日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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PBP2015 参加記録 備忘録

 今まで、ワークマン製のサイクルウェアとして紹介されてきた、「ウィンドストップSTRETCHブルゾン」について、このブログや、ツイッターで色々と触れてきましたが・・・。

 今、読み返してみると、あまりフェアな評価をしていない気がしますね・・・。

 まあ、私が評価するときは、どうしても「自転車のロングライドや、ブルベに使用する場合」を考えた物になってしまいますが・・・。
 そもそも、そういう用途を考えていない製品だった場合に、評価として、不当に低い点数をつけるような事になっていないのか・・・という考えが、最近、むくむくと沸き上がってきています。

 という訳で、近いうちに時間が取れたら、もうちょっと評価の前提条件などを整理した上で、このウェアに関する感想などをまとめてみたいと思います。
 まあ・・・極端な視点からの評価があまり前面に出ると、今後、こういう異業種からの斬新なアプローチによる製品展開が望めなくなる可能性がありますからね・・・。

 では本題です。
 既に、記憶の彼方の出来事になりつつありますが、PBP2015の参加記録の〆として。
 色々と、周囲の皆様より頂いた疑問などについて、備忘録的にまとめておこうかと・・・。

 まあ、ほとんどが、聞かれたその場で、口頭で回答していますけれど、一応、成文化した記録も残しておきましょう。

 という訳で、詳細は裏置きしましたので、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックして下さい。


○通信の手段はどうした?
 携帯は、普通にスマホを持って行きました。
 音声通話はほとんど行わないと考えて、国際ローミングのみの設定です。

 データ通信は、海外用のレンタルモバイルWi-Fiを使いました。
 ドコモなので、spモードを使う機能(キャリアメール:docomo.ne.jpなど)は使えませんが、G-mailやSNSは使えるので、別に問題はありません。

 なお、レンタルWi-Fiの多くは、繋ぎ放題ではなく、一日の通信容量が100MB程度になります。
 欧州圏の場合、通信を2G回線に限定して繋ぎ放題にしたり、データ容量はそのままに、一国限定パックなどの形で安価でレンタルできるプランなども用意されていたりするので、訪問先に応じたプランを組むと良いかと思います。
 (まあ、四年後には状況が変わっているかもしれませんけれどね・・・)

○右側通行には戸惑わなかった?
 思ったよりも、すぐに慣れます。
 実際、本番前に、宿所からベロドロームの往復走っただけで、すぐに頭は切り替わりました。
 まあ、最初は自分の右側にガードレールがある事に、妙な圧迫感と違和感を感じていましたけれど・・・。

 ラウンドアバウトも、数か所、走れば大体、感覚はつかめると思います。

 ただし、日本人の多くは、集団走行(一列棒状でなく、グチャッと団子状に固まった形での走行)に慣れていないので、本番スタート直後は慎重に行きましょう。
 コース序盤、多くの参加者と一緒に走る時は、ラウンドアバウト内でアウトインアウト等、周囲を考えない走り方をすると、かなりの高確率で罵声を浴びます(下手をすれば、後続車に突っ込まれて落車、そこでPBP終了、という事にもなりかねません)。

 なお、PCから出発する時などのタイミングで、ナチュラルに左側走行をしている場合もあったりします(^^;)。
 右側通行にも慣れるとはいえ、体にしみ込んだ習性は、ふとした時に無意識に出てしまうようなので、こういう時は、近くにいる日本人同士、「右側通行でいきましょ~っ!」などと声を掛け合うのが良いでしょう。

○集団走行に慣れろというけれど、具体的には?
 急に慣れろと言われても、並走が禁止の日本において、集団走行の練習を出来る機会はそれほど多くないのもまた事実ですよね・・・。
 エンデューロレースなどで、脚が合う人で固まって走るとか、そういう経験ができれば良いのですが・・・。

 なので、パック走行する時は、例えが正しいかどうかわかりませんが、「飛行機の編隊飛行」をイメージして、位置取りして下さい。
 旋回しようが、宙返りしようが、相対位置をぴっちり守って飛ぶ、あの感じをイメージして、集団の中での自分のポジションを、前後左右の人との相対位置から見て固定する形で走れば、問題ないと思います。

