日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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仙台国際空港 サイクリングポートを見てきた。

 2017年12月1日付の会社の辞令で、東京勤務に戻ることになりました。

 震災直後の初夏に赴任して以来、気がついたら6年強。この仙台に、地元感がしっかり根付くには十分な時間だったと思います。
 色々考える事もありますが、これから引き継ぎや住所変更等の手続きに入るため、実際に赴任するのは年明けになるでしょう。

 それまで、十分にこちらの生活を満喫したいと思います。

 では本題です。
 宮城県の空の玄関である「仙台国際空港」。地元では一般に、「仙台空港」と呼ばれています。
 仙台市の南、名取市の海岸エリアに位置しており、冬でもほとんど雪が積もらない地域であるため、宮城県内だけでなく、山形県や秋田県から、冬季の屋外実走のためのフィールドとして訪れる人も多い地域です。

 そんな場所にある仙台空港ですが、先日、自転車関係のニュースを配信しているCyclistさんから、仙台空港に自転車乗り向けのサービスとして、「サイクリングポート」施設が設置された、というニュースが配信されました。

 仙台国際空港「サイクリングポート」を運用開始 輪行箱を預けられる大型ロッカーも設置(cyclist.sanspo.com. 2017年11月30日)

 ほう、地元の空港にこんな設備ができたとは。
 発表があったすぐ後の週末には、ちょうど中心街に用事がありましたので、早目に終わったら、空港まで足を延ばして、様子を見てみようと考えました。

 で、2日(土)に、実際に見てくる時間が取れましたので、現地視察レポートをお送りします。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


 仙台国際空港は、2016年に国管理空港としては初めて民営化に移行し、地元のウォーキングやランニングを愛好する皆様向けのサービスである「ランナーズポート」のサービスを設置したりしてきました。
 今回設置された「サイクリングポート」は、こうしたサービスの自転車版であり、飛行機輪行で訪れるサイクリストの快適な旅を支援する事を目的とした施設、との事です。

 設置には、近年、東北発の自転車イベントとして、全国レベルで名が知られるようになった「ツール・ド・東北」が主体となった「ツール・ド・東北基金」の助成を受けているようです。

 ツール・ド・東北、はじまった当初は地元感覚との乖離があるような、そんな違和感もあったイベントですが、現在では地元との連携も進み、しっかりと地域に根差したイベントになってきた感じがありますね。
 昔、結構、辛辣な内容の話題を書いた覚えがありますが、早計だったと素直に反省しています……。

 まあ、過去の反省は別所でしっかりやるとして(^^;)、飛行機輪行で旅をする場合、どうしても問題になるのが、輪行で使用したケースをどのように保管するか、という所です。
 荷物は、必要最小限を持ち歩くことにして、空港のロッカーに預けることもできますが、輪行ケースは何も入っていなくとも大きく、持ち歩くのはまず不可能で、どこかに預けるとしても、苦労しますので……。

 空港施設によっては、手荷物一時預かりのサービスがあるので、そこに預けることもできます。
 しかし、自転車を組んで、荷物を整理した後、また空港内のサービスカウンターまで移動する、と考えると、その間、自転車をどうするんだという問題が発生したりもします。

 意外な事に、どの地域でも、空港の周辺には、自転車の駐輪場はあまり便利な場所にはなかったりします(あっても、駐車場の片隅に白線で区切っただけの露天で、モーターサイクルと共用という場合が多い)。
 ケースを預けに行くために、まさか、空港内を押し歩いて行く訳にもいかないですしね……。

 そんな、自転車乗り視点から見て厄介な状況を解決したのが、今回のサイクリングポート、という形になります。
 では、実際に、どんな感じであったのかと言いますと……。


17120202.jpg
まずは設置された場所について。
空港ターミナルビルの1階の東側、
国際線到着ロビー側になる。
(国内線到着ロビーは1階西側)

17120201.jpg
建物内の位置的には、
写真の案内図だと、
一番下の4番出入口近くだ。


 自転車、という大荷物を扱うので、他の利用客の迷惑にならないよう、場所が空港ビルの端になるのは仕方がないでしょう。
 しかし、到着ロビーと同じフロアなので、大型バッグや輪行箱を担いで移動するにも、カートで運ぶにも、それほど苦労する事がないのはありがたいと思われます。


17120203.jpg
4番出口を出てすぐ左手にある、
サイクリングポート。
自転車をひっくりかえせるように、
足ふき用のマットとサイクルラックがある。
また、頭上に簡易的ながら屋根があるので、
悪天候時にも助かるかもしれない。

