日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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東北もブルベシーズンイン BRM419宮城200km七ヶ宿 Part.2

 既に速報でもお伝えした通り、宮城200七ヶ宿に続いて、神奈川400興津を走り、無事に完走してきました。

 一昨年、大雨に15時間降られながら走った、(色々な意味で)思い出深いコースを、今回は素晴らしい・・・いや、素晴らし過ぎる(^^;)、晴天のもとで走ってきました・・・が、まあ、その記録は、このレポートが終わってから、まとめて執筆する事にします。

 やれやれ、記憶の整理が大変です(^^;)。
 (まずは、デジカメ画像を見ながら思い出した事を時系列的に並べ直さないと・・・)

 では本題です。
 既に、執筆が遅れおくれになっていますが(^^;)、BRM419宮城200km七ヶ宿のPart.2です。
 往路は、開催日直前のFlecheで体調を崩してしまったため、自身のコンディションを探りながらの走行でしたが、折り返しのPC2には、想定より早目に到着できました。

 では、少しゆっくり休憩を、と、ちょうどお昼時でもあったので、例によってのコンビニ飯です。
 もっと早く到着した皆様の中には、近隣のおいしいおそば屋さんに向かった皆様もいらっしゃると言うのに・・・。

 その後、「ろんぐらいだぁす!」仕様で全装備を固めている参加者の方(車体、ジャージ、ウインドブレーカーに、ボトルに至るまで、全てがそれ仕様だった)に、購入に至るまでのジェットコースターのごとき勢いの話だとかを聞かせて頂きました。

 今回のブルベは、ろんぐらいだぁす!仕様車あり、小径車あり、リカンベントあり、もちろん、オーディナリーあり、と、車種のバリエーションの幅が広いブルベでもありましたね、そう言えば(^^;)。
 (なお、とんでもない改造車での参加は、場合によってはお断りする事もありますので、ご注意ください・・・。「普通自転車」の範囲でよろしくです。もちろん、車両規定にも準拠で)

 十分に休憩を取った後、復路の走行を開始しました。

 という所で、本編部分は裏置きします。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


 すでにブルベの記憶は興津400kmに上書き保存されかけていますので(^^;)、早めに続きを書いてしまいましょう。

 復路に入ると、いきなり向かい風につかまりました。
 PC2直前は絶好調だと思っていたら、追い風だったのか、と、この時点でガックリきた皆様も多かったようです(^^;)。


15042127.jpg
復路も最初はバイパスを行く。


 風に負けるか、と進んで行くと、長井市街地に入る直前の橋の袂でKOMAさんを追い越し、ちゃりけんさんの後ろにつく形となりました。
 そのまましばらく、ちゃりけんさんとご一緒に(と、いうか、ずっと前を引いて頂きながら)走ります。


15042128.jpg
ちゃりけんさんとともに、
吹き曝しの平野を走る。
地吹雪防止柵がある事から、
風の強さを感じて欲しい(^^;)。


 ちゃりけんさんは、

 「150km越えたら、エンジンかかってきたな~」

 とのことで、実際、長井の市街地でKOMAさん、途中で合流したT_rinseiさんを大きく引き離して、ぐんぐん加速して行きます。
 う~む、このままくっついて行ったら、ゴールまで楽ができ・・・(殴)。

 高畠への東進方向に進路を変更後、PBPへの遠征手続きなどについて、色々と話をしながら走ります。
 普段、完全一人旅の時間が多い私ですが、今回はどなたかと一緒に走っている時間も長かったような・・・。
 その後、他の参加者の方(途中で交差した道路を、以前、通勤路にしていたとかで、懐かしい場所を走る感慨にふけっておられた様子だった)を吸収したりして、高畠市街地付近に来たところで、私は離脱を宣言して離れる事にしました。

 今回はここで寄り道ポイントをいくつか設定していたので、それを見に行きます。


15042129.jpg
旧高畠駅舎。
山形交通高畠線の駅舎で、
鉄道廃止後もバス停として使われたらしい。

15042130.jpg
静態保存されている機関車と客車。
路面電車みたいに小さな車両だった。


 ちゃりけんさんが150km走ったらエンジンがかかる、と言っておられたように、私は、こういう余計な事をやらないと、どうも調子が出てきません(^^;)。
 やれやれ、困ったものだな、本当に(笑)。

