日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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【実走編1】EAST END OF THE WORLD 2016年BRM715北海道1200

 北海道1200のスタートから、既に一週間以上が経過。
 早くも、一部の記憶は薄れ始めています(^^;)。

 そんなわけで、レポートの方も、できるだけ先に進めないといけませんね。

 とはいえ、ツイッターなどを見ていると・・・1200kmを走ったばかりのはずの皆様が、この週末に、既に別のブルベを走っているのですが・・・。
 皆様、自転車に乗り続けないと、どうにかなる呪いでもかけられているのでしょうか?(^^;)

 いやいや、そのバイタリティ、凄いとしか言いようがないです(^^;)。

 では本題です。
 今回からは、北海道1200レポートの、実走編を開始します。

 札幌市のつどーむを出発し、沼田、旭川、北見、別海、根室・・・と過ぎて、納沙布岬まで行って、帰って来る。
 そんな、長い長い旅路がついに始まります。

 今回の1200kmですが、当初想定の段階で、北見、別海(復路)、かなやま湖あたりが重要拠点となるという想定をしていました。
 実際に走ってみた感じでは・・・まあ、それは追々、レポートすることにしましょう。

 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックして下さい。

1.高速列車とともに
 つどーむの建物から外に出ると、まずは施設内の通路に沿って、正面玄関方面へと向かいます。
 ここで、GPSのコース軌跡表示が変になっていたので、コース(公道上)に出る前に、横に寄せて止まり、一旦、設定をリセットします。


16071514.jpg
つどーむの外に出た直後。
丘珠空港の向こうに
日が昇っていた。

水平が出ていないが、
ノールック撮影なのでご容赦。


 GPSの表示が安定してから、再スタートを切ります。
 同じ時間帯の先頭2名は、今回、タイムアタックするとの事で、つどーむの外に出た瞬間に見失いました(笑)。

 そして、GPSの設定をいじっている間に、先頭集団になる10人程の集団が出て行ったので、まあ、毎度おなじみの、最後尾近くになったのかな?
 先は長いのですし、ゆっくり行く事にしましょう。


16071515.jpg
札幌丘珠空港沿いに進んだ後、
北上して当別地区方面へと進む。


 公道上に出た直後、数百メートル先に見える最初の左折ポイントを直進し、爆走して行く反射ベストの人が一人・・・。

 おおーい!
 そこ、いきなりミスコースだぞー!

 しかし、声が届く距離でもなく、加速も不自然に急いでいる風だったので、ホテルに忘れ物を取りに行ったのかもね、と思う事にして、私はコースどおりに進みます。
 (無事に復帰している事を祈ろう・・・)

 ウォームアップを兼ねて、25〜30km/h前後で進んでいると、次の信号で10人程の集団に追い付きました。
 GPSの設定中に、私の横を通過して行った集団のようです。

 コースはこの先、相当長距離にわたって平坦な地域を抜けますので、このまま、後ろにつかせて頂くのが良いでしょう。
 道道112号を北上する方向にまがり、前回、2014年の1200でスタート/ゴール地点だった、農業体験施設の「さとらんど」、そしてモエレ沼公園方向へと進みます。


16071516.jpg
「さとらんど」か、
モエレ沼公園の辺り。


 コースは郊外のバイパスという雰囲気そのままで、車線数も多く、幅員も十分に取られていて、走り易い道でした。
 まだ早朝で交通量もそれほどなかったため、車列はそのまま、ぐいぐいと加速して行きます。

 この辺り、サイコンの表示は30km/h前後をキープしており、物凄い勢いでコースを進んでいました。


16071517.jpg
あいの里公園付近で。
Royceさん、
いつもお世話になっています。


 ランドヌール宮城的には、微妙に縁のあるRoyceさんの、本社ビルがありました。
 と、いうのも、ランドヌール宮城でスタート地点している、大崎市の池月公民館に併設された「あ・ら・伊達な道の駅」は、Royceさんのチョコレートが一つの名物になっているからです。
 参加者、スタッフがブルベのついでに、お土産がてら購入するのは、良くある事でして・・・。

