日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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【実走編4】EAST END OF THE WORLD 2016年BRM715北海道1200

 どうも。
 最近、「宮城組の泣き言担当」という肩書を頂いた(らしい)YO-TAです(笑)。

 まぁ〜、確かに、コース上ではあちこちが痛いだの、眠いだの、力が入らんだの、いろいろ叫んでいますからね(^^;)。
 でもまあ、あれって、ああやって口にすることで発散させている部分もあったりしますし・・・。
 (眠い、なんかは、本当に眠くてヤバイ時が多いですが・・・)

 ま、またいつものやつが始まった、と思って、聞き流してくださいな(^^;)。

 では本題です。
 北海道1200のレポート、実走編の4になります。

 前回の終わりで、折り返し地点の納沙布岬に到着しました。
 今回、非常にクリアな風景の納沙布岬を見ることができましたが、他の方のレポートの文面によると、地元の皆様が言うには、これだけの好天に恵まれるのは、数年に一度くらいのことだ、ということでした。

 今回のブルベは、本当に、天候面では恵まれすぎていましたね・・・。

 さて、折り返し点に到達したということは、ここから先は復路。
 納沙布岬から札幌へと向かいますが・・・。

 実際のコース行程を見ると、実は復路の方が数十キロ長く、しかも越える峠の数が多いという設定になっています。
 総じて走りやすいコースだったのですが、楽ができるコースではありません。
 こういう所は、きちんと事前にチェックしておかないと、実走段階で色々と戸惑う所です。

 そんなわけで、長い長い帰還路の始まりです。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。

1.復路開始:ナイトライド第2夜
 納沙布岬に到達した後のことで、私が最も危惧していたのは、「ゴールまで、いかにしてモチベーションを保つか!」という、その一点でした。

 今回のブルベは、経路が多少異なるとはいえ、札幌~納沙布岬~札幌の往復コース。
 中間地点より少し手前に、折り返し点である納沙布岬が設定されています。

 しかし、中間地点にこうした象徴的な場所があると、そこに到達した満足により、緊張が切れて復路がグダグダになったり、往路で体力を使い果たして自爆する、なんて事が往々にして起きます。

 登山やハイキングで、「頂上には到着したけれど、もう下る体力がない」とか、「あとは下るだけだから楽だ」といって、下山時に転んで怪我をする事例が後を絶たないのと同じように、象徴的な折り返し点に到着したことで、気分が弛緩してしまって、帰路に悪影響を与えないかが心配でした。

 特に、今回はまだ600km以上になる道のりが待っていますから・・・。
 復路の道のりは、往路より、よほど厳しいものになることを覚悟しておかなければなりません。

 ・・・まぁ、この時点で、「名物、北見カレー解禁!」という素晴らしい情報が舞い込んでいたので、「何が何でも帰るぞコノヤロウ!」という闘志を燃やすのは、案外簡単でしたが・・・(^^;)。

 納沙布岬からの帰還路、根室半島部分については、北回りでもOKの案内がありましたが、私は今来た道を戻ることを選択しました。

 もともと予定になかった展開を組み込みたくなかったのと、これから先、スライドする参加者の数で、自分の走行している位置が、参加者のばらつきの中で、どれくらいの位置なのかを確認したかったこともあります。

 あとはやはり、スライドする時のエール交換が、自分が走っている時には大きな励みになるので、できれば後続の皆様にもちゃんとエールを送りたいな、という気持ちも無きにしも非ず・・・(いや、別にいいから、さらっと通り過ぎてよ、という方もいらっしゃるとは思うのですが ^^;)。

 納沙布岬の先端から戻ったその足で、復路の道にかかります。
 早速、台湾からの参加者数名が到着する所だったので、手を振り合ってスライドします。


16071598.jpg
不思議な形の風車群が並ぶ、
ウインドファーム。
しかし、普通の風車ほど、
回転していないような?


