日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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BRM401定峰200参加記録 Part.2

 さてさて、無事に年度は明けまして。
 新年度の新しい仕事が、次々と着手になっているのですが……。

 私は、まあ、今までの経歴からか、東北案件を多く担当することになったのですが、おかげでしばらくの間、東北地方を飛び回らないといけなくなりまして……。

 いや、これどういうこと?
 年度末の多忙期は明けたはずなのに、同じくらい、忙しいんですけど?
 (どうしてこうなった……)

 気兼ねなくゆっくりできるのは、5月のGW以降になりそうで、少々怖い思いをしていたりします……(をいをい、頼むぞ〜)。

 では本題です。
 BRM401定峰200の参加記録、Part.2をお送りします。

 前回は、多摩川沿いから市街地区間を抜け、PC1までの区間をお送りしました。
 都市部で交通量が多く、あまり画像撮影も行えませんでしたが、まあ、首都圏の道路事情を体に刻み込むことだけは、十分に出来た気が……まあ、この時は、そう思っていたのですよね(^^;)。
 後々、まだまだ認識が甘かったことに気づかされますが。

 そして、PC1から先は、ブリーフィングで「4つの峠を越えて頂きます」と、さらっと触れられた峠越え連続区間の始まりです。

 最初は、山王峠を越え、その後、山伏峠を越えると、PC2がある埼玉県秩父市街地へと続いているわけですが……。

 この区間で、どんな事があったのか、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。

 PC1からのスタートは、上り坂で始まります。
 店舗正面の信号の段階で、もう登りが始まっていますからね(^^;)。

 私の前に数人が出発し、信号一回分、待ったので、多分、差は開いただろう、と思ったのですが、その先の坂の頂上辺りの信号に、一般サイクリストを含む10人くらいが詰まっている風景がありました……。

 いや、それはちょっと、詰まり過ぎてない?(^^;)
 車の邪魔になりそうな(という言い訳を思いついた)ので、登坂速度を緩めて(楽をして)、間隔を調整しました。

 それにしても、晴れた休日の午前、まだ朝早い段階に、これだけのサイクリストが集まるコース。
 やっぱり、この辺りはサイクリングコースとしても人気があるんだな、と、思わされます。

 コースはPC1から北上し、ちょっとした尾根を越え、岩蔵温泉へと続きます。
 郊外の道路、という雰囲気が濃くなり、リラックスして走れるようになった道を気持ちよく進んで行くと……油断した頃に、ストリートビューで見ていた右分岐(キューシートNo.34)が現れました。

 後方から車が来ていたので、慌てて左に寄せて止まると、車に続いて反射ベスト姿の自転車乗りが通過。
 思わずその背中に声をかけ、こっちですよ、と手で示しながら、右への分岐を進みます。

 その時に、ミスコース方向の道筋を見て、スタッフレポートにあった、「登りが始まったら行き過ぎ」の一言を思い出し、確かにその通りの地形であることを見て、なるほどと思いましたが……。
 走っていると、意外に気付かないものです。事前にストリートビューで予習していなかったら、私も間違っていたでしょうね(^^;)。


18040107.jpg
正しい道筋を行く。
旧街道筋っぽい、
とても良い雰囲気の道。


 この先、再度県道に合流した直後の市道への左折路も、ストリートビューでチェックしていたので問題なく曲がり、旧街道の雰囲気が濃い道筋を進みます。
 東京都と埼玉県の境に近付いたところで、都道/県道221号に直進し、山王峠を目指します。


18040108.jpg
何の変哲もない交差点だが、
実はここが都県境。
この先が埼玉県で、
手前が東京都。

18040109.jpg
ちなみに、交差点には
道路管理境界の標識が建っていた。


 どうでも良いものを見つけて止まってしまう病気は、こちらに戻ってきても健在です(^^;)。
 住宅地内の街路にしか見えないこの道路が、都道/県道の指定を受けているのは、おそらく、これが元々の街道筋だからなのでしょう。

 そんな考えを裏付けるような物が、1km以内の間に、次々と出てきます。


18040110.jpg
都県境の交差点から、
数百メートルほど進んだ所にあるクランク。
旧街道の「枡形」の名残に見えるので、
この辺りは旧宿場なのだろうか。

18040111.jpg
枡形のクランクを過ぎた先にあった、
立派なお館。
昔の本陣だと言われても、
信じてしまうわ、これは。


 かつての宿場町の雰囲気が残る場所が色々あったのですが、この地域についての過去の情報を調べても、何も出てきませんでした……(探し方が悪かったのかも?)。
 しかし、首都圏は、特に高度経済成長期以降、急速に開発の波が広がった地域だけに、こうした「ささやかな旧跡」が、あっという間に廃れていることも多いのが、ちょっと残念だったりします。
 (反面、東北各地は凄かった。地域の歴史が、口伝含めて、かなり残っていたのでね)


