日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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気温差21度の道 2015 BRM425神奈川400km興津 Part.3

 え~、お気づきの方も多数、いらっしゃると思いますが、現在執筆中の400kmレポートと、前回執筆の200のレポートですが、実は今までのレポートと比べると、あまり気分的に「のって」来ない中での執筆になっています。

 原因的には、まあ、色々考えられるのですが、一番の部分は、今年に関しては、「SRを取る事」を強く意識するあまり、楽しむ方向性の思考が、あまり働いていないのではないかなあ・・・と自己分析しています。
 ううむ・・・。

 まぁしかし、ホントに走行中の記憶としては、道路をじっと見ている、その風景的な物しか出て来ないのですよね・・・。
 その時、何を見付けて、何を考えたか、という部分は、何だか靄がかかったようで、はっきりと思い出す事ができません。
 レポートを読んで頂いた多くの皆様に、「よくこれだけ、色々覚えていますね」と言われる事が多いのですが、それはやはり、「楽しむ」姿勢あってこそ、だと思えてきました。

 さて、次のブルベの日程は、509の宮城300物見山です。
 300は、日程的に一度失敗してもリカバリーがききますので、「楽しむ」方向性にシフトした走行を心がけてみようか、とそんな事を考えています。

 まぁ・・・・・・失敗したら、あの鳥海高原400の完走が必須条件になるという罰ゲームが待っているわけですが・・・(^^;)。
 (それでも、過去にはちゃんと完走できてるコースだしね。心理的重圧は、10から7くらいまでは緩和されているよね・・・ ^^;)

 では本題です。
 かなり遅ればせながらの・・・と思ったのですが、カレンダー的にはまだ2週間、経っていないというBRM425神奈川400km興津ですが、レポート上は、やっと復路に入りました(^^;)。

 昼間、夏日手前という暑さの中を走って少々うだりましたが、富士見峠越えの前後から、急速に気温の低下を感じはじめました。
 PC2を通過し、塩尻峠を越えると日没になり、周囲は急速に冷え込んできたため、折り返し地点からしばらく戻った所にあったコインランドリーで、汗に濡れた装備を全て完走させてから再スタートを切りました。

 気温はこの時点で一桁。
 急速な冷え込みと低温に対応できるように、装備も変更して復路にかかります。

 という所で、詳細部分は裏置きしました。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.ナイトライドに突入
 周囲は日没から2時間が過ぎ、既に山の稜線も見えないレベルの暗闇に包まれていました。
 既に大型商店の多くが閉店時間をむかえ、車の出入りも交通量も少なくなり、安全性はかなり高くなっていると言えるでしょう。

 復路の塩尻市街地に入るまでは、途中、島状に点在する大型店の集合地帯や工業団地付近以外は、ほとんどの場所が街灯のない農道になります。

 今回、前照灯にはEL540とともに、VOLT700を追加していました。
 ちょうど、この街灯のない区間が、ライトの特性を見るのに適していたので、走行中に電源をON-OFFして、それぞれを試してみる事にしました。
 (注:切り替え時には、EL540とVOLT700両方を点灯させてから、片方を消す形で実施。また、前輪の直前辺りにサブライトのEL520の光を照射して、手元を明るく保ちながら実施)


15042547.jpg
VOLT700+EL520
VOLT700は、
広い範囲に強い拡散光を飛ばすような配光。
10mくらい前に光の中心が落ちるように設定しているが、
20mくらい先の反射板にも光が当たる。

なお、画像下の明るいスポットは、
補助灯として使用しているEL520のもの。
(EL540でも同じ)

15042548.jpg
EL540+EL520
EL540の配光は、
どちらかと言えば、
特定の範囲を明るく照らす、
収束光のような感じ。
(目安で、10m先で車線幅いっぱいくらい)