 まあ、あまり難しく考えずに、カーブで一人勝手にアウト・イン・アウトするとか、合図なしに急ブレーキかけるとか、急に横に動くとか、そういう事をしなければ、大体、大丈夫だと思いますけどね・・・。

○序盤飛ばすのは避けろ、というのは本当?
 これは本当です。
 今回、私達も、序盤のハイテンションの中で少々、アップスピードになりがちになり、私はPC1に到着する前に、膝上の筋肉が硬直して、ダンシングが出来ない(クランクの上に立つと、膝上の筋肉がつりそうになる)ような状態になっていました(序盤でそれは、かなりヤバい状態だったと思う)。

 その後、ナイトライドで女性参加者に「押し売りエスコート」等をして、少しペースダウンして走った結果、復調させる事が出来ましたが、あのままのハイテンポで走っていたら、両足ともに硬直し、早い段階で動けなくなっていたと思います。

 コースは1,200kmもありますからね!
 普段、日本で走るブルベの何倍にもなる距離ですから、序盤から、そんなにハイペースで走る方がどうかしていますよ・・・。

○PCの混雑はそんなに酷いの?
 ボリュームゾーンから外れれば、それほどでもないと思われます。
 私は90時間部門でもラストの方だったので、混雑している、というほど混んでいる状態には出会いませんでした。
 (PC1は、まだ参加者がばらけていなくて、それなりに人が多かった覚えがあるが、それ以降はほぼ、待ち時間なし)

 ただし、PCの到着が遅めであったため、食事があまり残っていなかったとか、そういう弊害はありましたので、痛し痒しかもしれません・・・。

 この辺りの対応は、スタート時間をどの時間帯にするか、によって変わると思いますので、自分の走り方がどういう感じであるかによって、対応を考えるしかないでしょう。
 (先行逃げ切り型なら、早めの時間にスタート。マイペースで時間ぎりぎり完走を目指すなら、遅めでもOK。84時間でエントリーして翌朝スタートとか・・・)

○渡航費、滞在費はどれくらいだった?
 ざっくり計算で、アルテグラ搭載のミドルレンジ完成車1台分くらい。
 (わかり辛い上に、為替相場で変動ありな例え!)
 「その筋」の単位でいえば、0.4~0.5デローザくらいと考えておけば良いかと思います。

 今回、私は特に安く上げることは考えず、面倒な対応はツアー任せと考えていました。
 (まあつまり、自分が楽をする分、対価を払っていたという形です)

 あと、滞在費は700ユーロほど現金を持って行って、なんだかんだで200ユーロ前後を持ち帰ったでしょうか?
 ちなみに、滞在費のほとんどが食費に消えています(^^;)。
 (85ユーロほどは、鉄道運賃ね:笑)

○装備紛失に伴う臨時出費はいかほどだった?
 正直、製品ラインナップは4年後には確実に変わっているでしょうから、参考まで、という事で記録を残しておきますと・・・。

 フロントライト LEZYNE Super Drive XL+予備バッテリー 91ユーロ
 リアライト CATEYE NIMA2×2個 40ユーロ
 携帯工具 27ユーロ

 合計で158ユーロでした(当時のレートで、日本円換算で合計2万円くらい)。
 なお、充電機やケーブル、予備電池等は、日本から持ち込んだ物が手元にあったので、それを使っています。

 国内で同じ製品を購入する場合の金額ですが、携帯工具は国内非売品らしい(実は、立派なナイフブレードが付いている。日本じゃ絶対、売れないな、あれ ^^;)ので、同等品の価格と仮定すると、合計で約2.5万円くらいになります。

 ・・・まぁ~、現地でも思いましたが、どうもSuper Drive XLが安すぎるんですよね・・・(国内販売価格、後継モデルが出ている今でも、通販で1.6万円前後)。
 Power Driveと間違って会計していないかな・・・(^^;)。
 (ティーンエイジくらいのお嬢さん二人が店番していて、商品名を見ながら「これで良かったっけ?」と価格一覧表を見ていたので・・・)