18040112.jpg
そのまま、県道沿いを行く。
周囲の雰囲気は、
旧街道風でとても良い感じだ。


 秩父方面をフィールドにする自転車乗りの皆様には、走り慣れた道の一部なのでしょうが、私にとっては初めて走る道ですので、色々と刺激になるものが多くあります。
 この先も色々ありそうで、楽しみになってきますが……PC2までの間に、峠越えが二つも待っているので、さっさと進むことにしte


18040113.jpg
早速、古い石碑を見つけ、
気になったので止まって撮影。

18040114.jpg
石碑の上の方の文字。
右から左に「道路改修」と読める。


 地図上では、上直竹地区あたりに差し掛かった分岐の所に、妙に気になる古い石碑が見えたので、止まって撮影しました。
 自宅に戻ってゆっくり見てみたら、大正12年建立の道路改修記念碑のようです。

 大正12年って、私の祖父が生まれた年だな……。
 年代的に、おそらく旧街道線形から、現在の県道線形へと、道路の切り替えなどが行われたのだと思いますが、当時は地域に新しい道路が開通することは、記念碑を建てるくらいの重大事だったのでしょう。

 なお、この石碑のある分岐を左に行くと、天然記念物指定されているタブノキがあるようですが、約1kmほど離れているようなので、少々残念ですが、コースに復帰することにします。

 止まってばかりいると、どんどん時間をロスするので、そろそろ最初の山王峠に向かいましょう(^^;)。
 県道沿いに、上ったり下ったりを繰り返しているうちに、やがて道は少し急勾配に転じます。


18040115.jpg
そして急に谷が狭くなり、
前方に豪快な切通しが出現する。

18040116.jpg
この切通しの最高点が、
山王峠だった。
これ、ネットでよく見る標識だ(笑)。


 一つ目の峠、これでクリアです。
 最初の峠らしく、「ククク、四天王の中では(以下略)な感じでしたが、今思えば、これが私の中で、この先の道筋に対する警戒心を失わせた可能性が……。

 ちなみに、2枚上の画像で、道路から右に分岐する道(チェーン封鎖あり)が、この峠の旧道ですが、この旧道は現道の切通しにより、頂上部がすっぽり、無くなっているので、迂回路としては使えないそうです。
 しかし、かつてはこの切通しの天辺まで、道がクネクネと登っていたと考えると、今でこそ、比較的容易に越えられる峠ですが、歴史的には、結構な交通の難所だったのでしょう。

 写真撮影と、ちょっとした休憩を終わらせた後、次の峠、山伏峠へと向かいます。
 色々と時間を食ってしまったので、ノンストップで進もうと思っていたのですが……。


18040117.jpg
ネットで良く見るクジラを発見(笑)。
止まってしまいました……。


 何やってんだ、俺(^^;)。
 でも、まあ、こういう無駄な事をやりつつ走るのが、私のスタイルだったりしますので……。

 ちなみに、このクジラがある場所は、ゴムやプラスチックを加工し、造形物を製造する会社さんのようです。
 うん、なんかすごく納得してしまった(^^;)。

 そしてさらに先に進んだところで、そりゃ止まるでしょ、という場所を見つけてしまいました。


18040120.jpg
名栗川橋。
土木遺産にも指定されている、
大正13年竣工のコンクリート橋。

18040119.jpg
橋の由来などの説明。
内容をじっくり読んだのは、帰宅後(^^;)。


 遠目から樹間を通して見ると、欄干が建物の屋上に見えたのですが、近付いてみたら、この見事なアーチの形姿が目に飛び込んできたので、思わず足を止めてしまいましたよ。

 周囲にあった説明文によると、大正13年(1924年)竣工ですから、既に90年以上、ここに存在している事になります。
 この名栗川橋は、竣工当時において、埼玉県内では最も長スパンの橋で、現在でも軽トラくらいなら、通行可能な強度を維持しているようです。

 先程、路上で見た道路改修記念碑(大正12年建立)とはほぼ同時期ですので、この地域は大正時代に、道路整備等が一気に進んだのかもしれませんね。
 何となく、そんな状況が感じられる「ささやかな旧跡」。
 いやぁ、これは良いものを見ました。