 どちらも走りながらの撮影なので、派手にぶれていますが(^^;)、光の照射特性の違いはご理解頂けるでしょう。

 VOLT700は、かなり広い範囲を、均一に明るく照らす特性を持っています(目安のイメージで、大体、対面通行道路の端から端まで)。
 ブルベを走る皆様は、ダイナミックやノーマルで使用している皆様が多いようですが、私はオールナイトモードの明るさでも十分に感じました。
 (逆に、ダイナミックやノーマルでは光が強すぎて、路面からの照り返しが目にうるさく感じられた。この辺りは、個々人の目の暗順応特性などにも依存すると思われるので、皆様はそれぞれ、自分の目に合った使い方をして頂きたい)

 これらのライトの特性の違いから、今回は郊外~峠:VOLT700、市街地など、周囲に車両などが多い環境:EL540という使い分けをして走りました。
 特に、市街地などで対向車が多い場合、広い範囲に拡散光を飛ばすVOLT700は、対向車の運転手の幻惑なども考慮し、ちょっと使用を控えた方が良いかもしれませんね。

 真っ暗な空間の中を走って行くと、右前方の空に、半球形のドームのような、青白い明かりが見えてきます。
 塩尻市街地の光でしょう。

 そう言えば、途中、コインランドリーに止まるまでの間には、数人ほど、スライドする参加者の姿もあったのですが、既に周囲には参加者の姿は見えなくなっていました。
 塩尻市街地まで来ても、参加者の姿は周囲に見えません。
 うん、最後尾に近いとはいえ、ここまで見事に誰もいないとはね(^^;)。

 冷たい空気が、ダイレクトに体を冷やす感覚が強くなってきたので、19号沿いのコンビニに一旦停車し、インスタントみそ汁を補給して、体を内側から温めます。

 ここから、復路最大の難関、塩尻峠の登りに取り掛かります。
 塩尻峠の登りは、激坂というほどの勾配はありませんが、延長が恐ろしく長い(約8kmある)という方向で、厳しい峠になります。

 なるべく余計な事を考えず、前に進む事に専念する事にします。
 そう言えば、一昨年はここでフクロウの鳴き声を聞きましたが、今回は聞けませんでした。残念!


15042549.jpg
塩尻峠頂上。
塩尻側から登ってくると、
ここが非常に明るく感じられる。

15042550.jpg
峠の上から見下ろした、
岡谷市街地の夜景。
右上に見える、
槍の穂先のような形で暗い部分が、
諏訪湖の北東側。


 塩尻峠の上にあった気温の表示は、4℃でした。
 完全に真冬の気温です。

 これは下りは冷えるだろうなあ・・・と、夜景撮影のために止まってガードレールに立てかけてあった車体を動かそうと、ステムを握ったら・・・。

 「ピピッ」・・・ん?
 サイコンをリセットしていました・・・。

 私が使用しているサイコン、Cateye V3nは、操作用のボタンが大きくて、操作感度が良い反面、ステムに装着していると、車体を動かそうとしてステムを握ると、複数のボタンを同時に押したと判断され、不時にリセットになってしまう事がよくあります。

 そして・・・ブルベ中にリセットをかけてしまった、という事も、何度もあったりするのですよね・・・(^^;)。
 おうぅ、ここまでの走行距離と、ここから先、各地点までの走行距離の計算が、とても面倒な事に・・・。

 とりあえず、キューシートの情報から、現時点で245km走行済み、と仮定しておけば、誤差が少なくなるようですので、今後はそういう仮定で数字を読む事にして前進を再開します。

 この季節に、気温4℃のダウンヒルです。
 さて、どこまで冷え込むでしょうか・・・。

2.極寒の峠を越えて
 塩尻峠からの下りは、あっという間に終わってしまい、岡谷市街地に到達しました。

 PC4チェック:00:04

 塩尻峠を下ってすぐがPC4です。
 というか、PC2と同じコンビニなのですけれどね。

 いやあ、塩尻峠からのダウンヒルは、血が凍るかと思いました(^^;)。
 久しぶりに、外気の冷たさで頬の肉が切られるような痛みを感じましたよ。

 PC4では、既に寒さで参っているような様子の参加者が2、3人。
 レジ横のコピー機の前で、全身をカタカタ震わせている方もいらっしゃったり・・・。

 まだあと4時間は低温になる時間が続くというのに、この時点でかなりサバイバルな状況になっている様子です。
 私自身も、ここまでの冷え込みに対応した服装ではなかった(10℃前後なら耐える程度の装備だった)ため、正直、かなり厳しい気持ちでした。

