日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

10月≪ 2017年11月 ≫12月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

今年初めての酷暑ライド BRM531神奈川600km興津 Part.1

 600kmは、さすがに厳しい道のりでした。
 しかし、おかげで現在使用しているブルベ用装備の有効性チェックが非常に捗ったのも事実です。

 例えば、フロントライトは、私の目にはEL540とEL520の2灯で遠近を照らし分ける形でほぼ大丈夫そうです(ほぼ新月の夜でも、あまり減速させずにダウンヒル可能だった。真新月の時でも不安は少なかったし)。

 ただし、EL540は現在、振動を受けると内部からカタカタと異音がするようになっています。
 ちなみに、このブルベの直前に電池の状態を見るために本体を開いたら、小さなツメ状の破片(半透明の樹脂)が落ちてきたのですが・・・。

 もしかすると、何かのパーツの固定ツメが折れたのでしょうか?
 ブルベでの使用は、通常の通勤通学スポーツ程度の使用とは比較にならないほどハードですから、決定的な破壊に至る前に、新しい個体を購入しておいた方が良いのかもしれません。
 (しかし、長年使っている520より先に、540の方が状態に不安が出てきたのも少々皮肉な話だ)

 では本題です。
 今年初の600kmブルベ、BRM531神奈川600km興津に参加してきました。
 本来は、「沼津クラシック」として、沼津市発着で開催されている人気のあるコースです。
 去年と今年(実際には、ここ三年ほど、だそうです)は、スタート/ゴール地点として使われていた施設が都合により使用できないらしく、静岡市清水区(旧清水市)の興津にある健康ランドをスタート/ゴールに変更しての開催になりました。

 もともと、走り易い、とか、初めての600を走るのにちょうど良い、とかいう評判を聞いていたことと、600は今まで、挑戦した事はあっても完走に至った事はなかった(それでスタッフとか何なのよ、と言われそう ^^;)ので、初の完走を目指してエントリーしたのが、今年の2月頃でした(確か ^^;)。

 ところで私には、毎年、初めてエントリーするブルベは、完走できるものの、天候に泣かされるという、とんでもないジンクスがある訳ですが・・・(参加ではなく、エントリーという所がミソ)。

 というフラグを盛大に立てたところで、詳細は例によって長いので、裏置きします。
 興味のある方は、以下のRead moreをクリックして下さい。

1.はじまりのその前に
 今回のブルベは、実は本番前から走るのが楽しみになる要素が多数、ありました。

 まずはコース確認時。
 キューシートが良い意味で情報量が限られていて、地図上にルートを再現するその作業自体が楽しい物でした。

 最近のブルベは、事前のコース偵察スキルが向上しているのか、あるいはストリートビューなどのツールが充実してきた事の影響なのか、確かに情報量が充実していて、ぶっつけ本番でもルートを実走できそうな場合も多いです。
 しかし、今回、地図確認をしている間の感じでは、少し制限されている方が色々楽しいかもしれませんね。

 今回は一つの地図だけでなく、複数の地図サービスを突き合わせたり、去年、ほぼ同じコースで開催された同ブルベのレポートを見たり、事前作業が色々と楽しい物になりました。
 おかげさまで、「峠の標高がどれくらいなのか」とか、「途中の見所はどこか」とか、「所要時間はどの程度を見れば良いか」などの予習が色々と捗りました。

 まあ・・・ほとんどの皆様のレポートが、やたら早い時間でチェックをクリアしていたので、私にとっては「参考にならない参考レポート」にしか思えなかったのも確かなのですが・・・。

 そして、今回はツイッターや他のSNSでやり取りさせて頂いている皆様や、以前に何度か一緒に走った事のある皆様が多数、参加表明されていたので、皆様にお会いできるのも、本当に楽しみでした!
 特に、スタート地点が健康ランドという事もあり、前後泊組が非常に多かったので、前夜から終了後まで、色々大騒ぎが出来そうだったのが・・・(笑)。
 (予定が合わずにDNSになった皆様や、無念のDNFの皆様もいらっしゃいましたが、別の機会にまた是非、ご一緒したいですね!)

