日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

06月≪ 2017年07月 ≫08月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

そろそろネタにしよう(笑)。新車到着、オーダーフレームです。

 また新しく、アイウェアを購入してしまいました。

 おいおい、何個買うんだ?という声も聞こえた気がしますが、以前購入したシマノのアイウェアって、可視光透過率の領域をあまり詳しく調べずに買ったものですから・・・(^^;)。
 (典型的な衝動買いだったのだ・・・)
 昼間から夜まで使えるものかと思ったら、可視光透過率が低すぎて、夜間には使えない=ブルベでは200kmまでが限界、というのがね・・・。


16061201.jpg
そんなわけで、
新たに購入したアイウェア。
Airfly AF-101

16061202.jpg
このアイウェアの特徴は、
何と言っても、
ノーズパッドがないこと。
メガネのように、
鼻の上に引っ掛ける形ではない。

16061203.jpg
ではどうやって顔に固定するかというと、
テンプルについているこの部分で、
頬骨の上に引っ掛ける形になる。


 マラソンなどの長距離走の世界では、すでに結構な数の愛好家がいるというこのアイウェア。
 自転車でも使い勝手が良い、とのことだったので、どの程度のものなのか、試してみようと思ったわけですね。

 販売元は、メガネの街として世界に有名な、福井県鯖江市にある「ジゴスペック」という会社です。
 まあ、福井出身でもあるので、地元企業応援という意味合いも含めて、購入してしまいました。

 ちなみに、レンズはオプションレンズである調光レンズを追加購入し、標準レンズから付け替えてあります。
 今までのグレーレンズとは違う、ブラウンレンズなので、その見え方にも興味がありますね。

 早速、次回のブルベ、618阿賀野400が控えていますので、長距離ライドでの使い勝手について、テストしてやることにしましょう。

 では本題です。
 さてさて、これまでの間にも、ちょくちょく触れましたが、先月、新車が納車されていました。

 今回の車体は、今まで購入してきた車体とは少々毛色が異なりまして・・・。

 「オーダーフレーム」になっています。

 はい、ついに手を出してしまいました。

 また、納車されたタイミングが、600kmブルベ(前回までレポートしていた興津600)の前週だったということもあり、試走などもそこそこに実戦投入されたという、なかなかに慌ただしいデビュー戦の背景もあったりしたため、紹介するタイミングが少々、遅くなってしまいました(^^;)。

 ・・・まあ、デビュー戦がいきなり600kmのブルベになるとか、いろいろネタ尽くしな新車になったことは間違いないですね・・・。

 そんなわけで、今回はその新車の紹介になります。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


 さて、それでは、既にちょこちょこと話に出ているとおり、新車が納車されていました。
 新しい相棒は、フルオーダーのチタンフレームです。


16061101.jpg
Emmeakka Titanium
既に何度か話題になっているが、
こちらが新車の姿。


 とうとうそこに手を出したか、と、多くの皆様に言われましたが、はい、確かに、もう引き返せない深みにはまっていますよね(^^;)。
 オーダーフレームというだけならまだしも、フレーム素材がチタンとか・・・。

 ま、せっかくやるのですから、妥協なく行きましたよ(笑)。

 この車体のオーダーを決意したのは、昨年秋。
 PBPや宮城1000を走った経験をもとに、自分に合ったブルベ/ロングツーリング用の自転車って、どんなものだろうか、と考えた結果を形にしたものになります。

 ・・・まぁ〜、色々、反論を受けてしまいそうですが、考えを重ねていった結果、「そもそも、ブルベを走る機材として、ロードバイクは適切な選択なのか?」という所まで行きついてしまいましてね・・・(^^;)。

 レースに勝つための機材に、ゴテゴテと色々な物を搭載して走るのは、そのバイクで走る目的にあった物なのか。
 「ロードで走る≒戦う、競う」物なのだから、やっぱりブルベ的な用途は、ちょっと違うんじゃないかな?