 補給にインスタントのコーンスープを飲み、地元の方の、どこからどこまで走るのか、という、微妙に応え難い質問に対応してから、コースに復帰しました。
 ここから先は清水まで、下り基調の道です。標高の低い場所まで行けば、寒さは緩和されるはずだ、と信じて前進を再開です。

 ・・・が、諏訪湖岸を走っている時に、急に腹に激痛が走ります。
 寒冷な気候の中、早春期程度の気候に対応した装備では、やはり無理があったのでしょうか。

 諏訪湖岸のコンビニに緊急ピットインし、トイレに駆け込んで何とか事なきを得ましたが・・・この冷え込みに対抗するための手段を何か考えなければ・・・。

 ちなみに、上半身は薄手の長袖インナー×2枚に長袖ジャージ、ゴアのレインスーツで固めていた私ですが、下半身はレーパンにサイクルパンツの重ね履きだけでした。
 レッグウォーマーは、昼間の高温から、荷物になるだけだろう、と勝手な予測を立てて、行動装備から外していたのです・・・。

 ゆえに、現在の膝下装備は、ネイキッドレッグ+毛という脆弱さ・・・。
 この時、ストッキングの誘惑が物凄く強かった事は、言うまでもありません・・・。

 しかし、「ストッキング履いたよ〜」なんてツイートを上げよう物なら、あの人とあの人とあの人がすぐに拡散するだろうな〜、という恐怖を思い浮かべ(^^;)、何とか思いとどまります。

 そのかわり、ホッカイロでもあればいいのになあ・・・と思って生活用品コーナーに行ってみると・・・ありました!

 いつも腹か背中には、ジップロック封入状態でキューシートを入れているのですが、今回はさらにホッカイロを追加して腹に入れ、前進する事にします。
 ホッカイロの効果はすぐに出始め、腹部周辺がポカポカと暖かく、この先を快適に走れそうでした。


15042551.jpg
坂室トンネルを推奨通り、
自歩道徐行で通過。

トンネル内は暖かかった・・・
というか、暑かった(^^;)。
昨年の酷暑の600では、
涼しかった場所なのだが・・・。


 坂室トンネルに続く斜面を登っている時に、2人組の参加者を追い越します。
 ここに来て、短い登りがそれほど苦にならなくなったなあ、と考えてすぐ、今の脚運びが、毎朝の通勤路で台原丘陵や、北山のアップダウンを走っているときの脚運びそのものの状態だ、という事に気付きます。

 そういえば、塩尻峠の登りも、道の駅を過ぎる辺りまでアウターで登っていた事に気付いて、驚いたばかりでした。
 どうやら、普段の登坂時にどんな体の使い方をしているかを、文字通りに体が覚えていて、それを実践しているかのようでした。

 普段から坂道を登っているときの足運びだと、登坂時にも速度もあまり低下させずに進む事ができます。
 どんな小さな事でも、積み重ねて行く事が重要である事を再認識させられた気分でした。
 とにかく、今の状況でこれはありがたいな、と、なるべくペースを崩さないように気をつけながら、富士見峠へと進みます。

 青柳地区内では、道路端を示すLED発光型のキャットアイが、リズミカルなウェーブを描いていましたが、これをじっくり見ていると、視界がぐるぐる回って、睡魔を引き込まれそうです(^^;)。
 それに、富士見峠が近付くにつれて、さらに冷え込みが一段、増したように思われます。

