日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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北の大地で今年最後のブルベ BRM1012北海道400km函館 Part.4

 今年のブルベシーズンも、今週末で終了です。

 11月からは、ブルベ的には新しい一年がはじまります。

 さて、最近チラッと聞いた話の中で、400km以上の距離のブルベに参加を躊躇している皆様の中には、以下の2種類のタイプの方がいるらしい事を聞きました。

 ひとつは、400kmという距離に躊躇している、というタイプ。
 もうひとつは、オールナイトライドの経験がなく、怖い、というタイプ。
 (後者は特に、200kmを走った後にナイトライド、という点で、色々と大変なのではないか、と考えている皆様も多いようだ)

 う〜む、私などは、ブルベのデビュー戦が、AJ西東京さんの夜発の200kmだったので、デビュー戦がいきなりオールナイトライドだったりした訳ですが・・・(おかげで、ナイトライドに自信がついた)。

 という事は、「短距離走行で、オールナイトライドの経験ができる機会があれば、挑戦してみたい、という人も多いんじゃないか?」という事に気付いたのですが・・・。

 例えば、同じコースで朝出発の200kmと、夜出発の200kmを同日開催とかで、ナイトライド経験を積みたい人は、夜間出走可能、というブルベを開催した場合に、どれくらいの需要があるのでしょうか・・・?

 いや、2015年には無理ですが、それ以降でも、需要があるなら、少し考えてみても良いかな、と思ったのですが・・・。

 では本題です。
 BRM1012北海道400km函館の走行レポート、Part.4をお送りします。

 PC3を無事に通過し、中山峠を越えた所で日没。
 厚沢部の道の駅で耐寒装備を厚くして、再度、コースに戻ります。

 ここから先は、完全にナイトライドです。
 そして、残距離も200kmほどあったりします(^^;)。

 遅々として進まぬ筆、そして深々と冷えてくる気温・・・。

 さあ、この先に待っているのは、ヒグマの棲息密度が道南地区で最高となる地帯!
 ・・・じゃなくて(いや、合ってるんだけど ^^;)、コース的な観点でいえば、延々と海岸線を走る、アップダウンが激しい道筋です。

 さて、そんな道筋のナイトライドの先に待っていた物は・・・。

 という訳で、詳細は裏置きしましたので、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。


1.ナイトライドの暗闇の中で

 道の駅あっさぶを出発すると、全身が震えるほどの寒さを感じました。
 歯の根が合わず、ガチガチと顎が鳴るのを必死に押さえ、強化した耐寒装備を信じて、「10分走れば暖かくなるから・・・」と心の中で唱え続けます。

 やがて、うっすら出始めた汗に反応して、吸湿発熱ウェアの効果が出始めて、急にウェア内温度が上昇をはじめたのがわかります。
 それがすぐに体温とほぼ同等になり、行動している限り、寒さをあまり寄せ付けない(この時間帯だと、逆に暖かすぎるくらいに)感じられるようになりました。

 さすが登山用ウェア。
 自転車以上に体温保持にシビアな(文字通り、生死を分ける)場面で使われる装備だけあって、こういう時には恐ろしいほどの機能を発揮してくれます。

 厚沢部の町を過ぎると、周囲はほぼ、暗闇に閉ざされてしまい、自転車に装着したライトの光だけが頼りになりました。
 月はほぼ満月に近い月齢のはずですが、背後の稜線の下に隠れているようで、この日には月光の恩恵がありませんでした。

 やがて前方の尾根を越えて、空に明るい光が見え始めます。
 江差地区の町灯りが空に反射しているのでしょう。
 途中、キューシートかGPSを操作していたらしい参加者の方がいらっしゃったので、声をかけて追い越し、江差の市街地へと突入します。

 市街地内の信号待ちで、先程追い越した方が追いついてきて後ろにつく形になりました。

 「寒いですね~」
 「ホントに。さっき、装備を厚くしましたよ」
 「もう、旅館の看板を見るたびに、手招きされている気分ですね」
 「あ~、確かに」

 という会話をかわしたのが、ちょうどコースの走行距離が半分程度まで到達した時点だったでしょうか・・・。
 そこから先は、何となくパックのまま走行します。
 行きがかり上、私が前に立ち、先導する形になりますが、道路の左側の舗装がかなり荒れ気味で、緊急回避を多用せざるを得ない場面も多かったりします。

 江差の町を過ぎて、海岸線に出ると、遠くに町灯りが見えています。
 あれがPC4のある上ノ国町の市街地でしょう。

 あそこまで行けば良いのだな、という訳で、クランクを回す脚にも力が戻ってきます。

 そして、再び市街地の中に入り、左手にあるコンビニに到着・・・えっと、確かここがPCのはずだけど・・・誰もいない・・・。

 同時に到着した方と二人で、「ここですよね?」「間違ってないですよね?」と確認していると、停車中のスタッフカーからスタッフの方が気付いて、降りてきてくださいました。
 どうやら、PCはここで合っているようです。
 うん、良かった。

 PC4チェック:19:19

 語呂が良い時間でのチェックになりました(笑)。
 なお、このコンビニではホットココアを購入しただけで、すぐに出発。
 数百mほど進んだ先にあるセイコーマートがホットシェフ併設店だという事を調べてあったので、本格的な補給は、そちらで行う事にします。