 このウインドファームの所で、写真撮影中だったちゃりけんさんに追い付き、合流しました。
 往路でスライドした覚えはないので、納沙布会館周辺の狭いエリアの中ですれ違っていたことになります。

 PCのチェック記録では、ほんの数分間の差でも、顔を合わせることがない、というミステリーな状況が、ここでも展開していました。
 まあ、お手洗いに行ったり、岬を見に行ったり、食事をしたり、そういうちょっとした間に、すれ違いが起きていたのでしょう。

 またしばらく、合流して走る事にします。
 そうそう、先程、睡魔でストップしたSさんも、たまがわチームの皆様も、元気に納沙布岬に向けて走って行きました。


16071599.jpg
沢山の参加者とスライドしつつ、
根室市街地へと戻る。
正面の高台の上が、
根室市街地。


 納沙布岬~根室市街地の間だけでも、数十人くらいの参加者とすれ違ったでしょうか。
 ずいぶん後方に落ちたと思っていましたが、どうやら後半組のボリュームゾーン内にいるようです。

 根室市街地に入ったところで、ちゃりけんさんから、「寿司、食べません?」との提案が。
 ここまでの道筋では、食事のほとんどがコンビニ飯でしたし、回転寿司との事だったので、もうそれは是非に、と提案に乗ってしまいます。

 そして、コース上、道路の反対側にある、根室の有名店、回転寿司花まるさんにピットイン。
 私達が入る前に、何人かの参加者が、そこからコースに復帰してくる姿が見えたところをみると、どうやら、結構な数の参加者が立ち寄った様子でした。

 そして、寿司のネタ選びは・・・これがえらく迷いました。
 おいしそうなネタは、やはり値段が高めに設定されているのと、どれくらいの大きさのネタが乗ってくるのかがわからないので、加減がわからないという事もあり・・・。

 しかし、今が旬だというアブラガレイと、幻の魚、トキシラズは外せない、ということで、それらを含む5皿10貫をオーダーしました。

 これがもう、大当たりで!!

 アブラガレイは、本当に脂が乗っていて、かといって身がしっかりしているので歯ごたえもあって。
 トキシラズは、まあ、サケだと言われればそうかもしれませんが、サーモンの切り身とは比べ物にならないくらい、脂が乗っていて美味でした。

 おうふ、何だかすごく満足度が高いそ・・・。
 もうここで終わりでもいい・・・(←おいこら)。

 馬鹿な事はそこまでにして、北見のカレーをゲットすべく、さっさとコースに戻って、厚床方面へと向かいます。


160715a0.jpg
日没が近くなり、
太陽はいつの間にか、
オホーツク海の水平線近くまで
下りてきていた。


 太陽は、根室から見ると北東方向、オホーツク海、風蓮湖方面へと沈んで行くようです。
 今の走行ペースなら、厚床に着く前には周囲は暗くなってしまいそうです。


160715a1.jpg
夕暮れの温根沼大橋。
まだまだ沢山の参加者が、
納沙布岬を目指して走っていた。

160715a2.jpg
風蓮湖の夕暮れ。
写真趣味の皆様はじめ、
多くの方がカメラやスマホを構えていた。


 復路の温根沼大橋に差し掛かったのが、Exifの記録から18:40頃。
 正直、これくらいの時間から納沙布岬を目指しても、復路の別海(PC5)に戻る時間は遅くなり、ほとんど休むこともできずに再出発しないといけなくなるはずです。


160715a3.jpg
厚床の手前、20kmほどの場所。
自動増感で明るく見えるが、
ほとんど真っ暗だ。


 それでも、納沙布岬は通過チェックなので、21時にスタッフが撤収後も、写真等で通過チェック扱いとなります。
 また、復路の別海は600kmを越えるため、クローズ時間の制限が緩和されることから、時間的余裕も出てきます。

 そういう所まで見越して走っているのであれば、今、対向して後方にむかう皆様にも、完走のチャンスは残っています。
 最後まであきらめない皆様との擦れ違いは、厚床の直前まで続きました。