 というわけで、そんなところが発端になって考えた、「ぼくがかんがえた、さいこうのじてんしゃ」を形にしたのが、この車体になります(笑)。

1.車体の基本コンセプトなど
 フレームをオーダーする時に、まっ先に考えた部分になります。
 が、私の場合、あまり難しい事は考えていませんでした(^^;)。

 大体、私の場合、主な用途はブルベまたはツーリングなわけですから、「超長距離を快適に走れる車体」が根っこのコンセプトになります。
 もうちょっと、具体的なイメージとしてあげたのは、「400km以上の距離を快適に走れる車体」という物です。

 ・・・今思えば、ざっくりしすぎで、かなりの無茶ぶりにしか思えない・・・(^^;)。

 その上で、「郊外の道を1時間に20km程度移動」「輪行にも対応」「キャリアは前後とも装着」等々の細かな条件を付け加えていく形になりました(思った以上に細かいところまで決めたので、正直、驚いた:笑)。

 実際にオーダーを行う時は、現在お世話になっている(私の乗り方、用途、ポジション等をよくご存じの)ショップ、ベルエキップさんに仲介して頂くとともに、フレームの基礎コンセプトから、大体の形状設定等まで、相談に乗って頂きました。
 その結果をベルエキップさん経由でエンメアッカさん(ビチスポーツモリアイさん)にお伝えし、さらに何度かやり取りを繰り返して、フレーム素材と全体のスケルトンが決定しました。

 フレーム素材は、耐候性に優れたチタンを選定。
 雨でも走るブルベへの使用を想定したのとともに、ファストツーリング及び快適性を両立させる程度の「硬さ」を実現するための選択でした(オーダーシート上、フレームの硬さ的には、「やや硬い」となっていたはず・・・)。
 (裏話的な部分では、エンメアッカさんにお願いすると決めた時点で、ほぼ、ステンかチタンかの二択で考えていた事もある)

 一方で、フォークは路面からの突き上げの軽減などを考慮して、クロモリを選択。
 基本的な形状は、スポルティーフをベースとして、長時間乗車を考慮した直進安定性と快適性を考慮した形になっています。
 ホイールベースは、一般的なロードバイクよりも長くとり、フォークは快適性と衝撃吸収性を考慮したベントフォークを採用しています。

 キャスター角はやや寝かせた形になっていて、ロードバイクほど機敏な操舵感はありませんが、いわゆるママチャリよりも機敏に曲がることが可能です。
 別に、集団の中で位置取りをするような走りはしないので、普通に路上走行に適した操舵性があれば、問題ないでしょう。

 この辺り、細かい数値で出せれば良いのですが、設計図が現在、行方不明でして・・・(^^;)。
 とりあえず、長時間、安定して走ることを前提にした形状を形にした、という事で考えて頂ければと思います。

 で、なぜにそこまで、安定性と快適性にこだわったかというと・・・。
 昨年の興津600、PBP、宮城1000などを走った後、体がボロボロに近い状態で、ダメージが残ったことが原因ですね・・・。

 手足の痺れ、肩、腰、アキレス腱の痛み、その他もろもろ・・・。
 そして、終盤、疲れや体の痛みから脱力すると、途端に進まなくなる車体挙動・・・(つまり、いつも無駄に出力を上げていないと前に進まない=疲労を招きやすいのではないかと考えた)。

 ある程度は、パーツ変更や乗車ポジションの見直しなどで解消が図れるとは言っても、過去に色々パーツを変えた感じからは、そこまで劇的な効果は期待できないという結論に至った事が、フルオーダーに踏み切るきっかけになっています。

 まあ、結果的に、「現在のロード用パーツを使用した、700Cツーリング車」という形に収まりました。

 そしてそれが形になった今、ちょっとだけ誤算がありまして・・・。
 フレーム、わずかにスローピングになると思っていたのですが、結果的にホリゾンタルになってしまったため、シートポストの突き出しがそれほど大きくならなかったのですよね(^^;)。

 おかげで、大容量サドルバッグは、斜め上に突き出す形状の物でなく、後ろに水平に近い形で装着するタイプの物でないと、つかなくなってしまいました(笑)。

 あ〜、導入を考えていた製品、着くかどうか、もう一度考えないとダメだな〜(^^;)。

2.色々こだわった部分など
(1)ブレーキシステム
 フォークとチェーンステーにカンチレバー台座を装着し、シマノのコントロールレバーでダイレクトに引けるショートVブレーキを採用しました。