 すぐに出発すると、本当にまもなく、という体感時間でセイコーマートに到着。
 ホットシェフは・・・チキン南蛮弁当がひとつ、残っているだけでした。
 インスタントのカップスープとガラナ、ご当地ミネラルウォーターを購入し、会計を済ませます。

 駐車場の隅っこで補給していると、地元の方に声をかけられました。

 「何かの大会?」
 「ええ、ここから松前、福島を抜けて、函館まで走るサイクリングをやってるんです」
 「え~!遠いよ~!函館だったら、ここから山を越えて木古内へ行った方が良いんじゃない?」
 「あ、いや、そういうコース設定なので・・・」

 ブルベの走行距離を、自転車趣味以外の人(っていうか、自転車趣味の人にも、ですが ^^;)理解して頂くのは、大変です。

 「でも、疲れちゃったりしたら、どうするの?」
 「これ(自転車)を分解して、専用の袋に詰めて、電車に乗りますよ。ここから木古内だったら、電車で行けますよね?」

 その私の一言に、その方は、うん?という顔になります。

 「いや、もうないよ、電車」
 「・・・え?ない?」

 もう終電?まだ20時前だけど・・・と思ったら、続いてトドメの一言が。

 「5月に廃止になったから」

 ・・・知らんかった・・・。
 江差線の、江差~木古内間は、今年、2014年の5月12日に廃線になっていたのでした・・・。

 いや、実は当初計画では、この上ノ国を、最終撤退判断場所に設定してあったんだのですが・・・。
 まだ、DNFを考えるような状況ではないから良かったようなものの、これでゲロゲロな体調だったり、悪天候で酷い事になっていたりしたら、本気でヤバかったな・・・。

 ってか、Google Mapに、まだ普通に鉄道路線マークがついてたし・・・(危ない危ない・・・)。

 背筋に冷たいものがゾクッと走った気がしましたが、まあ、まだ走る元気が残っているので、そのままコースに進みましょう。
 いやはや、事前調査って、本当に重要ですねぇ~(^^;)。


14101271.jpg
天ノ川にかかる橋を渡る。
(既に、手ブレ画像量産中の時間帯である)

そして、周囲の冷え込みは、
さらに激しくなった気がする。


 これはもう、晴れだったから良かった・・・というか、晴れていたから放射冷却で急に冷え込んだ可能性もありますが、とにかく、この日のこの気候で雨だったら、私は走っても前半のみで、大沼から函館直行か、DNSでしたね・・・。
 そう確信できるほどの冷え込みでした。

 一度止まったため、体が発熱しなくなっており、また「10分間耐えろっ!」と自分に言い聞かせながら走ります。
 小高い丘陵地を縫うバイパス道路になる頃には体も温まり、震えも収まりました。

 しかし、ここから先の国道228号沿いは、色々な意味でキツい道でした・・・。

 まず、バイパス化されているため、海岸に漁村集落があっても、基本、その近くの高台をスルーしており、沿道には民家がほとんどありません。
 また、集落や民家がないことから、街灯の設置もほとんどなく、ほとんどの区間が真っ暗闇です。

 月は東の空に出ている時間帯のはずですが、すぐ東に山岳地が寄ってきているため、その稜線の向こうになってしまい、月明かりは届きません。
 加えて、この山岳地が非常に山深いため、周囲には時々、動物の気配がガサガサと・・・。

 ちなみに、時折、道路端にライトの光を反射する一対の目が見えたりもします・・・が、大体がネコでしたね(^^;)。

 まあ、ヒグマに出会える確率なんてものは、北海道で生活している皆様でも珍しい(本州のツキノワグマとの遭遇率にほぼ同じ)らしいので、そんなに恐れる必要もないのですがね・・・。

 しかし、この区間に関しては、スタッフカーが追い越して行くその姿を、とても心強いものに感じました。
 ああ、道は間違っていないな、こんな暗闇の中で迷子になっていないよな、と、そんな気分で、テールランプを見送ります。
 (ハザードの挨拶に対しては、ヘッドランプを上下に振って合図を返してみた。気付いて頂けたかどうか ^^;)

 夜の闇の中なので、ほぼ撮影対象となるものは存在しない・・・というか、遠くの景色はほぼ判別不能で、被写体を確認しようがないので、撮影枚数は一気に減ります。


14101272.jpg
無理矢理撮ると、
こういう画像になる(^^;)。

どこかのトンネル。
(多分、小砂子トンネル)


 この一枚を撮る直前に、1080mというトンネル延長の標識を見た記憶があったので、ストリートビューで確認してみた所、恐らく、小砂子トンネル付近で撮影したものと思われます。
 多分、これ位の時間帯は、ただ暗闇の中を登って下って、橋を渡って・・・を繰り返すことに、嫌気がさしてきていた頃だったのかもしれません。

 それにしても、この辺りの区間について、トンネルに接続するために高い場所に登るのは、「トンネル延長をできるだけ短くする=建設費が安価になる」の法則があるので理解できるのですが・・・。
 橋が設置されている場所も、坂を登った上になっていたのは、何でなのだろう・・・?
 (普通は、「橋の延長をできるだけ短くする=低い場所か上流に架ける」のだけれど)

