日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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錦秋まであと少し BRM927宮城200km会津 Part.2

 え〜、ネット界隈では既に話題沸騰中でありますが〜。

 私がブログを出している、このサービス運営会社、FC2が摘発されちゃいましたね・・・。
 (動画投稿サイトにおいて、著作権法違反となる動画の投稿を野放しにしていた、という事で・・・)

 FC2は米国で運営されており、サーバもアメリカにあって、日本の法律が及ばない・・・という解釈が、随分以前からまかり通っていたのですが、実際には日本での運営などについては、日本の企業が実質的に行っていたらしく・・・。

 まあ、現段階では、「FC2動画」サービスが問題になっているため、いきなりこのサービスもシャットダウンされるような事はないと思いますが、いざという時の事を考えて引っ越し先を探さないといけないかもしれませんね・・・。

 しかし、私のように、画像等のファイル容量(FC2ブログでは、最大10GB)に魅力を感じて選んでいた人間としては、同じ容量で無料サービスを展開しているのは、ライブドアブログだけ・・・。

 という訳で、ライブドアブログのサイトを見に行ってみたら、早速トップページに、「FC2ブログからの引っ越し方法」という巨大なバナーが貼られていて、大爆笑させてもらいました(^^;)。

 おいおい、ライブドアさん、手回しが良過ぎるでしょ!
 ってか、あなたの所も、以前、トップが逮捕されるという大騒ぎになって、サービスが停止するかどうかの瀬戸際を味わった事、忘れてません?(^^;)

 ・・・なお、詳細を確認した結果、ライブドアブログのファイル容量については、3MB/日で増加して、何年か後になって、やっと10GBの容量が確保できる。
 一回の記事に載せる画像の容量制限がある、など、実は随分使い辛そうな仕様であるらしいため、引っ越し先としては、あまり魅力を感じられなくなりましたね・・・。

 さて、他のブログサービスは、どうなっているでしょうか?

 では本題です。
 今回は、BRM927宮城200km会津のPart.2、PC2以降の状況をお送りします。
 PC2に到達したことで、コース中、最もエグイ(斜度がキツい)区間は抜けた筈です。

 「この先は、それほどキツい坂はないよ!」

 というのが、試走したちゃりけんさん、Sさんの言葉でしたが・・・。

 実際の所はどうだったのか、詳細は裏置きしましたので、興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。

 とはいえ、今回は私の趣味の部分が多く含まれています。
 何のレポートかわからなくなっている部分もありますので、ご了承ください(^^;)。


1.強い向かい風の中を
 PC2はレシートチェックであると同時に、通過者の有人チェックも同時に行われました。
 PC1~2までのレシートと、道の駅の通過チェックのスタンプの有無を確認された後、補給に入りますが・・・車体を止めた日向は暑すぎたので、慌てて日影に避難します。

 シンプルな釜玉うどんが妙に美味に感じられ、次のPCでも空腹だったらこれにしよう、と、変な事を考えたり・・・。
 (まあ、この時は途中でラーメンでも食べようか、なんて事を考えていたりもした訳だが・・・)

 補給とドリンクの詰め替えを終わらせ、気温の上昇に応じてアウタージャケットを完全に脱いで身軽になると、県道23号沿いに南東方向へと出発しました。

 私の後ろには、まだ数人ほどの未着参加者がいるようですが、どうやら例によって最後尾近いポジションに落ちているようです(笑)。
 ま~、激坂込みの山岳コースですから、坂嫌いの私には相性が悪いという事で(そう思わせて ^^;)。


14092729.jpg
道路脇の幟が、
自分に向かってはためく。
いや~、見事な逆風だ。


 出発してすぐに、向かい風の影響が非常に強い事に気付かされます。
 頑張って踏み込んでも、25km/hを出すのがやっとであり、巡航速度はジリジリと低下して行きます。
 最終的に、20km/h以上を出すのもキツいという、向かい風地獄を味わう事になるとは、この時は想像していませんでしたが・・・。


14092730.jpg
県道23号を延々走って行くと、
大内宿、という文字が見えた。

・・・あ、ここは!
昨年の宮城-宇都宮共催600で、
大内宿方向に曲がった交差点だ!