 途中で、気温表示があったので見てみたら・・・3℃。
 うは、またさらに下がりましたか(^^;)。

 これで、昼間との気温差が21℃になりました。
 24時間経たない間に、これだけの気温差を受けると、さすがに体に響いてきます。

 それに、ここまでの低温になると、早春装備ではかなり厳しい物を感じます。
 富士見峠の手前のコンビニにはイートインが設置されている、と、過去に何方かのレポートで読んだ覚えがあったので、一度そこで暖かい物を体に入れて、休憩した方がいいだろう、と判断し、峠の手前のコンビニに転がり込みます。

 ホットのドリンクと、インスタントのカップスープを購入して、イートインの椅子をお借りします。
 暖かい物を腹に入れると、いい感じで瞼が重くなったので、ここで数分間、仮眠してみました。


15042552.jpg
やがて復活したので、
すぐに走行再開。
数分で富士見峠に至った。


 ここまで来たら、あとは峠越えのような長い登りはありません。
 さあ、韮崎までの長い長い下り坂です。
 レインスーツの前ファスナーがちゃんと上がっているかを確認後、下りにかかりますが・・・。

 急勾配区間の最後にある大ヘアピンの付近で、カラー舗装のアスファルトが締め固められて、ライトの光を強く反射する部分が点在するように見えます。

 即座に、体が反応して、減速してしまいました。
 この時期の、プラス気温でそれは起こらない、とわかっていても、どうしても反応してしまいます。

 なにしろ、その点在する反射、見た目がブラックアイスバーンにそっくりなもので・・・(アスファルトの路面とほぼ見分けがつかないアイスバーンの事)。

 北国に生活していると、冬の晴れた日に、何の気なしに走っていたのに、突然、アイスバーンに車輪を取られてバランスを崩される、という体験が何度かできますので、それに対する恐怖が身に染み付くのですよね・・・。
 まったくノーマークな時に足下をすくわれると、転倒か、転倒まで行かなくとも、それ寸前まで体勢を崩されて、大変に危険な思いをしますので・・・。

 下りで急に減速したためか、後方から坂室トンネル入口辺りで追い越した2人連れが声かけとともに追い越して行きました。

 まあ、ゆっくり行くか、と、開き直って、富士見峠からの下り基調を進んで行きます。

 勾配は緩やかながら、どこまでも下りが続いて・・・どこまでも・・・どこまでも・・・って、おい本当に、いつまで下ってるんだよ、と言いたくなるほど続きます。
 往路ではそこまで勾配を意識しなかった場所も、復路では下り坂になっている場所がほとんどであり、とにかくどこまでも、足を止めたままで楽々と進んで行けます。

 韮崎近くまで下ってくると、気温は11℃にまで上がりました。
 確かに、道の駅はくしゅうを過ぎた辺りだったかで、急激にふわっと周囲の空気が暖かくなったような、そんな場所を通過しましたので、その時に一気に暖かくなっていたのかもしれません。

 足を止めて下るだけになっていても、寒さを感じなくなった頃に、右手にまるのやさんが見えてきたので、甲州街道を離れて右折。
 その先でアップダウンが激しい道を越えると、PC5に至りました。

 PC5チェック:04:25


15042553.jpg
PC5付近で東の空が白みはじめていた。
なお、甲府盆地は空が曇っていたので、
放射冷却は起きなかったのかも。


 一昨年の走行ペースと比べると、PC3からPC5までの間で、1時間以上、時間が伸びています(一昨年はスタートが1時間遅かった)。
 途中で不時のお手洗いに駆け込んだり、イートインで仮眠したりしていたのと、何よりも寒さで体が萎縮して動かなくなっていた事などの影響が大きいようです。

 そういえば、一昨年はスタートから15時間、雨に降られましたが、その分、空は雲に覆われており、放射冷却のような厳しい冷え込みはありませんでしたからね・・・(下がっても10℃までだった。今思えば、過ごしやすかったのかも)。