 まあとにかく、街灯がない、月明かりがない、人の生活の痕跡が見当たらない、そして単調なアップダウンが続く・・・。

 いやあ、結構しんどかったですね。
 特に、「人の生活の痕跡が見当たらない」のは、こういう時は結構、効きます(^^;)。
 (ホントに、どこか別の世界を走っている気分になる)

 とにかくしばらくの間、道路端を示す頭上の矢印が、はるか彼方までズラッと並んで、赤いLEDが点滅している様子を眺めながら、ただ延々と前進を続けます。
 気分を紛らわすために、海上の漁船の漁火を見たり、サビしか知らない歌のメドレーとか、色々やらかしていたのも、この区間でした(^^;)。
 (ちなみに、なぜか「1/6の夢旅人 2002年版」がやたらと脳内再生されていたな・・・ ^^;)

 と、前方にまとまった家屋群が見えてきて、かなり久々に、集落と呼べる規模の集落の中を通ります。
 どこかで、休憩兼補給ができるか・・・と思いましたが、コンビニなどは見当たらず、あっても自販機、という状況でした。

 その中にゴミ箱併設の自販機があったので、一旦、補給と休憩を兼ねてそこで停止します。
 ドリンクがまだ全てコールドで、暖かいものがなかったのが少々痛いのと、そろそろ、ただの水が一番美味しく感じられるようになってきたのは、少々悪い兆候だな・・・(私的には、胃腸まで疲労が来はじめているサイン)。

 スマフォのGPSで確認すると、あと20kmほどで松前の町に到着。その先、さらに約20kmで、福島町に至り、そこにPCがあります。
 あと2時間、いや、2時間半かな、とあたりをつけて、再スタートを切ります。

 ちなみに画像がないのは、ほぼ真っ暗で、何を撮ったかわからないような物しか撮れていないからだったりします(^^;)。


14101273.jpg
例えば、こんな感じとか。
ホントに何を撮ったんだよ、オレ(^^;)。


 松前町の南側の区間は、国道沿いにいくつかの集落が現れ、人の生活の様子が見て取れるだけ、沿道の暗い感じも幾分かは和らいだ気がします。
 また、東の山が切れて、稜線の上に月が顔を出したので、視覚的にも月明かりのおかげで、随分改善してくれました。

 とはいえ、集落区間を抜けると、相変わらずの寒いアップダウンの道です。
 早くPCで一息つきたい所ですが・・・。

 うおっと!

 気付いたら、歩道のブロックに突っ込みかけていて、慌てて体勢を立て直しました。

 危なかった・・・。
 自覚が全くないまま、事故る所でした。
 よそ見ばかりしている訳にはいかないな。

 しばらくして・・・。

 うおっと!

 再び、縁石のブロックに突っ込みかけていて、危うく体勢を立て直しました。
 その前後に、体勢を崩したとか、そういう意識も記憶もない・・・ってこれ、多分、マイクロスリープ入ってるよな・・・。

 道の単調さとともに、早朝~深夜までに至る走行の疲労が影響してきたのでしょうか。
 一旦、仮眠する場所などを探した方が良いのかもしれません・・・。

 タイミング良く、道の駅北前船松前の案内標識が出てきました。
 あと2.4km・・・って、随分半端な距離だな(^^;)。

 しかし、北前船という単語に、妙な親しみを覚えます。
 その昔、地元福井県の三国港あたりまで、ここを出発した船が上方との交易のため、日本海側を行き来していたのだ、と思うと、急にこの土地が「近い場所」に思えて来るのが不思議です。

 やがて松前の町に入り、道の駅の建物が見えてきました。
 よし、お手洗いは・・・あ、あるな、明かりも点いているな、と確認し、車体を止めて前室に入ります。

 うん、やはり暖房が入っていますね。
 ここなら、凍える事なく仮眠ができそうです。

 しかしベンチなどはなかったため、建物の角に体を寄せ、膝を抱えるような姿勢で、明かりが目に入らないような体勢になります。
 そしてスマフォのアラームをセットすると、ジャケットの胸ポケットに、外部スピーカーが外に出るように突っ込み、目を閉じて・・・。

 何度か、人が出入りする気配で覚醒しましたが、30分ほど経った23時30分頃、アラームで再度、覚醒しました。
 これで眠気が飛んでくれたのかどうかはさておき、そろそろ行動を再開させる必要があります。


14101274.jpg
出がけに、
道の駅の案内ポスターがあったので、
道南の道の駅の概略配置を。

今回、縄文ロマン南かやべ、
あっさぶ、北前船松前の、
三箇所で休憩などで停車した。


 この後、まだ何かあれば、道の駅しりうちで休憩か仮眠ができるんだな、と確認してコースに戻ろう・・・としましたが・・・。

 ここで。ちょっとばかり失敗したことを痛感させられる出来事が。

 この場所での仮眠時に、膝を抱える姿勢で丸まっていましたが、その結果、変な形で膝が強張ってしまったようで、会津ブルベの後、違和感を感じていた右膝が痛むようになってしまっていました。
 結果、再スタートを切った直後から、右のクランクを踏み込めず、再スタート後の寒さの中で、あまり体を動かす事ができず、苦しい思いをしました。

