日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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【渡航編】EAST END OF THE WORLD 2016年BRM715北海道1200

 行ってまいりました、北海道1200。
 いや〜、すごく雄大で、タフで、しんどくて、でも、楽しいコースでした。

 そして、それが終わった今現在の体のダメージですが・・・。

 正直、昨年の宮城1000の直後ほどひどい物は残っていません。

 もっとも顕著だった、両手指の痺れは、今回はほとんどなくて、普通にハサミや洗濯バサミを使えています。
 両足も、筋肉痛の症状が出ていたのは、ゴール翌日のみで、現在は階段昇降時に、両膝に疲労を感じるくらいです。

 筋肉や関節系に対するタメージは、宮城1000の時の、体感で7割程度に収まっているでしょうか?

 ・・・まあ、もっとも・・・。

 尻の方が、いつもよりひどい、というか・・・。
 左足の付け根と坐骨あたりの間に、皮膚の下に"うみ"か浸出液が溜まったような手触りの吹き出物というか、粉瘤というか、そういうものができてしまっています。

 大きさにして、500円玉2枚分くらい(でかい)。
 いや、最初はそんなに大きくなかったのですが、日を追うごとに肥大化してきていましてね・・・。

 今となっては、自転車のサドルに着座できないだけでなく、普通の椅子に長時間座ることや、床にあぐらをかくことも、痛くてできなくなってしまっています。

 やれやれ、これは皮膚科行きかな・・・?
 (こんなトラブルは、初めてだぞ・・・)

 では本題です。
 その、北海道1200の走行レポートを開始します。

 とても長い(距離的にも、時間的にも)ブルベであったため、何回に分かれるかはわかりませんが(=いつ終わるかわかりませんが ^^;)、お付き合いいただければと思います。
 まあ、しばらく、地元ではイベントもブルベも予定されていませんし・・・。

 そんなわけで今回は、【渡航編】として、前日の参加者受付への移動から、スタート直前までの様子をレポートしましょう。
 次回以降、自分が参加する場合の記録も兼ねていますので、どうでも良いことも多数、混じると思いますが、まあ、そこはそういう物と諦めていただくとして・・・(^^;)。

 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。

1.北の大地へ
 「ぐらんくらすって、しゅごひ」

 出走受付日の朝一番に、私はこんな事をツイッターに呟いていました。
 今回の遠征は、安く上げるとか何とか、そういう事は度外視して、単純に「今年開通した北海道新幹線で行きたい!」という己の欲求を優先させた形でした(笑)。


16071501.jpg
東北・北海道新幹線の、
グランクラスの車内。
飛行機のビジネスクラス並の設備だった。


 なお、この日に行われる出走受付の時刻は、15:00〜18:00。
 この時間に間に合わせることを考えたら、朝早い時間に仙台を出発する必要があります。
 札幌市内は自走移動になるので、迷ったりする可能性も考えたら、なるべく早くに到着しているのが良いでしょう。

 なお、仙台〜新函館北斗間は、通常約2時間半のところ、仙台発の始発列車は停車駅が多く、3時間半ほどかかります。
 これくらい長時間の乗車となると、普通の車両に乗っていくのは、案外疲労がたまるものですから・・・できるだけ、上級のシートに座ってやれ!

 という訳で、人生初のグランクラスに乗車することとなったのでした。
 (グリーンとび越えてグランですよ。また極端思考が全開ですよ)

 そんな訳で、新幹線は函館行きの始発便を確保し、午後一番に札幌に到着。
 札幌駅前でゆっくり準備をしてから、受付会場までは自走で向かう予定として、出発前夜は仙台中心街に宿泊。なるべく疲労をためないことを第一に考えた行動パターンで行動計画を組んでいました。
 (PBPで弾丸日程で現地入りして、疲れを引きずったまま出走した経験をもとに設定した)

 そして、出走受付当日の早朝、初のグランクラスに搭乗した私は、上記の無意味な叫びを発することになったのでした(笑)。

 それにしても、グランクラスは凄い。
 シートリクライニングが全て電動で、ふくらはぎを持ち上げる跳ね板まで、すべて連動して動きます。
 さすがにフラットになったり、マッサージ機能が付いていたりはしませんでしたが、それでも、快適な旅を過ごす事ができました。