 話を戻しますと、どこかで写真を見て、これはぜひ、実物を目で見ておきたいと思った駅舎です。
 高畠の名産である「高畠石」を使った駅舎で、昭和9年に建てられたものだそうです。
 現在は残念ながら、内部は公開されていませんが、外観から往時の賑わいを想像させてくれる気がします。

 高畠鉄道は、往路でちらりと紹介した、「まほろばの緑道」沿いを走ってた鉄道路線で、現在のJR高畠駅(温泉のある駅として有名)から高畠市街地を抜けて、仁井宿地区付近までを繋いでいたらしいです。

 開業したのが、大正11年(1922年)で、旅客業に加えて、主に製糸業をはじめとして、木炭、木材の貨物用路線として活躍したようです。
 しかし、モータリゼーションの時代となり、物流は鉄道から自動車へとシフトしていったため、昭和49年(1974年)に廃止されたようです。

 跡地は「まほろばの緑道」として歩行者自転車に整備されており、ここから東側の区間においては、一部が国道113号の路盤としても使用されています。

 なお、まほろば緑道は、置賜自転車道(大規模自転車道)の一区間となっているそうですが、さすがにブルベ中に走破できるような時間はなかったため、とにかく、この高畠駅から先の区間を少し、追跡することにします。
 なお、この高畠駅に至る道で迷子になっていたため、どこからコースに復帰すればよいのか分からず、再度迷子になったのは内緒です(←おい)。

 さて、ずいぶん怪しい奴になりましたが、何とかコースに復帰することができました。
 この高畠駅を出た鉄道は、どこに繋がっていたかというと・・・。


15042131.jpg
道の駅たかはた。
旧高畠駅を出たまほろば緑道は、
この道の駅の西側で、
国道の歩行者自転車通行帯に合流する。

現在、鉄道路盤は国道の一部になっている。


 道の駅たかはたは、愛称を「まほろばステーション」と言うらしいです。
 ここはかつて、「八幡宮前駅」があった場所でもあるらしく、同じ「駅」繋がりだったりもするわけですね。


15042132.jpg
そして、その八幡宮にある文化遺産。
安久津八幡神社三重塔。
山形県の県指定文化財で、
堂々とした姿が道の駅からも見える。


 かつてはここを観光で訪れる皆様が、鉄道駅を利用する姿も見られたのでしょうか。
 現在は「道の駅」としてその場所は受け継がれ、多くの人を集めています。

 なお、私がこの道の駅に立ち寄ったのは、ちょっと予定外のことで、腹の緊急事態だったという・・・(^^;)。
 (三重塔の撮影はするつもりだったが、しっかり停車する予定ではなかった)

 まぁ、何にしても、色々な意味でスッキリしたので、復路最大の難関、二井宿峠へと向かいます。


15042133.jpg
その前に、高畠線の遺構を。
国道脇に鉄道時代の物らしい
路盤があると聞いたが、
この辺りがそうなのだろうか?
(さすがに違うか?)

15042134.jpg
道路脇の窪地の向こうに、
盛土のような物がある。
これがそうなのだろうか?


 道の駅たかはたから二井宿地区までの鉄道路線については、並走する河川の水害によって路盤が流失する事故があったために、全線廃業よりも早く廃止されてしまっています。
 そのため、明瞭な痕跡が残る場所は少ないとの事ですが・・・。


15042135.jpg
部分的にわかるとすれば、
国道113号から左に分岐するこの道か。

15042136.jpg
国道から別れた先、
白い建物がある辺りで、
さらに左へと分岐する道が、
かつての鉄道路盤らしい。


 この先、二井宿集落の中に、二井宿駅の跡がある、という情報もありますが、寄り道距離が長くなるとともに、私有地内だという情報もあるので、おとなしくコースに戻りましょう。

 さあ、最難関の二井宿峠、山形側の登りにかかります。


15042137.jpg
二井宿峠は典型的な「片峠」で、
宮城側は比較的なだらかな斜面である反面、
山形側はストンと落ちている。

だから、新道の線形と斜度でも、
山形側からの登りは強烈である。


 数年前のブルベでも、何度も足をついたこの登り。
 Flecheでのダメージが抜けきっていない体で無茶はできないので、少なくとも3回、場合によってはそれ以上のポイントで足をついて休憩しつつ進むことにしていました。