 そういえば、この周辺、JR松前線の廃止に伴う遺構がいくつか、残っているのですが・・・。
 ナイトライドの暗闇の中では、さすがに探索や撮影は無理でしたね(^^;)。


14101275.jpg
一応、ここだけはチェック。
松前線の及部駅があったという交差点。

及部駅は無人駅で、
右の空地にホームがあったらしい。
今は全然、その面影はないけれど。


 これ以外にも、道路が川を渡るその左手に、橋脚だけがのっそりと立っているなど、いくつかの遺構は肉眼では確認できましたが、撮影は無理でした(^^;)。
 足を止めての撮影は、この冷え込みの中ではさすがに躊躇われましたね・・・(及部駅跡を撮影した後も、再スタート直後が寒くて寒くて・・・)。

2.厳しい冷え込みの中で
 道は白神岬を回り込み、福島町の方に入りましたが、この段階で周囲が急激に冷え込んだように感じられました。
 装備を厚くしているおかげで、あまり寒さを直接的に感じる事はありませんが、顔や足など、それほど防御が高くない部分に当たる風がとても冷たく感じられます。

 特に、足に当たる風はレッグウォーマーを通しても冷たく、シューズカバーを装備していないので、足先の冷えが心配になってきました。
 が、ウールソックスはなかなかの保温性を発揮してくれて、この先、ゴールするまで、足先の冷えには問題を感じませんでした。

 福島の町に入ると、右膝の痛みがかなり酷くなりました。
 関節の間に何かが挟まっているような、そんな感じで伸縮させるのも辛く感じます。
 この先、まだひとつ、峠越えがあったよな・・・。

 そんな事を考えつつ前進して行くと、左手に道の駅横綱の里ふくしまが現れましたが、ここは道の駅というよりは、何かの記念館と言った方が良さそうな・・・。
 また、その正面のセイコーマートは、0時を回って、閉店した後でした(^^;)。
 (地方都市には24時間営業ではないコンビニも多い)

 なお、この横綱の里ふくしまの少し先に、八角形の建物があり、その周囲に赤い光が多数、見えています。
 何だろう、と思って近付いて行くと、八角形の建物はバスの待合所であり、どうやらその中には暖房がかかっているようで、5〜6人くらい?と思われる参加者が、車体を止めて休憩中なのでした。

 なるほど、あれは良い休憩場所だろうな、と思ったものの、現在の気温から考えると、入ったら最後、出られなくなりそうなので(^^;)、そのままスルーしてPCを目指しました。

 PC5チェック:00:51

 私の前に到着していたのは、一名の方のみ。
 途中、皆さんがバスの待合所で休憩していた事を告げると、「そんな場所があったんですか?」と驚いておられました。

 その後、私が買物中に出発して行かれたので、PCでの休憩はたった一人で行う事に・・・。

 ここでは、カップうどんとゼリー飲料、眠気覚ましのエナジードリンク(怪物活力強化型)を補給し、この先の道に備えます。


14101276.jpg
さあ行くぞ、最後の峠!
と言っても、何が何だか、
撮った本人もわからぬ画像(^^;)。


 PCから、最後の峠までは5.3kmほど、と、スマフォのMapが教えてくれたので、もうひと登りするだけだ、という思いで先に進みます。
 が、膝の痛みが結構、酷い事になっており、既にフロントアウターはもう踏めないくらいの状態です。
 まあ、峠の登りなので、フロントギアはミドルとインナーさえ使えれば、何とかなるでしょう。

 基本、北海道の坂は、それほど激坂は出てきません(冬期通行止めの場所を除けば)。
 今回の峠も、足の回転ペースが一定になるように意識して登って行けば、それほどキツい所はありませんでした。

 最後の峠を越えて、長い長い下り坂に入ります。
 さすがに体を動かさずに風に当たり続けると、寒さが体に浸透してきます。

 この下りの途中、そこそこ大きな体格の動物が、道路脇のクマザサを揺らしながら並走する気配がありましたが・・・。
 まあ、ほぼ確実に、エゾシカでしょう(^^;)。

 道の駅しりうちは、特にコンディションに問題がなかったので、通過します。
 当面、PC5~6の中間地点くらいである、約40km程度の地点で休憩を入れる事として、前進を続けました。


14101277.jpg
木古内の海岸線に出た。
波の音が響いてくる。


 木古内の海岸線に出ると、見事なフラットロードに変化しました。
 遠くに函館の町灯りが見えています。

 ここから先は平坦路なので、体への負担も大した事はありません。
 まあしかし、足のダメージの方は結構深刻で、平坦でもアウターを踏もうとすると、右膝にチクチクと痛みが走るようになっていました・・・。

 間近で波音が鳴っている事に気付いて、海の方に目を向けると、函館湾内を航行する船のライト、そして、海釣りに来ている皆様の装備しているヘッドランプの光などが、点々と暗闇の中に浮かんでいます。

 木古内から北上しはじめたくらいで、空に雲がかかりはじめ、徐々に寒さは和らいできました。
 そうは言っても、一桁まで落ちていたのが、やっと二桁に届き始めた、というレベルなので、まだまだ冷えている事に変わりはありません。