 ちなみに、多くの人に、「なんでディスクにしなかったの?」と聞かれました(もはや耳タコ状態 ^^;)。
 色々理由はありますが、オーダー当時、「ディスクブレーキの仕様が、今以上にカオスでどうにもならなかった」というのが大きいでしょうか。

 オーダーをかけようと思っていた時点で、フラットマウントが出るだの、スルーアクスルが主流になるだの、エンド幅は135mmに統一されるだの、ローター径はアレで、コレがソレになって云々かんぬん・・・。
 フルオーダーで決めるには、あまりにも市場が渾沌としていましてね(^^;)。その状況の中で、どれか一つの形を選べと言われても、私には無理でしたよ・・・(オーダーフレームで冒険したくなかった)。

 で、結果的に、キャリアやフェンダーとの共存のしやすさ等も考えて、ロングアーチキャリパーの線も外し、カンチ台座を採用。
 ただし、カンチブレーキは調整が色々難しい、という話を聞いた事があるので、ミニベロでいじった経験のあるVブレーキを採用することにしました。

 ええ・・・別に、手持ちの機材にディスク対応のパーツがなくて、ディスク対応にすると、すんごい先行投資が必要になるからやめた、という訳ではないですよ・・・(多分 ^^;)。


16061102.jpg
結果的に採用したショートVブレーキ。
TRP CX9


 で、Vブレーキはシクロクロス界で信頼性が高い、との評価を受けている、TRPのブレーキを選択しました。
 このCX9は、この車体に使おうと思っていた67アルテのレバーで直接引けることが売りの製品らしく、シクロクロスでもディスクブレーキ化の波が押し寄せる以前は、カンチブレーキから制動力を大幅に強化するパーツとして、高く評価されているようでした。

 ちなみに、TRP=テクトロ・レーシング・プロダクツの略だ、と言うと、途端に「ええ〜?(引)」という反応をする人が多くなるのですが・・・。

 テクトロのブレーキ=粗悪品のイメージって、やはり根強いですよね・・・。
 しかしこれって、一種の風評被害みたいな物でもあると、私は考えていますが。

 テクトロ製ブレーキにこういう評価が一般的になってしまった理由としては、完成車の価格を下げるために、「テクトロ製品でも低廉化グレードのブレーキを装着している」からであって、テクトロ製品でも高位グレードのものは、きちんとした性能があるんですけどね・・・(まあ、価格的にシマノ製とあまり変わらなくなるんだけどね)。

 で、テクトロ製品であっても、TRPブランドの方は、最初から高性能志向で製品開発が行われているので、品質はかなり高いと考えて良いでしょう。
 実際、このブレーキは、シクロクロス車のブレーキ強化の定番として使われていたようですし、キャリパーブレーキと同じ感覚で握ったら、簡単に車輪がロックして前転しますよ(マジで)。

 ただし・・・。
 この製品のマニュアル、日本語表記もあるのですが、いわゆる、日本語の文字が並んでいるけれど、日本語になっていないという状態なので、正規品でなく、チャイナコピーなんじゃないかと、かなり疑いの目で見てしまいましたよ・・・。
 (ブレーキのアーム(あーむ)をマーム(まーむ)と書いていたり、スプリング(すぷりんぐ)がスプリソグ(すぷりそぐ)になっていたり、ネタには事欠かなかった)

 後に、ネットでいろいろ調べてみたら、正規品を購入している皆様のブログにも、同じことが書いてあって、安心したのでした(安心する方向がちょっと違う気もする:笑)。

(2)キャリア&テールランプ
 フロントキャリアは、安定のNITTO M-12を選択し、フォークのキャリパーブレーキ装着部の穴と、ブレーキ台座に装着する形を選びました。
 ランドナー等のツーリング用自転車で、おなじみのスタイルですね。


16061103.jpg
フロントキャリアは、
ステーのダボに
ライトアダプターを装備。


 で、M-12を選んだ事で、ブレーキ台座装着ステーに設置されているダボに、ライトアダプターの装着が可能になりました。
 なので、この低い位置にライトを装着して、濃霧時等にはなるべく下方から光を飛ばず、フォグランプ的な効果も期待しています。
 (東北地方、夜間に放射冷却が起きると、濃霧が発生することが多いのだ・・・)

 ちなみに、フロントキャリアは、700C対応の物はそれほど多くありません。
 色々考えた結果、NITTOさんのド定番に戻ってしまいましたが、定番品=安心して使えることでもあるので、悪い選択ではなかったと思います。
 現在、このキャリアに使えるフロントバッグを物色中・・・。

 リアキャリアは、少し前に探した時には、ランドナーやキャンピング用の巨大なキャリアしかなかった覚えがありますが、最近はロードバイク用、と銘打たれた、コンパクトでスッキリしたデザインの製品も多くなっているようでした。
 バイクパッキングが流行っている、とは聞いたことがありますが、まさかその影響でしょうか???

