日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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2013年最後のブルベ。BRM1012宮城300km Part.2

 台風26号が通過したら、急に冷気が入り込んで来たようで、朝夕の冷え込みが厳しくなりました。

 関東の方では、日本の国道の最高地点である渋峠が、夜間に積雪通行止めになってしまい、SR600のチャレンジが、厳しくなってしまった、という話が出ていました。
 こちら東北でも、蔵王連峰周辺で、最低気温が0度になっているなど、そろそろ自転車で走れる範囲が限られるようになって来てしまいそうです。

 おかしいな、先週まで半袖で余裕だったはずなのに・・・。
 しかし、これだけ一気に冷え込むと、紅葉の色付きも一気に進みそうで、週末が楽しみになって来ますね。
 (そろそろ、紅葉ライドの季節です)

 では本題です。
 2013年に参加するブルベの最後を締めくくる、BRM1012宮城300km。
 今回は、そのレポートの後編をお送りします。

 激しい雨に打たれてPC2までの道を進み、物凄い向かい風に折れそうになる心を、道の駅の海の幸にありつく事を目標として奮い立たせ、PC3に到着。
 ハンターの目をしたおねだりネコというトラップのスルーに成功。

 ちょうど出発準備が整った様子のうにょんさんに、「海鮮丼、行ってきます!」という宣言を残し、PC3をスタートしました。

 と、いう所で、詳細は裏置きします。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックして下さい。

1.インターバル 補給
 PC3から国道7号を数百メートル北上した所に、道の駅鳥海があります。
 鳥海山を望むビュースポットとして、そして、地域の特産品の地産地消を目的とした販売所などとともに、レストランや、軽食を提供する店舗が設置されています。

 私が乗り付けると、既に食事を終えた2~3人のグループが出発される所でした。
 やはり皆様、目敏くこういうグルメスポットをおさえておられます。

 「海鮮丼かイクラ丼、いくの?」
 「もちろん!そのために向かい風に耐えて来ましたから!」

 そんな会話もそこそこに、お店に飛び込み、メニューを眺めます。
 海鮮丼、ウニ丼、漬け丼と、まあとにかく、どれもこれも美味しそうですが・・・結果的に私が選んだのはこれ!


13101235.jpg
イクラまぐろ丼!


 はい、最初は海鮮丼のつもりでしたが、そろそろ溯上期に入った鮭の卵、つまりイクラが旬の時期になっている事を知っていれば、イクラがなるべく多い、このメニューを選ぶのが自然の摂理という物です(笑)。

 ちなみに、メニューを選ぶ時は、前払いだったりしますが・・・

 私「あの~、イクラまぐろ丼を・・・」
 店員さん「ただ今、100円追加で、お味噌汁を芋煮汁に変更できま・・・」
 私「お願いします!(チャリン!)」

 はい、東北の秋と言えば、芋煮です(笑)。
 毎年、醤油か味噌か、豚か牛か、レシピがああだこうだと、一部では「芋煮戦争」とまで言われる論争に発展するほど熱い、東北の秋の味覚。
 それが、旬のイクラと一緒に食べられるなら、それを選ぶことに理由はいらない!

 という訳で、今までのブルベにはない、豪華な昼食を頂く事に!

 味の染みたホクホクの里芋と、牛肉や根菜類が豊富に入った芋煮汁の美味さ。
 そして、今が旬のイクラの方は、というと、歯で噛んでも弾力が強くて横に逃げてしまうくらいプリップリな食感がたまりません!
 (あ、付け合わせのキノコとお新香も美味かったですよ~!)

 勢いで完食してしまい、本当に、しばらく椅子の上でぼ~っとして居たい気分の余韻を味わいました。

 お昼時で混雑して来た事などもあり、あまりゆっくりしているのも何なので、自販機でドリンクを補充し、軽量化を済ませてから、再びコースへと復帰したのが、12:30頃でした。
 次のPC4までの区間は、国道344号が通行止めのため、迂回路に設定されている国道47号まで戻って東進するコースで、PC間距離が最長の80km前後もあったりします。

 既に、走行距離は120kmに達しているので・・・一気に走るのは少々、難しいだろうと考えて、40km地点で一度、休憩を入れる想定でリスタート。
 PC3の店頭では、お弁当を頬張るランドヌールと、その近くに、ハンターの目で居座るネコの姿が・・・。

 横目で見ながら、峠を越えて、追い風ゾーンへと向かいました。

2.ボーナスステージ 「追い風の道」
 PC3の横をスルーして、復路区間へと向かいます。
 往路で最後に越えた丘陵が、ここでも立ちはだかってくれます。


13101236.jpg
坂は大した事はないのだが、
食後すぐなので、
何かが口から出そうな・・・。


 あの食事をここで出してたまるか、と、ぐっと押さえ込んで、反対側の斜面を下ります。
 丘のピークを過ぎると、風は背中から体を押し出すような方向に流れているのを感じます。

 さあ、追い風ゾーンのはじまりです!