 往路にも立ち寄った、厚床のコンビニに立ち寄り、軽い食事などで補給します。
 ここから先は、完全なナイトライドで別海のPC5を目指します。
 厚床の町を出ると、周囲は完全な闇の中となり、ライトが届く範囲の中、車線の端を示す矢印表示が、延々と反射して続いています。

 周囲は静まり返り・・・と思いきや、「ギイイィィ、ギイイィィ~シュワシュワシュワ」という、独特の鳴き声が暗闇の中に響いています。
 後に、これがブリーフィングで熱く語られていたオオジシギの鳴き声だと、動画サイトを渡り歩いて気付かされるわけですが、走行中には、変な声の鳥がいるんだなあ、とだけ考えていました(^^;)。

 ちなみに、オオジシギの雷急降下には、一度も気付きませんでしたね・・・。
 っていうか、私、明るい時間帯にこの辺りで、「何か、茶色いシギっぽい鳥が飛んで行ったな」と思った時があったのですが、それがもしかしたらオオジシギだったのかも?
 (とはいえ、茶色いシギって、いっぱい種類があるからなあ・・・。飛来期で大体、種類がわかるのかもしれないけれど ^^;)

 真っ暗な道を、ちゃりけんさんと二人、ライトが照らす範囲を頼りに前進して行きます。
 アップダウンがある場所は、車線端を表す矢印がぐいっと下に下がっていくので、斜面への入口は良くわかるのですが、どこまで登り返すのか、その高さが良くわかりません。
 タイミング良く、対向車が来てくれると、そのヘッドライトの出現位置で、大体、登り返す高さがわかるのですが、それが自分が走っている場所より、明らかに高い場所になっていたりするのが嫌らしいところです(^^;)。

 厚床~別海の間は、厚床の標高(約40m)に対して、別海の標高(約20m)を見ると、下り基調に感じられるかもしれませんが、その間の湿地帯の最低標高が約2m。
 そして、別海市街地に至る手前、ヤウシュベツ川とポンヤウシュベツ川に挟まれたピークが、標高32mほどもあるなど、大きくアップダウンするため、下り基調とはとても言えない道筋でした。

 真っ暗な中、ポンヤウシュベツ川を渡る克巳橋から続く、長い長い緩やかな登りにいためつけられ、別海町に戻ってきました。

PC5チェック(645.2km):21:18

 今日の行動は、一応、ここで〆るつもりでした。
 ちゃりけんさんは、この先、虹別か弟子屈まで、ソロで走ろうか、とも考えていたようですが、私がもう仮眠に入る気満々な様子を見て、一緒に仮眠することにしたようです。


160715a4.jpg
別海町民体育館内の仮眠所。
ほとんど野戦病院状態(笑)。

布団、枕、毛布のセットを
自分で好きな場所に並べ、
そこで寝る形式だった。


 銀マットの上でごろ寝、程度を考えていたのですが、布団に毛布が使えるのはありがたい!
 これで体を冷やしたり、固い床で体を痛めたりする心配なく横になれます。
 (ちなみに、この布団や毛布は、リネンの専門業者さんにお願いした?ような話を聞かせて頂いた)

 本当に、今回のブルベは、欲しい時、欲しい所に欲しい物がきちんとある、という、ホスピタリティの高さがありがたいブルベでした。
 22時頃、布団に潜り込み、今日一日と、明日の行動予定を少し振り返ります。

 一日の行動を〆て仮眠する、とはいえ、二日目のこの段階での走行距離は、300km程度です。

 次のPC6北見のクローズは、翌日の13時過ぎ。
 クローズに間に合うように行動するには、美幌峠を朝、通過する必要があります。
 別海~弟子屈間の、根釧台地のまっすぐ道は、往路でたっぷり3時間以上。
 復路はごく微妙な登りになることも踏まえて逆算すると、午前1時頃、遅くとも3時には、この別海を出発する必要があるでしょう。

 ちゃりけんさんとは、1時に出ましょうか、という事にして、目を閉じました。
 各々、それなりに互いの距離を置いているとはいえ、静かな空間に響いてくるNoizeの中、真夜中に起きて行動開始という、変則的な時間での行動になる事に一抹の不安を覚えつつ、眠りについたのでした。