 ちなみに、なぜRoyceのチョコレートが宮城県大崎市の道の駅で買えるのかは・・・もうちょっと先に進んだところで説明しましょうか。


16071518.jpg
札幌大橋で石狩川を渡る。
でかい。文句なしにでかい。


 北海道を代表する河川の一つである石狩川は、とても巨大な河川でした。
 これほどの規模の河川を思い浮かべると・・・北上川? 利根川? 大井川? 信濃川?
 とにかく、国内でも最大級の河川の名前が、ずらっと並びます。

 以前は、札幌平野を不規則に蛇行していたこの川は、近年の開発とともに流路が整理され、現在では、周囲に多く残された三日月湖が、以前の蛇行した流路の名残となっています。
 ちなみに、大正時代に行われた治水事業で大幅な蛇行が解消された結果、石狩川の流路延長は100kmほども短くなったと言いますから、それまでは、どんだけグネグネと曲がっていたのか・・・。

 とまあ、そんな話は横に置きまして、コースは石狩川の右岸に移り、当別地区の中心街へと向かって行きます。


16071519.jpg
当別地区方面への道を行く。
ひたすらまっすぐな道。


 本当に、平野部ではこんな道が続きますので、直進安定性に優れ、足を止めても速度が落ちにくいエンメアッカ号だと、本当に楽に、スイスイと走れます。
 もちろん、車列の中にいることも影響していますが、今まで乗っていたロードだったら、足を止めたら目に見えてサイコンの速度表示が下がっていったのに、今の車体ではだら〜っと滑走できます。

 当別町の信号で停車した際、イヌの散歩中だったらしい地元の方から、ずいぶん沢山の自転車が通るけれど、何か大会なのか?と声をかけられます。
 納沙布岬まで行って、札幌まで帰ってくるサイクリングです、と誰かが答えると、ひゃ〜っ!と漫画のようなリアクションが返ってきました(笑)。まあ、信じられませんよね・・・。

 気をつけて、頑張って、というお気遣いと声援を頂き、当別市街地を通過し、再度、広大な農地へと突入します。

 驚いた事に、この辺りに広がる農地は水田です。
 稲は、もともと暖地性の作物であり、東北地方でも作付けには限界に近い緯度になっているのに、北海道でこれだけの水田地帯が広がっているとは、思っていませんでした。
 (近年の品種改良のおかげで、日本の稲は、ほとんどチートなレベルで強力な耐寒性を獲得しているが、それ以前は冷害一発で全滅も当たり前だった)
 同じ北海道でも、もっと南の方で行われている物だとばかり・・・これは、不勉強でしたな(^^;)。


16071520.jpg
そしてコース上でかすめた、
当別地区の水田発祥の地。

16071521.jpg
獅子内神社の参道脇に立つ、
開田記念碑。


 この当別地区の開墾は、仙台藩の分家、岩出山伊達氏が中心になって行われたという歴史的な経緯があるそうです。
 岩出山といえば、先程、話題に出てきた「あ・ら・伊達な道の駅」がある周辺地域です。
 現在、大崎市と当別町は、こうした歴史的な経緯から姉妹都市の関係にあり、その縁あって、当別町に工場を持つRoyceのチョコレートを、大崎市のあ・ら・伊達な道の駅で販売する流れに繋がっているのだとか。
 (そして、そのすぐ近傍の公民館を、ランドヌール宮城がスタート地点に使っている ^^;)

 宮城勢としては、コース上にあるこういうネタは、拾わざるを得ません!