 地図上では気付いていませんでしたが(そういう時もある。今回は特に準備期間が短かったので ^^;)、現地に至ったら気付きました。
 ここは昨年の600で走った道筋で、昨年はこの交差点で右に折れて、大内宿の方へと進んで行ったのでした。
 今回は交差点は曲がらず、芦ノ牧温泉方面へと向かいます。


14092731.jpg
何やら立派なつり橋だな。
自歩道橋か?と思ったら、
水管橋だった。


 風は相変わらず正面から吹いてくるため、巡航速度が上がりません。
 剛脚な皆様は、この芦ノ牧温泉駅周辺で国道沿いに走り、優雅な昼食を楽しまれたようですが、私はそんな時間を取れなかったのと、直前のPC2での補給が効いていたので、正規コースどおりに走りました。

 まあ、どちらを進んでも、平坦な場所だから大きな違いはない・・・。


14092732.jpg
実は違いがあった。

おいいぃぃぃ!
何で登るんだあぁぁ!


 え~、まあ、何というお約束な展開なのでしょうか・・・。
 自分でも、フラグ立てと回収のスキルが随分向上してきた気が・・・(笑)。

 芦ノ牧温泉駅の南で、コースは国道118号沿いとなり、ここから次のPC付近まで、大川ダム周辺を除けば国道沿いを走ることになります。
 温泉街の下をくぐるトンネルを抜け、その先で右に旧道線形の道路が分岐するので、そちらに流れるのが本来のコースですが、気付かずに直進してしまった皆様もいらっしゃったようです。

 私はその手前の商店で、しばらく補給地点が少なくなるというブリーフィングの説明を思い出したので、一旦、自販機休憩を取りました。

 時間は正午を過ぎて、気温がググッと上がり、路上の温度表示で、最高で24℃になっていました。
 朝一番が8℃でしたから、昼夜の寒暖差が16℃もあった計算です。秋も深まってきたこの時期に、もうすぐ夏日というのは・・・(私の、熱波を呼ぶシャーマンのスキルが発動か?)。

 まあ、熱波の方は私のスキルとしても、しつこく続いている向かい風は、誰のスキルなのでしょうか?
 この日の参加者の皆様の中で、風のシャーマンの自覚がある方は、名乗り出て頂きたいです。

 雨、晴、風の全員揃ってブルベに出走し、その日の天気で誰が勝つかのキング争奪戦をやりましょう!(←おいこら)

 さて、コースは国道から横に逸れ、大川ダム建設以前の旧道と思われる道路沿いを進む形に変化します。

2.昔日の面影を求めて

14092733.jpg
芦ノ牧温泉の北で
国道から県道に逸れ、
すぐに国道の橋下を潜る。


 自販機休憩を終わらせ、再度、コースに復帰します。
 国道から右前方にルートを正しく取ると、分岐した直後にキューシートで方向を確認中だった参加者に声をかけ、先に進みます。


14092734.jpg
分岐直後の橋上から。
対岸の崖崩れ、凄いな・・・。


 地図上の地形と道路線形から、もしかしたら旧旧道が走っているかも、と思っていた川沿いの斜面は、ド派手な崩落にやられていました。
 もしあそこに道路の路盤があっても、わからないでしょうね・・・。
 (というか、橋の袂にそれらしい痕跡がなかった気がする。廃道系が趣味の皆様の目で見れば、違った結果になるかもしれないけれど、昔の人も、わざわざあんな屹立した崖下に道を作ったりしないよね・・・)


14092735.jpg
そしてその先に現れた、
何だか物凄いロックシェッド。
この辺り、崩落しやすい地形・地質らしい。

14092736.jpg
ロックシェッドの中は、
ほとんどトンネルじゃないか?
というほど薄暗い。


 このロックシェッドは幅も狭く、通行中に対向車が来たら嫌だろうなあ、なんて考えが出てしまいます。
 ちなみに、歩行者は桟橋状に崖の上に突き出した、専用の通行帯があるので、そこを歩く形になりますが、自分の足の下、鉄板一枚を抜けたら10メートルくらいの断崖絶壁、というのは、私だったら少し怖いかも(^^;)。
 まあ、現役の道路ですので、適切な維持管理はされていると思いますが。

 道路はロックシェッドを抜けた先で、蛇行している阿賀川を再度渡り、右岸川の山肌を登る急な坂道に転じます。

 「また登りですねぇ~」

 ちょうど前後して走っていた方に、思わずそんな愚痴を漏らしてしまいましたが、実際にはここからしばらく、道路は登り基調で相当の標高まで続きます。
 旧道がそんな嫌らしい道形になった原因である、大川ダム(若郷湖)が近付いてきました。