 そんなこんな、色々な楽しみを抱えて本番を迎えた訳ですが・・・とてつもない不安要素が、天気予報から飛び込んできました。

 雨・・・だった訳ではありません。

 天候の予報は、600kmの全行程で見事なまでに太陽マークがついた、申し分のない予報・・・であるように見えて・・・。
 最高気温が、全行程で30℃越えという、夏を先取りしたような天気予報が出ていました。
 しかも、甲府盆地辺りは、盆地という地形特性もあって、猛暑が予報されていたのが・・・(はい、初エントリーのフラグ回収成功!)。

 いまだ仙台では30℃越えの日は・・・まあ、一回ありましたが、その日は別に自転車に乗っていた訳でもなければ、ブルベに出ていた訳でもありません。
 まだ最高気温が25℃に届かない時期(関東でいえば、Flecheの時期くらいの気候)しか経験していない体で、40時間の長丁場を走るとなると・・・。

 どう対抗するかな、と色々考えつつ、スタート地点の駿河健康ランドへと向かいます。

 この日の私のツイッターのタイムラインは、沢山の皆様が駿河健康ランドに向かっている様子がリアルタイムで報告されており、さながら駿河健康ランドを目指したFleche第二戦の様相でした(笑)。
 ブルベ前にこんな楽しみがあるのも、人気コースならではの話です。

 以前に何度かご一緒した事のあるartsさんとぜっとさんから、夕食のお誘いがあったので、喜んでご一緒させて頂く事にして、興津駅に到着したら、チコリンさんが輪行解除中だったのでご挨拶。
 何だか、本当にブルベを通して知り合いになった皆様がいっぱいです(^^;)。
 エントリーリストがオールスター戦状態になるかも、というつぶやきも流れていましたが、実際、そんな感じだったかもしれませんね。


14053101.jpg
そんな訳で、
artsさん、ぜっとさんと夕食に出た。

14053102.jpg
そしてなぜか、
シクロクロスになった(笑)。


 結果的に、お目当てだった桜海老のお店は、営業時間中だったのに閉店していたという・・・。
 あとで聞いた話では、今年は桜えびが不漁らしく、桜えび祭りも中止になっていたのだとか・・・(うむむ、残念)。

 かわりに入った地元の居酒屋さんは、まあ、自転車で来ているだけに飲酒は無理でしたが(^^;)、食事は当初予測を上回る美味しさで、実に意外な当たりをひきました(artsさん、さすがの嗅覚です!)。

 その後、ツイッターでやり取りをさせて頂いているばっきーさんから、部屋飲み中とのご連絡があったので、私も顔を出させて頂き、デジカメを降らせてビールを撒くという謎行動を出したりもしたのでした・・・。
 (そういえば、ぜっとさんに、余計な事を覚えている無駄な記憶力を感心されたっけ:笑)

 前夜祭は、翌日に響くと悪い、という事で早目に切り上がり、「各自、部屋番号をツイッターに呟いて解散!」という事になりました(寝坊対策:笑)。


14053103.jpg
そして夜が明けた。
無事、自律起床に成功。


 受付のため、そのまま地下のフィットネスルームに向かうと、600だというのに沢山の皆様が集合中・・・。
 で、前夜祭の参加メンバーも、どうやら揃っていたようでした。

 ブリーフィングでは、まず最初に通行に注意が必要な場所の説明がありました(工事中の橋と、トラック運行のある区間)。
 その後、PC2の先、コンビニ途絶地帯だったはずの場所に、少しコースを離れる(コースとは逆方向に交差点を曲がってすぐ)とはいえ、コンビニが出来た事が説明されると、なぜか拍手が。
 まあ、そういうコースにも慣れているとはいえ、100kmコンビニなし、というのは、少々、現代日本人にはキツい環境・・・なのかもしれません。
 (ちなみに、道の駅が3~4箇所にあるので、昼間に通る分には特に問題はない道筋のはず)
 
 その後、検車がはじまり、昨日遅くに到着されたがんちょさんとは、ここでご挨拶をさせて頂きました。
 一応、検車を通過したら出走OKなのですが、ちょっと振り返ってみたら・・・。


14053104.jpg
こうやって見ると、
本当に人が多いな~。
宮城の600だと、
この半分もいない気がする(^^;)。


 さすが、ベースになる「沼津クラシック」が人気のあるコースだけあって、参加者の数も非常に多いようです。
 この大勢の参加者とともに、私の今年初めてになる、600の挑戦がスタートしました。

2.御前崎へと続く道

14053105.jpg
最初はどうしても車列になる。
清水の中心街を進行中。

この自転車レーンは実に走り易いし、
自動車との分離も出来て良いのだが、
残念な事に1kmほどしかない。


 今回のコースを大まかに説明すると、興津を西に出てから清水の中心街を経由して、海岸線を御前崎の先まで通過。
 その後、掛川市街地へと北上した後、天竜川沿いに出て、そのまま川沿いを北上し、塩尻から安曇野へ抜けた後、甲州街道経由で富士市方面へと戻ってくるルートです。

