにぎわいだった。


 通過チェックは、道の駅かJAの農産物販売所のレシートでのチェックだったので、農産物販売所でささっとドリンクを購入し、なるべく早く出発することにしました。

通過チェック:13:43

 おうふ、ウェーブ0なら、参考通過時間をごくわずかオーバー。
 早目に出発しないと、借金生活に戻ってしまいますね。


18040142.jpg
そんなわけで、
画像を撮らずに一気飲み。
気づいた時は、
胃の中だった(^^;)。


 青梅のさわやかな風味と、蜜に漬け込まれた梅果実が、疲れた体に沁み渡りました。
 う~ん、うまかった。

 それでは、最後の峠、松郷峠へと向かいましょう。

 ブリーフィングでは、「そんなに大したことはない……いや、どうかな?」という、微妙な感じの説明だったこの峠。
 通過チェックでの雑談では、「優しく迎えてくれるのか、トドメを刺しに来るのか……」という話になっていましたが、まあ行けば分かります。

 13:50頃、通過チェックの和紙の里を出発し、PC3への道を進み始めました。

 この先、松郷峠に掛かるまでの時間が、この日、多分一番暑かった時間帯です。
 ホントのギリギリ隊なので、ここからは寄り道なしで進みます。

 松郷峠の入口までは、郊外の幹線道という雰囲気の道を進みます。
 風景といい、車の通行量的な感じといい、何となく、青梅街道や吉野街道のような雰囲気を感じました。

 峠の登り口にかかる、その少し手前で……足の筋肉が、はっきりと悲鳴を上げてきました。
 ドリンクを飲んだり、ミネラルタブレットを含んだりしましたが、解消しそうにありません。
 というか、油断したらそのまま硬直してしまいそうな、ピクピク感が……。


18040143.jpg
という訳で、
ドーピング、キメます。


 足つりに効く、芍薬甘草湯の出番です。
 補給に白い粉(粉飴)をキメる皆様が増えている中、私は褐色の粉(芍薬甘草湯)をキメることで対抗しましょう。
 (対抗する場所を間違っているかもしれませんが……)

 とにかく、芍薬甘草湯の服用停止中に数人の参加者に抜かれ、何人かは近くになった醸造所(大吟醸風味のソフトクリームが有名らしい。もちろん、ノンアルコール)へと吸い込まれていきました。
 暑くて発汗量も多かったこの日、確かにソフトクリームは魅力的ですが、時計を見ると、笑うしかないほどのギリギリなので、私は直進を選びます。

 峠の登りは、最初、住宅地を縫って走る辺りは緩やかで、ミニベロでもそれなりに走れる道でした。
 ここで追い付いた参加者の方に、お疲れ様です、と声をかけつつ追い越しをかけると、

 「お疲れ様で……(目線が下がって)すうぅぅ???」

 と、ミニベロに驚いたという反応が返ってきて、思わず笑ってしまった一幕もありました。

 しかし、住宅地が切れると、突き上げるように斜度が急になります。
 瞬間的に、10%近くあったんじゃないかな?


18040144.jpg
松郷峠北側の、採石場前。
左にある砂利敷は、
かなり浮石が多いようなので、
脱輪したら車輪を取られて転ぶかも。


 採石場前を通過し、大きく蛇行する区間が終わると、道路の勾配は幾分か……ほんの気持ち程度、ですが、緩やかになります。
 その先で、沢水の決壊から復旧したと思われる補修区間の、真新しい路面を越えると、峠の頂上はぐっと近くなっている……はずなのですが、。

 この松郷峠、単発で見れば、それほど大した峠ではないでしょう。
 しかし、今日はここに来るまで、既に3つの峠を越えて来ていますので、疲労で体が本調子ではない分、難易度が上がっていた気がします。


18040145.jpg
それでも何とか頂上をクリア。
よし、これで四天王全部を倒したぞ!


