日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

10月≪ 2017年11月 ≫12月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

気温差21度の道 2015BRM425神奈川400km興津 Part.2

 さて、季節は大型連休の時期を迎えました。

 今年は色々あって、ちょっと恒例の個人ツーリングには出られそうにないのですが、一日くらいはどこかで走りに出られたら、と考えていますが・・・。
 まあとりあえず、週末に300があるので、無理はしないつもりです。

 それにしても、TwitterでもFacebookでも、ツーリング報告が次々と上がってきて、羨ましい限りです・・・。
 今年は特に、漫画「ろんぐらいだぁす!」の影響か、関東の渋峠に登る皆様が非常に多いようで、とても素晴らしい景色の写真が同時に上がって来るのが・・・うぐぐぐぐ。

 では本題です。
 今年初の400kmのコース、前回はPC1までのレポートをお送りしましたが、今回はPart.2をお送りします。

 この日は非常に良い天気だったのですが、あまりに良い天気過ぎて、夏日寸前の暑さになってしまいました。
 しかし、これから標高が高い場所へと向かう事から、少しくらいは涼しくなるのではないか、という期待とともに、富士見峠へと進む事にしました。


15042527.jpg
ハイヨー、シルバーッ!

じゃなくて(わかる人は結構な年齢だ・・・)、
八ヶ岳をバックに武田信玄騎馬像。


 この先は、関東地区の皆様の間では非常に有名な、甲州街道経由で諏訪湖に向かい、塩尻峠を越えて松本、長野方面に向かうコースです。
 今まで数回、走った事がありますが、毎回、何らかの要因で苦しめられるという、なかなか侮り難いコースだったりもします。

 さて、今回の走行では、どんなことが起きるのでしょうか・・・。

 詳しい内容は裏置きしましたので、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.夏日直前の暑さの中へ
 補給を終え、さらに暑さが増したように感じられるコース上へと進みます。

 PC1をスタートしてしばらくの間は、火山性降下物の堆積でできた地形に特有の、非常になだらかな斜面をトラバースして行きます。
 こういう、火山性降下物が堆積した地形の特徴として、斜面のトラバース方向に進むと、細かなアップダウンが現れる、という所があります。

 最初、円錐に近い斜面ができた後、雨水が少しずつ放射状に寝食を進めた結果、斜面を等高線に平行に進むと、どうしてもアップダウンを抜けるようになってしまいます。

 この区間で、少々苦しそうに走っていた、3人連れの参加者を追い越して進みます。


15042528.jpg
七里岩の断崖が少しずつ近付く。
あんな高い所にも、
道路を通しているんだな。


 コース右側は谷底まで見通しの良い斜面になっていて、韮崎市の市街地がよく見えていました。
 コースは、韮崎市の市街地北側にある大地の西側斜面になる、七里岩に沿って富士見峠まで進んで行きます。
 国道20号に合流する付近で、コースは最も七里岩に接近し、その後、つかず離れずの距離を保ちながら北上して行きます。

 国道20号への合流地点付近で、給水しようとボトルの口を歯で噛んで伸ばしたら、そのままプッシュ・プル構造の先端が脱落するというハプニングが!
 思いっきり焦りましたが、先端部を歯でくわえたまま、ボトルを手で押し込んで、何とか事なきを得ました・・・。

 国道20号を北上して行きますが・・・。

 暑い!

 正直、それしか印象に残っていません。
 気温は、路上の表示で24℃になっており、夏日直前の気温です。

 こんな暑さを体験するのは今年初めてなので、信号待ちのたびに、ボトルからドリンクを飲んでしまい、すぐに空になって行きます。
 そう何度も止まって補給するのも時間が・・・と考えていた所で、道の駅はくしゅうの案内標識が出現しました。

 道の駅はくしゅうには、確か、名水百選に選ばれている白州の水を汲む事ができたはず!
 ならばそこで一旦、休憩を入れよう、と考えて、まずはそこまでノンストップで走る事を第一の目標としました。


15042529.jpg
自分にとって命の水になった、
道の駅はくしゅうの名水。


 いや~、本当に生き返った感じがしました。
 最初にボトルに汲んだ分は、直接口をつけて、その場でグビグビ、ほぼ一気飲み。
 後ろに待ちの人がいなかったので、もう一度グビグビ飲んでから、ボトルに詰めて持ち歩く事に。