 往路の安曇野までで400kmを走り、その後、200kmを戻ってくるのが大まかなコース設定になっていますが、私の脚では、前半をいかに短時間で攻略するかが鍵になるという想定でした。
 逆に復路は、旧東京ー糸魚川ファストランの逆走だったり、去年の興津400(大雨に降られた、思い出深いブルベだった)のコースと被る部分が多いルートであり、時間が読み易い特徴がありました。

 そんな訳で、まずは前半の海岸線で、強い向かい風を受けなければ・・・という所ですが・・・。


14053107.jpg
市街地の信号待ちで色々あって、
なぜか先頭を走っていた。


 出来れば、誰かの後ろで楽をしたかったのですが(笑)、どうやら別の意味で足が合う人がいなかったようで、後ろから先行して前に出る人はいないようで、しばらく牽引役を引き受けます。

 この時間帯は、あまり風の影響を気にせず走っていたので、恐らく無風〜追い風基調だったのでしょう。
 出だしからいきなり減速させられる事がなく、幸先の良い滑り出しになりました。

 いちごラインの別名もある国道150号久能街道沿いだけに、周囲にはいちご農園と思われるビニルハウスが斜面の高い所まで繋がる風景があったり、直売所のような施設が建ち並んでいたりします。
 海岸沿いで水はけの良い土地柄であり、さらに日当りも良い、と、いちご栽培には絶好の地域なのでしょうね。

 別のブルベでは、ここを通りかかった時に、沢山の「いちご娘」と呼ばれる呼び込みの娘さん達のお誘いを断るのが辛い、という裏話もあるようなのですが、さすがに朝6時半には、そんな歓迎を受ける事はありませんでした。

 うん・・・ちょっと残念(^^;)。


14053108.jpg
安倍川を渡る。
渡河の直前に追い越されたので、
その後ろにつかせて頂いた。

14053109.jpg
川原通りを北上。
大崩海岸は今年は迂回した。
この自転車レーンも、
1kmほどで終わる。勿体ない。


 この先、例年であれば、大崩海岸を通って御前崎方面に向かうルートをとっているのですが、大崩海岸の一部では昨年、大雨で路盤が陥没しており、現在もまだ復旧しておらず、通行止めになっています。
 ゆえに、そこを迂回するため、北側の国道1号沿い、宇津ノ谷峠まで迂回するルートがとられていたのでした。


14053110.jpg
丸子宿を抜けて、
国道1号の側道となった旧道へ。

14053111.jpg
途中、側道が一時途切れる当たりで、
先行グループが進路に迷って停止していた。
ここでがんちょさんに追いついたので、
しばらくストーキング・・・。


 この辺りは、東京時代に一度、国道1号沿いを浜松まで走った事があるので、ある程度の土地鑑があったりします。
 側道沿いには、旧街道の雰囲気を色濃く残す古民家があったりもしますが、やはりある程度、近代的な家屋の外観にリフォームされてしまっている家屋も多いですね。
 残念ではありますが、地域の皆様の生活が第一なので、部外者があまり変な口を出すのは避けた方が良いでしょう。

 この先で国道1号に出て、道の駅宇津ノ谷峠の先で、大きく湾曲するスロープを登って旧道方面へとコースは流れます。
 ここで私は、一旦、集団から自主的に離脱する事にします。


14053112.jpg
なぜなら、ここが観光ポイントだから。
まず、現在の国道1号トンネル。
手前が平成年代に竣工した平成トンネル。
奥が昭和後期に竣工した昭和トンネル。


 宇津ノ谷峠は、東海道の交通の要衝で、各時代ごとにそれぞれ、特徴的な道を通す事で受け継がれてきました。
 現在も、かなり古い時代の道の痕跡が山中に残っているそうですが、気軽に歩ける道は、江戸時代以降の道筋でしょう。

 今回のブルベのコースで辿ったのは、大正末期から昭和にかけて拓かれた道です。
 しかし、ベースになった東海道とも、つかず離れずの距離で通っているためか、ちょっと見た目に古そうな庚申塔に花が供えられている、古き良き街道沿いの風景があったりもしました。


14053113.jpg
そしてコース上のトンネル。
大正時代着工、昭和初期竣工ゆえに、
大正トンネルと呼ばれるトンネル。

扁額は「道隧谷津宇」と、
右から左に読むように刻まれている。


 大正時代に着工し、昭和初期の竣工ですから、既に90年程度を現役で通してきている隧道です。
 そんなに長い時間を経てきているのに、未だに現役で、自動車のすれ違いも行えるほどの広幅員を持っているなんて、見る人が見れば恐ろしいレベルで頑丈かつ手入れの行き届いた構造物である事がおわかり頂けるでしょう。