 しかし、夜明けになって、太陽が出たら、恐らく、耐寒装備を薄くしても問題なくなるでしょう。

 そして、函館市街地の明かりが、徐々に近付いてきているのが、暗闇の中でもわかるようになりました。
 そろそろ、PC5~6の中間地点付近だ、という頃になったので、バスの待合所など、座って休める場所を探します・・・が・・・。

 知内~木古内までの間であれば、バス停ごとに設置されていた待合所が、そこから先の区間になったら、ただ、標識が置かれているだけになってしまいました。

 夏場だったら、どこでも良いので停車して、腰を下ろして・・・という事もやるのでしょうが、この季節の冷え込みの中では、できれば風が当たらない場所で休憩したい物です。

 仕方なく、バス停に加えて、イートインスペースのあるコンビニや、ベンチの併設された自販機小屋などがないか、探しながら前進しますが・・・。
 探しはじめると、そういう物はなくなる、というのは、ブルベ界のマーフィーの法則ですね、ホントに(^^;)。

 結果、かなり北上した渡島別当駅前のバス停に待合所が設置されていたので、そこでやっと、休憩モードに入れました。

 バス停の待合所前に車体を止め、靴を脱いで、足を投げ出す姿勢で長椅子の上に座ります。
 とにかく、右膝が痛くて、荷重を抜いた姿勢をとりたくて仕方がありませんでした。

 ・・・で、ふと気付くと、10分ほどが経過。
 眠ってしまっていたようです。

 今回のブルベは、今までの400とは違い、やたらと睡魔の到来周期が短く、その頻度も高かったですね・・・。
 出走前日までのゴタゴタとともに、冷え込みによるダメージが意外に響いているのかもしれません。

 仮眠は取れたものと考えて、前進を再開します。

 ・・・しかし、中途半端な姿勢で寝た事の影響か、別の理由か、ここから先、しばらくの間、睡魔は最も強烈に襲いかかってきてくれたのでした・・・。
 ついでに、国道ゆえの交通量の多さにより、右側には自動車が結構通って行くのに加え、左側には海釣りに来たと思われる人達の路上駐車があって、逃げ場もあまりないという・・・。

 しかも、この区間に限っては、桟橋のコンクリート床版のような、平板ブロック状の盛り上がりがガタガタと連続し、床版の端や継ぎ目に当たる部分の舗装の荒れ方がただ事ではありません。
 (横断、縦断の両方ともに酷く痛んでおり、特に道路端は、ほぼ全線にわたって、舗装がグズグズに破砕されたような状態だった)

 何というか、盛土か何かで造成した上にコンクリートの床版を並べ、その上に無理矢理、アスファルト舗装を施した、という感じの状態で、とにかく、一定間隔(床版の継ぎ目状の場所)で必ず、ひび割れ、クラック、表層剥がれが酷い場所が現れ、ガタガタと変な振動を全身に受けながらの走行になってしまいます。

 何度か、避けきれない大きな凹凸にホイールを落としてしまい、ああ、帰ったらショップでホイール調整に出さないといけないかなあ・・・という涙声が心の中に響きました・・・(ちなみにホイールは、でゅらC24・・・)。

 それにしてもこの道筋は・・・#9910にダイヤルしちゃった方が良かったのかなあ・・・。
 まあ、一応、道路異常の緊急連絡先、という事だけれど、落下物や突発的に発生した陥没等、致命的な事故に繋がる、という物ではないかもしれないので、あまり何でもダイヤルすべき物ではありませんけどね(^^;)。

 そんな悲哀を胸に、右は通行車両、左は釣り客の路上駐車に遮られ、ガタガタに荒れた路面を走らざるを得ない状況の中を前進して行くと、やがて道は北斗市に入りました。
 そこで道路は片側2車線、中央分離帯付の立派な幹線道路へと変化します。

 やっと走り易くなったか、と思うと同時に、睡魔がどっと大復活したので、最初に見えたコンビニにピットインして、眠気覚ましのカフェインドリンクをグイッと一本、飲み干します。

 ・・・いや、カフェイン含有飲料を、こんなにたて続けに飲んでも、効果が徐々に薄れていくだけだ、というのは、分かっているのですけれど・・・。
 (赤牛系&怪物系活力飲料も、結果的に元気を前借りするだけですしね。前借りが続いたらどうなるかは、普通に考えてお分かりのとおりで・・・)

 この時点で午前5時頃。そろそろ、夜が明けてくる時間です。
 幸いにして、この時間帯になると空が雲で覆われ、冷え込みは急激にやわらぎました。

 コースは国道228号から道道96号に折れ、北上して大野地区を抜けて最後のPCを目指します。

 平坦な道かと思いきや、丘陵地に繋がっていた事もあって、結構なアップダウンが出てきます。
 しかし、膝の痛みがこの時はもう、随分酷い事になっていて、平坦地もフロントアウターを全く踏めなくなっていました。
 ミドルとインナーをうまく使い、何とか20km/h程度の速度を維持しています。 