13101237.jpg
さっきは強烈な勢いで戻されたが、
今は逆に、物凄い勢いで背中を押される。
特に力を入れなくても、
30km/hを軽く上回る速度で巡航できた。

13101238.jpg
そしてこの時間帯は、
青空の下を走っていた。
鳥海山は雲の中で残念だったが、
その広い裾野は相変わらずで、
物凄い雄大な景観だった。


 PC3の周辺、風の強い区間は晴天に恵まれていましたが、私はモンベルのレインスーツを上下とも、装備したままで走りました。
 気温自体はそれほど高くなかったので、レインスーツのベンチレーションを全解放していれば、問題なく走れました。

 この、モンベルのレインスーツ、ベンチレーション開放時の通気性も、かなり素晴らしい物がありますね。
 今の季節で、降ったりやんだりの天候であれば、常時着用でも問題ないのかもしれません。

 しばらく、追い風に乗って勢いよく快走を続けます。
 遊佐を過ぎるとすれ違いの人の姿はなくなり、また一人旅になりました。


13101239.jpg
そして、
ここでもレインスーツを外さなかった理由が、
前方に見え始めた。

13101240.jpg
最上川沿いの堤防区間の最後辺りから、
再び、ウェットロードに突入。
ポツポツと雨も落ちはじめていた。

13101241.jpg
清川橋を渡り、
最上川の左岸を再度溯上する。


 遊佐のPC3を出る時に雨雲レーダーをチェックした所、最上峡あたりの区間にはいまだに雨雲が居座っているのがわかったので、レインスーツは外さず前進して来たのでした。
 まあ、今回は、雨はパラパラと落ちる程度の降り方で、それほど強くなる気配はありません。

 ただし、完全に上がる気配もないのが嫌らしい所です。
 時折、パラパラと雨が落ちる中、アスファルトが剥がされて、凹凸のパターンが浮き、左端に盛大かつ鋭利なエッジの段差ができている道を進みます。

 往路と同じように、道幅がいまいち狭く、工事の影響で左に寄せ切れないため、後ろに自動車がつくと、後ろが気になって楽をできません。
 しかも、現在は北側で酒田市ー真室川町間を繋ぐ国道344号が通行止めになっており、迂回路に国道47号が設定されているためか、交通量がいつもより多いようにも感じたり・・・。

 山形県は地形的に、海岸側と内陸側を繋ぐ道が3本(北側の国道344号、最上川沿いの国道47号、月山の南で、寒河江ー鶴岡間を繋ぐ国道112号)しかないので、この辺りはなかなか厳しい物があります。
 一方で、標高500m以上の山々が、鳥海山~月山の間にひしめいているという、恐ろしい密度の山塊になっているので、これ以上、新たな道路を拓くのも困難を極める地形であるという・・・。

 地図で、山塊の地形と道路の位置関係を見ると、この3本の国道が、奇跡的なレベルで山々をうまく回避して内陸から海に繋がる、数少ない谷筋であるとともに、山形県が今の形になったのも、ある意味では必然的な物だった、と理解できるかと思います。

 かなり話がミスコースしたので、元に戻しましょう(^^;)。


13101242.jpg
今まで見るだけでスルーしていたもの。
白糸の滝
休憩ついでに撮影しておいた。

ただし、角度が悪く、
高所からちゃんと収められなかった。
次回はちゃんと写す!