 なお、Royceのチョコは・・・ま、いまさら私が言うまでもなく、皆様ご存知のとおり、とても美味しいので、北海道へ、または大崎にいらっしゃいましたら、ぜひご購入あれ・・・。


16071522.jpg
脱線はそれ位にして、
コースをさらに進む。


 気付けば、周囲には山が多くなり、当別ダムが近付いてきたことがわかります。
 そろそろ、通過チェック前の山岳地帯に差し掛かるようです。

 さあ、北海道特有の、緩勾配だが長い斜面、堪能させてもらいましょうか・・・。

2."旅の仲間"との合流


16071523.jpg
当別ダムに続く道。
シラカンバとトドマツを街路樹に使うとか、
凄い贅沢な道だな、ここ。
なお、どちらも北海道を代表する樹種。

16071524.jpg
そしてコースは当別ダム湖を渡り、
さらに山間部に進む。


 ここまで、30km/hを越える速度でかっ飛んできた、5:40発先頭組列車ですが、そろそろ山岳地帯に入ってきたので、坂道になれば速度が落ち・・・落ち・・・。

 落ちねぇよ!

 ダム堰堤と同じ高さまで向かう、北海道としては急な坂で、私は車列についていけなくなり、ズルズルと脱落・・・。
 皆さん、土地の起伏って、理解してますか?(^^;)

 幸いにして、その後、斜度が緩いアップダウンが連続した結果、ダム湖を横断した先のアップダウン地帯の前に、再度、集団に戻る事が出来ました。


16071525.jpg
そのまま当別湖岸を上流へ進む。
沈水した樹木の頭だけが、
わずかに水面に出ている。

16071526.jpg
細かいアップダウンを繰り返す道。
坂が苦手な皆様にはきつそうだった。
ここでは、西洋系の皆様を何人も抜いた。


 集団のペースは相変わらず速く、ここで先行スタート組の集団のいくつかに追い付き、追い越し、さらに先を目指します。
 途中、落し物を拾っていたらしい参加者を追い越し・・・って、今のは、同じランドヌール宮城のSさんじゃなかったか?

 そう思ったものの、そろそろ、この速度について行くのが精一杯になりつつあった私は、後ろを確認する余裕もありません。

 やがて、5:30分出発組のメイン集団と思われる10人くらいの集団を、5:40分出発の先頭集団が追い越そうとした際に、さらに速い集団に乗り換えようとする人と、そろそろペースを落とそうとする人が右に左に交錯してまざり合ってしまいました。

 このタイミングで、私は5:40分発の先頭集団から切れ落ち、しばらく単独走になっていましたが・・・。

 「ヘェーイ!」

 と声がかかったので、うん?と振り向いたら、後方からちゃりけんさんが登場。
 どうやら、先程グチャッと混ざった集団の中にいらっしゃったようです。

 ちなみにこの時、私はドリンク補給中で、ちょっと間抜けな姿を撮られていました(笑)。
 さすが、シャッターチャンスの狙いどころが素晴らしい(笑)。

 「もう追い付いたの?」
 「今のが40分スタートの先頭集団で、一緒についてきたんですよ」
 「どうりで速いわけだ」

 という感じの会話をかわして、同走態勢に入ります。
 そして、先程、落し物をしていた参加者が、やはりSさんだったらしい事も、ここで聞かせて頂きました。
 どうやら、10分前に出発したグループの真ん中あたりに食い込んでいるようです。

 そして・・・ここから先の1,000km以上を、このままちゃりけんさんとSさんとご一緒することになるとは、この時は全く予想だにしていませんでした。
 (そのうち、千切られるだろうな〜、としか ^^;)

 コースはアップダウンが少し大きくなり、長い下り坂を一気に駆け下りる場面も出てきます。
 そして国道451号を右折して、PC1までの区間では最高地点となる青山トンネルへと向かいます。

 北海道の山岳地帯の道路は、多くが冬季の凍結などを考慮して、最大でも6%程度、大体、4〜5%程度の緩やかな勾配で登って行きます。
 同じ高さに登るのでも、最大で8〜10%の勾配を使って一気に登る本州の峠とは違って、勾配は緩くて大したことがない、と思っても、いつまでも長時間・長距離を、じわじわダラダラ登っていかなければなりません。

 イメージで言えば、本州の峠で必要とされるのは、要所要所で瞬間的に発揮される爆発力。
 北海道の峠で必要とされるのは、長時間、同じ負荷に耐える筋持久力という感じです。


