日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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再びの東北一周への挑戦 2015 BRM919宮城1000km Part.2

 秋に向けて、ブルベ以外の、ファンライドイベントの日程も近付いてきました。

 とりあえず、しばらくは宮城1000のレポートを続けるつもりですが、どこまで続くかわからないだけに、レポートを上げる前に、ファンライドイベントの内容を忘れてしまわないか、少々不安だったりします(^^;)。

 ・・・まあ、あちらはブルベと違って、辛かった事が楽しかった記憶に脳内改ざんされてしまっても、特に問題はなさそうですけれど・・・(笑)。
 (むしろ、楽しい方だけをレポートした方が、良かったりして・・・)

 では本題です。
 宮城1000ブルベの、Part.2をお送りします。

 Part.1では、松島を越えて、160km付近のPC2花泉までをお送りしました。
 スタート後、最初の夜があけ、二日目の朝をむかえ、心機一転、再スタートを切る、という形に、気持ちを切り替えられるか否かで、この日の調子は全く違った物になるでしょう。

 そういえば、走行中は日付の感覚や曜日感覚は全くなかったですね・・・。
 明るくなったら朝だと思い、暗くなりはじめたら夜だと思う。
 そして、移動距離と時間の経過にだけは、やたらと敏感になっていた気が・・・。

 この、独特の感覚をお伝えするのは非常に難しいですね(^^;)。
 多分、600km以上のブルベを走った経験のある皆様であれば、何となく察して頂けるかと思いますが・・・。
 (私の中の時間感覚では、2015年のシルバーウィークは5連休もあったのに、とてつもなく長い一日を過ごしていた、という感じになっている)

 とにかく、これも多分、1.000km以上というとんでもない距離を走った事による、感覚の混濁というか何というか、そういう物だと思われます。

 さて、そんな日々はまだはじまったばかりの、PC2~三陸海岸の入口に至るまでの区間が、今回のレポート区間になります。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックして下さい。


1.PC2花泉~PC3花巻

15091911.jpg
PC2から見た朝焼け。


 PC2を出発しようかと荷物をまとめ、サドルにまたがった時に気付きましたが・・・。
 私より先に出発準備を始めた何名かの方が、まだ出発していない・・・。


15091912.jpg
周囲は完全に明るくなった。
既に、車もライトを点けずに走っている。


 最初の夜の間に、想定外の疲労と睡魔のダブルパンチを受けて、戦意喪失状態になっている参加者が、既に何名かいらっしゃる様子です。
 しかし、こういう時は周囲から激励の声をかけてもあまり効果はなく、自分から奮起して回復するか、惰性でもいいので前進を続けていく過程で活路を見出す以外に、事態を打開する方法は無かったりします・・・。
 (私は興津600の善知鳥峠越えでこれに近い状態だったが、何とか塩尻健康ランドまで辿り着いて、仮眠を経て復活した)

 周囲に、出発しま~す、と声をかけてPC2を出発。
 やがて有壁地区付近で一度、宮城県に戻ります。


15091913.jpg
その有壁にある、
旧有壁宿本陣跡。
コースから横道に逸れてすぐ。


 東北地方に唯一現存する書院造の建物、との事ですが、さすがに始発電車が動き出すくらいの早朝に内部を見学できるはずもなく、また、ブルベ中にそんな時間を取れる筈もなく、写真だけ撮影すると、そのままコースに戻ります。
 すぐ先の有壁駅にお手洗いだけ立ち寄りましたが、この駅に参加者が一名立ち寄っていましたが・・・DNFでしょうか。
 もう少し頑張れば、一関で新幹線にも乗れるのですが・・・まあ、あまり時間もないので、私は先を急ぐことにします。


15091914.jpg
国道4号に出たところで、
組体操する人形。
なぜ?