 白糸の滝の対岸のドライブインの所が、ちょうどPC3から40kmの地点だったので、一旦、休憩を取ります。
 長時間、雨と風に当たり続けているので、さすがに体が冷えて来ており、ここではホットコーヒーの、できるだけ甘い奴を選びます。

 普段、あまり砂糖入りの缶コーヒーを飲まないので、この甘ったるい味に咽せそうになり、ちょっと失敗したか?と思いましたが、体は確かに温まりました。

 さて、この白糸の滝は、松尾芭蕉がここを旅した際にも当然、舟上から目にしており、奥の細道の中には、

 『白糸の滝は青葉の隙々に落ちて、仙人堂、岸に臨みて立つ。水みなぎつて舟危し』

 という形で記載されているそうです(Wikipediaによると)。
 ちなみに、奥の細道に書かれている「仙人堂」は、この白糸の滝より上流側にあるようで、滝の下にあるそれは不動堂(不動明王を祀ったお堂)らしく、仙人堂とは違うらしいです。

 そして、この白糸の滝には、源義経の都落ちにちなんだ伝説もあるようですが、そちらはあまりにもささやかな話なので、まあ、興味のある方は調べてみて下さい。

 さてさて、寄り道はそこまでにしまして、コースを先に進みます。
 最上川沿いの溯上区間は、フラットに見えて実はごく緩やかな登り基調です。
 あまり出し過ぎると売り切れ、かといって楽をし過ぎると時間を浪費するという、嫌らしい道筋です。

 今回は、50-34のコンパクトクランクを装備したAlizeで走っていましたが、今年、今まで走り込んで来た結果がでたのか、この最上川沿いの区間では、往路も復路も、結構な数の参加者を追い越して進む事ができました。
 微妙な坂に差し掛かっても、いつものように出力が急にガクッと落ちる事はなく、そこそこの勢いを維持して進んで行けます。

 しかし、中間の休憩を挟んだ後、徐々に913の宮城1000の三陸海岸で傷めた膝が怪しくなって来ました。
 なるべく無理はかけないように、軽めのギアを意識して前進を続けます。


13101243.jpg
そして今回の『鉄!』
国道47号沿いを並走する陸羽西線の列車。

調べてみたら、
キハ110系気動車らしい。
(私の鉄知識は皆無に等しいので、修正願う ^^;)
このカラーリングの電車は、
鳴子温泉あたりでも見る気がするぞ?


 それにしてもまあ、鉄道に縁があるジンクスは、見事に継続中ですな(^^;)。
 来年は、どんな場所でどんな鉄道に出会えるのやら・・・。

 道の駅とざわが近くなり、古口大橋を渡って最上川支流の鮭川流域に入り、鮭川村を経由して真室川町方面へと向かいます。


13101244.jpg
古口大橋は、
橋梁の幅が狭いため、
推奨通り自歩道橋を渡った。

地形的に、橋梁を渡し易い場所のため、
奥から鉄道橋、道路橋、
そして自歩道橋と、3本の橋が架かり、
さらに下流側に、
新道橋の架橋工事が行われていた。


 ここから先は、一部は昨年の宮城300で逆向きに走りましたが、戸沢村の名高地区あたりから先(県道328号区間より先)は、新たに引き直したコースになります。
 古口大橋を渡ってすぐに山を越え、名高の集落へと入って行きますが、ここで先行する参加者数名の集団が、前方に視認されるようになって来ました。

 で、どうでも良い事を思い出しましたが、今回のコース全体に渡って、ですが、なぜこの季節の田舎道には、あんなにカエルの死骸が転がっているのか!
 それも、一種だけでなく、それこそ多種多様な種類のカエルが!
 (アマガエルとかシュレーゲルアオガエルとか、小型の種類だけじゃなくて、ウシガエルかヒキガエルか知らないが、かなりの大物がひっくり返って大の字になっていた場所まであったぞ、おい)

 雨上がりの路面だからなのか何なのか、繁殖期でもないのにあんなに大量のカエルがピョコピョコ、出てくる物なのでしょうか?

 ・・・と最初は思ったのですが、この日、この後のナイトライドで、かなりの数のカエルが、路上をピョンピョン跳ねていたので、出て来ているんでしょうね・・・。
 場所によっては、回避するのがギリギリになって、冷や汗をかいたりも・・・。

 まあ、余計すぎる話ですが、特に水田内を行く道筋では、その姿が顕著に目立ったのを、この先のコースの風景とともに思い出したので、一応、触れておきました(^^;)。

 県道34号を離れ、328号に入り、橋を渡ってすぐの所で、50mほど前を走っていたK谷さんご夫妻が停車されたのに気付きました。
 フロントバッグの中で何かを探しているように見えたので、こちらも一旦停車してお声掛けをすると、キューシートをひっくり返すだけだとの事でした。
 ホッとしてリスタートを切り、先を進みます。