 さあ、そろそろ7時スタートらしい皆様に、どんどん抜かれるようになってきたので、脱線はこれくらいにして、本気で先を急ぎましょう(^^;)。


18040118.jpg
そろそろ山伏峠に近付いた。
で、肉眼では、正面の山の高い所に、
白いガードレールの九十九折れが見えたのだが、
あそこまで登る訳じゃないよね?(^^;)

18040121.jpg
とにかく、この日は桜が見事で、
沿道風景をのんびり眺めながら、
マイペースで流すのが気持ち良かった。


 県道53号と73号の分岐を越えたあたりで、一般のサイクリストから追い越しざまに、「ミニベロでブルベはキツくないですか?」と尋ねられたので、「とってもキツイです!」と即答しつつ、先に進みます(笑)。

 やがて道幅が狭まり、集落内を蛇行しつつ、急激に高度を稼いで行くヘアピンの連続になります(この辺りで、がんちょさんにサクッと追い越されました)。
 いきなり上がる斜度に、まだギア比特性を把握していない車体は、急激に重くなったように感じられ、どんどんロー側へと追い込まれていきます。

 ちょっと、まだこれ2つ目だよね?
 何で、こんなに本気度高そうな勾配になってんの???


18040122.jpg
突然、牙をむき始めた山伏峠の路面。
ロードの皆様にぐいぐい抜かれる。


 思っていた以上の斜度の変化に、多くの自転車乗りブログに溢れている、「最高斜度区間はきついが、それ以外は別に……」という記述に、大いにツッコミを入れたい気分になってきました。

 絶対、「※ただし、坂馬鹿視点から見た場合に限る」等、脚注を省略していますよね、アレは!!

 いや、考えてみれば、「山伏=修験者=荒行が日常」なのですから、『地名は「名は体を表す」の法則』に従ったら、交通の難所になっていてもおかしくはないのです。
 山王峠がそれほどでもなかったのと、コース名の定峰峠こそが本番だろう、と勝手に想定し、まだここはそれほどでも無いはず、なんて考えていた自分が甘かった……。

 集落内のS字カーブの途中で、暑くなってきたのでウェアを一枚脱いで、軽装になります。
 少しは楽になったか、と思いきや、東北のブルベで越えていた峠とは決定的に異なる状況のため、どんどん悪い方向に追い込まれていく気分になってきました。

 関東のブルベで、東北のブルベの峠越えと比べて、はっきり違った所。
 それは、道路の車両通行が、「非常に多い」ことでした。
 このおかげで、場合によっては思ったような走行ラインを取ることができず、「嘘やん……」という気分になる事もあったりして……。

 この日は絶好の行楽日和でもあったためか、四輪、二輪、軽車両の、とにかく多数が同じ道路上を走っており、列をなして追い越しをかけられた時は、長時間、左ベタ付きギリギリのラインをキーブしないと危険を感じる場面もありました。
 しかも、左ヘアピンカーブなど、道路左端が部分的にとんでもない斜度になる場所に限って、オートバイが深くバンクを取って曲がっていくので、自転車は本当に左側ギリギリの、局所的超急勾配を通らないといけない場面もあったりして……。

 何度か、そんな感じできつい思いをしたので、材木置場がある左ヘアピンカーブの手前では、後方から来たオートバイの集団をやり過ごそうと、駐車帯に逃れて一旦停止し、様子を見たりもしました。
 しばらく、下からエンジン音が聞こえないことを確認後、再度こぎ出して、前進を再開……したかったのですが、カーブを越えた先で勾配が急変し、ダンシングに切り替えるも……。


18040123.jpg
画像だとあまり伝わらないが、
突然、壁のような路面が前に出現した。

山伏さん、荒行すぎやしませんかね?


 ギアはインナーローに落としてあるのに、クランクが、立ち上がって体重をかけても、もう全く、1ミリも回転してくれない……。

 コケるよりまし、と、あっさり諦めてビンディングを外し、道路左端を押し歩きで登り始めます。

 周囲は、春の花が満開の美しい風景に、とても良い天気。
 こんなハイキング日和に、皆様、何でサイクリングなんかやってるんですか?
 もっとゆっくり、峠の風景を楽しみましょうよ!