 軽く補給を入れたら、最終区間の走行に移ります。

3.夜明けの道〜睡魔との戦い
 PC5からしばらくの間は、往路では長い長いダラダラ登りに苦しんだ区間です。
 逆方向に走る今度は、長い下り坂になります。


15042554.jpg
長いダラダラ下りを進む。
この辺りで毎度、
正面に富士山が見えるのだが、
この日は空が雲に覆われていて見えなかった。


 この長い下り坂で、猛烈な睡魔の攻撃が始まりました。
 周囲が明るくなり、気温は10℃を軽く上回る状態の今、身をを守る本能よりも、休息を求める方が優先されるようになったのかもしれません。

 小笠原橋北交差点にコンビニがあるので、そこで一旦、停止する事にして前進。
 強化型のカフェインドリンクを飲み、気温が上がったのならば、と、思い切って装備を昼間と同じ状態にして進む事にしました。

 ここで長袖インナーを2枚から1枚に減らし、アウターをゴアのレインスーツから、モーフィスジャケットのジレ状態に変更します。
 走り出してしばらくは、汗が冷えて寒さに震えるでしょうが、それで睡魔を散らせればしめたものだ・・・と思いましたが・・・。

 走り出してみたら、そんなに寒いとは思いませんでした。
 どうやら、ゴアテックスの発散効果が非常に良い状態で機能しており、富士見峠の登りでかいた汗は、その後の長い下り坂の間に乾いてしまっていたようです。
 この、着衣乾燥が出来ることも、防水透湿性素材の優れた点であったりするわけですが・・・ここまで思惑通りだと、逆に恐ろしくなりますね・・・。


15042555.jpg
完全に明るくなった道を行く。
新聞配達員が反射ベストを着用して走っており、
それを参加者に見間違ったりした。


 小笠原橋付近のコンビニから走り出してすぐの所で、後方から追い付いてきた参加者と一緒になったのですが、その方は「私はゆっくり行くから先に行ってくれ」との事でしたので、一人旅で先行する事にします。
 少々、睡魔にやられているような感じでしたが、大丈夫だったのでしょうか?


15042556.jpg
その後、「追分」交差点で、
往路では見落としていた復元標識を見る。
(どう見ても新しく、古来の物ではない)

右に説明書きがあったようだが、
紙?だったためか傷んでしまい、
既にビリビリに破れて、
まったく読めない状態だった。


 南アルプス市街地を抜けて、富士川沿いの国道52号に出ます。
 往路では、恐らくここで小石かなにかを踏んでパンクを誘発していたと思われますが、復路はどうなるでしょうか・・・?


15042557.jpg
富士川沿いに出た。
少し川霧がかかって、
視界がぼやけている。


 復路方向は、あまり道路端に小石などの堆積は見られず(転石程度は普通にあった)、また、交通量もまだ早朝で少ない事もあって、あまり危険を感じない道筋でした。
 反対側もそうであってくれれば良かったのになあ、と、思いつつ、前進を続けます。


15042558.jpg
下流に進むと、
少しずつ川霧が濃くなっているような気が・・・

15042559.jpg
濃くなっているような・・・

15042560.jpg
完全に霧に呑まれた(笑)。
視界は10m以上あるものの、
霧滴が冷たい。


 部分的に、川霧が物凄く濃くなった区間がありました。
 その区間では多少、後続車の動向が気になりましたが、バックミラーで見ても10m以上先まで見えていたので、それほど気にする必要もなかったかもしれません。


15042561.jpg
それよりも、
こんな幻想的な風景を見せてくれたので、
良しとしよう。


 富士川を渡河するポイントの直前くらいで、再度、強烈な睡魔が復活し、一旦、駐車帯に逃れて一息つく場面もあったりしました。
 睡魔を解消させるには、ある程度の仮眠を取らないといけない、という事はわかっているのですが、この睡魔、いざ仮眠を取ろうか、とベンチなどに横になるとまったく出て来ず、では進もうか、とサドルにまたがって数分すると復活するという、なかなか嫌らしい挙動を示してくれやがりました。