13101245.jpg
この先の区間は、
思わぬ急坂が出て来たりもしたが、
小高い場所を抜ける時には、
鮭川村方向の展望が開ける場所があった、

場所によっては、
蛇行する鮭川に向かって下るなど、
ダイナミックな景観が広がる場所もあった。


 この付近のコース沿道は、農地から丘陵地、ちょっとした森林区間に、遠くまで展望が開ける場所もあるなど、景観がコロコロ変わり、しかも適度にアップダウンが続くため、走っていて飽きが来ません。
 この場所は、この付近を走る時にはツーリングコースとして組み込むと、なかなか面白いかもしれません。
 実際に走ってみると、試走スタッフが、「これはこれで、独立してあり」という評価をしていた事も、なるほど、と思わされました。

 こちらに来て3年目になり、ブルベを走り、ツーリングにも出るようになり、それなりに、色々な道を走るようになった、と思っていました。
 しかし、東北にはまだまだ、隠れた「良い道」が沢山ありそうです。
 (これは・・・コースの作り甲斐があるなあ・・・)


13101246.jpg
そして国道458号へ接続する手前で、
雨天と晴天の境目を抜けた!


 いやあ、見事に、ある一線を越えたら、道路がウェットから完全ドライに変化しました。
 見事過ぎるほど見事な、天気の境界線でした。
 どこかで雨の区間は終わるだろう、と思っていましたが、ここまで見事に、スパッと変わるとは・・・。


13101247.jpg
そしてここから先の晴天区間は、
雨の気配を全く残していなかった。


 レインスーツは相変わらず着たままでしたが、それが何だか虚しくなるくらいの晴天ぶり。
 いやはや、古口大橋あたりをクリアしてから、上の画像のあたりまでの移動に要した時間は、30分程度。
 まさかその程度の時間で、ここまで天気が変化するとは・・・。

 しかし、路面がドライになった事で、格段に走り易い条件になった事は間違いありません。
 とはいえ、この区間は真室川町へと向かってジリジリと、嫌らしい角度で登っているとともに、緩やかとはいえ向かい風に転じてしまっています。

 どうやら、追い風によるボーナスタイムは終了のようです。


13101248.jpg
そしてこの区間で良く見かけたのが・・・。
えっと・・・。


 少々コメントに困る交通安全人形を横目に、1%か2%か、とにかく微妙な角度で登っている道を進み、真室川町の中心部を通過。
 国道13号沿いへと向かいますが、この先は昨年の宮城300で、地形変化に追随できず、ペースを大いに乱された区間でもあるため、真室川町の中心街で一旦、自販機休憩を入れておきます。

 ここから先の道は、本当に、一見すると平坦な道ですが、ず~っと登りっぱなしです。
 その、微妙な勾配変化を読み取れないと、「いつものように速度が出ない!」という焦りから、ペース配分が狂い、心が折れる原因になってしまったりします。

 コース上には、恐らくK谷さんご夫妻と思われるライダーが近付いてくるのが見えていましたが、通過するのを待つのは、少々時間がかかるかな、と思ったので、十分に余裕がある事を確認してリスタート。
 「ダラ登りだからな」と自分に言い聞かせ、次のPCまで、残り一桁キロの道を進みはじめます。


13101249.jpg
パッと画像で見ても、
平坦にしか見えない道。

しかし、画像の遠くを見れば、
確かに登っているのがわかると思う。


 自販機休憩中に追い越して行った2人組を抜き返し、そうそう、去年はここで、スピードに乗せられない事に焦って、色々ミスったりしたなあ、なんて事を思い出しながら道を進みます。
 去年はスピードに乗せられない事が焦りを産み、途中で意識して補給を入れたり、スマホのGPSマップで現在地を確認したり、色々な事をやっていたなあ、なんて事を考えながら前進して行くと・・・。

 おや?
 見覚えのある、赤いランドナーが道路脇に止まっています。
 cosさんが一旦、歩道に停車して、ストレッチをしておられました。

 ロードと違い、少々車重があるランドナーで、この長いダラダラ登りは少々、体に負担があったようです。
 まもなく国道13号に出る・・・というか、既に国道13号が見えている場所だったので、その旨を告げて、先行させて頂きました。