 とはいえ、やはり人それぞれ、製品の外観などで好みは分かれるもので、自分好みの製品を探すのは、それなりに苦労しましたが・・・。

 という訳で、私が選択したリアキャリアは、ADEPTのRoad Rear Rackになります。
 フレーム側に、キャリア用のダボを用意してあったので、装着は問題ありませんでした。

 ちなみに、この製品は、ホイールのシャフトをキャリアに付属するものに交換することで、クイック止めにより普通のロードにも装着することが可能です(ただし、上面ステーをブレーキの軸にとも締めする必要あり。フレームによっては装着できないので注意)。

 今のところ、リアバッグはモンベルのツーリングリアバッグを使用。
 ただし、このバッグ、荷崩れすると、左右に大きく傾いて、車体のバランスを崩してくれるので、他に良いバッグはないか、継続して物色中です・・・。

 また、このキャリア、後ろにリフレクター装着台座がありますので、当初(興津600時点)はリフレクタ兼テールランプとして、CATEYEのリフレックスオートを装着していました。


16061104.jpg
CATEYEリフレックスオート装着状態。

16061105.jpg
このライト、意外に分厚く、
左右の幅もある。


 ロードバイクの車体に合わせて、幅を狭く設計されたキャリアなので、リフレックスオートを装着するには、少々、無理にはめ込む必要がありました。
 また、電池交換のためにライトを取り外したくても、この状態ではキャリアのフレームに引っかかって、取り外せないという弊害もありました。
 (結局、前面のカバーを外して、直接、電池を取り出す形になっていた)

 悪くはないのですが、ちょっと扱いが不便だと思いましたので・・・。


16061106.jpg
リフレクター機能を持つテールランプ、
Topeak RedLite Auraを導入。

かなりコンパクトなライトで、
このリアキャリアでも使いやすい。


 こちらのRedLite Auraですが、リフレックスオートよりも小型で、本体も薄く、装着の際に台座を介することもなく、直接ビス止めで装着できるなど、リフレックスオートよりもこのキャリアで使う上での利点が多くありました。
 サイズとしては小さくなってしまいましたが、その分、軽くなるとともに、連続点灯60時間(電池はCR2032×2枚)など、ランプとしてのランタイムは長くなったのは大きいです。

 リフレクターとして、どれくらい目立つのかは未知数ですが、とりあえず、電池が切れても再帰反射で目立つことができるのは、安心材料が増えたことになりますね、

 まあ、しばらくは、これで試験運用してみましょう。

 なお、テールランプとしてはこれ以外に、シートステーにCATEYE Omni 5を左右に1個ずつ装着しています。

(3)フレーム表面処理
 フレームのグラデーション、どういう風に塗装したのか、と聞かれる事がありますが、実はこれは塗装ではありません。

 この色合いは、陽極酸化処理(アノダイズ)による発色です。
 ええ、チタンですので、やっちゃいましたよ!

 なお、実際の処理は、さすがに専門の加工業者さんにお願いしたようです(^^;)。
 (そらそうだ。こんな巨大な物を沈められる酸化槽、専門業者じゃないと持ってないよね)

 当初は、シートポスト部分を黄色く発色させ、前後に青いグラデーションを出そうと考えていましたが、その形で発色させるには、電圧を上げたり下げたり、複雑な工程での作業になってしまい、色のつながりが悪くなったり、飛んだりして、きれいに仕上がらなかったとのことで・・・。
 2回ほど、失敗した後、電圧の変化に合わせて色が一定方向に変化する、現在の着色に方針を変更して完成しました。