 結果的に、足つきは4回になりましたが(^^;)。

 寄り道している間に再度先行されていたKOMAさん、T_rinseiさんを途中で追い越し、追い越され、ゆるゆると急勾配の長い坂を登って行きます。


15042138.jpg
登り始めて数分で、
先程までいた地平との高度差がこうなる。

15042139.jpg
まだまだ道は続く。
周囲の季節は、
芽吹きから一気に冬に戻る。


 二井宿第一トンネルの手前で、長いトンネルが二連続する事を考え、一旦停車して息を整えます。
 先程、峠の登りの途中で追い越したT_rinseiさんが追い付いてきたので、タイミングを合わせて一緒にトンネルに飛び込みました。


15042140.jpg
トンネル内は、
照明が落とされて暗い場所もある。

明るいうちに戻れる200kmとはいえ、
前照灯は必要だ。


 T_rinseiさんとともにトンネルを抜けますが、結構間近を車が通る時もあって、少し怖い思いをします。
 私はこの日、Provizのベストを着ていたので、視認性については相当の物があったと思うのですが・・・。

 無事にトンネルを抜けた先で、T_rinseiさんは休憩されるようだったので、まだ微妙に続く峠への登りを続けます。
 伊達の無理境、逆から来るときは特に何も思いませんが、山形から来るときは、「県境越えたのに、何でまだ登るんだよ!」という怨嗟の声も出てきますね・・・(地味に何やってんだよ伊達政宗)。


15042141.jpg
二井宿トンネルを出た先、
往路で右手に気になった標識があったので、
寄ってみた。
ほう、大峰桜、という桜があるのか・・・。

15042142.jpg
これがその桜らしいが・・・。
保護が必要というのはわかるが、
既に、かなり厳しい状態では・・・。

15042143.jpg
二井宿峠にあるもの、もうひとつ。
玉ノ木原古戦場跡の標柱。
周囲は相当に深い笹原のようなので、
夏には埋もれて見えないんじゃないかな?


 峠周辺の色々な物を見ながら、やっと下り基調に転じた道を進んで行きます。
 やがて道路の北側(復路の進行方向左側)に、ミズバショウの群生地が見えてきました。


15042144.jpg
国道沿いから見たミズバショウ群生地。
ブナの木の間に、
白い可憐な花が多数見える。


 何度見ても、ここのミズバショウ群生地は見事です。
 豊富な雪融け水が音を立てて流れる中に、白と緑の可憐な花がその姿を見せているという・・・。

 七ヶ宿の山に、春の訪れを告げるというこの風景、通過しながら眺めますが・・・。


15042145.jpg
それだけで我慢できるかっ!
木道をちょっとだけ散策してきた。


 時間はまだまだあったので、ささっと木道沿いを散策してきました(^^;)。
 かなりの広さの湿原ですが、その表面を豊富な、そして透明度の高い(水深1mくらいでも、完全に見通せる)水が、音を立てて流れています。

 湿原全体が、大きな川の水面になっているかのようで、それはそれは素晴らしい眺めでした。
 恐らく、こんな風景が見られるのは、周辺の斜面にまだ残る雪が完全に消えるまでの、本当に短い時間だけでしょう。

 ちなみに、流れる水に手を突っ込んでみたら、物凄く冷たかったです。
 さすが雪融け水(^^;)。


15042146.jpg
ミズバショウを大写しにしてみた。
屈むだけで、
ほのかな甘い匂いが漂ってきた。


 そう言えば、今回のブルベ、トップは13:45分頃にはゴールしていたらしいですね。
 まあ、自転車趣味の中には、タイムアタック/ファストランの楽しさもありますし、ブルベは法令とレギュレーションさえ守っていれば、問題なく認定が降りる物ですから、タイムアタック/ファストランの楽しみを否定する気はまったくありません。

 しかし、各コースは、スタッフがあれこれ考えて線を引き、開催時期を調整し、何度も試走して行われる物でもありますから・・・できれば、そのコースを可能な限り楽しみ尽くす、という事も、またどこかで考えて頂ければ、と思う所もあったりします・・・。
 (最近の雑誌媒体のブルベ特集は、ファストランに偏り過ぎていて、楽しさのほんの一部しか伝えていないと私は思う。何とももったいない話だ)

 必死に走って一分一秒を削っても、私のように、のったらくったら道草を食いまくっていても、時間内にゴールすれば、もらえるメダルは同じなのですよ・・・?