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うん、これはまたユニークな・・・。

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そして再度、岩手県に入る。


 何となく、地域密着型のサービス?の雰囲気を味わいつつ、4号沿いに岩手県に入ります。
 ここからは平泉から北上川左岸の河岸段丘上に渡り、水沢の平野を北上、花巻へと向かいます。

 この区間、特に北上川沿いのアップダウン区間は、案外油断できないきつい区間ではありますが、実は、私はここを走るのが大好きだったりします。


15091917.jpg
理由はその景観性の素晴らしさ。
この道筋の周囲は、
四季折々、全く違う表情を見せてくれる。

15091918.jpg
平泉から北上川を渡ってすぐにある
田んぼアート。
昨年は武蔵坊弁慶だったが、
今年は牛若丸がモチーフの様子。


 この場所を走ったのは、5月の物見山300に続いて2回目です。
 5月の段階で、周囲は田植え直後で、苗の間に見える水面が鏡のように空を映していた世界が、見事に実った稲穂が一面に広がる、黄色い絨毯を敷き詰めたような世界に変わっていました。


15091919.jpg
この風景が・・・。

15091920.jpg
こう変わった。
四季の変化に富んだ風景が見られる、
とても良い区間だと思う。


 段丘の斜面を登って、下ってを繰り返し、そのたびに目の前に広がる、広大な水田地帯の美しさに目をひかれます。
 私は、もともとの生まれが、北陸の水田地帯のど真ん中なので、こういう景色の中を走るのが、最も落ち着く、という事もあるでしょうか・・・。


15091921.jpg
何となくの定点観察ポイント。
豊かな実りが感じられ、
心がうきうきしてくる。

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5月に走った時は、
栗駒山系が冠雪した姿を見せていたポイント。
(今回は雲の中だ)
実りの風景が、とにかく素晴らしい。


 道は河岸段丘の縁を通るアップダウン区間を抜け、そろそろ水沢の平坦区間に入ります。


15091923.jpg
この坂を下れば、
水沢の平坦区間だ。


 平坦区間に入った途端、ぐっとブレーキがかかったように進まなくなりました。
 何だ、と周囲の水田の稲穂や、商店の前の幟を見てみると・・・。


15091924.jpg
ちょ!
何すか、この向かい風・・・。


 これは・・・ちょっと、嫌なタイミングで、嫌な風向きに当たってしまいました。
 この先、水沢の市街地に至るまでと、その先、北上展勝地に至るまでの区間は、周囲に何も風をさえぎる物のない、水田地帯のど真ん中を走って行きます。
 自然、風向きの影響は、まともに走行に響いてくるわけで・・・。

 この区間は、歯を食いしばっての走行になってしまいました(^^;)。

 時々、休憩を、と思って、駐車帯や開店前の商店入口などの、道路が広くなった場所に避退して息を整えると、後方からも何名かの参加者が走ってきているのが見えます。
 そのうち追い越されるだろうな、と思ってコースに復帰して、相変わらずの向かい風に対抗して走って行くと・・・どうやら、私の方が風耐性は高かったようで、先ほどまで後方に来ていた方は、バックミラーの中で見る見るうちに小さくなって行って・・・。


15091925.jpg
何度も潜った東北新幹線。
あれは、「やまびこ」編成かな?
(自信なし ^^;)

15091926.jpg
やがて北上展勝地に至る。
これは竜神伝説にちなんだ、
ジジ・ババ岩。
(右がジジで、分離帯の上がババ)


 この周辺は、北上川の洪水が激しかった地域らしく、古くからの集落は全て洪水を避けるために高台の上になっており、治水が進んでからの開発事業によって、平野部に市街地が造成されるようになっています。
 平泉からしばらく、コースが高台上のアップダウンを走っていたのも、その高台上に昔からの集落が集中しており、県道がその集落を繋ぐように走っているためだったりします。

 そして、北上展勝地の前にあるこのジジ・ババ岩も、竜神伝説(=大河川の洪水に絡む話がほとんど)にちなんだ物であり、昔日より、北上川がどれほど暴れていたかを偲ばせる存在です。
 まあ・・・伝説の内容からすると、年を経てから得た子供が洪水で犠牲になり、それを悼んだ老夫婦の悲しみが残された話、という形になりそうなのですが・・・。