 この先は、ときがわ町から県道30号バイパスを飯能市まで南下するルートです。
 所々にアップダウンがあるものの、下り基調で走り易い……との事でしたが……。


18040146.jpg
30号バイパス区間は、
大体こんな感じの道を行く。


 そろそろ、走行疲労もあって、単調な道筋とアップダウンの繰り返しが、精神的に響いてきます。
 時間も15時頃となり、そろそろ行楽客の帰宅時間にかかる事もあり、市街地区間については、かなりの渋滞に巻き込まれる事もあったりして……。

 この時間帯、私は特に市街地区間の渋滞の中を走る事に疲れていたためか、撮影画像もあまりありません。
 ただ、向かい風と、ほぼ休みなく続くアップダウンの繰り返しに、かなりきつい思いをしていた記憶だけは鮮明だったりします(^^;)。
 下り基調のはずなのに、何でこんなにペースアップできないんだ、と、風向きを恨めしく思ったり、登り返しでまた足がつり始めたりしたので、二度目のドーピングとCCDの2パック目を投入したり……。

 というかですね。

 帰宅して、レポート執筆のために、国土地理院地形図で再度、標高関係をチェックしてみたらですね。
 この区間、下り基調という説明を受けていましたが、実態は、というとですね。

 ときがわ町、K30沿いに南下を開始する交差点:標高96m
 越生町(役場付近):標高約70m
 毛呂山市街地:標高約60m
 日高市街地:標高約80m(ん?)
 飯能市街地のコース沿い:標高110~120m(んんっ?)
 そしてPC3の目の前の交差点:標高155m(んんんんんっ?)

 ※なお、埼玉県内の各自治体の間には、標高90~100m前後の丘陵が存在する。

 おわかりいただけただろうか?(例の声で)

 「アップダウンだが下り基調」と言いつつ、最終的には登っているという罠に……。

 いや、この辺り、ガーミンの記録やルートラボの表示ではどうなるのかわかりませんが、国土地理院様の地形図によると、ホントにこういう結果なんですよ(^^;)。
 なので、「下り基調」な部分もあるかも知れませんが、トータルで見ると、「アップダウンを繰り返しつつ、最後は微妙に登る」という区間だろう、というのが、実走&再ペーロケを経た私の見立てです(^^;)。

 それにしても、随分ナチュラルに仕込まれてましたね、この罠(^^;)。
 どうりで、思ったようにペースに乗せられなかったわけだ(笑)。

 この日は強い向かい風効果もありましたが、こういうマジックも仕込まれていたなんて……。

 ちなみに、定峰峠前から投入しているCCDパウダーは、思ったよりも効いてくれて、この区間の中盤では跨線橋の坂でも厳しかったくらい削られた足が、飯能市から先の登り返しでは回るようになっていたり、なかなか良い感触を得ました。

 そして、私が飯能市街地に到着したのが16時近くで、市街地交通が夕方の混雑時間を迎え始めていたのが、またきつかった……。
 まだ首都圏の市街地走行の感覚を取り戻せていない私としては、この市街地渋滞と信号ストップの連続が、精神的にかなりの痛手となりました。

 で、そんな時に後方についた皆様から、この先はこの坂がきつくて、とか、この辺りにも坂があるから……という難所情報が聞こえてきたのですが……。
 難所情報の交換自体は、まあブルベ中の普通の会話ではあるのですが、市街地走行でイライラしている時に聞きたい話でもなかったので、「一旦、止まります」と自主的に離脱して一息つくことにしました。


18040147.jpg
西武線飯能駅。
都内から電車で来ると、
「とても遠い」という印象があるらしい。

私は自転車でしか来たことがない。
(というか、初訪問だ ^^;)


 やがて市街地走行中に、ここまでの区間でも何度か前後して走っている参加者の方と一緒になりました。
 市街地南部から先の、長い直登区間で、「早く茶畑、出てこーい!」という悲鳴のような声が聞こえていましたが……。


18040148.jpg
なるほど、茶畑だ(^^;)。
静岡県だと言っても、
誰も疑わないかも。


 ここが入間の茶畑ね。
 飯能市街地を出てから、頭の中の地図と風景が一致する地点をやっと見つけました。
 という事は、そろそろT字路に突き当たり、PC3もすぐそこじゃないですか。

 幾分か軽くなった足で、勢いよく飛び込みました。

PC3チェック:16:33

 よし、時間内に到達!
 というか、定時スタートのクローズよりも早い!(ギリギリだけど!)