14092737.jpg
登り始めてしばらくして、
大川ダム堰堤付近の公園に到着。

この周辺の広場と公園は、
船子集落の移転跡らしい。

14092738.jpg
そしてS字を描く道路のカーブの内側、
この広場にはかつて、
会津鉄道の舟子駅があったそうだ。


 旧国道と会津鉄道の旧路線は、ここから大川の右岸の山裾を、鉄道はトンネルで山を抜けて、若郷湖の湖底へと向かっていたようです。
 現在、会津鉄道は線形を付け替えられ、右岸の山間部を長大トンネル(向山トンネル)で新桑原集落に抜け、その後、何本かのトンネルを通って湯野上温泉へと抜けています。

 この辺りの過去の鉄道線形などは、廃道探索系サイトとして超有名な、「山さいがねが」様に詳細があったりします。

 そして、ブルベのコースは、というと、ダム建設により水没、移転した集落と上下流を繋ぐ機能補償道路沿いに、どんどん右岸の山を登って行く事になります。
 周囲は山深くなり、「クマ出没注意!」の看板が多く見られるようになってきました。

 ちなみに、ツキノワグマとの遭遇の可能性が最も高いのは、山村内でもなければ森林内でもない、中途半端に荒れた耕作地等、ヒトの活動圏と自然度の高い空間との境界があいまいなエリアです。
 それに、何時間かに分けて、自転車に乗った人間が何度も通行しているような条件では、先頭はともかくとして、後続の人が通りかかる頃には、クマの方も慣れてきて、近くにいたとしても、騒がず、スッと身を隠してしまいます。
 (というか、一度でいいから野生の個体を見てみたいんだってば、私なんかは!)


14092739.jpg
新桑原集落付近で、
芦ノ牧温泉南駅の脇を抜け、
大川湖面橋を渡る。


 大川湖面橋は、若郷湖の真ん中あたりを渡る橋なので、ここからちょうど、ダム湖の上下流側の両側を見渡すことができます。


14092740.jpg
下流側。
画像左側の湖岸は、
ダム堰堤近くに旧鉄道路盤が
ほんの少し残るらしい。

14092741.jpg
上流側。
若郷湖に突き出す半島のような場所は、
昔日にも阿賀川を渡る道路、鉄道の橋の
中継地点として使われていた。
(半島上に残る路盤は、旧国道らしい)

なお、上流側の旧鉄道路盤は、
一部、現在も湖岸に残るらしい。
まあ、相当危険なので、
見に行くには覚悟が必要らしいが・・・。


 先ほどから話題に出している会津鉄道は、この大川湖面橋の真下あたりで阿賀川を渡り、あの半島の下をトンネルで抜いて上流側へと続いていたそうです。
 現在は橋もトンネルも水没しており、昔日の痕跡らしきものは・・・。


14092742.jpg
画像を明るくしてみると・・・

ん?
んんんん?
(上流側の画像の部分拡大)

何か、丸い穴が崖面に見える気が・・・?
何だろう?光の加減?


 確かに丸い穴のような物が見えますが、これ、現地では気付いていませんでした(画像処理中に気付いた ^^;)。

 これがかつての鉄道や道路のトンネルか、と言われると、さて、どうなのか・・・(まず、道路幅員を基準にして、穴の直径が小さ過ぎる気がする)。

 会津鉄道の旧線区間のトンネルは、それぞれ、コンクリートの坑門を備えていたそうですから、この、自然の崖にそのまま素掘りの穴を通したような物は、あまりその条件にそぐわない気がします。
 しかも、国土地理院のサイトで見られる、ダム湖建設前の空中写真で見た限り、この位置には鉄道も道路も接続していませんでした。

 かといって、自然地形にしては、真円形に近い気が・・・???

 まあ、現地で気付かなかったほどの小さな物であり、接近して調査できる物でもありませんから、いらぬ憶測は、これくらいにしましょうか(^^;)。


14092743.jpg
コースは大川ダムの南で、
国道118号沿いに進む。


 ここまで、PC2~芦ノ牧温泉~国道118号区間までの間、進行方向は南東~南~東と方角を変えているのに、なぜかずっと風は向かい風です。
 谷に沿って流れているから、なのでしょうが、道はずっと緩やかな勾配で登っているので、疲労が加速度的に蓄積してきます。

 前半に色々あって、脚を使っている事もあり、巡航速度は平坦な場所でも20km/hを下回り、何とかブルベの最低速度を上回っている程度で進んでいる状態です。
 右膝も、ストレッチすればある程度回復するものの、向かい風に押し戻されながらの登坂では、踏み込まざるを得ない場面も多々あるため、休まる暇が全くありません。

 こういう緩勾配ルートは、できるだけ高速で走り抜けて貯金を増やしたい所ですが、向かい風に押されて貯金を作れないどころか、少々、切り崩し気味になってきています。

 そういえば、PC2までの区間で、嫌らしい坂はもう終わった、という話が出ていましたが・・・ここに来て実感しました。

 その一言を聞いて、いつから、道が楽になると錯覚していた?