 なお、治水技術が進んだ現在でも、国土交通省のホームページなどを見ると、北上川の治水には、かなりの力が注がれている事がわかります。
 先日、大きな水害があったばかりなので、この辺りは身近な話題になる皆様も多いかもしれませんね・・・。

 展勝地を越えた先で、右に橋上に登るスロープが現れるので、そこを登って北上川を右岸に渡り、花巻へと北上します。


15091927.jpg
まっすぐ北上!
・・・なのだが、
自然堤防や尾根を越えるため、
結構、アップダウンが続く。


 まもなくPCというタイミングで、まだ性懲りもなくアップダウンが続くのか、と思うと、ここで心が折れそうにもなりますが、この時点でコースは200kmをクリアしていますから、そう考えると、前進したとも・・・言えるのか??

 最後まで微妙に続くアップダウンをクリアし、国道4号沿いに出たところがPC3でした。

PC3チェック:09:35(234.4km)

 2年前と比べて、20分ほど早い・・・というのは、誤差の範囲と見ていいかも(^^;)。
 とはいえ、途中で猛烈な向かい風にやられた事を考えたら、そんなに悪い数字ではないでしょう。

 北海道のよしださんなど、PBP等でご一緒した皆様がいらっしゃったので、ご挨拶しながら店内に入り、食欲の赴くままに焼きそばとプリンという、ちょっと変わった取り合わせで補給します。

 このPCには、スタッフではないものの、2年前に奥入瀬の通過チェックでお手伝いいただいた岩手のYさんがいらっしゃって、当時の事やPBPでの体験などについて、色々な話をさせて頂きました(まさかその後、ゴールまでPCごとにお会いするとは思いませんでしたが・・・ ^^;)。
 また、参加者の皆様、特に九州からの遠征参加の皆様と、各地のブルベの雰囲気などについてお話しさせて頂いたりして、随分、和ませて頂きました。

 こういう、PCでの何気ない会話が、次のステージを進む力になる事が多いのですよね。
 特に、最後尾組は、時間に追われる事も多いので、重要です(^^;)。

 ここでスタッフ間の連絡を見た時に、PBPをともに走った(そして時間外完走された)Sさんと、がんちょさんのDNFを知りました。
 おそらく、まだPBPの疲れが抜け切っていなかったのでしょう(がんちょさんは、アキレス腱の炎症が、まだ完治していなかったはず。その体でPC2を通過した先まで走るなんて、かなり凄い話だ・・・)。

 私も正直、まだ何かを引きずっている感が残っていましたが、ここまで走ってきた感じでは、この先、行けない訳ではない、という手ごたえを感じていました。

 ここから先は、微妙な斜度の登り基調で遠野まで進み、その先、仙人峠を越えて釜石です。
 釜石から先は、この1,000kmのコースの真骨頂ともいうべき区間、三陸海岸を久慈まで北上するルートです。

 今のところ、体調的にも、精神的にも、「行ける」という手応えの方が勝っています。
 この感覚があるうちに、できるだけ早い時間に釜石に至り、三陸海岸へとアタックを開始する。

 その目論見通りに走れたら、完走の確率を高める事が出来るでしょう。

 ・・・20%を30%程度までには・・・(←低いな、おい・・・)。

2.PC3花巻~PC4釜石
 さて、花巻~釜石間は、2年前にはかなり「遊びまわった」区間です(^^;)。
 民話のふるさと、遠野市を通過する上に、宮沢賢治があの「銀河鉄道の夜」を書く際にモチーフにしたと言われる、岩手軽便鉄道の遺構が各所に残る地域、ときたら、私の好奇心はうなぎのぼりになってしまう訳で・・・。