 その間に、ツーリング中らしい自転車乗りが何人か道の駅に乗り付けてきて、同じようにボトルに水を詰めて走り出して行きました。

 私は日陰のベンチで一息ついてから再出発。
 富士見峠までは、まだ20kmほどあるはずです。

2.いつもの風の洗礼

15042530.jpg
道の駅はくしゅうを過ぎると、
道はこれまでより幾分かはっきりと
登りに転じるのがわかる。

15042531.jpg
右側には八ヶ岳がはっきり見えていた。


 ここから先、急激に巡航速度が落ちました。

 道の勾配がよりはっきりしてきたのもありますが、ここで風向きがはっきりと向かい風に転じました。
 甲州街道を富士見峠に向かう場合、なぜかは謎ですが、とにかく向かい風率が非常に高い事が、この辺りを走るサイクリストの間では語り草になります。

 東京から諏訪、長野方面への連絡が良い道路であるため、ブルベだけでなく、東京-糸魚川ファストラン、個人のツーリングなどで、非常に多くの皆様が走る道筋ですが、その多くの皆様が残した走行記録に、ほぼ100%の確率で、「いつもの向かい風」という言葉が出てきます。
 もちろん、今回も「いつもの向かい風」にやられました。

 そして、この時点で、向かい風が妙に冷たい事にも気付きました。
 これは・・・峠の向こうは、意外に冷え込んでいるのか?

 少々不安を感じたため、途中でキャノンデール・モーフィスジャケットを、袖を外したジレの状態で装着し、前進を続けます。
 なお、この辺りで出会う参加者の皆様は、完全夏装備で走っていたので、ジレ装備の私は、二度見されたり、「暑くないですか?」と言われたりしました(^^;)。

 うん、暑さより、風の冷たさの方が気になってね・・・。


15042532.jpg
国界橋を渡り、
長野県に入った。


 この国界橋、実は画像の左側(上流側)には、現在は通行止めの旧橋があり、廃道探索系のサイトのレポートによると、座って休憩するのに良さそうな場所に、昭和40年代頃のサイクリストの物らしい「到達記念落書き」が多数、残っているそうです。
 (住所と一緒に、レター下さい、とか、そういうサイクル野郎的な時代を感じさせる内容だとか・・・)

 ・・・この道、昔から自転車乗りに走られているんだなあ・・・(^^;)。

 で、どれくらいの場所だったかで前方に現れた、7%くらいの坂に取り付いた時、ふと、視界の左端に、真新しい花崗岩の小さな石碑が飛び込んできました。
 まあ、どうせ道路整備か区画整理の記念碑だろう、と思って、通過と同時に一瞬、目を向けると・・・。

 「旧甲州街道 古道入口」

 何っ!

 と思った瞬間には、思い出したように現れた急勾配の登坂に入っていました・・・。
 おのれ、いつの間にそんな物が整備されていたんだ!

 なお、帰宅後に航空写真で確認した結果、現地は釜無川と尾白川の合流地点付近でした。
 甲州街道の古道はどうやら、合流地点通過直後に登り上げる河岸段丘の急斜面を回避するように尾白川沿いの斜面を登っていたようです。
 現在の甲州街道は、古道が迂回した段丘斜面を豪快に切り通しにして、登坂車線付きの急勾配でまともに直登しているようですが・・・(おいおい、発動機)。

 話の内容が、私のレポート恒例のミスコースに入ってきたので、そろそろ軌道修正しましょう(^^;)。

 とにかく、その後も暑さに耐えながら前進を続けます。
 基本はゆるゆると登る道なのですが、河岸段丘などにぶつかると、思い出したような急坂が現れるのが嫌らしい所です。


15042533.jpg
富士見峠の最後の登りが見えてきた。
(ちょっと露出オーバー:笑)

15042534.jpg
このヘアピンから先が、
本格的な登りになる。


 富士見町の市街地は、八ヶ岳から連なるなだらかな斜面の上にあり、釜無川の流域からは、斜面を登り上げた台地の上になります。
 国土地理院の地理院地図などを見て頂くと、富士見の町は、八ヶ岳の裾野の斜面が南アルプスの北端にぶつかり、諏訪方面と北杜市方面に斜面が別れる辺りにある事がわかります。