13101250.jpg
まもなく国道13号に出る。
遠くの山の上だけに、
太陽が光を落としていた。


 cosさんと別れてすぐに、国道13号とのT字路に出ました。
 左右ともに車は来ていなかったので、そのまま13号に乗って、南下方向へと進みます。

 道は微妙な下り基調に転じ、今までのダラ登りでのキツさが何だったのか、と思うほど、加速して行きます。
 そして体感時間であっという間に、コンビニの看板が見えて来ます。

 PC4に到着でした。

 PC4チェック:16:10

 PC4のコンビニの脇に、うにょんさんのリカンベントが停車していました。
 おや、まだいらっしゃったのか、と思ってチェックのために店内に入ると、うにょんさんはちょうどレジを通過した所でした。

 「本当に海鮮丼、食べて来たんですか?」
 「ええ、食べてすぐ、リスタートして来ました」

 どうやら、PC4への到着は、本当にわずかな時間差だったようです。
 ロードの方が追い風を受け易いのと、古口大橋あたりからは、ずっとダラ登りの区間でしたから、リカンベントには少々、不利な区間だったのでしょう。

 時間は夕刻になり、太陽が大きく西に傾いた事から、周囲には冷たい風が吹きはじめており、今度は「防寒」という意味で、レインスーツを脱ぐ事ができなくなってきました。

3.冷静さを吹き飛ばされた件
 PC4に到達した段階で、コースは200kmに達しました。
 補給品として、おにぎりとともに、エナジードリンクを腹に入れます。
 そろそろ日没が近付き、最も事故が多発する夕闇の時間になりますから、集中を切らさないためにも、カフェインを少々多めにとっておく事にしました。

 補給中にcosさんも到着されましたが、随分お疲れのようで、「もうやめる、もう帰る」を連発されていました。
 実際、ここからは13号を南下して新庄市から天童市方面に出れば、寒河江まではすぐの場所だったり・・・。
 私も天童の宿の方が、コース通り走ってゴールに向かうよりもずっと近い訳ですが・・・。

 ぐだぐだ考えているのもアレなので、さっさと再スタートを切りました(笑)。

 うにょんさんはカップ麺を補給中だったので、声がけだけさせて頂き、先に出ました。
 cosさんの姿が見えませんでしたが、車体もなかったので、恐らく、チェックだけ済ませて、すぐに出発されたのでしょう。

 ジャージの腹側に押し込んであった、cosさんより頂いたキューシートを見ると、次のPCは、去年の宮城300と同じ場所です。
 暗くなりはじめた時間でも、カラー表示のために目的の場所が見つけ易くて助かります。

 この日、PC4までの所要時間は、昨年の宮城300より30分ほど伸びていますので、次のPC5への到着は、昨年の時間+30分で、18:30くらいか、と当たりをつけて、13号を南下して行きます。


13101251.jpg
途中、一回大きく蛇行する登りがあるが、
あとは大体、緩やかな下り基調。

13101252.jpg
新庄市街地で日没を迎えた。


 昨年の300は、5月中旬の開催だったため、日没時間は18:30頃で、PC5を過ぎて山刀伐峠を越えるまでは残照がありましたが、今回はそんな事は望めません。
 初夏~夏の間、地球の裏側の、地平線から浅い位置にしか太陽が隠れていなかった季節には、残照が長く空を照らしていたのに、秋~冬になると、太陽は地平線から深く潜るので、残照が残らない。
 今の季節は、気温だけ見れば5月初旬頃と変わらないものの、夜の訪れは早く、闇はさらに深い、という特徴があるのです。
 その辺りが、「秋の夕暮れはつるべ落とし」と言われる所以でもあります。

 残り少ない残照が残っている間に、できるだけコースを進んでおきたい・・・のですが、新庄市内の渋滞が、簡単にそうさせてはくれませんでした。

 やがて国道47号の標識が出たので、天童方面への標識を振り切って、大崎・鳴子方面へとハンドルを切りました。
 しばらくの間、再び47号上を東へと進路を取る事になりました。


13101253.jpg
まだ残照が残る47号上。
しかしこの後、
すぐに周囲は暗くなり、
ナイトライド体勢に入らざるを得なくなった。


 国道47号に入ってしばらくの間は、コンクリート舗装区間なので、継目の段差の振動が、手や尻に響く区間です。
 昨年もここを走っている間、ガタガタと続く振動に苦しめられた事を思い出します。