○そしてGPS導入への布石となりました。
 国内のブルベなら、コースは1,000kmでも覚えられる、なんて豪語していた(実際、宮城1000のコースも頭に入っていた)私ですが・・・。

 PBPでは道路構造の違い(特にラウンドアバウト)、地理感覚が全くゼロからのスタートでのコース覚え込みとなり、1,230kmのうち、37km程度しかコースを完全に把握することは出来ませんでした。
 さらに、現地で注意力が散漫になった時間にミスコースを連発したため、海外用だけでもいいのでGPSの導入が必要かな、と思っていたところに・・・。 

 多方面同時攻撃を受けて、勢いで買っちゃいましたよ、GPSを!

 購入したのは、GARMIN社のアウトドア用GPSである、eTrexシリーズです。

 通販にオーダーした時点では、eTrex 30だと思って購入したのですが、届いた機体は後継機のeTrex 30x (笑)。
 ・・・注文履歴と納品書と現物を、それぞれ五度見くらいしましたね・・・(通販でも破格値すぎる金額だったし・・・)。

 まあ、後継機なら使い勝手はほぼ同じなわけですから、問題ない・・・かと思いきや、データ処理的な方向で、アレしたりコレしたり、色々な<<自己責任>>をやらかして、使えるようになりました(^^;)。
 とりあえず、国内ではデータロガー件地図表示デバイスとして使ってみる事にします。
 (使い方に慣れておく、という面も含めてね・・・)

○でも、GPSはいらないという話も聞くよ?
 うん・・・まあ、海外でもマイペースを崩さず、最後まで走り切れる人であれば・・・。
 または、どんなに強烈な睡魔に襲われても、どれだけ真っ暗な道でも、一切、方向表示を見落とさない自信があるという人であれば・・・。

 そういう皆様は、途中の案内表示板を追いかけるだけで、十分、進めると思います。

 ただ、今回のPBP2015では、ブレスト市内だったか、DNFした人達が、案内表示板をはがして持ち去った?という騒ぎがあったと聞きました。
 結果、ブレスト市内でミスコースする参加者が大量発生し、ボランティアスタッフが急遽配置されて案内をすることになったとか・・・。

 また、周囲を走る参加者の集団についていったら、彼らはPC近くで、チームが独自に用意したサポートに向かうためにコースを外れていたとか、そういう話も聞きました。

 私のような、見落とし、見間違い以外にも、こういうハプニングもありますので、バックアップとしてGPSを持ち歩いた方が良い・・・かもしれませんよ?

○装備とか何とか。
 フレーム:Corratec R.T. Carbon '09モデル
 ホイール:WH-9000-C24-CL
 タイヤ:Vredestein Fortezza Senso Xtreme weather(23C)
 ペダル:XTR PD-M9020 SPD(ケージ付き両面SPD)
 フロントライト:CATEYE VOLT700, LEZYNE Super Drive XL
 リアライト:CATEYE NIMA2(×2個)
 サドルバッグ:suew FC-β
 フロントバッグ:モンベル サイクルフロントバッグ

 タイヤは「そんな23Cで大丈夫か?」と、多くの皆様に聞かれましたが、全然問題ありませんでした。
 今回、言われるほど酷い路面の場所って、なかった気がしますが・・・?
 (ラウンドアバウト出口に帯状のパヴェとか、集落に入ったところで、速度抑制のためのハンプが不意打ちでゴン!は結構あったけど、言われるほど酷いガタガタ道は走らなかった気がする。カレ~ブレスト間は知らないけど ^^;)

 シューズは、歩く事も考えてSPDを選んでいます。
 というか、私はロードに乗り始めてから、SPDしか使っていません(レースよりも、ツーリング志向が強いからね)。

 そして、両面SPDペダルを使いましたが、これは国内でも400以上のブルベの後半で、絶大な安心感を与えてくれます。
 片面SPDペダル(PD-A600など)では、長距離コースで疲れてくると、一度でクリートキャッチができなくなってきて、イライラする時もありますが、両面SPDなら確実にクリートを装着できますからね。
 (宮城1000では、クリートの位置ずれによるストレスはあったものの、踏み面を外すミスは最後までなかった)