 とまあ、それは別な話なので、また今度にしましょうか(^^;)。


15042147.jpg
下り基調に転じた道を進む。
軽く漕ぐだけで、
グイグイ速度が乗って行く。


 以前はこの下り坂、加速しないと進まない、という印象を持っていましたが、登り特化の廉価版ホイールから万能ホイールに交換したら、急に楽に走れる道に変わりました。
 やはり、ホイール性能もちゃんと把握して走らないと駄目ですね。

 力をあまり使わずにグイグイ加速して行くと、段々、ただ走っているそれだけの事が、楽しくなってきます。
 特にカフェイン断ちだの何だのという、面倒な事はしていないでこんな気分になるなんて、この頃から、ランナーズハイの状態に入ってきたのでしょうか?


15042148.jpg
毎回、「おっ!」と思いつつ、
なぜか撮影してなかった、
七ヶ宿の安藤家本陣。


 国道113号が七ヶ宿街道として、参勤交代の道になっていた頃、大名宿として使われていたお屋敷だそうです。
 現在も住居として使われているらしく、内部は非公開ですが、外観だけでも、相当に立派であるだろう事はわかりますね。

 この街道周辺は、往路で紹介した大わらじといい、振袖地蔵の悲恋伝説といい、「旅」に関連した地域伝承、地域の史跡が非常に多いのも特徴です。
 しかし、その昔、徒歩と駕篭が移動の手段だった時代には、隣の宿場町程度までが一日(朝から夕方まで)の旅程であった事を考えると、同じ人力なのに、たった13時間程度で、そのいくつもを通過してしまう自転車って、改めて凄い乗り物だと実感できます。


15042149.jpg
現在の国道脇にあった、
旧道の橋。

優美なアーチ橋だ。
こんな立派な構造物があるという事は、
この道は昔から重要路線であった事の証だ。


 恐らく、自動車の時代になって、道路幅が十分にとれなくなった事でお役御免になったと思われる廃橋がありました。
 一応、簡素な車止めがあるだけなので、歩行者と自転車は通れるのかもしれませんが、両側のアプローチは既に植物に埋もれており、事実上、廃道同然の状態でした。

 しかし、こんな山奥に、これだけ立派な橋が架けられたという事は、古来から、この道筋は非常に重要な路線であった事を証明する物でもあります。
 需要がない場所に、こんな手厚い対応をするわけがありませんからね・・・。

 何度かブルベで通っている道ですが、この道は、探せばまだまだ、面白い物が出てきそうです。
 そんな楽しみを胸に抱きつつ、PC3に滑り込みました。

PC3チェック:15:30頃

 正確な時間は不明ですが、前後の画像のExif情報から、多分これくらいでしょう。
 道の駅は、レシートチェックか、時間が証明できる自画取りを、という、ちょっと変わったチェック方法が設定されていました。

 まあ、私は「かりんジュース」にちょっと興味が引かれたので、それを購入する事にしました。

 レジで精算する際、何か注意された気がしましたが、少し上の空で聞いていたので、あまり意識せずに、「大丈夫です!」と言って購入してしまいました。

 で・・・喉の渇きに応じて、まずは一口、グイッと飲・・・

 ぶへっ!