18040124.jpg
ハイキングを楽しむの図(時速4km未満 ^^;)。
機材選択について、
微妙に後悔していたのは内緒である。


 この時点でなかなか厳しいな、と気付き始めましたが、私、ミニベロから自転車の世界に入ってきたものの、ミニベロで激坂含みの数キロ登りっぱなしの峠越えなんて、ほとんど経験していないことに気付きましてね……(奥多摩湖までは何度か行ったが、それくらい。仙台ではミニベロは、専ら町乗り用だった)。
 後に定峰峠でも痛感させられますが、こういう激坂込みの道筋では、最終的に「押す」ことになっても、700Cの方が楽でしたよ、絶対……。


18040125.jpg
ホントに色々あったが、
何とか峠に到達。
これもネットで良く見る標識だ(疲)


 ネットで良く見る形で記念撮影後、周囲にいた数人の皆様とともにダウンヒルを開始し、正丸トンネルの秩父側まで行きます。
 その後、国道299号沿いは、PC1まで私が前を引っ張った参加者の後ろに付く形になりました(ブルベ初参加だと聞いた覚えがある。初心者に前を行ってもらういという鬼のような状況 ^^;)。

 この、国道299号沿い、最初は良かったのですが、秩父市街地に近付くにつれて交通量が多くなっていき、最終的には信号1回では捌き切れないほどの車がズラッと繋がるくらいの渋滞になってしまいました。
 結構、道路端の舗装が荒れている場所もあったのですが、後ろに車が続いているため、あまり右に寄せる事も出来ません。

 豪快な下り基調の道であるため、しばらくすると参加者が何人も後ろに詰まってしまいます。
 時間が経つとともに、追い越しがしづらい事に、車側も自転車側も、何となくピリピリムードになってきた気が……。

 そして、しばらく進んで行くと、路面振動に合わせて、車体から何かプラスチックの部材が打ちつけられるような、カキンカキン、という音がし始めました。
 何か、装備が外れかかったのか、と思ってハンドル回りなどをチェックしてみましたが、特に問題はなさそうです。

 とりあえず、PC2まで行ったら、装備をチェックしようと考え、前進を続けます。

 秩父市街地に入ると、道路の渋滞は本格的に酷くなり、強引に追い越して行く参加者も出てきました。
 渋滞はどんどん酷くなり、詰まって動けない時間が長くなるため、貯金もどんどん、切り崩されています。

 いつまでこの状態が続くかなあ……と思い始めた頃、左手に有名な道草ポイント、「ひつじや」さんが現れました。
 ここまで来たら、PC2はすぐそこです……が、かなり貯金を切り崩し気味なので、先を急ぎました。

 ひつじやさんの先の交差点で、北上方向に進路を取ると、まもなくPC2に到着です。

PC2チェック:11:31

 あれれ、やはり貯金は20分ほど減り、いつもどおりのギリギリ隊になってきましたね(^^;)。
 まあ、いつもどおりなら問題ありません。
 いつもどおり、走ればいいや(開き直り)。

 ちなみに、走行中に振動に合わせて、車体から「カキンカキン」と音がしていた件ですが……。

 テールランプ、CATEYE Omni 5のカバーが振動で外れかけ、脱落防止に装着していたゴムでかろうじて押さえられた状態で、カパカパ動いていたのが原因でした。


18040126.jpg
当時の状況を帰宅後に再現。
振動でカバーが外れ、
電池が片方、脱落していた。

……今期、更新導入したばかりの、
白エネループがあぁぁぁ!!


 うん、このテールランプ、時々、カバーが外れた、という話を聞きますが、実際に自分が体験したのは、初めてです(- -;)。
 ホントに落ちるのか?と、かなり懐疑的に考えていましたが……落ちるんだな……。

 とにかく、今季、導入したばかりの新品の電池が犠牲になりましたが……蓋は守られました(^^;)。
 いやあ、ゴムバンド、つけておいて良かった……。

 なお、この日は、「まだ日没が早いため、念のため」と考えて持ち歩いていた、Amazon黒電池に交換して事なきを得ました。
 (まあ、予備電池がなくとも、PCのコンビニでアルカリ乾電池を購入すれば、大丈夫だった。乾電池モデルは、こういう時に、本当にありがたい)

 そんなハプニングはありましたが、時間的にはお昼にちょうど良い感じです。
 定峰峠の、ヒドイと噂の迂回路登坂を控え、ここでがっつり食事をする事にします。

 ま、私はグルメには無頓着なので、コンビニの冷やしうどんだったのですが……。

 さて、この先に待っている3つ目の峠、定峰峠の頂上で、このコースは半分を消化。
 そこから先、PC3までの間は、多少の借金があっても返せる場合が多いため、このコースはPC3に時間内に辿り着きさえすれば、ほぼ完走は間違いない、と言われています。

 それならどうにかなるよね、と、軽い気持ちで居られたのは、ここまでだったかもしれません……。


(続く)
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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