 まあ、確かに勾配は緩くなりました。そういう意味での、嫌らしい坂はなくなりました(これは間違いなく)。
 ただしそのかわり、坂の距離が恐ろしく長いんですけど・・・。
 そんな場所を、逆風を受けながら、延々ヒルクライムするのですから・・・。

 PC2~3の区間距離は、62km強。
 いつまでこの向かい風に押し戻されていれば良いのか、まだ半分にも至らないこの段階で、私は段々嫌になってきました・・・。

3.もうひとつの昔日の面影
 国道118号に沿って、鶴沼川沿いを上流へと進んでいきます。
 道路の右側には、時折、阿賀川本流の上流側にある「塔のへつり」にも似た、断崖と浸食地形が見える場所もあります。

 制限時間がなければ、もっとゆっくり見ていけるのになあ、と思いつつ、前進を継続します。


14092744.jpg
時々、こんなロックシェッドか、
スノーシェッドか、
長い洞門も抜けた。


 何度か鶴沼川を右岸、左岸と渡リながら進んでいくと、蝉トンネルが現れ、道路の右手側に旧道らしい小道が見えました。


14092746.jpg
はい、この場所。
画像左端に見えるのが、
蝉トンネル。


 この旧道については、いつものパターンで、トンネルができる前の本線で、トンネルの完成とともに旧道落ちしたのだろうと思っていました。
 まあ、基本的な時系列的な理解は、それで良いのですが、実は、ちょっとばかり事情が違っていた事を、この画像を撮影する数分前に知りました。

 この蝉トンネルの少し西側、地図で確認した限りでは、枝松地区付近を通りかかった時に、対岸に何もない場所に目を引く吊り橋が見えたので、少し興味を引かれて、そこを訪ねていました。


14092745.jpg
その吊り橋がこれ。
(逆光が少々厳しい・・・)
1.5t制限で、幅員は多分、
軽トラも通れるか怪しい。


 車両は通行止め・・・なのはまあ、重量制限とともに、幅員があまりにも狭い事も影響しているでしょう。
 あとはまあ、支柱に通せるワイヤーの径が限られるため、天板重量も制限されて、強度不足になるとか・・・。

 で、目の前の民家の庭先で、豆(多分小豆)をさやから抜き出す作業をしていたお婆さんがいらっしゃったので、挨拶かたがた、この橋の由来について、少し話を聞いてみようかと思いました。

 で、何となく、「遠くから見ても目立つ橋だったので来てみた。こんな立派な橋があるなら、対岸に何かあったのか」と聞いてみたら、思わぬ答えが返ってきました。

 「昔は国道が対岸を通っていたから、そこに渡るために作られた橋だ」

 ・・・はい?
 対岸に、国道があった?

 では、蝉トンネルの脇道は、一体何なんだ?
 色々な疑問が渦巻きましたが、お婆さんのおしゃべりスイッチが入ってしまったようなので、しばらくは話を聞く方に回ることにしました・・・。

 とりあえず、最初の予想外の情報に驚きましたが、その後、お婆さんは本当に色々な話をしてくださいました。
 お婆さんの話から分かった内容をかいつまんで書くと、以下の通りになります。


・昔(少なくとも戦前まで)は、国道は川の反対側にあった。
・国道と言っても昔の道で、人や牛馬が通れる程度だった。
・この橋の上下流、両方に伸びていて、昔は湯本に抜ける道はこれだけだった。
・しかし、下流側は、かなり以前から使われなくなっていた。
・戦後、車が多くなると、今の国道が整備された。
・それでも戦後すぐは、対岸にあるお不動さんに参る人が通っていた。
・今では誰もお参りしなくなり、対岸の道も崩れてなくなってしまった。
・蝉トンネルができる前は、国道も湯本との間で崖崩れが良く起きていた。
・トンネルができてからは便利になったけれど、若者がいなくなってしまった。


 つまり、時系列的に辿ると、


1.昔は集落の対岸に国道があり、そこに渡るために吊り橋が架けられた。
2.車社会になってから、現在の国道が整備され、対岸の道は廃道化した。
3.蝉トンネルの脇道は、蝉トンネルができて廃道化した。
4.現在に至る。