2.濃霧のパノラマ Part.2
 別海町民体育館、午前1時・・・の少し前。
 どなたかのスマホが、じゃかじゃーん!とアラームを鳴らしたことで、目が覚めました。

 霞がかかる頭を振りながら上体を起こしましたが、周囲も同じような状況らしく、ううぅ、とも、ぐううぅ、ともつかない呻き声が響いています。
 時計を確認し、そろそろ1時になる事は確認しましたが、やはり中途半端な時間に起きたからか、体と意識のスイッチが、いまいち繋がりません。
 正直、ここであと2時間ほど寝てもいいかな・・・と思いましたが、1mほど離れた隣りで仮眠していたちゃりけんさんから、行く?と確認の声がかかったので、行きましょう、と、自分を鼓舞するように言って、布団を片付けます。
 (なお、別海PCの仮眠所は、午前3時には体育館の明かりがつけられ、撤収が始まったらしい)

 午前1時は、正規のスタート時刻に対する、PC5のクローズ時間頃です。
 どうやら、同じタイミングで行動を開始しようという人は、それなりの数になるようで、ううう、とうめき声をあげながら、のろのろ、フラフラと、出口に向かった十数人の集団は、まるでゾンビの群れのようで、ちょっとホラーな風景でした(^^;)。

 休憩室でコーヒー牛乳とバナナをいただいて補給後、駐輪場に出ます。
 明け方の冷え込みを想定して、アンダーはジオラインの中厚手、レインスーツの上下を装備して、出発しよう・・・としますが・・・。

 「それだと暑くならない?」

 と指摘されて、改めて周囲の気温の感覚を見ると・・・冷え込みは思ったほどではなく、確かに、ちょっとこれは重装備すぎるかもしれません。
 下半身は昼間と変わらない装備に戻して、レインパンツはキャリアバッグ内に丸めて突っ込み、再スタートです。

 別海から西春別駅前、虹別を抜けて、弟子屈に至るまでの、ほぼ平坦なまっすぐ道に沿って、暗闇の中をスタートします。


160715a5.jpg
闇夜の別海を出発。
どこまでもまっすぐ続く道は、
1~2km先の信号まで見えていた。


 この、深夜の闇夜のまっすぐ道は、延々遠くの信号を見ながら、とか、なかなか近付いてこないヘッドライトを見ながら、とか、追い越して行った車のテールランプがいつまでも見えている、とか、色々な形で精神攻撃をかけてきますね・・・。
 実際、キロ単位で離れた場所の信号を見ながら走ると、物凄く変な気分になってきます。

 なお、この日の夜も空には厚い雲がかかり、それほど冷え込みは感じられませんでした。
 未明~明け方の冷え込みを恐れて、結構な重装備で出ましたが、逆に暑くなってきます。

 1時間ほど走ったところで、道の宿しまふくろう、という施設があったので、一旦停止。
 この時、私はアンダーをメリノウールの薄手に換装し、AJ-PBPベストにFlandrienという通常夜間装備に切り替えることにしました。

 なお、この「道の宿しまふくろう」さんの建物前には足湯があり、その周辺は妙に温かかったので、ここで野宿仮眠も可能だったかもしれませんが・・・。
 宿泊もできる施設のようなので、休憩程度ならともかく、完全野宿のような事はやらないほうが賢明でしょうね・・・(ご迷惑がかかりそう)。

 ちなみに、この辺りでキャーンキャーンとキタキツネの声が響いていましたが、一体、何があったのやら・・・。
 (私達が、縄張りに急に入ったとか、子供がその辺りにいたとか、そんな感じかな? 今期の繁殖周期では、まだ子別れしていないはずだし・・・)

 そこからしばらく走っていると、周囲がだんだん明るくなりはじめるとともに、物凄い濃霧が立ち込めてきました。
 霧がかかり易いのは、根釧台地の気象特性のようで、PCに詰めていたスタッフからも、「この周辺はいつもこんな感じだよ」という話は聞いていましたが、こんなに濃い霧が普通にかかるのか・・・。
 視界は、ライトの照射範囲を考慮しても、数メートル程度しかないように思われます。