 結果、前半分は青のグラデーション、後ろ半分は薄青〜黄色に変化するグラデーションとなりました。
 前と後ろで、反対色になるという、ちょっと変わった配色であるとともに、手作業での発色処理のため、一発勝負で同じものは作れない、という、正真正銘、ワンオフ品となった事で、満足度も非常に高い結果となりました。


16061107.jpg
前方は青、後方は黄色。
前後で反対色になっている。


 とにかく、仕上がりの美しさには満足しています。
 フレームが到着した時、この発色を見て、思わず言葉を飲み込んでしまったくらい、きれいに仕上がっています。

 いや〜、この部分に、惜しまずお金をかけて良かった。
 この処理だけで、結構なコストがかかったなんて・・・できれば忘れてしまいたい・・・(ディスク化をやめてセーブしたコストが飛んだ:泣笑)。

 ちなみに、やろうと思えば、もっと多数の色(緑、ピンクなどを差し色に入れる)を使った、虹色のグラデーションも可能だったのですが・・・まあ、さすがにそこまでやるのは、派手すぎただろうなあ・・・。

 なお、さすがにこんな処理をお願いする奴はまれだったようですので、これからオーダーを考えている皆様は、対応可能かどうか、事前にちゃんと確認してください(先にも書いたとおり、専門の業者さんに発注するので、結構な金額がかかります。また、価格は要問合せ)。

 また、グラデーションでの発色を考える場合は、大体、こちらのサイトにあるような、小片による色見本(業者ごとに提供されるものは異なると思う)を見て、連続した電圧範囲内で選ぶことになると思います。
 私のように、青から黄色へのグラデーションにする場合、どうしても間に水色が挟まれますし、紫から緑へのグラデーションにしたい場合、間には青が挟まれますので、その辺りは発色範囲指定でコントロールするしかないですね。
 (なお、細かく指示出しをしても、着色は手作業なのでイメージ通りに決まる保証はまったくない。よって、グラデーション発色は、「出たとこ勝負」を楽しめる人以外、満足できないと思った方がいい)

(4)意外な話かもしれませんが・・・
 ランドヌールな皆様の多くが、ダウンチューブ下に増設するボトルケージ台座ですが、私は増設していません。

 え? 何で?
 という声が聞こえてきた気がしますが・・・。
 (いや、確かに、あれがあると、いろいろ便利ですからね〜 ^^;)

 ダウンチューブ下のあの位置って、前輪の跳ね上げをまともに食らう場所ですので、そこにレスキュー用具を装着するという事が、個人的にはどうにも抵抗があるのですよね・・・。

 特に、宮城ブルベの舞台となる東北地方の郊外〜農地〜山岳地は、雨天走行の後などは、フレームが信じられないような汚れ方をしていますし・・・。
 (泥や草だけならともかく、虫の死骸、小動物の手足や内臓、下手すりゃ、獣糞に至るまで、色々な物が飛散、付着している)

 何かあった時そんな派手な汚れ方をしたボトルを掴んで、蓋を開く、とか、あまり想像したくないのですよね(^^;)。
 ですので、レスキュー工具などは、パッキングを工夫する事で対応し、ケージ台座の増設は見送りました。

 なお、余談ですが、そんな風に派手に汚れるリスクがあるので、私はドリンクボトルは蓋つきの物を使用しています。
 雨天走行時、ドリンクボトルの蓋に、色々な物がべっとり付着しているのを見ると、ああ、これ、必須装備だわ〜、と思わされるのです。
 (下手すりゃ、べっとりと色々な汚れがついた飲み口に、口をつけなきゃいけなくなるわけでね・・・)

3.実際に走ってみてどうだったか
 さて、この車体で実際に走ってみた感じがどうであったか、という所については、すでに興津600のレポートでも触れていますが、とても好感触でした。

 デビュー戦がいきなり600kmという所がまずおかしい、という話もありますが(^^;)、さすがにそれだけの距離を走ったら、このフレームの特性について、嫌でも理解出来る部分が多々ありましたね(^^;)。

 オーダーフレームなので当たり前ですが、乗車姿勢に無理がかかっている感じはなく、自然と手足の位置が決まっていた気がします。
 そして、厳しい気候でボロボロになった600kmでしたが、最後までクランクを回す力が温存されました。
 今まで乗っていたカーボンフレームでは、疲労から力が入らなくなった途端に、ガクッと速度が落ち、足を回しても速度が乗らない感覚があったりしたのですが、このフレームでは、そこまで極端に落ちることはありませんでした。