 ちなみに、平日の始発だった事もあり、仙台から新函館北斗までの間、車両は私ひとりで貸し切り状態(笑)。
 ゆっくりと最高の空間を堪能しました・・・。
 ああ、もう、今回の遠征は、これだけで良いんじゃないかな・・・。


16071502.jpg
馬鹿な事を言っていないで、
さっさと特急に乗り換えだ。
函館周辺はこの日、
霧雨で肌寒かった。


 新函館北斗駅で新幹線を降り、ここから札幌までは、特急で約3時間半〜4時間かかります。
 この区間は普通の指定席券でした。

 おいこら、できるだけ疲れない方向で考えるなら、グリーン券じゃないのか!と思った皆様。
 ・・・財布の中身は有限なのですよ・・・?


16071503.jpg
そんな事はさておき、
函館からしばらくは、
興味津々で車窓を眺める。
駒ケ岳付近。


 ブラキストン線という、生態学上、重要な地域転換点となるライン(ヒト以外の霊長類の自然分布北限など)を越えていることから、車窓の植生には劇的な変化が・・・と思いきや、長らく開拓が進んでいる北海道の道南地区は、青森県とさほど変わらない植生に見えました。
 とはいえ、長万部を過ぎたあたりから、周囲の木々に、シラカンバ(白樺のこと。白樺は俗称)やトドマツが混じる頻度が高くなり、確かに北の大地に来たのだな、という実感がわいてきます。


16071504.jpg
そういえば、内浦湾岸には、
こういう土地が目立ったのだけれど、
これは休耕地?
かんがい水路らしい物もあるので、
水田のような気もするのだけれど。


 内浦湾沿いには、上の画像のような休耕地らしい風景が続く場所がありましたが・・・まあ、あまりにも海が近い場所なのと、結構、風が強い地域のようですので、塩害その他で耕作には向かなかった土地なのかもしれません。
 そんな場所を走っているうちに、いつの間にか眠ってしまったようで、気がついたら苫小牧を出発し、千歳、札幌方面へと北上をはじめた所でした。


16071505.jpg
この辺りから、
空には晴れ間がのぞき始めた。


 今回の北海道1200参加のため、飛行機で千歳に降り立った後、札幌まで自走する皆様も多かったのですが、飛行機組の皆様は、総じて「晴天」の報告をツイッターに上げていました。
 私が通ってきたルートはイマイチ天候が優れない場所が多かったので、本当に千歳や札幌は晴れているのか?と、懐疑的になっていたのですが、ここに来て、天気は好転したようです。

 また、千歳付近を過ぎると、私が見ている列車の右側は、数日後、ゴールを目指して走る地域でもあるので、どんな雰囲気なのかと興味を持って見ていたのですが、いまいち良くわからなかったですね(^^;)。
 (新興住宅地らしい場所の近くを通って行っただけで・・・)

 まあ、それでも、北海道の一般の皆様の住居は、特に新興住宅地などの新しいそれは、秋田岩手北部〜青森県内の新興住宅地のそれと、ほぼ同じ形なのだな、という、妙な所を観察していたりしたのですが・・・。


16071506.jpg
そして札幌駅に到着。
改札を出て、北口方面へと流れる。

16071507.jpg
札幌駅周辺は、
非常によい天気だった。


 駅の出口付近では、既に何人かの参加者風の皆様が車体を組み立てていました。
 軽く挨拶をかわしつつ、私も車体の組み立て場所を確保します。

 ここで、何度かブルベでご一緒したヒロ ヨシダさんにお会いできたので、早速ごあいさつ。
 ブルベ後に、こちらと仙台で仕事があるとの事で、随分、大荷物を持っての渡航で、大変そうでした。

 互いの幸運を祈り合って、私は一足先に、出走受付会場の「つどーむ」へと自走で向かいます。
 走っている途中に、反射ベスト姿のライダーや、私同様、パンパンに膨らんだザック(ドロップバッグ用らしい)を背負ったライダーが現れ、何となく、車列を組んで走って行きました。

2.スタート受付へ
 スタート受付となる、「つどーむ」は、札幌丘珠空港付近にある屋内陸上競技場です。
 宮城の皆様であれば、シェルコム仙台みたいな施設、と言えば、一発でイメージが掴めますかね(^^;)。