 このPC3に時間内に到達できれば、ゴールでタイムアウトする心配はない、と、多くの方が述べています。
 実際、時間的にも、約3時間で43kmを走れば良く、ここから先は正しく下り基調なので、急ぐ必要もあまりなさそうに感じます。

 ゆっくり補給し、クローズの直前にPC3を出発し、最終区間に臨みました。

 なお、最終区間については、首都圏夕方の交通ラッシュと日没により、画像をほとんど撮っていません。
 特に、奥多摩街道に入ってからは、主要な交差点付近になると、急に車が詰まり、横を抜けようにも左ピタ付けで止まっている車がいて、思うように進めない、なんて事が多々あり、かなり精神的に参ってしまいました。

 もちろん、信号峠の厳しさも、宮城ブルベ時代とは比べものにならず、じわじわと減っていく残り時間と、動かない車列に、段々、気分も滅入ってきてしまったり……。

 やがて、奥多摩街道から多摩川沿いに折れる交差点が近付いてきましたが、最後の500mほどが、ストップアンドゴーの繰り返しで、ホントに前に進まない……。
 やっとのことで交差点に出たので、信号に従って多摩川沿いに折れたら……後方についていたのが、AJ会長を先頭としたトレインだった事に気付かされました(^^;)。

 おう、なんてこったい(笑)。
 (ご挨拶できませんでした……)

 ただ、ここから先は多摩川沿いのフラットな道。
 ロードの速度に、ミニベロがついて行けるはずもなく、また、三度目のドーピングが必要になりそうな足の状態もあったので、あとはマイペースを貫けば……という所ですが。

 やはり残り時間は気になります(^^;)。

 関戸橋、是政橋、と、馴染みのある場所をどんどん通過していくと、段々、ゴール時間も読めるようになってきます。
 おそらく、13時間くらいでゴールだな、と、ほぼ確実な時間を割り出せたのは、自宅近くに差し掛かってからでした。

 そういえば、この日のDNFの理由の中に、「自宅の近くまで来たから」という物があったそうですが、私も離脱したかった(^^;)。
 多摩水道橋の手前で北に折れれば、5分とかからず自宅で、シャワーと布団が待っている……。

 まあ、一部のスタッフの皆様に自宅バレしているので、別途「来い」と連絡が来そうな気がしますけれど(^^;)。

 多摩水道橋を越えた先で、また数人の集団に追い付かれ、その中に、飯能市街地でご一緒した、「茶畑出てこい」の方がいらっしゃったようです。
 この区間、私は自宅の誘惑を振り切るため、ほぼ全力で走っていた事もあり、「この期に及んで、まだそんな速度が出るのですか」と、驚かれましたが、うん、振り切らないと、引き返したくなるからなんです(^^;)。

 最後の最後の区間で、今回、納車後ほぼ初乗りで投入した車体の走行性能に助けられ、世田谷の堤防沿いの、最後の最後の区間で強くなった向かい風にも負けずに、ゴールまで走り切ることができました。

 なお、多摩川沿いに入った段階で既に日没を迎えており、完全に真っ暗だった兵庫島公園でちょっと迷ったのは、内緒です……。

ゴール:19:17

 時間、13h07min。
 今まで走ってきた200kmの中では、最も時間をかけた200kmになりました。

 ただし、今まで走ってきたブルベは、全てロードか700Cホイールの車体でしたので、ミニベロでのブルベとしては、初投入で初完走という形になります。

 ゴール地点では、artsさんに出迎えて頂いたり、大体前後して走っていた皆様とお疲れ様でした、の挨拶を交わしたり、初参加で初完走した、という皆様の喜びの声に、こちらもなんだか嬉しくなってしまったり。
 また、雅ブルベ(宮城、のタイプミスです。コメントいただきましたので、あえて修正せずに残します(笑)。2018/4/11)でご一緒し、わざわざ駆けつけてくださった方もいらっしゃったりして、今までとはちょっと違う完走後の余韻に浸る時間となりました。

 その後、時間は20時近くになった頃、少し冷え込んできたコースを逆走し、自宅に戻ったのでした。
 (で、その時、4人組の参加者とすれ違ったのですが、どうやらそれが最終組で、たまがわスタッフの皆様だったらしく、ゴールでちょっとした面白騒動があったようでした ^^;)


 こうして、関東に転居後、初のブルベは、無事に終了しました。

 ほぼ初乗りのミニベロを投入するという、正直言って、無謀じゃないかと思うようなことをやった割には、ギリギリとはいえちゃんと時間内ゴールできたので、まあ、上々の結果でしょう。
 まあ、冬以降の不摂生生活があったので、ロードでも似たような時間になったと思いますが……。