 また、2時間くらいの周期で、抗い難いレベルに強力なものが押し寄せて来るのですが、それに応じてどこかに横になっても、まったく眠れないという・・・。

 う〜ん、この。
 なかなかやらかしてくれるじゃないか、コイツめ。


15042562.jpg
富士川を渡って、
最後のアップダウン区間に入った。

15042563.jpg
所々にある、
急勾配だが短い登り区間を除けば、
平坦に近い下り基調で走りやすい道だ。


 地元のロード乗りの皆様が朝練などの活動を開始したようで、何人ものロード乗りの皆様とすれ違います。
 挙手や会釈、時々、「頑張れー!」の声援を頂きながら前進を続けます。

 毎度ながら、身延駅を過ぎた南側のヘアピン高架〜急勾配(最大9%)の登りに苦しんだものの、何度も走っている道、という安心感があるため、ここはテンポよくクリアして行く事ができました。

 そういえば、この道筋では毎回、ニホンザルとのニアミスがあるのですが、今回はなかったですね・・・。
 何となく、一抹の寂しさを感じていたりして・・・。


15042564.jpg
今回も立ち寄りました・・・。


 毎回、「お前は何をやっているんだ?」と突っ込まれる、自己満足企画の井出駅訪問です(^^;)。
 今回は、あわよくば仮眠場所に使ってみようかと思ったのですが、朝イチだったためか、鉄道利用の一般の皆様が数名、電車待ちで利用されていたので、さすがに仮眠利用は控えて前進する事にしました。


15042565.jpg
身延駅から下って来た所にある、
城山トンネル。
このトンネルの右側には、
現役とは思えない現役の町道がある。

15042566.jpg
おわかりいただけただろうか(例の声で)。
トンネル坑口の右側に、
崖下へと下って行く道がある事に・・・。


 まあ、ここまで来て、また余計な事をやる余裕があるとは(^^;)。
 それにしても、この画像では、道があるなんてわからないよ、という皆様。

 大丈夫です。
 知ってた私でさえ、わかりませんでしたから(^^;)。


15042567.jpg
ちなみにトンネルの反対側は、
発電所施設のフェンス脇にある、
この細い道に続いている。

15042568.jpg
クリックすると等倍切り出し画像を表示。
とにかく、恐ろしく狭い道である事はわかる。


 ちなみに、この道の事は、廃道探索で有名なサイト、「山さいがねが」様の中で紹介されているので、興味のある方はご覧下さい。
 あと、間違っても、ここを踏破するとか考えませんように・・・(死にますよ。文字通りの意味で)。


15042569.jpg
そういう馬鹿な事をやりつつ、
静岡県に戻ってきた。


 城山トンネルを抜けて、十島駅付近を過ぎると、道は最後の峠越えを経て静岡県に入ります。
 最後の峠と言っても、序盤の登りが急勾配である事を除けば、塩尻峠や富士見峠よりはずっと短い登りでしかありません。

 逆に、下りのヘアピンでオーバースピードにならないように注意しつつ、稲子駅付近まで下り、T字路を右折して県道398号を南下して行きます。


15042570.jpg
ここまで帰ってきた、
という安心感があったのか、
ここで睡魔がまた復活した。


 ここでまたも睡魔が強襲をかけてきました。
 少々まずい事に、意識を持って行かれかねない強さです。

 芝川のアンダーパスの手前にコンビニがあったはずだ、と、それを頼りに前進して、何とかピットインしました。
 さすがにこのまま強行する事は危険に感じたので、ここでエナジードリンクの強化版を飲んで、喫煙用のベンチに座って目を閉じてみます。

 数分後、到着したご夫婦らしい2人連れの参加者の気配で目覚めました。
 その時になって気付きましたが、気温がまたも急速に上がっており、現在は20℃越えになっているとの事です。
 そりゃ、これだけ暖かくなれば、睡魔も誘発されるか・・・。

 多少、気持ちが落ち着いた所で、再度コースに復帰です。


15042571.jpg
富士川橋の袂から。


 富士川橋の所で、往路同様に渋滞に巻き込まれますが、ここの交差点の通過が私は特に苦手だったりします。
 道路の左側を通って行くと左折レーンで、先に左折可になるので、車の流れに対して直進したい自分は邪魔者になりますし・・・。
 直進方向に横断歩道がないので、自歩道上に逃れても渡れませんし・・・。
 直進レーンはほぼ、自動車で埋まる+自転車が第二車線に入るのは御法度。