 この日は、まず受付を済ませてブルベカードを受け取り、荷物を整理してドロップバッグを預け、実際の走行装備を身につけて車検を受ける、と、色々やる事がいっぱいだったりします。
 さらにそこに、過去のブルベでお知り合いになった皆様との挨拶なども挟まれてきますから・・・。

 当然、受付会場周辺は、とても賑やかになってしまいます。

 私が到着したのが15:30頃でしたが、既にそこはランドヌール/ランドヌーズでいっぱいになっており、海外からの参加者もあわせて、国際色豊かな大騒ぎになっていました。


16071508.jpg
1,200kmなんて距離なのに、
こんなに参加者がいるんだな〜。


 まずは受付を済まそうと、つどーむの駐車場に乗り入れると、AJたまがわのぜっとさんがいらっしゃいました(興津600以来でしょうか?)。
 ツイッターでは、皆さんの出発が早すぎる、等のつぶやきが流れていましたが、結果的には私より先に到着していたようです(^^;)。

 数人の皆様で固まって移動して、受付へ。
 最初に並んだ列は、外国人参加者向けの受付だったようで、「日本人ですよね?こちらへどうぞ!」と、さらに奥の戸口へと案内されて受付へ。

 これまた、おひさしぶりのチコリンさんがいらっしゃったので、挨拶しつつ、受付を済ませます。
 出発時間は、最終組を選ぶことにしました(自分が一番後ろなので、後ろに人がいるなら、まだ大丈夫という心理の作戦 ^^;)。

 ブルベカードの所定の位置に、エントリーNo.と名前のシールを貼り、住所等を手書きで記入し、ブルベカードのスタンバイはOK。
 ドロップバッグ預入場所には、お手伝いでスタッフに入っていた、ランドヌール宮城のKさんの奥様がいらっしゃったので、御挨拶するとともに、「荷物をまとめて、また来ます!」と、一旦、外に出ます。

 そこで、今度はKさんがいらっしゃったので御挨拶。
 いつもご一緒している、ランドヌール宮城のTさんと受付を済ませようと、到着待ちをされているとの事でした。

 私は、当日の生活用品と、翌日から着るジャージ等をザックから取り出して、車体のリアバッグ等に移します。
 現在の着衣は、最小限を北見まで持ち歩いて、下着類等はもう捨てても惜しくないものを着用しているという状態でした(そのままホテルに捨てて行く作戦)。

 なお、後にいくつかの物品の抜き忘れに気付いて、慌てて戻るという醜態を晒したのですが・・・(^^;)。


16071509.jpg
つどーむを離れ、宿へ。
台湾チームは、
オリジナルの反射ベストを作成していた。


 ホテルは札幌駅付近なので、今来た道を引き返します。
 本当は、前夜祭のお誘いなどもあったのですが・・・なるべく早くに寝ることを考えて、涙をのみつつ、断っていました。

 宿について、翌日の装備を確認したら・・・抜き忘れたと思って慌てて抜きなおした、UVレッグカバーだと思っていたものが、実は予備のUVアームカバーだったという・・・。
 まだ17時頃と、時間は早いので、スマホでホテル周辺の自転車店を検索し、2軒ほど、あたりをつけ、夕食に行くついでに徒歩で向かって無事、2軒目で目的のレッグカバーをゲット。
 在庫のうち、サイズが合うのは一つしかなかったので、随分ヒヤヒヤとさせられました(^^;)。

 今度こそ、もう忘れ物はないな、とホテルに戻り、20時には部屋の明かりを全て落とし、真っ暗な状態にすると、すぐに眠りに落ちたようで・・・。

 普段の睡眠リズムどおり、きっちり6時間後の2:00に一旦目が覚めるという(笑)。
 あと1時間寝られる、と、アラーム設定を再確認してから、2度寝を敢行。

 今度こそ、想定通り、3:00に起床できました。
 ツイッターに、同じような起床報告が並ぶのを確認してから、スタート地点へと向かうのでした。

3.そしてスタートへ!
 4時少し前に、ホテルを出発します。
 昨日、戻ってくるときに時間を測ったら、15分で到着できたので、逆走もほぼ同じ時間・・・かと思ったら、札幌市内は、なぜか前日夕方とは打って変わっての信号峠。
 行く先々で、次々と、全部の信号につかまったのではないか、と思うほど信号につかまり、そして、なぜか赤の時間が長い!(^^;)