17120204.jpg
空港建物内にあるサイクリスト用ロッカー。
4番出入口を入ってすぐの場所にある。
上段が荷物用の小室、
下段が輪行箱用の大型ロッカー。


 主要な設備は、4番出口を出入りするだけで、歩いてすぐに到達できるように配置されています。
 ロードなどの高価な自転車からは、長時間、目を離したくはないですから、これはかなり有難い配慮だと思います。
 こういう、施設の配置等を見ると、かなり自転車に乗りこんで、しかも「旅」を経験している立場の意見が取り入れられたのだろうな、という気持ちになります(実態がどうかは知らないのですが ^^;)。

 なお、サイクリスト用ロッカーは、6基あり、庫内サイズが幅394×奥行き875×高さ1,338(mm)です。
 これは、飛行機輪行用の耐衝撃輪行バッグとして有名な、オーストリッチのOS-500の自転車収納時のサイズ(幅210×高さ820×長さ1,350mm)とほぼ同じサイズです。

 OS-500はソフトケースなので、自転車が入っていない状態なら、多少潰して押しこめば、三つ折りにせずに収納できそうです(まあ、三つ折りにしたら、大型コインロッカーに入っちゃいますけど)。
 また、OS-500の展開状態よりサイズが小さい、飛行機輪行対応の、三辺の和が203cm未満のバイクケースなら、収納できるサイズの物も多いでしょう(事前にサイズを測っておく必要はありそうだけれど)。

 そう考えると、飛行機輪行で使ったケースをロッカーに放り込んで走れるのは、非常にありがたいと思います。
 私が遠征先の空港にこういう施設が設置されていたら、間違いなく、利用を考えますね……。


17120205.jpg
ロッカーはいつでもパカパカ開ける訳でなく、
空の状態でもロックがかかっている。
タッチパネルで預入等の操作が必要。

17120206.jpg
預ける、取出す、のどちらかを指定すれば、
ロッカー番号の指定画面になる。
ここで番号を指定後、
料金を投入して初めて、扉が開く。


 なお、利用料金は、最初の12時間は800円。
 12時間を越えた場合、その後24時間ごとに800円が加算される仕組みになっているようです(預入期間は、最大で利用開始から192時間:8日間)。

 日帰りで12時間以内の利用なら、800円。一泊二日でも、1,600円程度で預け入れが可能、というのは、なかなか妥当な範囲ではないかと思います。
 ただし、利用可能(荷物の出し入れが可能)な時間は、6:30~21:30となっており、この時間を外れると荷物は翌朝まで出せないかもしれないので、到着時刻が遅くなり過ぎないように注意した方が良いでしょう(^^;)。

 ちなみに、上段の小型ボックスは、庫内サイズが幅394×奥行き875×高さ385(mm)で、12時間で400円。その後は24時間ごとに400円の加算です(預入期間の制限は同じ)。

 なお、このロッカーは、100円玉のみ使用可、の設定になっていますので、あらかじめ小銭を用意しておく必要がありますので、ご注意!

 そして、仙台空港では、この駐輪&整備用スペースと輪行箱対応ロッカー以外にも、六角レンチ等の工具やフロアポンプの無料貸し出しを空港のインフォメーションで受け付けています。
 また、「ランナーポート」との共有ですが、有料のシャワー&更衣室の利用(利用料:800円、タオル:100円)についても、空港のインフォメーションで受け付けていますので、走った後、汗を流してから飛行機に乗ることができます。

 色々、至れり尽くせりで、来年の「ツール・ド・東北」には、飛行機輪行でいらっしゃる皆様も増えるのではないかと思います。

 しかし、せっかく、こんな施設があるのですから、年間、ある程度の利用があると良いな、と思いますね。
 せっかく設置したのに、利用が少ない、という事になったら、維持費節約のため撤去、なんて事にもなりかねませんので……。

 それには、仙台空港を起終点とした、魅力的なサイクリングコースについて、地元の観光業界だけでなく、一般の自転車乗りもあわせて、どれだけ「地元の良いところ情報」を発信できるか、にもかかってくる気がします。
 あの震災を越えて復興しつつある海岸エリアをはじめ、北は松島や三陸海岸、南は相馬の野馬追や松川浦などを巡るコース、西へ向かって、蔵王へと登るタフなヒルクライムコースなどが定番でしょうが、それ以外にも色々な場所を紹介できれば、面白くなるでしょう。

 なお、仙台国際空港のサイクリングポートに関する詳細な内容は、仙台国際空港ホームページ内、サービス・施設「サイクリングポート」も参考にして頂ければと思います。

 ……ただし、ちょっと気になるのが、上記の空港ホームページと、現地でロッカーに貼付られていた説明用紙とでは、荷物預入の最長期間が違うことだったり……(ホームページ:最大10日。現地説明書き:最大8日)。

 うん、まあ、私が旅行する時を考えても、一泊二日~二泊三日程度の利用が主になると思われますので、そんなに長期間、荷物を預ける人は少ないと思いますが、利用される前に、一応、空港に確認して頂いた方が良いかもですね(^^;)。

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YO-TA

Author:YO-TA
2018年1月に、東北勤務から再び東京に転勤となりました。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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