 しかし、今回はリベンジ行という事もあり、後ろ髪を綱引きの如く引かれつつも、好奇心は最小限にして、先を急ぐ、と決めていました。

 ・・・どこまで我慢できるかはさておき・・・(^^;)。

 そういえば、花巻のPCには、宮城ブルベではコースの隅々までを楽しみ尽す名人として有名なI君が先着していました。
 宮城勢から、ここぞとばかり、「今回、どこの温泉に入るの?」という質問でいじられます。

 そう、彼はとにかく快速で走り回り、各地で観光、入浴、グルメを楽しんで、制限時間いっぱいまでを使ってゴールするという、ランドヌールとしてはとても羨ましい限りの走りをする人です。
 私も、そこまで冷静な時間配分をして、コースを楽しみ尽くすような走り方ができるくらいの脚力が欲しいですね・・・。
 (実際、彼にはコース上で何度も抜かれるのだ ^^;)

 さて、最後尾組にいる私ですが、そろそろ同じくらいの時間帯で走っていたはずの人の顔が、徐々に少なくなっている事に気付かされます。
 もしかして、ギリギリ隊はどんどん、DNFになって数が少なくなっているのではないか・・・という考えが浮かびますが、まあ、そんな事もあるまい、と考え直し、前進を再開です。

 PC3から先は、寄り道したいポイントが多くありますが、いくつか絞って訪問する事にして、遠野方向へと道を進みます。


15091928.jpg
遠野方面へと東へ進む。
天気は暑いくらいの晴天になった。

15091929.jpg
あ、このコンビニは、
栗駒600で
お世話になった場所だ。


 遠野への道を走る時は、いつも暑い、という印象がありますが、今回もご多分に漏れず、暑い道を走ることになりました。
 とはいえ、2年前の猛暑に比べたら、まだまだ涼しい方ではありましたが・・・。


15091930.jpg
それでも、
日射しの強さは、
炎天下と言うにふさわしい状態だった。


 半分、暑さにうだりながら前進を続けていると、寄り道ポイントが近付いてきました。


15091931.jpg
寄り道ポイント。
岩根橋
岩手軽便鉄道の、
遺構の一つと言われている。


 前回、これだけ堂々としたものを、見事に見落としていたという、不覚をとった遺構をチェックしました。

 もともとは達曽部川橋梁と呼ばれていた橋で、現在の橋は、旧岩手軽便鉄道の橋梁の鋼板桁橋、橋台、橋脚を、そのまま鉄筋コンクリートで覆い立てる形で建設されています。
 見た目にも、宮守町にあるめがね橋(宮守川橋梁)に似ていることから、宮沢賢治が銀河鉄道の夜のモチーフにしたのは、宮守川橋梁ではなく、この岩根橋である、という説もあるらしいです。


15091932.jpg
で、こちらがめがね橋こと、
宮守川橋梁

こちらの橋は、
現在のJR釜石線の物で、
画像左の崩れかけの橋脚が、
岩手軽便鉄道の宮守川橋梁の遺構。


 まあ、どちらの橋梁がモチーフだったのかはともかく、規模的には宮守川橋梁の方が長大橋だったように見えますね・・・。
 また、どちらにしても、明治時代に建設された構造物としては、目を引く大きさのものであった事は間違いないでしょう。

 昔日の姿がどんな物であったかは想像するか、写真記録に頼るしかありませんが、まあ今はコースを先に進みましょう。

 そういえば、岩根橋の所で、I君が追いついてきて、東和の道の駅で温泉に入ってきた、という話をしていました。
 相変わらず、満喫しているようで、羨ましい限りです。
 I君はそのまま、先行して行ってしまいましたが、今度はどのタイミングで、後ろから現れるのか、少し楽しみになってきました。

 そして、この辺りで時間は午後になり、暑さの影響でドリンク消費量が多くなりはじめます。
 途中、何度か自販機ストップを強いられた事もあって、できるだけ高速で走行したい所でしたが・・・。
 平坦に見えて、微妙な勾配で登っている道のため、思ったほど速度に乗せて走る事ができません。