16071527.jpg
周囲の樹林は、
シラカンバが主体になる。
ずいぶん高所に登った・・・
いや、まだ数百m程度。


 とにかく、エンメアッカ号の、体はヘロヘロでも足を回せば走る特性も手伝って、長い緩斜面でも、一定の速度を保って登る事に、あまり苦痛を感じません。
 今期、私は北海道の坂を意識して、緩勾配の長い坂があるコースを選んで走っており、直前の週末にも、平坦基調ながら、ごく微妙な勾配で長距離を登る、というコースを走っておいて良かった、と、この段階で思えてきました。


16071528.jpg
青山トンネル到着。
これを抜けたら、
通過チェックがある。


 青山トンネルに入る直前に、西洋系の女性ライダー数人を追い越しましたが、その皆様が非常に賑やかで、トンネルの中に声が反響しまくる(^^;)。
 さらに後ろから、西洋系の男性ライダーの皆様の集団も来ているようで、「Hoooo!!」とかなんとか、奇声も含めてすんごい賑やかな集団が近付いてくるのがわかります。

 おいおい、後ろはどうなってるんだ?(^^;)
 バックミラーの中に、明るい光を放つ集団が、一気に近付いてくるのが見えます。

 トンネルを出て、道が下りになった直後から、後方の集団が加速し、チェーンの鳴る音が響いてきます。
 国内のブルベにも何度か参加されている、通称「ビリー隊長」と呼ばれている方を先頭に、数人の西洋系の方がグループになったパックでした。
 速度的に、ちょうど合う感じがしたので、すすっと後ろにつかせて頂いて前進を続けます。

 ディープリムホイールを履いた車体で、物凄いパワーライドでぐいぐい集団を引っ張っていくビリーさんは、まさにビリー隊長、という雰囲気でした。
 心の中で、勝手にこのパックを、「ビリーズ・ブートキャンプ」と名付けておくことにします。


16071529.jpg
ビリー隊長率いるパック。
ものすごいパワーで、
ぐいぐい前に進んで行った。


 ビリー隊長のパックにくっついて走っているうちに、いつの間にか道は平坦に変わり、そして体感時間であっという間に、通過チェックの吉野公園付近に到着してしまいました。

通過チェック 吉野公園(80.1km):8:24頃(手元記録)

 約80km先の通過チェックに、3時間かからずに到着しています。
 ちょっとペース早すぎ?? それとも、平坦基調だったからこんなもの??

 どちらにしても、まあ、悪い話ではないので、良しとしましょう。

 チェックを受けた後、少し先に自販機と日影があったので、そこで軽く休憩を入れることにしたら、たまがわチームのぜっとさん、Bongoさんがいらっしゃいました。

 「もう追い付かれちゃった!」
 「いや、こっちも驚いているんですが」

 まあ、実際、定刻ベースで想定してた走行計画よりも、さらに1時間早いですからね、これ(^^;)。

 初日は高速で展開する予感がしはじめたこのブルベ、次は約50km先のPC1です。
 ちょうど、そこに到着する頃には、お昼を迎えている、というのが当初の想定でしたが・・・。

 まだしばらく平坦地が続くので、早まりそうだな、これ(^^;)。

3.そして最初のトラブルが
 通過チェックは、バラバラのタイミングで出発しましたが、私とちゃりけんさんはすぐに合流してしまいました。

 通過チェックを過ぎた先も、水田地帯が広がる道で、谷沿いでもあった事から、何となく、既視感が強く感じられます。

 「ここ、秋田か山形の風景だ、と言われても、信じちゃいますね」
 「んだね〜」

 なんとも長閑な気分に浸れる道でした・・・が。
 この道筋、「暑寒国道」という、なんだか厳しい気候がうかがえる通称を持つ道なんですよね・・・(^^;)。


16071530.jpg
ピークを越えた時に、
正面に広がった展望が凄かった。
これぞまさに、北海道!