 そして、恐らくは火砕流などの影響で出来上がった、なだらかな斜面が連続している(地形のイメージとしては、富士山の裾野と同じ)事から、富士見峠は峠らしからぬ、なだらかな斜面のピークになっていると考えられます。


15042535.jpg
そんなわけで、富士見峠の頂上。
この辺りに歩道橋は2つあるが、
右側に大きな駐車帯がある方が、
峠の歩道橋だ。


 峠を越えてすぐの駐車場にあった自販機前で、ドリンク補給と休憩を兼ねて一旦停止し、息を整えます。
 この時点では、暑さで少々、うだっていました。
 そういえば、富士見峠手前のコンビニに入って休憩していた参加者もいたな・・・。

 ここからは諏訪湖まで一旦下った後、塩尻峠を越えて安曇野方面まで行く事になります。
 塩尻峠以外は、あまり大きな地形の変化もない、という印象ですが、この暑さがどんな形で響いて来るのか・・・。


15042536.jpg
坂室トンネルを越えて、
諏訪湖方面に下る。


 富士見峠を越えて、走行を再開すると、はっきりと気温が低下した事を感じました。
 路上の気温表示は、17℃。一気に7℃も低下した事になります。

 恐らく、峠を越える以前、冷たい風を意識しはじめた頃から、気温の低下ははじまっていたと思います。
 が・・・周囲で見かける参加者の皆様、完全真夏装備なんですが、寒くはないのでしょうか・・・?


15042537.jpg
諏訪大社上社本宮。
いつも素通りしていたのだが、
今回は立ち寄ってみた。
まあ、鳥居の前まで(^^;)。


 いつもは寄ろう、寄ろうと思っていて、結局素通りしてしまう諏訪大社上社に、今回はほんのちょっと、立ち寄ってきました。
 ま、この辺り、下り基調で走りやすいから、つい勢いよく通過してしまうという・・・。

 さすがにゆっくり参拝するほどの時間はなかったので、鳥居の前で記念写真だけ撮って、さあ、コースに戻ろう、と思ったら・・・。


15042538.jpg
うん、ちょっと凄いの、
見付けてしまった(^^;)。

これが噂の「諏訪姫」か・・・。


 観光PRのための諏訪市公認マスコットキャラクター?らしい、諏訪姫です。
 この自販機、とても良く目立ちますが・・・うん、ちょっと、これでドリンクを買う勇気は、私にはなかった(^^;)。
 (買ったら、「声」が出るとか、そんなギミックがありそうで・・・)

 さっさと走行を再開し、諏訪湖畔へと向かいます。

 諏訪大社から北の方へ向かう道は、舗装も割れて剥がれて、酷い状態でした。
 加えて、湖南交差点で右折する車両の列が詰まって、渋滞になってしまっています。ちょっとここは、我慢の場所でした。

 すぐに市街地を抜けて、諏訪湖へと続く開放的な道筋になりますが・・・。
 ここで強烈な向かい風に捕まりました・・・。


15042539.jpg
右側の街路樹の傾ぎ方で、
向かい風の強さを感じて欲しい。


 諏訪湖周辺は、風を遮る物がほとんどありませんから、この向かい風は効きました・・・。
 踏み込んでも速度はやっと20km/hを越えられるかどうか、という所です。
 湖岸を過ぎれば、すぐに岡谷市街地に入るので、そこまで行ってしまえば、建物の陰に入って、風の影響もなくなるだろう、と、それを頼みに前進します。

 岡谷市街地に入ったのは17時頃。土曜日とはいえ、道路交通量が一気に増加する時間帯です。
 そして、今度は道路の舗装状態の劣悪さに苦しむ事になりました・・・。

 岡谷市の中心街の斜面を緩やかに登って行く道筋を、自動車の追い越しがあるため、左端を走らざるを得ないのですが・・・。
 この路端の処理が悪い、というか、はっきりと「雑」とか「手抜き」という言葉で表現すべきレベルであり、L時側溝との連続性を無視して盛り上がって波打っている(あれだと路面排水が側溝に流れず、道路が川になる)わ、挙句、盛り上がり部分が割れてブロック状の破片が散乱している(単純に危険。自動車が跳ね飛ばして歩行者に当たったらどうする?)わ、とても道路の機能を真面目に考えているとは思えない状況です。
 これ、施工業者も道路管理者も、本当に施工後の検査したのか?と、怒りが込み上げてくるレベルです(その現場の厳しさを多少、知っているので、より強くそう思った)。