14101278.jpg
やがて東の空が白みはじめた。


 東の空、昨日、ゼエハア言いながら登った城岱牧場の上に朝日が昇りはじめ、周囲が少しずつ、青い光に包まれて行きます。
 次のPCに到着する頃には、完全に夜が明けるでしょうか。


14101279.jpg
徐々に空が青くなる。
肉眼ではまだまだ暗かったが、
(ゆえにピンぼけしまくりだが)
画像ではかなり明るく見えている。


 午前5時を過ぎると、空が急速に明るくなって行きました。
 厚い雲に覆われているため、イマイチ、夜明けの感動はありませんでしたが、北斗市の丘陵地帯を抜けて、国道5号方面に進みます。

 途中、道路脇の放牧地?のような場所で、「ひつじのショーン」がそのまま、三次元に飛び出してきたとしか思えないビジュアルの羊が、でろ〜っと涎を垂らしながら、反芻か何かで、クッチャクッチャと口を動かしながら、私を見送ってくれました。

 ・・・むぅ、羊の方に、悪気がある訳ではない事は明白なのですが・・・。
 なんか、ふてぶてしくてムカつくな・・・(ジンギスカンにしてやろうか、コイツ ^^;)。

3.夜明けの空の下を
 国道5号沿いに出てすぐ、最後のPCとなるコンビニが、道路の反対側に見えてきました。

 4車線+中央分離帯に阻まれた向こうですから、交差点で自転車横断帯付の横断歩道を渡る必要があります。
 で、横断歩道の所でずっと待っていたら・・・PCを出発する人が、これこれ、と指を指して、押しボタンを押して下さいました・・・。

 ・・・押しボタン式だったのね・・・(^^;)。
 以前も、良く似た失敗やらかしてた気がするなあ・・・(^^;)(^^;)(^^;)。

 まあ、気を取り直して、最後のPC、PC6にチェックです。

 PC6チェック:5:58

 既にスタートから24時間が経過し、夜は明け、空は明るくなっていました。
 ここからゴールまでは、約17km。
 残り時間は3時間ありますから、余程の事がない限り、タイムアウトの心配はないでしょう。

 イートインスペースがあるお店だった事もあり、少しゆっくりと補給する事にします。
 いつも、ゴール後に飲む味噌汁が、体に染み渡るように美味しく感じられる事から、ここでは赤飯おこわのおにぎりと、インスタント味噌汁で補給する事にします。

 単なるインスタント食品の味噌汁が、料亭の味のような気分でした・・・。
 暖かさとともに、塩分が体に染み込むように感じられます。
 これで活力が湧きました。

 補給を終えて外に出ると、ちょうど、もう一人の参加者の方が到着しており、出発しようとしている所でした。
 膝が痛い旨を話すと、ロキソニンがありますよ、という申し出を頂きましたが、あとわずかな距離である事から遠慮する事に。

 まあ、距離も大した事はないですし、痛みは取ってしまうと、悪化させてしまう可能性もあるため、騙しだましでも痛みとともに前進した方が良いだろう、と、この時はそう思ったのでした。


14101280.jpg
最終PCから再スタートを切る。
ここからゴールまでは、
自動車専用のバイパス道路の
側道を越えて、
スタート地点まで戻るのみ。


 側道(車両は一方通行)に逸れると、交通量は一気に少なくなります・・・が、ゼロにはならず、時折、自動車が追い越していきます。
 側道から本線に乗るためのインターチェンジが何箇所かに設置されていたので、そちらに向かう車のようです。

 そして、道路は・・・うむ、この段階でも、なおアップダウンを繰り返しますか・・・。
 さすがに、痛めた右膝に響いてきましたよ・・・。

 登り区間になったら、もう遠慮なくフロントをインナーに落とし、足にかかる負荷を最小限にして進みます。
 もう、下りでもできるだけ足は止めて、負担をかけない事だけを考えて前進を続けます。


14101281.jpg
側道はぐいぐい〜っと登って行く。
さっきのPCが最後で、
もうあと少しだから、
と、補給をおろそかにすると、
後悔するレベル。


 結局、側道入口付近から、城岱牧場への交差点の手前のインターチェンジまで、約5kmくらいが登り区間となっていました
 そこから先は、函館ICで5号バイパス本線(函館新道)に接続するまで、ほぼ下り基調が維持され、楽が出来たのですが、そこから先は、はこだて未来大学まで、再度、ヒルクライムですね・・・。

 その最後の登りに至る直前、またも右膝が爆発し、関節の中を針で刺されたかのような痛みが走り、膝を曲げるのも伸ばすのもできなくなる瞬間があったり・・・。
 (右足を何とか前後にカクカクと動かすことは出来たので、そのわずかな可動域のトルクだけで緩斜面を登った。結構きつかった・・・)

 少し休ませたら、何とか動かせるようになったので、最後のヒルクライム区間に突入します。


14101282.jpg
最後のヒルクライム。
斜度は全然問題ない。

ゴール受付を終えた参加者が降りてきて、
もうすぐもうすぐ!と激励して頂けた。

14101283.jpg
そして、はこだて未来大学に到着!