 以上が、この地域の道路の変遷のようです。

 いやあ、思わぬ収穫でしたね・・・。
 といっても、ちょっと調べてみたら、既にこの周辺の道路の変遷について、もっともっと詳しくレポートしているサイトは、沢山ありましたが・・・(笑)。

 それでも、お婆さんが、「こんな話をするのは久しぶりだ」と言って笑った顔が印象に残りました。


14092747.jpg
なお、お婆さんの話で、
対岸にあった旧旧道は、
現在の湯本橋を渡った先で、
今の国道と合流していたとの事。

地形と道路の線形から見て、
多分このカーブミラー付近が、
旧旧道との合流地点なのかも。
(痕跡はほとんどわからなかった)

14092748.jpg
そして湯本橋にも、
すぐ隣に旧道の橋脚が残存。
道路整備の歴史が見える。


 この辺りの道路の変遷は、ちょっと調べるともっと詳しく紹介しているサイトがあるので、詳しくはGoogle先生に聞いてみてください(^^;)。

4.鳳坂峠を越えて
 さて、趣味成分の補充も十分に終わった事ですし、先を急ぐ事にしましょう(^^;)。
 蝉トンネルを過ぎた先は、束の間の平坦区間(に見えて、実はジリジリ登っている)を経て、PC3までの区間の最高標高地点である鳳坂峠までの本格的なヒルクライムの始まりです。

 風は相変わらずの向かい風で、しかもどんどん強くなっている気がします。
 普段なら軽快に飛ばしていけるであろう道筋で、ゼエハア言いながら何とかブルベペースを保っているのが、段々苦痛になり始めてきました。


14092749.jpg
そして峠の登りの手前で、
対岸がド派手に崩れた痕跡が。


 どうやらこの周辺も、地滑りや崩落が起きやすいのでしょうか。
 こういう物を見ると、これから進む峠が、どれだけ険しい場所なのか、と、ちょっとビビりが出てきてしまいますね。

 そんな事を考えている間に、峠が近付いてきたことを実感させる標識が現れました。


14092750.jpg
そうか、この先は急勾配だね。
いや、その情報、
できれば今、知りたくなかった。

14092751.jpg
そうか、ここまで来ても、
まだ標高差で約200mあるのか。
いや、この情報も、
できれば今、知りたくなかった。


 まあ、自動車の安全運転のためには必要な情報なので、設置標識としては適切な物だと思いますが、アクセルを踏めば自動的に登ってくれる機械ではなく、人力でゼエハア言いながら登る身としては、ちょっとズシリと重い表示でした(^^;)。
 (まあ、こんな所を自転車で走る物好きは、社会的に少数派だから仕方ない ^^;)

 とはいえ、道路勾配は、手前が8%でまだ良かった。12%の登りだ、と言われたら、ここでUターンする自信があったぞ、この日は・・・。


14092752.jpg
羽鳥湖(羽鳥ダム)に至った。
しかし、峠まではまだ登る。


 羽鳥ダムはそれほど高い堰堤ではないのか、それとも対向車線を挟んだ反対側の谷間であるためか、七ヶ宿ダムや鳴子ダムのように、視界を圧するようなイメージではなく、どちらかというと控えめな構造物に見えました。
 堰堤上の道路との交差点でチラッと横目で見ると、「天栄村役場 17.0km」という手書きの標識が出ています。

 PC3は確か、天栄村役場のすぐ近くですから、PC3までの距離も大体それだけ、という事になります。
 鳳坂峠を越えた向こうとはいえ、距離はそこまで縮んでいるのだ、と思えば、元気も出て・・・元気も・・・・・・。

 ダム湖があって谷が開けたためか、堰堤周辺は向かい風が一段と強く、前進する気力を一気に奪ってくれました・・・(もうやだこの風・・・)。


14092753.jpg
そして長いトンネルを抜けると、
鳳坂峠に向けて、
最後の九十九折りが始まる。


 勾配は8%の急坂、のはずですが、これまでに10%越えの坂を何度も抜けてきたためか、視覚的にはあまり「壁」という感じはありません。
 体力的には、もう完全に壁なんですけどね(^^;)。

 ここで右膝の痛みがまた強くなってきたので、道端に車体を止めて両足をペダルからリリースし、その場で軽くストレッチをします。
 右足は宙に浮かせてぶらぶら~っと揺らすと、荷重が抜けるためか、膝の痛みが和らぐ気がします(プラシーボ効果?)。