 この区間を走行中に、再度cosさんに追いつきました。
 先に行って、のハンドサインを確認し、追い越しざまにご挨拶だけ交わして、先行させて頂きます。

 周囲は山間部になって行き、夜の闇も一段、深くなりました。
 同時に、周囲の空気も一段、冷え込んだように感じられ、PC4でグラブを指切り型から、雨対応で用意していたネオプレーンのフルフィンガーに換装した自分に、内心で喝采を送っていました。


13101254.jpg
そしてこの日のコースで最長のトンネル、
長尾トンネルを抜ける。
延長1,013m。
1気圧と覚えておくと良いかも(謎)。


 私が長尾トンネルに到達したのが、デジカメのExifの記録では17:27。
 この頃、先頭集団がゴールしていたといいますから、やはりあの人達は、次元が異なる空間の中で戦っていたのでしょう・・・(その差、80km近い)。

 さておき、ここから先の国道47号は、亀割バイパスの区間は、片側2車線の高規格道路断面で繋がっていますが、県道56号と合流し、小国川沿いになると、旧道と同じ対面通行2車線の、センター黄線の断面に変化します。
 そして、ここから瀬見温泉を抜けて鵜杉駅前までは、非常に道路の幅員が狭く、危険な区間になりますが・・・。

 ・・・え〜と、以降、当初は殴り書きで書き散らかしたのですが、あまりに個人攻撃になっていましたので、ちょっと冷静に書き直し・・・。

 この辺りの長いダラダラ下りで先行された二人組が、かなり危険な走り方をする人達で、後方から見ていてハラハラするだけでなく、そのうち腹立たしい気持ちにさえなってくるという酷さでした。

 国道47号の、亀割バイパス以東の区間は、非常に道路幅員が狭い対面通行区間になっています。


13101259.jpg
ちょうどその区間を、
明るいうちに撮影した画像があったので、
参考掲載。
('12/05/19撮影)


 その二人組は、ここで常時並走。

 この時点で、道路交通法違反な訳ですが、異常な事態はそれだけではなく。

 夕方の、二桁番号国道といえば、それなりの交通量がある事は、皆様もご想像できるでしょう。
 この二人組、後ろに車が接近し、ライトの光の中に自分達が捉えられているのに、全く避けようとしません。
 上の画像の通り、車線の幅も狭く、自転車が左端を走っていても、対向車がいたら追い越しが困難になる場所でそんな事をやっていたら・・・。

 当然、後ろからは何度もクラクションを鳴らされますが、ここで言わせて頂ければ、東北地方のドライバーの皆様が、自転車にクラクションを鳴らす所なんて、私はほとんど覚えがないくらいに珍しい事です。
 鳴らされる事自体が、イレギュラー極まりない事だと言うのに、この二人はかなり頻繁に鳴らされても、平気で並走を続けています。

 あまりの非常識さに、私が後ろから何度も、「車両!」とか、「一列になって!」とか声をかけましたが、並走はやめませんでした。

 この二人、本当に一体、どういうつもりなのでしょうか?
 ここまで傍若無人な走り方ができる、その神経が理解できません。

 あとで確認した話では、この二人組のうちの片方は、仙台では有名なチームの関係者で、この日はブルベに関係なく走っている、いわゆるお勝手走者だったという事でした(反射ベストなど、全く身に付けていなかった)。
 もう片方が参加者だったのかどうかは、確認がとれなかったようで・・・。
 (もし参加者と確認されたら、「伴走=規定場所以外での第三者サポートを受けた」という事と、「道路交通法違反行為の現行犯」という事で、失格+国内ブルベ出入禁止を確定にできたのだけれど・・・)

 それにしても、そのチームって、普段からこんな道路交通違反行為をやらかしてるのか?
 幻滅だな・・・。


2013/10/18日修正
 その後、さらに確認しましたが、どうやらこの二人は、当初私が考えていたチームとは無関係の人物であることが分かりました(結果的に、個人は特定されていません)。

 早とちりで記事を書いてしまっていましたので修正しますとともに、関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫びいたします。



 まあ、私だって聖人君子には程遠い人間なので、偉そうに人を批判できるのかと言われたら、難しい所です。
 しかし、もし私が上で批判の俎上に乗せている本人達から、何らかの反論を受けたとしても、こう言い返すだけです。
 「あなた達が何を言っても、あなた達が道路交通法違反行為を繰り返していた事実は消えない」