 ついにゴールに到着です!
 といっても、画像の位置からは、道なりに右奥のゲートまで進んで、受付場所の駐車場に回る必要がありますが。

 膝痛のため、すでに平地でアウターが踏めない、ダンシングも出来ない、と、結構ギリギリの状態でゴールに飛び込みました。

 ゴール:7:29


14101284.jpg
走行時間、25時間29分。
今までの400kmブルベの中では、
最も時間がかかった。


 いやあ、疲れました。
 そして、今まで走ってきた400kmの中では、最も時間がかかってしまいました。
 (あの鳥海高原でさえ、24時間12分で走ったのにね・・・)

 途中で仮眠を何度か挟んだり、寒さで体が萎縮したりしたのが原因でしょうか?
 (200km程度までは、いつものペースだった気がするが、その後の200kmで、1時間以上、遅くなっている)

 でも、もっと色々な所に寄り道できればなあ・・・というのが、今回の悔やまれた所ですね。
 そんな時間を稼げるような脚がないのが、本当に残念です(^^;)。

 まあ、でも、ブルベの経験を重ねるほどに、走行時間が制限ギリギリになって行く気がします。
 ある意味、コースを堪能する、という意味では、それはそれで正しい方向性だったりしますけれどね(^^;)。

 とはいえ、時間内完走であれば、全く問題ありません。
 私は、速さを求めている訳ではありませんので・・・。

4.ブルベはおうちに帰るまで
 ゴール後は、コンソメスープと、七輪で焼かれたサンマを頂きました。
 直前にゴールした方と、コース途中の難所や、夜間の冷え込みの厳しさなど、色々な事を話している間に、数人のゴールがありました(この間に、KOMAさんも無事ゴール!)。

 最後の方に、10人くらいのグループがいるらしい、という事ですが、私の方も、体が冷えてきてしまったので、そろそろ開店するはずの温泉へと向かう事にしました。

 さて、それではここからは恒例の(と言いつつ、最近はあまり触れていない ^^;)、アフターブルベです。

 ゴール地点で皆様に御挨拶後、はこだて未来大学からは、26時間前に通ったコース沿いに、函館市街地へと向かいます。
 その後、AJ北海道さんの出走ガイドに記載のあった、立ち寄り温泉へと向かい、汗で汚れた上に、夜気で冷えた体を温める事にします。

 ・・・今回は、尻にとってもしみました・・・(^^;)。
 (圧迫でなく、擦れが強かった模様・・・)

 温まって、通常行動装備に着替えた後、ロビーのソファーに腰を下ろすと、疲労か、それとものぼせたのか、非常に体がだるくなってきて、しばらくそのまま、その場で落ちていました・・・。
 半分徹夜に近い状態で、冷え切った気候の中を走っていたのですから、さすがに、消耗していたようです。

 その後もしばらくダラッとしたものの、いい加減に動こうか、と、重い腰を動かしたのが、10時半頃。
 この時間までうだうだしていたのは、「北海道に行って、自転車で400km走って、コンビニ弁当を食いまくってきました!」という、あり得ないほど正しい「ランドヌールの休日」だけで終わらせる事を避けるためです。
 (まあ、今回はコンビニ弁当が、セイコーマートのホットシェフであった分、地域色豊かな食事だったとも言えるけど ^^;)

 という訳で、地元では有名店であるという噂のラーメン店、「響」に開店と同時に突撃!
 ・・・するはずが、ちょっと道に迷って、突撃は開店から30分後になってしまいましたが、とりあえず、無事に到着し、名物ラーメンを味わいました(美味かった・・・)。

 これで、仙台の「暁」「雷」に続いて、「響」をおさえましたので、次は「電」がどこかに存在しないか、探すのみとなっています。
 いや、一部の皆様(主に提督な人達)を除いて、何のことか、全然わからないと思いますが(^^;)。
 (べ、別に、これをやりたいためにエントリーしたわけじゃないんだからねっ!)

 まあとにかく、ラッキーピエロに大沼だんごに、色々なグルメスポットを逃しましたが、これで最低限の目標は果たしたぞ、という事で!

 ちなみに、函館市内は自転車で移動しましたが、400kmを走った後に温泉に入り、一度、負荷を解放した尻の皮は、再着座した際には、腫れて2倍の厚さになっているんじゃないか?というほどの違和感とともに、じわ〜っと広がる鈍痛を伝えてきてくれやがりました・・・。
 体から、無言の抵抗を受けている気分が・・・(^^;)。

 そのあとは、3連休最終日という事もあり、既に切符の予約状況がカオス極まりない事になっている様子がうかがえたので、函館駅に直行しました。
 時間があれば、五稜郭や砲台跡や、函館山からの眺望なども見てみたかったのですがね・・・。
 (特に函館山は、本当はブルベの前夜に行くつもりだった。あの、四国からの大移動がなければっ!)