 なので・・・平坦地ではありましたが、ダンシングで数回、踏み込んで数秒休憩、を繰り返して、サイコンの読みで25~30km/h程度を維持して前進を続けます。
 とりあえず、フランスを走っていた時と違って、あちこちに自販機があるので、ドリンク残量を気にせずグビグビ飲めるのが有り難い話です。

 それにしても、相変わらず遠野の道は暑い。
 途中、道の駅とおのに入ろうかと思いましたが、道路の右側であり、国道を横断しないと入れない事と、シルバーウィークのためか、大混雑で駐車場への入り待ち渋滞が発生するほどの状況であった事。
 さらには、数分待っても、両方向の車列が切れるタイミングがなくて、道路を横断できそうになかった事から、立ち寄りをあっさり断念し、遠野市街地へと進むことにします。

 この辺りで、連続ダンシングという、今まであまりやった事がない走り方をしてきたため、少々内股に擦れ感が出てきてしまったので、ドラッグストアに立ち寄り、抗炎症剤入りのワセリン軟膏を購入します。

 まあ、これはいうなれば、メンソレータムやメンタームのような物です。とにかく、擦れている場所にベトベトになるほど塗りたくってから再スタートを切りました。

 この軟膏にはメントールなどの清涼成分も入っている事から、しばらくの間は股間が清涼効果抜群な状況で困りましたが(^^;)、実はこの対応が随分と良かったようで、ゴール後、股擦れの状況を確認した結果、ほとんど悪化していないという奇跡的な状況が残されていました。

 そういえば、2年前にも、遠野ではドラッグストアでOS-1を購入して、熱中症対策をとっていたっけ・・・。
 気がつけば、何かと薬に縁がある場所になってしまいました。

 遠野の市街地を抜けた先で、国道が拡張工事かなにかで片側通行になっている箇所がありました。2年前には、かなり狭い対面通行区間があったはずなので、工事中だったその場所が、狭かった場所なのかもしれません。
 最近は海岸部に限らず、色々な場所が短期間のうちに大きく姿を変えてしまっているので、ブルベのコース確認も大変だったりします。


15091933.jpg
仙人峠への入口交差点に到達。
ここは一里塚の跡でもある。


 コースはここで旧道へと左折する形ですが、この画像を撮影中に、一人の参加者が交差点を直進して行ってしまいます。
 慌てて、その背中に「ミスコース!」と呼びかけて、身振りでここを左だ、と示すと、納得されたようで戻ってきました。

 信号のタイミングが悪く、その方が足止めになっている間に、私は仙人峠方面へと進み・・・ますが、峠の手前の最後のコンビニで補給がてら停止。
 またもI君が後ろから現れる・・・今度は、一体、どこで何を見ていたのか、本当に神出鬼没です。

 補給を終わらせると、ここから約10km先の仙人峠に向けて、最後のクライムへと向かいました。


15091934.jpg
仙人峠への道は、
大量のイガグリに覆われていた。
(道路端の茶色いものは、全部イガグリ)


 コース上で季節柄、沢山落ちていたのが、このイガグリです。
 既に車に踏まれ、形が崩れてしまっているものもあれば、どう見ても踏んだらパンクするよな、という感じの、新鮮なものも多数あります。
 こんな所でパンクやバーストをやらかしたくはないぞ、と思うとともに、夜間の峠越えでコイツを踏んでしまったら、悲惨な事になるな・・・と、あと最低でも2晩、走らなければならない日程を思い浮かべてゲンナリします。

 まあ、夜は車通りが極端に少なくなるはずですので、その時はあまり道路端に寄らないようにしよう、と考えて、さらに峠道を進んで行きます。

 そういえば、この辺りには、2年前のレポートで大変好評だった、半ば砂防ダム湖に水没した岩手軽便鉄道の橋台跡があります。
 今回はどんな感じか、と見てみた所・・・。


15091936.jpg
完全に水没してました(笑)。
直前に大雨があったしね(^^;)。


 まあ、毎回都合よく見られるものではないですね(^^;)。
 ストリートビューや、Google Earthの過去の衛星写真でも、水面上に出ている姿が確認できないので、本来は水没してるのが普通なのかもしれません。
 (そう考えると、前回の1000の時は、本当にタイミングが良かったんだな・・・)

 まあ、前回も見ているのでこれ位にしましょう。
 ・・・と、前進を再開しようとしたら、挙手の挨拶とともに、颯爽と通り過ぎる影が・・・。


15091937.jpg
オーディナリーのKさんだった!