160715a6.jpg
西春別駅前付近。
アイウェアが曇り、
拭ってもすぐに結露するレベルの濃霧。


 西春別駅前のコンビニに一旦停止して、朝食も兼ねてしっかりとした補給を行います。
 補給を行っている間に、Sさんが追い付いてきて合流。
 そして、この周辺の宿に宿泊した、というヒロ ヨシダさんが現れました。

 確かに、別海のPCは、一日の行動を〆るにはちょっと近い場所で、早目に仮眠に入り、変則的な時間に出発する必要がありました。
 そんな事もあって、数十キロ進んだ虹別や弟子屈に宿所を確保し、そこまで走る皆様もいらっしゃいました。

 ちなみに、当初、ちゃりけんさんも別海で仮眠せず、虹別か弟子屈まで走って、道の駅などで仮眠する想定だったようですが・・・。
 この先、虹別を過ぎて、弟子屈までの間の丘陵地帯を濃霧の中、走った感じでは、ちゃりけんさん曰く、「この道を夜中に一人では走れなかった」との事。
 確かに、別海から弟子屈までの60kmの間、ほぼまっすぐか、ダラダラ登りかが続きますから、退屈過ぎて、睡魔にやられて大失速し、弟子屈に着いた頃には、別海仮眠組が後ろに迫って来ているという状況になるかもですね・・・(いや、私は絶対、そうなる ^^;)。

 このコンビニで、フロントディレイラーの調子がおかしかったエンメアッカ号(フロントインナーに落ちなかった)のワイヤーを調整するとともに、霧雨で綺麗に油が落ちてしまったチェーンに、Sさんのオイルを注していただき、美幌峠へのアタック準備は(車体的には)整いました。


160715a7.jpg
虹別を出て、弟子屈までの丘陵地帯。
霧は本当に濃くて、
防風林も距離20m程度まで近づかないと、
そのシルエットが見えてこない。

160715a8.jpg
パイロット国道最高部への登り。
頂上で振り返ると、
霧の中、前照灯をつけたちゃりけんさんとSさんが、
霧の中を登って来ている。


 パイロット国道の最高部まで来たら、弟子屈まではもうすぐです。
 美幌峠の前に、コンビニで補給をしてからアタックしよう、という事で、昨日に続いて、朝一番に弟子屈のセイコーマートを訪問することになりますが・・・。

 ここで私の身体にプチ異変。
 ブルベ中に限らず、時々、血糖値が急に下がった時に発生する、急激な飢餓感に似た感覚により、胸が悪くなるというか、そういう状況が出てしまいました。
 同時に、腹が冷えたのか、急激な腹痛が・・・。

 これはいかん、と、ミネラルバランスキャンディ(もちろん糖分も多い)を口に含み、だましだまし前進して、何とかコンビニに到着。
 お手洗いは順番待ちになりましたが、何とか軽量化も無事に終わり、腹のトラブルも抑えることができました。

 ふう・・・。

 あとは、急激な血糖の低下を招いていたので、とにかく食う。
 セイコーマートは、100円程度でボリューム軽めのパック食品が充実しているのが良いですね。
 ここでは鶏肉たっぷりのペペロンチーノだったかを補給後、血糖値低下対策でジェルをワンパック、固形ゼリー型補給食をさらに補給して、美幌峠に備えます。

 ちなみに、テーブルからガラナを落っことしてしまい、炭酸爆弾に変えてしまったので、ちびちび飲みながらワシャワシャ振って、炭酸をすっ飛ばしながら飲み続けました。

 一通り補給が終わったら、美幌峠に向かってアタック開始です。
 峠はそれぞれのペースで登り、美幌市街地に入って、左手にあるコンビニで合流することとして、先に進みました。


160715a9.jpg
クッシー街道。
この辺りでチコリンさんら、
別海から撤収途中のスタッフカーからの
応援を受けた。

160715b0.jpg
それにしても霧が低い。
この様子だと、
美幌峠はまた霧か?