 本来、土木構造物は30年程度で更新される事を前提に設計、建設されますから、90年程度もの長期に渡って現役というのは、物凄い長寿構造物である事がご理解頂けるでしょう。
 一応、内部の巻立てなどは近年にも色々補修が入っているようですが、かつては国道1号として使われていた道だけあって、設置されている構造物も、気合いの入り方が全然違うようです。

 そういえば、昨年、ランドヌ東京さんの十和田ブルベで通った「手倉橋隧道」も、かつての国道4号に設置された80年選手の隧道でした(今年、2014年が竣工からちょうど80年目)。
 全国の一桁番号の国道の旧道には、まだまだ凄い土木構造遺産が眠っていそうな気がします。

 そして、私はこの先で、そんな土木構造物遺産の中でも、特に重要な物が存在しているため、一旦コースを離れて、それを見に行く事にしました。


14053114.jpg
大正トンネルを越えて、
左への横道に入る。
すぐに現れる分岐を直進し、
鬱蒼とした切り通し地形の中を行く。


 「寄り道しまーす!」と宣言して横道に入ったのに、「コースこっちですよー!」という声が背中から飛んで来ました(笑)。
 まあ、そりゃ、仕方ないかな(^^;)。
 改めて、「寄り道ですぅ!」と叫び返して、鬱蒼とした切り通しの奥へと進みます。


14053115.jpg
100mほどで現れたのが、
明治時代完成の明治宇津谷隧道。

14053116.jpg
このトンネルは現在、
文化庁の有形文化財に指定されている。
往年のガス灯を模したナトリウム灯が、
巻立てのレンガ壁の模様を、
美しく浮かび上がらせていた。


 この、明治時代完成の宇津谷隧道は、日本初の有料トンネルとして開通した物でした。
 最初に開通したときはレンガの巻立ててはなく、「支保工」という木の枠で周囲の土を押さえた構造であり、しかも測量・掘削技術が未熟だったため、「く」の字に折れ曲がっていたらしいです。
 その後、内部照明のガス灯の火が原因となった支保工の火災による大崩落の後、現在の形に改修されて今に至るそうです。

 馬車が余裕で通れる幅員と、当時としては長大距離を通り抜けるトンネルであり、これも東海道=国道1号=太平洋岸の大動脈路線の交通を支えてきた歴史の一端を示す文化遺産です。

 とにかく、このレンガ積みの坑門と内壁の作る独特のレトロ感あふれる美しさは、文明開化の時代の、華やかな国であろうとした日本の歴史を肌で感じさせる良い遺産だと思います。

 ・・・まあ、この遊歩道、コケが凄くて、タイヤも靴底(私はMTB用のSPDシューズ使用)もツルツル滑って、そんな雰囲気をぶち壊してくれたのですが・・・。
 (何でいつも、余計なオチがつくかな〜。奇麗に終わらせてよ ^^;)

 さて、ブルベから遠く離れた内容になってしまいましたので、そろそろレポートの主題も寄り道からコースに復帰させましょう。

 とにかく、時間がもったいなので、そそくさとコースに復帰します。
 この先、コース沿いのアスファルト面には、レコード盤のような「グルービング工法」による溝切りが掘られていて、過去、それに弾かれて落車したトラウマから、速度をググッと抑制して走らされる事になったのでした・・・。

 岡部宿の入口辺りで、旧国道に合流。
 そこで、同じ仙台のショップ、ベルエキップのピンクジャージを身に纏った参加者の方に声をかけられました。
 おや?同じく遠征なのかな?と思いましたが、どうやら現在、単身でこちらの地域にお住まいとの事で、純粋な遠征ではない様子でした。

 それでも、同じジャージを身に着けた方がいらっしゃるというのは、何となく嬉しい物です。
 その後、この日はジャージを見て、「あれ?ベルエキップさん、って事は仙台からの遠征ですか?」という質問を受ける事が何度かあり、このジャージ、案外有名なんだな、と、思い知ったのでした(^^;)。


14053117.jpg
焼津からの長い直進路を越え、
大井川を渡る。


 大井川の上にかかる富士見橋は、車道橋の幅員が狭かったことから、自歩道橋を渡って、車とのせめぎ合いを回避しました。
 富士見橋、という位なので、北を見れば富士山が・・・富士の高嶺は・・・・・・ガスの中か・・・・・・。