 久々に走った首都圏は、やはりというか、車も人も信号も多く(^^;)、我慢を強いられる区間が多かった気がします。
 これから自転車趣味を続ける上では、この道路環境にも慣れないといけませんね。
 (そういえば、東北に移った直後は、どこまでも信号なしで走れることに感動していましたっけ。補給場所が首都圏より少ないことに戸惑ったりもしましたが)

 まあ、とりあえず、今回走ってみて、ミニベロでいろいろな距離のブルベを走っている皆様の強さが、ほとほと身に染みてわかりました(^^;)。

 皆様も、余裕があったら、ロード以外の車体で走ってみることをお勧めします。
 今までとは全然違う対応を求められたりして、同じコースでも新鮮に感じる事が多くなると思いますよ……。

 何はともあれ、主催のAJたまがわの皆様にはお世話になりました。

 次回は、AJ神奈川さんの興津400の予定ですが……。
 前日に、結構遅くまでかかりそうな外作業を突っ込まれてしまったのですよね……。

 スタート地点に立つまで、エクストリームな事になりそうな予感がしています……(無事に辿り着けるのだろうか?)。


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コメント
No title
「雅ブルベでご一緒」の者です。
平泉200の七曲峠ではずいぶん疲れている印象でしたが、
今回は別人のようにお元気でしたね。
ミニベロだったのも「200km の短距離だし、もしかして
ギア比が調整されてるのかな・・・」と思っていたのですが、
面白いレビューありがとうございます。

今年は桜が満開で良かったですね。
気温も低過ぎず、高過ぎず。

サイコンの距離計の狂いについては、
他の参加者も同じような現象を言う人がいました。
参加者同士で混信したのか、どこかで妨害電波が出ていたのか。。。

松郷峠はルートラボでは気づきにくいのですが、
斜度が5~10%くらいで変化し続けているような気がします。
もし前日に雨が降ったりすると雨が流れた跡が道路上にあって
林で急に暗くなって、落ち葉で危なかったりするんですが、
今年は無くて良かったです。

後半のときがわ町、越生、日高区間は、
向かい風、渋滞、路肩が狭い、微妙な登り坂、PC2 ~ PC3 の距離が少し長め
で、ツラい区間ですね。
途中の「サンクス飯能宮沢湖店」で休憩するつもりだったのですが、閉店してました。

同人誌 ロングライダースでは定峰200でブルベデビューという記事が
掲載されることが多いですが、概ね「難易度は低くない」「初心者は輪行で帰ってこれるので参加はしやすい」「ブルベ初心者に必要な様々な要素を勉強できる」と言った感じで、甘くないコースだと思います。
特に初心者の走力だと、多摩川沿いに戻ってくる頃には日没で真っ暗になってしまって、前照灯の明るさが足りなくてスピードが出せないとか「複雑な十字路で早朝にココ曲がったかな?」とか忘れてる等、最後の方もハラハラするコースですね。

お疲れ様でした。
2018/04/09(月) 19:07 | URL | 雅ブルベでご一緒 #f5d66TsY[ コメントの編集]
Re: No title
コメントありがとうございます。

あらら、見事にタイプミスってましたね(^^;)。
雅なブルベ、確かに走ってみたいですなぁ~(笑)。
(あえて残すことにしましょう:笑)

それはさておき、定峰200、お疲れ様でした。
この日使っていたサイコンはアナログ無線式なので、道路交通関係の無線装置(信号、台数測定機など)があると、電波干渉でエラーになる事は予想していましたが、思った以上に計測誤差が大きかったですね。
ちょっと設定も見直そうかと考えています。

松郷峠、実はそれ位の斜度でしたか……。
採石場に至るまでの斜面が特に厳しかったので、あの辺りが10%でしょうか?
最後の峠にも、まだ罠があるので、足を残さないと駄目、というのは、初心者にはかなりきつい条件のような気がしますが、そこも含めて、「初めて」には適しているかもしれませんね。

またどこかのブルベでお会いしましょう!
2018/04/11(水) 12:21 | URL | YO-TA #GY0.Hv3k[ コメントの編集]
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Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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