 もはや宮城ブルベの名物というか、全国的にも有名人になっているかと思いますが、オーディナリーでブルベを走るKさんでした。
 もともと、ママチャリやロードで走っていて、その時は宮城ブルベで最速級の記録を何度も出している人です。

 前回の宮城1000も、ママチャリで完走しているなど、数々の伝説を作っている方でもあります。

 ここから仙人峠トンネルまで、様々な話をしながら進みました。
 PBPにもオーディナリー、それも、クラシカルなスタイルの参加者がいた事や、海外ブルベでの様々な体験をはじめ、オーディナリー号のカスタムについて、などなど・・・。

 どうやら、この日、Kさんはあまり調子が良くなく、この時点で膝痛を抱えていたようでした。

 峠の頂上で、写真撮影のために私は停止し、Kさんは釜石へと先行する形になります。


15091938.jpg
仙人峠トンネル。
延長2,500mもある長大トンネル。

15091939.jpg
自動増感で明るく写っているが、
実際にはかなり暗いトンネルだ。


 仙人峠トンネルは、洞内の湿度が高く、気温は低いため、毎回、出口を出た瞬間にアイウェアが曇ったりします。
 また、地下水の染み出しが顕著な場所があり、水たまりを横切って走らなければならない場所もあったりします。

 400以上の距離では、最近は標準装備になっているドロヨケを、今回もちゃんと装備してあって、助かりました。
 雨の予報はなくとも、こういう場所での地下水の染み出し、沢水の越流などの影響で、濡れた路面を走る時などには、非常に助かりますからね。

 今回はトンネルの出口を出ても、アイウェアが一瞬で曇ったりする事もなく、そのまま仙人峠の下りに差し掛かります。
 遠野側の、緩やかな坂が何だったのかと思うほどの急勾配を一気に下り、途中で、オーディナリー号を追い越し、釜石市街地を目指します。


15091935.jpg
新日鉄の釜石工場。
これを見ると、
釜石市に来たという
実感が湧く。


 仙人峠の遠野側坑口から、釜石市街地まで、一時間もかからずに下ってきました。
 次のPCは釜石駅前のコンビニです。

 先行していたI君に、今度は私の方が追いついて、前後する形でPCへと辿り着きました。

PC4チェック:14:56(321.9km)

 2年前と比べて、1時間も早く到着してしまいました。
 日没までの間に、1時間のマージンを取れたのは、非常に大きいです。
 明るいうちに、できるだけ三陸海岸を北に進む事ができれば、久慈までの道も、それほど攻略難度が高まる事もないかもしれません。

 この段階で、コースは約322kmをクリア。
 大体、1/3がここで終わったと思えば、案外楽に来てしまったな、という気分にもなります・・・が・・・。

 ここから先が、この1000のコースでは最も厳しい区間です。
 夕暮れを迎え、急速に冷えて行く周囲の気温。そして、三陸海岸の厳しいアップダウンの繰り返しが待っています。

 2年前は、PC3花巻~PC5久慈までの約230kmの間に、多数のDNFが発生しました。
 ここでDNFを選んだ人の中には、歴戦のベテランも多数、含まれていましたので、その厳しさは、どの程度のものか、おわかり頂けるかと思います。

 そして、私も以前はここから先、久慈まで辿り着いたものの、その段階でほぼ、体力を使い果たしてしまい、五戸から先に繋げる事が困難になっていました。

 さて、今回はこの先、どんな展開が待っているのでしょうか・・・?


(続く)



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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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