 実は、美幌峠(復路)のアタック時間は、「美幌峠周辺は、早朝には霧がかかることが多いものの、1時間ほど待つと、急に霧が晴れて屈斜路湖の素晴らしい展望が見える時がある」という情報をもとに設定してあったりします。
 麓に到着した時間が6:30なので、頂上に至る頃には7:30頃・・・。
 それなら、ちょうど霧が晴れて、屈斜路湖が見えるようになるかもしれない・・・と、そんな淡い期待を抱いてのアタックでしたが・・・。


160715b1.jpg
美幌峠の弟子屈側の登りにかかる。

160715b2.jpg
こちらの斜面は、
どちらかと言えば本州の峠のように、
わかり易い「峠の斜面」だった。
蛇行する道を、
あのカーブまでこのペースで、など、
自分で走り易いペースを作って登れる。

160715b3.jpg
だが、標高を上げるごとに、
どんどん霧が濃くなってきたぞ・・・。


 標高を上げれば上げるほど、周囲は霧が濃くなって、景観の仙郷度は高くなる一方で、そのうち、その辺りからコロポックルが転がり出てくるんじゃないか、と思えるほどになってきました。
 こんな時に、ヘッドライトを点灯させずに降りてくる対向車は、特に車体色が白いものは、目の前、数メートルの距離から突然、姿を表すように見え、とにかく恐ろしくてたまりません(最近の自動車は、騒音規制等の縛りを受けて、物凄く静穏なのだ)。
 こちらも目立つように、前照灯を点灯したまま登坂を続けますが・・・さて、自転車のライト程度が、どこまで霧の中で役に立ったことか・・・。


160715b4.jpg
この方向に、
屈斜路湖の大パノラマがあったはず。


 やがて道路の斜度が緩くなり、GPSの地図表示の中に、最後に外輪山に登りあげる直前にあるヘアピンカーブが見えてきます。

 霧の濃さはもはや、雲の中という感じで、自分の周囲、2m程度の範囲しかはっきり見えません。
 反対車線の向こうにあるガードロープも、うっすら白くかすみますし、進行方向はほとんど何も見えません。

 恐ろしいのが、峠のレストハウス周辺は、歩行者もいることです。
 これだけ濃い霧だと、ブルベライダーが身につけているような、蛍光色の衣服を身につけていてくれないと、目立たなくて怖い気がしますが・・・。

 実際、私が美幌峠のレストハウス前を通過する際には、目の前を歩行者が横断中で、その姿が数メートルまで接近しないと見えなかったので、恐ろしい思いをしました。
 峠の登りで速度が落ち切っていた(&前照灯でこちらの存在は見えていたらしい)ので、歩行者の方も、余裕をもって対応して頂けたので助かりましたが・・・。


160715b5.jpg
何も見えない美幌峠の頂上。
・・・ここからダウンヒルだって?


 後続を待つか、一瞬迷いましたが、霧でしっとりと全身が濡れてしまい、寒さが忍び込んでいたため、ここは申し合わせ通り、美幌の町で合流する事にしよう、と、霧で何も見えないダウンヒルを開始しました。
 幸い、しばらくの間、少なくとも国立公園の区域内は、ごく緩い斜度の斜面なので、速度を上げ過ぎないように調整しながら下れば良いでしょう。
 標高が下がって、霧が晴れてきたら、いつものダウンヒルに移行すれば問題ないはずです。

 そう考えて、美幌の市街地へとダウンヒルを開始します。


160715b6.jpg
そして一気にここまで下りてきた、
美幌市街地前の、
シラカンバ並木。

160715b7.jpg
この辺り、
往路では広々とした平野と思っていたが、
実は山が近かった。
往路では霧が出ていたので、
山が見えなかっただけのようだ。


 美幌まで下ってきて、平坦路に入ったら、急激に熱くなりました。
 そりゃそうだ、早朝の峠の下り対応装備なのですから・・・。

 美幌市街地に入って、しばらく走ると、左手に合流地点のコンビニが見えたので、ピットインします。
 そのまま、装備を昼間用の薄手装備に交換してから、イートインで補給・・・。
 しばらく待つと、ちゃりけんさん、Sさんが合流したので、それぞれ休憩後、北見へと出発します。