 函館駅に着いたのは12時半近くで、次のスーパー白鳥は14時頃との事。
 指定席は既に満席だったので、新青森からの新幹線だけ、シートを確保して、自由席で向かう事にします。

 13時頃に改札を潜ると、既に車両が来ていて、自由席には座って良いとの事。
 というか、既に結構なお客さんが乗車済み・・・。

 発車まで一時間ほどありましたが、慌てて飛び乗り、座席を確保しました(^^;)。
 その直後から、次々と人がやってきた所から見て、結構、ギリギリのタイミングだったようです。

 それから先は、新青森駅までほぼ完全にダウン・・・(青函トンネルをいつ通過したのだか、全く記憶していない ^^;)。
 新幹線に乗り換えた後も、声援に対するお礼リプライを行った後、七戸十和田を過ぎて八戸に近くなった辺りの記憶を最後に、次に目覚めたのは、盛岡でこまち号が連結する衝撃で揺れた時でした。

 そこから仙台までは何とか気力で意識を繋ぎ、18時頃に仙台到着。
 仙台駅からは地下鉄で自宅最寄り駅まで移動しましたが・・・最後の最後に、大雨に降られるというイベントを通過して帰宅。
 これで今回のブルベは、無事終了となりました。


 さて、今回は初めて参加した、北海道のブルベでした。

 北海道自体には、今までにも何度か訪れる機会がありましたが、札幌や小樽、旭川(旭山動物園)が主であり、函館を訪れたのは、今回が初めてになります。

 そして、道南の、本当に南の端を走っただけであり、まだ道北、道央、道東地区は未踏破ですから、厳密には北海道ブルベのメインフィールドには足を踏み入れていないぞ、というご指摘もあるかも、ですが・・・。
 それでも、北海道が「北の大地」と言われる由縁の一部を体感したかも、ですね・・・。

 キューシートで、PC間の曲がりどころが1ヶ所しかないとか、数十キロに渡って、道なりに直進する、とか・・・。

 特に森町に至るまでの国道沿いは、まだスタートから100km圏の段階で、ホントに「前後に誰もいない」という状況が初めてだったこともあり、随分と戸惑いました(^^;)。

 あとは、地形的な面で言えば、坂の質が全然違ったことが、印象的でした。

 まあ、これは設定されるコースによっても異なるのでしょうが、延々、アップダウンを繰り返すとは言っても、本州の坂のように、急激な登りと下りを繰り返すのではなく、登り始めた、と思ったら、その緩い斜度が延々続く、というのが、出力調整の感覚を鈍らせてくれたというか、うまくコツをつかむまで、無駄に力を使ってしまったかもしれませんね。
 後半、膝の痛みを抱えてしまいましたが、こういう所での小さなダメージの蓄積が、色々響いたのかもしれません。

 しかし、そういう部分を含めて、今回のコースは初めて走る場所であり、風光明媚な場所も多くありましたので、それらを楽しみながら走った結果、時間内完走が出来たのは、本当に楽しい体験でした。
 私的には、日が長い時期の開催であれば、あと一時間かけて、ゆっくり景色を楽しみながら走っても良かったかもしれません・・・が、今回はちょっと、夜の冷え込みが凄すぎましたね(^^;)。
 地元、北海道の皆様でさえ、寒くて走るのが辛い、と言っておられたレベルでしたから・・・(確か、7℃くらいまでは下がっていた気がする)。

 この気候で雨だったら、出走しても大沼から函館に戻ってDNFか、スタート時点でDNS→観光に切り替えていると思います。
 (いや、ホントに寒かったのよ、日が変わるくらいの時間帯は特に・・・)

 しかし、今回は「晴れのシャーマン効果」が見事に当たって、昼間は本当に気持ちの良いサイクリング日和でした。
 今回が函館近辺の初訪問だった私には、海岸の奇岩風景、駒ヶ岳の雄姿、うっすら見えていた羊蹄山らしいシルエット、大沼・小沼、城岱牧場やきじひき高原キャンプ場からの大展望、各所で見られた紅葉に、暗黒空間だった日本海側の道路沿いや、そこで見えた漁火に至るまで、色々な物が本当に新鮮で、面白いブルベでした。

 今回のブルベの主催である、AJ北海道の皆様、そして、一緒にコースを走った皆様、本当にありがとうございました!
 そして、お疲れ様でした!


 さあ、今年のブルベはこれで終了です。
 11月からは、また新しいブルベ年度が始まりますね・・・。

 来年は、4年に一度のPBPの開催年でもあり、またブルベ界が盛り上がりそうです。

 私としては、個人的に、リベンジしたいコースの開催がいくつか予定されている、との噂があるので、もし、そのコースを走れるのであれば、リベンジしたいと考えています。

 そのためには、冬の間、例によってローラー台でハムスター生活を続けるなり何なりで、体力の低下を招かないように注意しておきましょうか!


 そして。PBPは・・・う〜ん、どうだろう?(^^;)
 上半期の間にSRを達成しないといけない、という縛りが、1〜3月は多忙期で動けない私にとって、厳しい壁になるんですよね・・・。

 もしも、少しでも、何らかの希望が見えるなら、挑戦するかもしれませんが・・・。


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コメント
No title
BRM じゃなてく走行会を企画してみません?
2014/10/21(火) 09:22 | URL | 漬物 #-[ コメントの編集]
Re: No title
あ、そちらのアプローチがありましたね、そういえば。


夜8時集合で走りだした場合、夜明けが6時頃と考えると、
センチュリーライドくらいのコースであれば、行けそうな気がします。

ふむふむ、あとは夜間でも安全で、迷いにくいコース設定さえできれば・・・。
2014/10/21(火) 12:25 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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