 建物の上に太陽の光が赤く見え始め、少し焦り始めた頃に、丘珠空港へと繋がる東向きの道に入りました。
 これまたなぜか、台湾参加者らの集団に囲まれつつ、つどーむに到着したのは、ブリーフィングが開始される4:20くらいでした。


16071510.jpg
朝日の中の、つどーむ。
昔の映画、「ナビゲイター」に出てきた、
UFOみたいに見える。
(元ネタがわかる人はどれだけいる? ^^;)


 主催者の挨拶が始まったのと同時に建物内に突入。
 ランドヌール宮城メンバーと、PBPでご一緒したトマゾーさんにはすぐ会えたので、朝の挨拶と、それぞれのスタート時間を確認します。

 最終組スタートは私とトマゾーさんだけでした(^^;)。
 なぜか知り合いの皆様の多くが、早目スタートか30分後スタートを選んでいたようです(PCの混雑回避、キューシートの時間との差分確認の容易性などにより)。

 ちなみに、トマゾーさんは到着が遅かったため、既に選べるスタート時間が最終組しかなかったとの事。
 進んで選んだ私は、少数派でしょうか?(^^;)
 まあいいさ、最終組スタートで、定刻設定のクローズを意識して走れば、常に40分の貯金を確保したまま、走れるんだからさ・・・。

 ブリーフィングは、ちょうど朝日が昇る時に、東側の窓を背にしたステージで行われていたため、見事なまでに「後光が差す」状態でした(笑)。

 そういえば、ブリーフィングでの注意点は・・・オオジシギの話が圧倒的でしたっけ?
 その割に、皆、道中では「シュワシュワって鳴く鳥」としか覚えていませんでしたが(笑)。

 日本語、英語、中国語での説明が一通り終わると、スタート準備のため、つどーむのメインドーム内へと移動を促されました。
 私はまだ車体をドーム内に並べていなかったので、人波が切れるまで、ボトルに水とドリンクを補給することで時間を潰してから、移動を開始。

 途中、同じ仙台から参加のOさんにも御挨拶。
 多分、スタート地点で会えなかったら、ゴールまで会えないと思っていましたが・・・私がゴールした時は、既に仙台に向けて帰還の途上だったとは・・・(相変わらずの激走っぷりだ ^^;)。


16071511.jpg
つどーむの内部。
床は人工芝貼りのラバーマットで、
寝心地がよかった(^^;)。

16071512.jpg
そして5時ちょうどから、
スタートが始まる。
スタート前のサインがされ、
一人一人、
名前をコールされながらのスタートだった。


 定刻どおりにスタートが開始され、まず、最初のグループがそれぞれ、スタートして行きます。
 スタート時には、後続スタート組の参加者や、応援に駆け付けている仲間の皆さんや、これから各地のPCに散開する予定のスタッフの皆様などから、大きな声援が上がっています。
 スタート前の記念撮影、ここで初めて会う方同士の挨拶等、賑やかに行われる中、スタート手順は順調に進んで行きます。

 最終組だから、と、余裕で構えていたら、あっという間に10分前のスタート集団である、5:30スタート集団のスタンバイがかかってしまいました。
 5:40組のバイク置き場は、結構離れた地点だったので、ここでスタートするちゃりけんさん、Sさんに声援を送ってから、今回の相棒であるエンメアッカ号の所へと急ぎます。

 スタートスタンバイ位置に行く時だったか、AJ神奈川のひとみさんとお会いできたので、お互いに頑張りましょう、と、挨拶します。

 そして、本日もお手伝いスタッフとして働いておられた、Kさんの奥様に、ブルベカードを準備して、と促され、サインを頂きます。

 これで準備は整いました。
 場内アナウンスでも、最終組のスタートが告げられ、一人一人の名前が読み上げられて行きます。


16071513.jpg
そして、私もスタートを切る。
まずは、あの出口を出る!


 もちろん、読み上げられる名前の中には、私の名前もありました。
 何というか、ちょっと感動の瞬間でしたね・・・。

 ゆっくりと動き出した先頭の動きに合わせて、中間点くらいの位置からスタートしようとクランクを踏みこんで・・・。

 柔らかいラバーの床に沈んだタイヤが重く、思ったように進まぬ車体に大いに戸惑わされたのが、1,200kmの旅のはじまりでした。
 (相変わらず、締まらんなぁ〜 ^^;)


(続く)



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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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