3.つかの間の休息
 休憩中に、ツイッターでリアルタイム情報を検索したところ、この先のコース上は、またも炎天下で、とても暑いと悲鳴を上げている皆様が多くいらっしゃる様子でした。


160715b8.jpg
確かに暑い。
美幌~北見PC間は、
まともに炎天下だった。


 やがて二度目の美幌トンネルを抜けて、北見のPC6に到着。
 昨夜は真っ暗で気付いていませんでしたが、ここ、スキー場の目の前で、すぐ近くに遊園地的な施設もあったんですね・・・。

PC6チェック(783.5km):10:24

 定刻ベースで13時頃がクローズと考えると、2時間半程度の貯金があります。
 やるべきことは、食事、風呂、着替え、ライト・GPSの電池交換、スマホ・デジカメの充電、アームカバー・レッグカバーの塩抜き洗濯などなど、結構色々あったりします。

 とにかく、一つ一つ、潰して行こう、と考えて、ライトやGPSを車体から外し、参加賞で頂いたポーチに突っ込んで、チェックへと向かいました。
 最初に開封した時は、容量も小さいし、どうやって使おうか、とか考えていましたが、これ、こういう用途には便利だわ(笑)。

 2度目の北見のPCは、多数の参加者でごった返していました。
 納沙布岬や別海を撤収してきたスタッフの皆様や、アクシデントでDNFになった皆様なども、一旦、ここまで戻って来ている様子で、色々な意味での「拠点」になっているようでした。

 そしてこの場所で、先頭がこの日の朝6時、私達が美幌峠をゼエハア言いながら登っている時に、ゴールしたという知らせを聞きます(スタートから48時間ちょっとでゴールしていた)。
 ・・・いやはや、今回、最速を狙うと宣言されていたらしいですが、速過ぎませんかね(^^;)。

 まあ、とにかく、まずは何をおいても飯だ!
 北見名物の、北見カレーを食べなければ!

 思い切り大盛りでご飯をよそい、おかわりまで平らげて、大満足。
 疲れた体に、染み透るような美味しさでした。
 いやあ、これは皆様が楽しみにしていただけの事はある!
 ここまで戻ってきた甲斐がありました。

 その後、風呂に入って新しいジャージに着替えました。
 どうでも良いことですが、スタート〜往路北見:R宮城ジャージ、納沙布岬往復区間:2016北海道1200記念ジャージ、復路北見〜ゴール:R宮城ジャージで走っていました。

 そして、今までの走行で塩が浮き始めたアームカバーとレッグカバー、二日間に渡って夜間用に着用したメリノウールアンダーを、水でバシャバシャと洗って脱水。
 外のコンクリート台の上に並べて干している間に、機器の電池交換を済ませ、充電しながら仮眠です。

 色々とやることがあったので、実際に目を閉じられた時間は、1時間もなかったと思います。
 12:45頃、周囲が出発準備をはじめた音で目が覚めたので、自分も出発準備にかかります。

 アームカバーなどを回収し、いらない装備をドロップバッグに詰め直して、札幌行きのコンテナに放り込んだら、装備を整えて出発準備です。
 出がけに、ぜっとさんが「宮城組、早いっすね~」と声をかけてきてくださったので、たまがわチームの状況などもうかがってから出発です。

 時間は予定通り13:00頃。
 目指すは次のPC足寄、そして、今日の行動執着地点である、かなやま湖です。


160715b9.jpg
PC6北見市自然休養村を出発。
ここはもう、見納めだ。


 北見でのつかの間の休息を経て、三日目の旅路は、あと220km。
 順調に進めば、日が変わる頃には、かなやま湖に到着できるはずですが・・・?


(続く)



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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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