 命を削り取られる思いで何とか通過し、糸魚川ファストランでショートカットコースに使われる交差点を過ぎると、まぁ、何とか走りやすい路面になりました。
 とはいえ、路端はまだ雪融け後の道路清掃が入っていないのか、砂礫がたっぷり残っていて、あまり寄せられない状況である事は間違いなかったのですが・・・。

 そのままなだらかな斜面を登って行くとT字路となり、その右側がPC2でした。

PC2チェック:17:31


15042540.jpg
幸運値を大きく削って到着したPC2。
塩尻峠の向こうに日が沈む。


 さすがに日没が近付くと、皆様も冷え込みが気になってきたようで、ここでウインドブレーカーを装備して走り出す人が多くなりました。
 私はモーフィスジャケットに袖を装着し、ナイトライドに備えてヘルメット尾灯を点灯させると、前半最後の難関、塩尻峠の登坂に向かいました。

 なお、補給と装備換装中に、PCにいた10人ほどの人の姿はほとんどなくなっており、この時点で「最後尾グループにいるのかも」と察する事ができる状況でした。

3.そしてナイトライドへ

15042541.jpg
塩尻峠の登り。
勾配はそれほどでもない。

15042542.jpg
峠の頂上。
これで前半最後の山場は越えた。


 さすがに何度も登っているので、塩尻峠はそれほど危なげなくクリアする事ができました。
 峠を越えた先はまた明るいかと思いましたが、既に日没が近付いており、急速に暗くなりはじめています。

 前照灯群のうち、超長時間の稼動が可能なEL520を点灯し、下りにかかります。


15042543.jpg
あっという間に下って、
国道20号終点。


 下りは8kmほどありますが、あっという間に(15分ほどで)終わってしまいます。
 塩尻市街地で国道19号に入り、サラダ街道入口まで、峠の途中で一緒になった参加者と前後して走ります。

 サラダ街道入口交差点付近で、対向車線の車列の間に、反射ベスト姿の自転車乗りが・・・。
 この日、最初にスライドした、折り返しの人でした(速すぎない? ^^;)。


15042544.jpg
サラダ街道に入った所で、
完全に日没になった。

15042545.jpg
畑の畝に被せられたビニールが、
夕日に映えて水面のようにも見える。
長閑で奇麗な風景だった。


 サラダ街道に入った所で、何となく一緒に走っていた参加者の方は、ぐんぐん速度を上げて行ってしまいました。
 私は、まだ出力を上げた走りに体がついて来ないため、ここは自重して我慢の走りに徹する事にします。

 この先、平坦に見えて、実は微妙に登っているという、とても嫌らしい道が続きます。
 平坦だと思うと、ジリジリ体力が削られ、あれ、たったこれだけの距離なのに、何でこんなに遠い・・・という感覚にとらわれてしまいます。
 過去に何度か走った経験のあるコースですが、そのときのコースプロファイルと、道沿いの等高線の配置から、そんな罠が隠されている事を、去年くらいに気付きました(遅っ!)。

 途中、微妙な下りに転じる区間もあったりして、妙に速度に乗るので勘違いしてしまいますが、この道は平坦ではありません。
 平坦ではないんだ、と自分に言い聞かせて、ゆっくり、焦るな・・・と前進して行きます。

 それにしても、日が沈んだら、周囲は一気に冷え込みはじめました。
 途中、気温の表示を見たら、19時頃の気温が既に13℃。また4℃も下がっていました。

 ここまで急速に冷えるという事は、夜から明け方にかけては、放射冷却現象が起きるかもしれません。
 次のPC3で折り返す時には・・・あの作戦を使うか。

 時折、自動車とはまた違う明るさのライトが前方から接近してきますが、ヘッドランプの明かりが届く範囲になると、キラキラと反射ベストの反射帯が見える事から、それが参加者のライトだとわかります。