 最後の区間は、文字どおり時間との勝負になりましたが、回せば加速してくれる特性に本当に助けられました。今回のブルベ、この車体が相棒じゃなかったら、完走は危うかったかもしれません。
 (最後の平坦区間は、「この車体なら、回せば走ってくれる」という望みでなんとか繋いだようなものだ)

 また、ホイールベースを長く取ったためか、一度速度に乗ってしまえば、足を止めても減速が少ないように感じられました。
 走行中、長い下りの緩斜面を走っている時などは、路面追随性が非常に高くて、地面に張り付いているかのような安定感がありましたしね。

 まあ、その分、操舵性は、ロードバイクほどキビキビ曲がってくれる感じではありませんでしたが、それでも、慣れてきたら、路上に落ちている小石を直前でかわしたり、小半径のヘアピンカーブもスムーズに曲がることができましたので、必要十分な操舵性は備わっていると思われます。


16061108.jpg
ちなみに、
前輪位置が今までの車体より前になるためか、
運転中に見える前輪が遠く感じた(笑)。


 そういえば、昨年までひどかった、両手の痺れがほとんどありませんでした(片手で洗濯バサミを開けないほど、手指が麻痺する時もあったのだが、今回は実に当たり前に、洗濯バサミを使えている)。

 まあしかし、これはフレーム特性なのか、ハンドルをエルゴデザインのものに交換したからなのかは、よくわかりません。
 今まで使っていた、単なる丸パイプ型断面のハンドルを、水平部が扁平に加工されたものに交換していますが、その結果、特に水平部を握っている時に、指の股にハンドルが食い込んでくるような違和感がなくなり、ずいぶんと楽に走れるようになったのは事実です。

 また、ブルベ走行レポートにも書きましたが、カーボンフレームのロードバイクならば、軽くジャンプするように、バキンバキン、と硬い振動を伝えてくるはずの荒れた路面でも、グワングワン、とたわむような振動に感じられたのは、このフレームとクロモリフォークのおかげかもしれません。

 ちなみに、尻の痛みに関しては・・・ウェアと皮膚の擦れによるトラブルはありましたが、以前、600で苦しめられた、坐骨の圧迫痛は、最後まで出ませんでした。


16061109.jpg
ただし、それは、
このサドルのおかげかもしれない。
GIANT
CONTACT SL FORWARD


 お世話になっているショップのスタッフの皆様や、実際に使用している皆様から、かなり高い評価を受けていたので、私も使ってみることにしたのですが。
 ちなみに、私は特に登りで前乗り気味になる癖があるので、クッションは少し前寄りになっているFORWARDモデルを選んでいます。

 ちなみに、一番最初に着座した時は、恐ろしく硬いサドルだと思いましたが・・・それは、もともと使っていたサドルがへたっていたから、という気も・・・。

 というわけで、語り始めたら長くなってしまいますが(^^;)、そんなこんな、オーダー時に、400km以上を快適に走れるような車体を、というイメージを伝えてありましたが、見事にそれが形になっていたと思います。

 とにかく、今後の長距離ブルベ/ツーリングは、この車体で走るのがメインになると思われます。
 最高のパートナーとなってくれることを期待したいと思います。

関連記事
コメント
No title
記事になるのを楽しみに待っていました。

凝りに凝った自転車ですね。すでに600Kmを走られているようですから、やっぱり体にぴったり合っているのでしょうね。

次回お会いするときにまじまじと見させてください(笑

2016/06/13(月) 21:13 | URL | ひさぼ #-[ コメントの編集]
Re: No title
ひさぼさん、コメントありがとうございます。

とにかく、自分なりにいろいろ考えた結果、出た答えがこの車体です(^^;)。
阿賀野400は、この車体で出走する予定ですので、
もし、参加されるのでしたら、ぜひぜひ、隅々までご覧下さい(笑)。

しかし、ぶっつけで600kmを走れるとは思っていませんでした。
良い相棒になってくれそうです。
2016/06/13(月) 23:36 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

Twitterでつぶやき中
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
雨雲レーダー
リンク