16071531.jpg
サラサラと風に揺れる稲の葉。
稲穂がついた頃の風景も、
見てみたいな。


 コースをそのまま直進して行くと・・・あれ、看板表示で曲がるポイントを、直進している参加者がいるぞ。
 どうやら、その参加者もおかしいと気付いたようで、200mほど先で、立ち止まって後方の様子を見ています。

 ちゃりけんさんと二人で、ここを曲がるんだぞ〜!と大きなゼスチャーで示してから、コースどおりの道に進みます。
 と、気付いたようで、曲がった先から振り返れば、ミスコースしていた参加者が、急いで引き返してくる様子が見えました。

 その先で、またもビリー隊長率いる集団が現れたので、またも「ブートキャンプ」に入隊させてもらう事にします。
 そして、ここでまた、この先の道筋を一緒に進むことになるSさんがここで合流。
 ともに先に進むことにします。


16071532.jpg
ブートキャンプに再入隊。
向かい風をもろともせずに、
ビリー隊長が駆け抜ける。


 この区間、沼田への北上路は、嫌らしい強さの向かい風に吹かれていました。
 集団を組んで走っているならばともかく、単独走だった皆様は、脚が削られて大変な思いをしたのではないでしょうか。


16071533.jpg
通過しながら撮影。
本願寺駅逓。
(北海道指定文化財)


 無意識に「古い建物」という認識で撮影してあった物ですが、大当たりを引き当てていました(^^;)。
 駅逓所(えきていしょ)は、北海道の開拓使時代に、この広大な土地を移動する人々のために宿所として使われたり、馬や人夫の貸し出し、手紙の配送などを行うなど、旅客・物流の拠点として使われていた場所です。

 クラーク博士の「少年よ、大志を抱け」という有名な一言も、現在の恵庭市にあった島松駅逓所に立ち寄った際に残したものらしく、とにかく、北海道の開拓の歴史の中で、非常に大きな役割を果たした施設になります。

 まあ、今回のブルベで例えれば、北見、別海、かなやま湖などの、仮眠所+食事提供のあるPCのような場所、と考えていただければ・・・どれだけ重要な場所か、おわかりいただけるかと思います。
 (イメージ的には、多々、間違っているけれど ^^;)

 いやいや、これは良いネタを拾っていた。
 本願寺駅逓は、留萌〜旭川方面を結ぶ交通の要衝であったそうですから、まさにこれから進む道筋の歴史を見てきた建物になるのかもしれません。
 旅人の一人として、この施設を見落とさなかったことを、幸運に思わなければ!

 そして、雨竜か北竜の沿道で、町の子供たちが旗を振って応援してくれた場所があり、すごく気合が入ります。
 ブートキャンプ集団はその後、たまがわチームの混じった集団を追い抜き、碧水の辺りのコンビニで、ビリー隊長と教官の皆様が休憩に入ったことで、解散となりました。

 で、ここからは自力で風を切って走るのですが、これが結構きつい!

 時間は昼に近くなり、予想外に強い日差しに焼かれて、炎天下という表現がピッタリになった農地ど真ん中の道路を、向かい風に押し戻されながら進むのですから・・・。
 はやく右折ポイントが来ないか、と、そればかりを考えるようになりはじめました。

 で、その右折ポイントで、二段階右折のため滞留している目の前を、ダイレクトに右折通過して行く数人の集団・・・。

 おいお〜い、それはアカンやろ〜!

 とりあえず、PC1まではあと10km。
 沼田市街地を抜ければ、すぐに・・・

 パァン!!

 ・・・ゑっ??

 急速にしぼむ前輪。
 手にダイレクトに響く路面振動・・・。

 このタイミングでパンクかよーっ!