 これからブルベを走る装備を整える、という皆様にも、両面SPDはお勧めです。
 (ブルベ中は、思っている以上に歩き回りますからね。特にPBPなんて、PCではイベントの受付会場みたいな場所を、ウロウロ歩きまわらないといけないし)

2015/10/18 追記
○フランス語を覚えていった方がいいの?
 フランス語も、簡単な物ならば、覚えていった方が便利です(挨拶とか、左右の表現とか、数の数え方とか)。
 しかし、日本人の付焼刃的な練習によるフランス語は、現地の皆様には相当に聞きづらい発音(恐らく、外国人の皆様が発音する日本語以上に酷いと思われるレベル)であるらしく、「メルシー」や「イクスキューゼ・モワ?」でも、一瞬、ん?という顔をされる事が多くありました。

 また、コース上を外れないというのであれば、付焼刃のフランス語よりも、英語で意思を伝える方が通じます。
 英語が通じにくい場合でも、運が良ければ、周囲にいる西欧圏の皆様(特に、フランス、イタリア、スペインの皆様)が、翻訳してくれたりします(英→ラテン系言語。凄く助かった。お礼を言ったら、とても喜んでもらえたし)。

 言葉は通じなくても、「何か意思を伝えようとしている!」という姿勢を強く前に出せば、向こうも真摯に理解しようとして下さいます。
 というか、典型的な東洋人の風貌である日本人は、言語コミュニケーションに苦労するのは当然のこと、と考えて頂けているようで、日本人だと見るや、英語が話せる人を呼んでくれたり、メニューや一覧表を手元において指差しで確認してくれたり、色々、わかり易く対応していただける場合もあります(そこまでの対応は、ない場合の方が多いけれどね)。

 とにかく、致命的にまずい対応は、「どうせ通じないからなあ・・・」と委縮して黙っていることと、「どうせ誰かが助けてくれる」と、お客さん根性丸出しでいる事の二つです。
 カタコトの英語でも、最悪、日本語でもいいから、自分からどんどん話しましょう。

○でも、これは覚えておいた方がいいかも。
 リタイアの意思を伝える時は、「ギブアップ」や「DNF」では通じなかったという話を、複数の方から聞きました。
 私同様、「アバンダン」と言いましょう。

 フランス語で「諦める、放棄」という意味の言葉は、「abandonner」(無理やり発音を文字にすると、「アバンドニー」になる)というので、ギブアップより通じやすいです。

 give up:(試合、勝負で)降参する、というニュアンス。
 abandon:(計画、権利などを)放棄する、というニュアンス。


2015/10/19 追記
○言葉が通じない土地で、私はこうやって乗り切った。
 ツイッターなどで、言葉の壁を乗り越えた体験を頂いたので、追記しておきます。

・現地の薬局で痛み止めを購入した時
 スマホでGoogleの翻訳機能を開き、日→仏、仏→日と翻訳を繰り返して、痛み止めを購入。
 →レンタルWi-Fiまたは現地用SIMがあれば使える手段。

・DNF後、単独で駅からホテルへタクシーで移動する時
 ホテルのある地区名をスマホのマップで見せ、行き先のホテルは、ホテルの看板の写真を見せて、理解してもらった。

 スマホは地図や翻訳機能のあるアプリを活用する事ができますし、デジカメは実際の写真を見ながら、目的地や欲しい物などの確認ができます。
 言葉に詰まった時に、うまく使えば、非常に有効なツールになりそうです(使い方をシミュレーションしておくと良いかも)。



 まあ、とりあえず、こんな所でしょうか?
 他に、思い出した事があれば、追記するかもしれません。

 とりあえず、4年後に参加する皆様や、4年後の自分の参考になれば・・・。


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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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