 ベルの音や、お疲れさま~!の掛け声、明るい交差点では挙手の挨拶を交わし合って進みますが・・・何だか人数が多くないか?(^^;)
 15人を越えた所で数えるのをやめましたが、その後も何人か、後ろに続いていた事を考えると、どうやら本格的に最下位争いをやっているようです(^^;)。

 時間を見ると・・・うん、2時間ほどは貯金があるはずなんだけど・・・(どういう事?)。
 このコース、復路は往路より時間を短縮できる(下り基調)ので、そんなに急がなくても完走できると思うのですが・・・。
 それに、あまり早く折り返すと、沿道の大型店などがまだ閉店時間になっていないため、車の出入りでヒヤッとさせられる事が多くなったりして、安全面でも問題が・・・。

 まあ、そういう事は、個々人の対応がそれぞれでしょうから、自分のペースを守る事に徹します。

 そのまま、何人もの参加者とスライドしながら進んで行くと、先程、先行して行った方に追いつきました。
 やはり、平坦に見える微妙な登りの罠にはまったのか、先程と比べると少々、勢いがありません。

 ひと声かけて追い越して、少し走ったら、そこが折り返し点のPC3でした。

PC3チェック:20:19


15042546.jpg
PC3。
ここからは同じ道筋を折り返す。


 ここでの停車時間は、ホットの缶コーヒーを飲んで、一口ういろうを補給に食べたら、それで終わりです。
 ここはすぐに、さっさと折り返しのコースへと戻ります。
 既に汗が冷えて、走り出しの数分間が、地獄のように寒くなりはじめていました。

 PC3から戻る事、約8kmの所に、それを見付けました。
 コインランドリーです。

 夜は急速に冷え込みそうだったので、ここで汗で濡れた装備を乾かし、乾いた状態にリセットして再スタートする。
 一昨年に参加した時には、それで後半の快適さが全然違ったため、今回もその手を使う事にしました。

 既に冷たい汗に濡れていたインナーとジャージを脱いで、乾燥機に放り込みます。
 ついでに、アウターとして使用していたモーフィスジャケットを広げてみましたが・・・蛍光灯型のLEDの光を受け、その内側はしっとり濡れているのがわかります。
 試しに、店の外でバサッと振ってみると、水滴がアスファルトの上に飛び散りました。

 汗の内部結露か・・・。
 今の時間の冷え込みでこの状況では、この先、さらに厳しくなる冷え込みには対応できないな。

 そう判断して、着用装備からキャノンデールのモーフィスジャケットを外し、モンベルのゴアテックス・レインスーツに換装することにしました。

 自転車の世界では、あまり重要視されていない(というか、まったく考えられていない場合が多い)と思われますが、この、ウェア内部の汗の結露は、登山・ハイキングの世界では「確実に生死に直結する場面がある」物として語られることが多くあります。
 低温下でこの状態を放置すると、風などで冷えた結露が再度、インナーウェアに浸透し、強烈な体温低下を招く事から、夏でも低体温症から凍死に至ることがあります(一般に疲労凍死と言われる)。

 それゆえ、登山・ハイキングの世界では、夏の低山でも内部結露を抑制できる防水透湿性のレインスーツが必須装備として語られる訳ですが、自転車の世界では、なぜかペラッペラで透湿性皆無のウインドブレーカーの持参程度までしか言及されない事が多いですよね・・・。
 (多分、それは単なる日帰りの峠越えツーリング程度しか想定していない装備だと思う。冬~早春期の長距離ブルベでは、天候変化だけでなく、防寒のためにも、防水透湿性のアウターの活用を考えた方が良いと思う)

 とまあ、こういう事例については、私の場合、今年のFleche東京で低体温症からDNFしてしまった経験を反芻して得られた教訓だったりします。
 皆様、できれば装備の見直しを・・・。

 10分後、停止した乾燥機から、乾いて温まった長袖インナーとジャージを取り出し、さらに同じ長袖のインナーを重ねて装着すると、体がぽかぽかと温まってくる気がします。
 乾燥したウェアを身につけたことで、気分もリフレッシュしました。

 さあ、リフレッシュした所で、本格的に復路の行程に取り掛かりましょう!


(続く)


関連記事
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

Twitterでつぶやき中
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
雨雲レーダー
リンク