 ちなみに、通過チェック~PC3までの山岳区間では、膝の痛みが強くなったら、何度も同じように停車してストレッチや足ブラブラでごまかしながら前進してきています。
 このごまかし、最後の峠である勢至堂峠までは持ってほしいものです・・・。

 走行を再開すると、頭上から子供の声が響いてきます。
 という事は、鳳坂峠の手前にある展望駐車場が近いはずだ、と考えて進むと、インコースの勾配が凄い事になっているヘアピンの向こうに駐車場入り口が見えました。想定通りの位置に来ているようです。

 ならばここからは峠も近いはずだ、と、最後の力を振り絞るつもりで前進を開始しますが・・・。

 この先で尾根通しに変化した道路は、青空を背景にほぼ真っすぐに続いて見えました。
 これは見事なメンタルブレイカーでした・・・。

 そろそろ終わってくれてもいいんじゃないかな、と、かなり末期的な悲鳴が脳内に木霊しはじめた頃、追い越して行った自動車の車体が、路面のラインから下に沈んで行くように見えるポイントが近付いてきました。
 おい、あそこで終わってくれ、この先で登り返すなよ、頼むから、と、誰に何をお願いしているのか自分でもわからぬ思いとともに到着しました。


14092754.jpg
鳳坂峠頂上。
ここから先は一気に標高を落とし、
PC3へと向かっていく。

14092755.jpg
この山の中にWi-Fiスポット?
しかし、データ通信はできても、
通話ができないのでは、
緊急通報時には少し戸惑うかも・・・。
(まあ、完全圏外と比べたら、ありがた過ぎるけれど)


 Wi-Fiが繋がるなら、リアルタイムで「峠に到着なう」でもやろうかと思いましたが・・・よく見たら、Wi-Fiスポットは100m先の駐車帯か・・・。

 さぁ、さっさと下ろうか!

 という訳で、一度解除した機内モードを再度設定して、天栄村方面へと下ります。
 なお、下って行く途中で周囲を見ていましたが、Wi-Fiが繋がる場所、「そのもの」がどこなのかは、その場所の表示がないのでわかりませんでした・・・(多分、峠から東に少し下った、鳳坂峠バス停の辺りだとは思うけどね)。

 う~ん、あと一歩、何かが足りない・・・。
 そして、登り口に12%の下り、とあったように、この先の下り坂は、物凄い勢いで一気に下界まで到達出来たのでした。


14092756.jpg
天栄村の国道294号に出た。
PC3まで、残りは平坦基調。
いや、微妙に下っているかな?


 下界におりてきて、国道294号沿いを東に折れてPC3に向かいます。
 そしてしばらくは折り返し区間のため、対向方向から参加者が数名、走ってきます。

 一応、ここはAJ千葉さん主催の喜多方600とコースが被っている部分ですが、既に午後も遅くなった時間ですから、千葉組がこんな時間にこんな場所を走っているはずはないですね(^^;)。
 対向からくる反射ベストは、同じコースを進む仲間達でしょう。
 (千葉に参加の皆様は、喜多方市街地をさらに北方に抜けた道の駅がPCであり、17時過ぎがクローズなので、私が走っていた14時半頃にここを走っていたのでは、まず間に合わなかったはず)

 それにしても、PC2から60km走ってきているのに、いまだに進行方向に追随するように向かい風が吹いてくるという皮肉な現象を、何と呼んだら良いでしょうか(^^;)。

 しかし、ここは緩やかとはいえ下り基調なのでまだましです。
 久しぶりに20km/hを越える速度を出すことができ、これならすぐにPC3に到達するだろう、と考えていたら、本当に到達しました。

 PC3チェック:15:09

 う~ん、本当はあと一時間早くに到着している想定だったのですが、向かい風にやられましたかね・・・。
 それとも、新規投入のホイール、RS81-C35が、WH-9000-C24より坂で重く感じることにも影響されているのか・・・。
 (まあ、ここまで書いてきて、ホイールを新しくしていた事はすっかり忘れていたのだけれど ^^;)

 何はともあれ、ここからは折り返し。
 国道294号沿いに勢至堂峠を越えて、猪苗代湖の東半分を周回してゴールを目指します。

 今までが見事に向かい風でしたから、折り返しルートになる次こそは、追い風の恩恵を受けられるでしょう!

 ・・・まあ、勢至堂峠までは、微妙に登り基調~峠越えに突入するので、どれほどアシスト効果があるのかは未知数ですが・・・。


(続く)



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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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