 大気が乾燥して澄んでいる冬場ならともかく、梅雨も近付く湿度の高い季節には、富士見はちょっと、厳しかったようです・・・。


14053118.jpg
再び国道150号に復帰し、
御前崎へとひたすら直進。
そろそろ暑さが本格化してきた。

14053119.jpg
集団中切れ後、
何とか食い付こうとするけれど・・・。


 御前崎に近付くに連れて、向かい風が強くなってきました。
 ついでに、時間も午前9時をまわり、そろそろ太陽が高くなってきた事もあり、気温とともに、日差しが非常に強く感じられるようになってきました。

 走行中、そして信号停止中などに周囲で飛び交う会話も、暑さを懸念する声や、うだりはじめた方の愚痴が多くなってきます。
 向かい風が強いので、ここでは体力を温存できたら・・・という訳で、卑怯にもコバンザメというか、列車の車掌というか、そういう位置をキープして走ることにしましたが・・・。

 時間とともに、暑さが段々、参加者全員の体に響いてきているのか、そのうち中切れのような形で、徐々に引き離される人も出てくるようになりました。
 (先頭の速度が落ちなかったのがまた不思議だったのですが・・・)

 私も、何段目かの中切れの際に、ちょっと頑張って前の集団につこう、と思い、安全確認後、数人を抜いて集団の先頭に出てみましたが・・・。

 うお、風が強い!

 思った以上の逆風が体を押し返してくれるため、全然前に進みません。
 それでも、視界に前の集団がいるのだから、食らいついて・・・。

 いや、あっさり挫けました。 

 追いつける可能性が低いなら、ここで体力を使っても仕方がない、と判断して、さっさとマイペース走法に切り替えます。
 海岸側の防潮堤が切れると、前方には漁港が広がり、その反対側あたりに、コンビニの看板が見えてきました。

 PC1チェック:09:20


14053120.jpg
既に多数の参加者が到着済。
暑さが本格的になりはじめた。


 海岸沿いという地勢的な影響なのか、それとも、まもなく夏至を迎えるという気候特性ゆえか、PCの周辺には軒下以外にほとんど日陰もなく、この時間で既に、太陽にあぶられたアスファルトが熱を発していました。

 こんな暑さを、自転車の上で経験するのは、今年初めてです。
 水分とともに、体が求める酸味を補給で満たすため、冷やし中華を選んで補給し、駐車場の看板が投げかける、ごくわずかな日陰の中で身を丸めて補給します。

 関東地方や東海地方が地元の参加者の間でも、「今日は暑いなぁ〜!」という声が、幾分かうんざりした調子で語られています。
 どうやら、今の段階で暑さ対策を厳としておいた方が良さそうです。

 PCのチェック自体は終了していましたが、もう一度、コンビニに戻って、日焼け止めを買い足します。
 実は、この日、日焼け止めを持って来ようとして忘れてきた、という大ポカをやらかしていたのでした・・・。

 そんな訳で、日焼け止めを買い足す羽目となったものの、この後のコースでは、対熱中症対策装備を身につけて走ることにしました。

 今回、まず私が装備面で取った熱中症対策の基本は、「徹底的に肌の露出を避ける」というものでした。

 ジャージはもちろん、高温への対応を考えて半袖でしたが、襟が高く、前を合わせれば首筋まで覆えるデザインの物を選択。
 ただし、暑さで前を解放して走る事が多かったので、実際には襟が立たず、あまり役にたたなかったかもです。
 (首筋を確実にカバーするため、Flecheの参加賞のバンダナ、持ってくるべきだったな・・・)

 さらに、UVアームカバーはもちろん、レッグカバー(本当は、アウトドア活動における虫除け用のカバーでしたが)も装備し、グラブとアームカバーの隙間に気付いたら、すぐに引っ張って重ね合わせました。
 また、ソックスを少し長めの夏季登山用のウールソックスにして、レッグカバーの上に被せるようにして履き、さらにその上から反射クリップ(裾バンド型クリップに反射テープを貼ったもの)を装着し、ずり落ち防止対策としていました。

 どうしても隠せない、顔や手指などには日焼け止め(SPF50+、PA++++クラス)を塗ってカバーします。

 とにかく、日焼けで体力が奪われるのを完全阻止する構えを摂った訳です。
 実際、日差しがジリジリと肌を焼く、あの感覚は、地味に、しかし着実に体力を奪ってくれますからね・・・。

 さて、そんなこんなで、対熱中症対策装備に身を固めた私は、これからさらに暑くなる事が予測されるコース上に復帰し、次のPCへと走りはじめました。
 

(続く)


関連記事
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

Twitterでつぶやき中
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
雨雲レーダー
リンク