 という訳で、いつも自歩道上に逃れてから、大回りして二回、横断歩道を渡って直進方向に進んでいます(道路形状は、T時の横棒を右から左へ直進する形)。
 今回、そんな風に自歩道上に待機していたら、Mavicのビジョンベストを装着したツーリスト2人組が、自歩道上でベルを鳴らして歩行者を追い散らしながら、一切減速せずに富士川橋を渡って行くという、何とも嫌な場面を目撃する事になりました・・・。
 (誰かは知らないが、堂々と違反行為をできる神経を疑う・・・)

 まあ、反面教師として捉える事にしましょう。


15042572.jpg
旧東海道の宿場町に至った。
ここで反射ベスト装備のライダー多数とスライド。


 新蒲原の駅前を過ぎた辺りから、多数の反射ベスト装備の皆様とスライドするようになりました。
 ええ〜、400を走った後、自走で帰宅?凄いな〜、とか何とか、その日は考えていたのですが・・・。

 実際にはこの時、スライドした皆様は、ランドヌ東京さん主催の「BRM425東京600するっと浜名湖鰻」の参加者の皆様だったようです。

 ・・・まぁ・・・400近い距離を走って、そこから東京(正確には川崎)まで帰るのですから・・・似たような状況ではあったのですが・・・(^^;)。
 (興津400の参加者は、ゴール後、入浴と仮眠を取ってから、ゆっくり帰っていく人がほとんどだったようだ)

 別の開催のブルベ参加者との邂逅というのは、確か、去年の興津600で静岡600の皆様とのニアミスがあったと記憶していますが、はっきりとスライドなどをしたのは初めてだったかもしれません。
 まあ、同じブルベ参加組の自走帰宅者だと勘違いしていたのですけれどね(^^;)。


15042573.jpg
無事に旧道に入った。
由比にあった、
時計付き掲示板。

15042574.jpg
この辺りの古い建物は、
本当に良い雰囲気を
醸し出している。

15042575.jpg
ご存知、薩埵峠入口。
何度見ても、
この斜度にはめまいがする(^^;)。


 コースは特に参加者らと遭遇する事もなく、無事に旧宿場街を抜けて行きます。
 連休が近かったためか、旧宿場街を散策中の皆様の姿が多数見られました。

 やがて国道1号に到達し、なかなか変わらない信号を渡ってゴールへと向かいます。


15042576.jpg
東名高速道を潜る。
さあ、帰ってきた。

15042577.jpg
ん?これはもしかして、
以前、JR東海道線を寸断した
土砂災害の跡かな?


 国道1号に入り、広い自転車歩行者道を走ります。
 途中、派手な斜面崩落地を見かけましたが、これが昨年秋、JR東海道線を寸断した崖崩れの現場でしょうか。
 現在もどうやら、それほど安定化されたわけではなく、これから梅雨と台風のシーズンに向けて、対処が色々大変そうです。


15042578.jpg
そしてゴール地点、
駿河健康ランドが見えた。


 ゴール:09:44

 ブルベカードとレシート一式を提出し、メダルは今回、Ouiにチェックして、メダル代金や入浴割引券代などを支払い、受付終了です。

 24時間44分。
 私としては標準的な時間ですが、今年はシーズンインの出だしが非常に悪かった分、それから1ヶ月も経たずに400を普通に完走できた事が大きな収穫でした。

 今回は、昼間はとても暑かった反面、夜間はとても寒かった、気温差21度のコースでした。
 いやあしかし、何度走っても飽きないコースです。
 また、コース設定も、時間内にPC3に辿り着けば、あとは余程のトラブルがない限りゴールできる、という形であるため、とにかく前半を頑張れば何とかなる、という所が、完走のモチベーション維持に繋げやすいですね。