15042155.jpg
その「かりんジュース」は、
こういう商品だった。
(画像提供、漬物さん)

つまり、濃縮原液を
一気に飲もうとしたわけで・・・。


 希釈する前の原液を飲んでしまったのですから、そりゃ、物凄く甘い液体が喉を焼くようにして胃に落ちて行く気分にもなりますよ。
 カルピスの原液だって、もうちょっと穏やかじゃないか?という味わいでした。

 そうか、先程、レジで注意されたのはそういう事か、と気付くも、時既に遅し、でしたね・・・。

 まあ、その後、ミネラルウォーターのペットボトルを買って、先に半分ほど飲んでから原液を投入して薄めて飲みましたが・・・。
 これが非常に美味かった!やはり正しく飲まないと駄目ですね。

 思わぬトラップ・・・というか、普通先に気付くだろ、という馬鹿な失敗をやらかしたものの、チェックとともに、補給と水分補給が終わりました・・・。

 その後、PC3では漬物さんと、スタッフのSさんとともに、北海道ブルベのコースについて話し込んだり、初めてのロードだ、という参加者の車体を前に、一年後に変わっているパーツの予測話(所有者そっちのけ ^^;)で盛り上がったり、で、30分ほども逗留してしまったでしょうか?

 16時が近くなった頃、最終区間、角田市のゴールへと出発しました。


15042150.jpg
七ヶ宿ダムは、
勢いよく流れ込む雪融け水で、
全体が濁っていた。

15042151.jpg
濁りの解消のため、
派手に打ち上げられる噴水。


 最上流域では、恐ろしいほどの透明度だった雪融け水ですが、色々な場所の水が合わさり、量が増し、川に流れ込む過程で、砂を巻き上げ、崖を削り、植物や動物の死骸を押し流して、非常に高い養分を含んだ状態となってダムや第河川に集まってきます。
 結果、ダム湖が濁って富栄養化を起こす原因になってしまう事もあるわけで・・・。

 時々、水に酸素を送り込むために、こうやってド派手な噴水を打ち上げたり、エアレーションという、泡がブクブクと沸き上がって来るような処理が行われたりしています。
 ダムの噴水という事では、山形県の月山湖の噴水が豪快な事で有名ですが、意外に近くのダムでも見られたりするので、質問窓口のある管理事務所などに問い合せてみると、面白い話が聞けるかもしれませんよ。

 復路の道を進んでいくと、徐々に人の生活の色が濃くなって行く様子が良くわかります。
 山間部から里山、そして集落が里になり、町に変わって行く過程が、沿道の風景の変化で感じられます。

 しかし、山と里との境界線では、時々、思いがけないハプニングも起きたりします。


15042152.jpg
中でもこれは妙な風景だった。
これは、道路を歩いて堂々と横断したハクビシン。

国道113号はそこそこ車通りがあるのだが、
思わず上下線、両方の車が止まって、
横断を待ってしまったくらいだ。


 このハクビシン、何を思ったのか、国道を堂々と歩いて渡って行きました。
 先行して走っていた男女ペアが、もう少しで轢いてしまうほど近くを通ったのに、走って逃げる素振りもなかったという・・・。
 (そのペアの自転車を見る時、顔の真中に白い縦線が見えたので、ハクビシンだとわかった)

 しかしまあ、さすがジャコウネコ科の動物だけあって、動きが何だかネコっぽいというか・・・。
 この後、画像奥に見える建物(実は駐在所)の土間の角に背を押し当てるように丸くなって、寝てしまったようで・・・。

 実は、どこか怪我でもしていたのかと思いましたが、近所のガソリンスタンドの店員さんが、「あのタヌキ、轢かれてませんでした?大丈夫?」と飛び出してきたので、あとの処理はそちらにお任せする事にして、先に進みました。
 (なお、一応、「タヌキじゃなくてハクビシンですよ」と情報訂正だけはしておいた)

 この日は往路でニホンザル、復路でハクビシンですか・・・。
 相変わらず、ワイルドです(^^;)。
 ツキノワグマには、いつ出会えるんだろう・・・?
 (日本に棲息する中型以上の野生動物で、まだ野生の姿を見ていないのはツキノワグマだけなのだ!)