 即座に歩道上に退避して前輪を外し、タイヤの外観をチェック。
 内側に異物の突き出しもなさそうでしたが・・・。

 チューブをチェックしていたSさんから、「あ、これはちょっとヤバい」という声が上がり、見てみると・・・あらら、確かに、見事に縦に1cmほど裂けています。
 タイヤゴムの方を見ると・・・ああ、やっぱり、サイドカットだ・・・。

 破孔は、縦に5mm程度。
 先程、チェックした時にわからなかったのは、一度開いた破孔が、ゴムが縮むと同時にぴったり合わさってしまい、目立たなくなっていたのでした。

 サイドカットによるパンクは、ロードに乗りはじめて7年目にして、初めての経験でした。
 今まで、踏み抜きパンクしか経験していなかったので、サイドカットなんて、余程のレアケースなのだろう、と考えていたことから、タイヤブートは持ち歩いていません・・・。

 何か、不要な紙かレシートでも詰めておくか、と思ったところで、Sさんからタイヤブートを提供頂き、応急処置終了。
 こういうとき、グループで走っていると、非常にありがたいものです。

 それにしても・・・。
 この時、使用していたタイヤは、ミシュランのパワー・エンデュランス。
 耐パンク性が高められたという新製品であり、ランドヌール/ランドヌーズの間でも、今年からこれを使い始めた人は多いと思いますが・・・(時代はパワー、とか言われていた気がするな・・・)。

 初のサイドカットが、このタイヤ。
 しかも、新車だから、まだ1,000km程度しか使っていないぞ・・・。
 (その前に、何をサイドにヒットさせたか、その記憶がない。多分、小石を弾いたか、段差越えなどでヘマを打ったか、なのだが・・・)

 とにかく、私の中では、このタイヤに対する信頼性がググッと急降下です。
 今あるセットを使い切ったら、ロードに乗りはじめて以来、数えるほどしかパンク歴のない、VredesteinのFortezzaシリーズに戻す事も考えようかな・・・。
 (こちらはサイドカットに至った経験はない。なお、現行モデルのSeosoの荒天用タイヤは、寿命が来ると、センターとサイドの張り合わせが、いきなり割れて分離するのが怖い)

 ちょっと暗い気分になりつつ、再スタート。
 しかし、ここで少々長めに停車したのは、体のコンディションに微妙に変化を与えたようで、あまり出力を上げられなくなりました。
 具体的には、同じ速度で走っているのに、体にかかる負担が段違いで大きく感じられます。

 うげ、これは苦しい・・・。はやく10km、過ぎろ・・・。

 やがて前方に、見るからに蛍光イエローが不自然なほど集中している場所が見えてきて、そこがPC1のコンビニでした。

PC1(129.9km):11:06

 ・・・ねえ、正規時刻スタートとしても、2時間以上の貯金が出来ちゃったんだけど・・・。
 ・・・途中、パンクで停止していた時間もあるんだけど・・・。

 これ、何かを間違ってないよね?(^^;)

 という訳で、序盤は、自分の想定をはるかに上回る勢いで高速ブルベになっていたようでした。
 次のPC2(遠軽)までは、約155km。その次のPC3(北見)までは、PC2から約67km。

 今日の行動はそこまで(351.4km)、と決めているので、あとは220kmを走れば良いのですが・・・。
 このペースだと、意外に早く着いてしまって、ぐっすり寝込んでしまえたりする?

 まあ、そう簡単に済ませてくれないのが、ブルベの神様の采配なのですけれどね・・・。
 次のPCまでの間に、北見峠なんて場所が見えていますし・・・。


(続く)



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コメント
No title
今はななつぼしとかゆめぴりかとか、美味しい北海道産米が出回っていますからね。
石狩平野は国内でも有数のお米どころですね。

外人さんってあんまりトンネル走行の経験がない人が多いのか
トンネルに差し掛かるとものすごくテンション上げる人多いですよね。
一人で何人分騒いでいるんだ?ってくらいのはしゃぎっぷりw
2016/07/26(火) 17:01 | URL | Trinity@お次はSR600KN #bi94IFRw[ コメントの編集]
Re: No title
Trinityさん、ありがとうございます。

そうそう、PBPのコースも、トンネルが全くなかったのですよね。
山岳地と呼べるほど険しい地形が、国境などの限られた場所にしかないので、
日本みたいな、平野即山岳地、という地形が珍しいようです。

トンネル内で騒ぐのは・・・まあ、単純に声が反響して面白いから、でしょうかね?(^^;)
まあ、青山トンネルは、コース中、初めてのトンネルでしたし・・・。
2016/07/27(水) 00:18 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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