 反面、今回のような強烈な冷え込みなど、気象変化への対応をしっかり考えておかないと、寒さで動けなくなる可能性もある(低体温症も怖いが、一番は心が折れる)など、あらゆる方向から走者に対応を求めてくるのは、攻略上、色々と面白味がある部分でもあります。

 いやあしかし、本当に完走できて良かった。

 主催のAJ神奈川さん、暑さと寒さが極端なコース条件の中、本当にありがとうございました(AJ神奈川さん主催のコース完走率、100%を維持!)。


4.ブルベはおうちに帰るまで
 ゴール受付を済ませた後は、もうとにかく休みたい、眠りたい、の気分で駿河健康ランドにチェックインし、風呂に入ってさっぱりします。

 その後、お約束のマッサージチェアで全身をバキバキグリグリにされた後、仮眠室でマットの上に横になったら・・・12時過ぎまで寝込んでいました(^^;)。
 やっぱりそれなりに疲れていたようですね。

 その後、気力とやる気が見事にゼロだったので、ノロノロと準備をして興津駅まで自走し、まずは静岡駅まで輪行です。
 静岡駅のホームの立ち食いに、桜海老のかき揚げうどんがあったので、ちょっとくらいはご当地メニューを食べておこう、と、遅い昼食にしたら・・・その後、忘れていたかのように強烈な空腹に襲われる事態となりました・・・。

 静岡からは、望み通りの指定席が取れなかったので、まずはこだま号の自由席で東京に向かう事にします(東北新幹線は東京で買う事にした)。
 ちょうど、最後尾席があいている車両があったので、輪行袋を壁との隙間に押し込み、そのまま東京までは就寝・・・。

 東京駅は夕方の混雑で、構内移動が少々大変でしたが、東北新幹線の最後尾席の指定券が取れたので、ブルベ腹対策の駅弁を買い込み、乗車。
 大宮以降、記憶はありませんが、無事に仙台で目覚めて下車後、地下鉄に乗り換えて自宅最寄駅へ。

 その後、駅前で車体を組み上げて、帰宅しました。



 今回のブルベは、過去に完走の経験があり、慣れ親しんだコースである事を踏まえると、小説「追い風ライダー」でいう所の「勇気の貯金」的な意味合いが強かったと思います。

 早春期のFlecheでの体調不良からのDNFで、実は今期は駄目なんじゃないか、という気持ちがかなり強くなっていました。
 その後、あまり本調子ではない体で参加した宮城200の完走に続き、最も厄介な距離域である400を無事にクリアできた事から、かなりの自信に繋がったのは間違いありません。

 また、同時に、これで400未満のブルベは、一回、失敗しても大丈夫だ、という余裕に繋がったのが、精神的に非常に大きな強みになりそうです。

 ここで自信がついた+精神的に楽になった事で、次回、509の宮城300そして、523の神奈川600の完走に繋げる事ができれば、613鳥海高原400以降は、走力維持の消化試合にあてる事ができますから、夏に向けて随分と楽になった事は間違いないでしょう。

 さて、とはいえ、まずはBRM509宮城300物見山の、エンドレスアップダウンコースを何とか攻略しないといけませんけれどね・・・(意外にキツいのだ)。


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コメント
No title
こんにちは、楽しく拝読させていただきました。
やっぱり寒さは大敵ですね。。。
私も先日400kmを走って大変な思いをしましたので、とても同感できるところが多かったです。
次の300, 600も無事完走されることをお祈りしています。
2015/05/06(水) 21:11 | URL | モニオ #-[ コメントの編集]
Re: No title
モニオさん、コメントありがとうございます。

400は開催時期が晩春頃の、まだまだ夜は冷え込む時期に当たる事が多くて、色々対応が難しいですね。
寒さにやられると、体温維持にほとんどのカロリーを持って行かれるので、運動する余裕がなくなりますし・・・。
やはり、SR取得を考えると、400が一番キツいブルベになると思います。

300と600、何とか頑張ってきます!ありがとうございます!
2015/05/06(水) 23:53 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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