 そんなどうでも良い話は置いておいて、復路最後の、難関と言うほどではないのですが、喉の奥に刺さる魚の骨のように嫌らしい場所にかかります。


15042153.jpg
それがどこかというと、
白石市と角田市の間の峠。
往路で、1,600mとか2,300mとか下った道。


 この名無し?の峠は、何度走っても良い思い出にならない・・・。
 地味〜な勾配がいつまでも続き、足をつくには悔しいけれど、疲労だけは無駄に溜まっていく、という感じの道筋です。
 おまけに、道路幅員は十分ではなく、自動車同士がすれ違う時には、自転車のすぐ脇を大型トラックの車輪が通って行きます。

 私の場合、峠の頂上に至ったときには、やり遂げたという達成感よりも、やっと終わってくれたという開放感の方を強く感じます。

 まあ、なんにしても、これで最後のまとまった登りが終わりました。
 ここからは、最後の平坦です。


15042154.jpg
最後の最後に、
走り易い平坦路に出る。
信号も少なく、車通りも少なかったので、
最後にちょっと飛ばしてみた。


 飛ばしてみたと言っても、私は「貧脚」を立体化したような奴なので、頑張っても35km/hを出せるかどうか、というレベルではありますが(^^;)。

 しかし、とにかく、二井宿峠の下り辺りから感じていた、「走るのが楽しい!」というその気持ちを、思い切り解放する気分で走ってみました。

ゴール:17:45分頃

 走行時間は、多分、11h45minくらい。
 まあ、平々凡々なタイムです(^^;)。

 しかし、この2週間前のFlecheでは、体調不良からDNFしており、まだ少しだけ、思い出したように咳が出るような体調だった事を考えたら、寄り道しまくりでこのタイムは、悪い結果ではないでしょう。

 何より、久しぶりに、ただ単純に、「走るのが楽しい!」という気分を思い出せたのは、かなり大きな事に思われました。
 今まで、色々なブルベを走ってきましたが、「思い出せば楽しかった」という物は多々あれど、走っている途中で、「今回は楽しい!」と思えた物は、実はそれほど多くありません。

 なお、走行中に「楽しい」と思った中でも、特に印象に残っているのは、昨年秋の会津ブルベだったりします。

 あの時は、参加者それぞれがそれぞれに、自分の「その日の走りの目標」のような物(初参加で初完走に挑戦、できるだけ遊ぶ、あの店で食事する、等)を達成するために、様々に工夫を凝らして走っていました。
 そして、最終走者のゴールは13h30min(200kmの制限時間ぴったり)という、奇跡的なタイム(まったく手加減、手心は加えていない)であり、その場に居合わせた全員が、最終走者の諦めない走りに、心からの賞讃を送っていました。

 とにかく、走行中から続いていた、あの瞬間の印象が決定的でしたね・・・。
 あの時の経験は、「そうだよ、ブルベとは、こういう物なんだよ!」と、再び、強く印象づけられた瞬間でもありました。

 今年は辛いDNFでスタートしたシーズンでしたが、第二戦で、あの会津ブルベに近い感覚を思い出せたのは、物凄く大きな収穫だったかもしれません。

 でも・・・やはり疲れた(笑)。
 もうね、何度走っても、楽なブルベはないです。

 今回は、出走した100人が全員完走という、素晴らしい結果にも恵まれました。
 しかも、無事故、大きなトラブルは一切なし、という、嬉しい付帯条件もついていました。

 参加された皆様の意識が高くなければ、こんな結果にはなりません。
 本当に、参加された全ての皆様、お疲れさまでした!


 さて、その後、私は輪行で帰るつもりでいたのですが、「お送りしますよ」という漬物さんの申し出に甘えて、自宅近くまで送って頂きました。
 (お疲れの所、ありがとうございました!)
 おかげさまで、その日は無用な混雑の中で、デカい荷物が邪魔にならないか、気をもむ必要もなく、すんなりと帰り着く事ができました。

 いや〜、あまり慣れると、横着癖がつきそうですね〜。

 ・・・もっとも、次の週の遠征で、すっかり元通りの感覚に戻ってしまいましたが・・・(笑)。


宮城200編終了。次回、興津400編に続く!



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コメント
No title
なんもなんも。帰る方向が一緒になっちゃっただけですよー。
というか、YO-TAさんのナビがないとまともに帰れなかったんじゃないか疑惑がw
2015/04/28(火) 11:17 | URL | 漬物 #-[ コメントの編集]
Re: No title
漬物さん、コメントありがとうございます。

いや〜、助かりました。
あ、そう言えば最初、白石に向かうはずが、山元に向かってましたね(^^;)。
2015/04/29(水) 19:39 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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