 それにしても、一応、スタッフの末席に名を連ねている私ですが、こういう時にどう対処すべきか、咄嗟に判断がつかなかったのは、情けない話ですね、今思い返せば。

 この件で、ストレスフルな状態になったので、次に見つけたコンビニに緊急ピットイン。ツイッターに怒りのツイートをぶちまけたのもこの時でした。
 リプライで、こうしたらどうか、という有り難いご提案も頂いたので、よし、それで行くか、と、例の二人組を追走にかかろうとした所で・・・。

 ここで注意力が散漫になってしまったのか、最上駅付近の工事現場の横で、ライトの光の中に現れた金具かなにかを避け損なって、カーンという音とともに車体が揺さぶられました。

 やってしまったか、と、直感的に思うほどの衝撃が体に伝わって来て・・・しばらくしたら、後輪からコツコツコツと、周期的な振動が・・・。

 パンクさせてしまったか・・・・。
 PC5までは5km以内の距離ではありますが、例の二人が参加者であれば、私がパンク修理をやっている間に、PCからは出発してしまうでしょう。
 例の二人を追跡する事は、これで困難になってしまいました。

 幸い、すぐ近くに店外照明を明るく点けているスーパーがあったので、駐車場の隅をお借りしてパンク修理はできそうです。
 その前に、先程の二人の事を本部に電話で報告しておきます。

 この電話の中で、ゴール時に個人が特定できるなら、ルール違反行為(交通ルール違反と、第三者の伴走行為)の事実を確認して、警告するという形に。

 ・・・まあ、私がきちんと現行犯をおさえなかったのが、大きな失点でした・・・。

 とはいえ、ブルベ参加者で有る無しに関わらず、道路交通法違反行為を堂々とやるその態度は、許される物ではありません。
 次回以降、その人の周囲の人の走り方は、注意して見ておかないといけないな・・・(嘆)。
 (2013/10/18追記:この二人の素性は分かりませんが、とりあえず次回以降、どう対処するかはスタッフ間でも確認させていただく事にします)

 それはさておき、パンク修理の方ですが、2本持っていたチューブのうち、最初に使ったチューブ(新品)はバルブの根元の接着が甘く、そこからエアが抜けるというトラブルが発生!
 慌てて二本目のチューブを引き出して、何とか修理は終わりましたが、やれやれ、冷や汗をかきました・・・。


13101255.jpg
修理完了直後に、
なぜか撮っていた。
自分でも理由は不明。


 何だかんだで、30分以上も停止してしまっていました。
 これから走り出しても、もう容疑者を捕まえる事は難しいでしょう・・・。

 そこから少し走ると、暗闇の中に、そこだけ煌々と明かりが灯った場所が見えて来ます。
 PC5のコンビニでした。

 PC5チェック:19:11

 電話とパンク修理で停止していた分、きっちり想定をオーバーしていましたか・・・。
 予想通り、PC5には、先程の容疑者2名の姿はありませんでした。

 色々あって、かなり脱力した気分だったので、食事がてら大休止を取る事に。
 夜の冷え込みは、一層厳しくなっており、さらにこれから峠越えがあると考えると、どれほどの冷え込みに襲われるのか・・・。

4.第三の試練 「低温」
 PC5でパスタを頬張りつつ、最上峡区間で落車した、という方の体験談を聞かせて頂きました。

 自動車が後ろから来ていたので、水たまりの中を走らざるを得なかったのですが、水たまりの中に道路のギャップがある事に気付かぬまま突っ込んでしまったため、車輪が弾かれて左に倒れたとの事。
 ヘルメットは左側頭部が割れており、これを被っていなかったら、大怪我は免れなかったでしょう。

 確かに、雨の日の水たまりは、何が沈んでいるか見えない場合が多く、その中に突っ込むのは危険を伴います。
 しかし、今、国道47号は、通行止めになっている国道344号の迂回路にもなっているため、(もともと、交通量は多い道なのだがさらに)自動車の交通量が多くなっており、タイミングが合わない場合は、どうしても水たまりの中を走らなければならない場合もあった訳で・・・。

 自分もタイヤサイドをヒットさせて、危険な思いをしていただけに、人ごととは思えない話でした。

 と同時に、やはりヘルメットの重要性を再認識させられます。
 「事故なんて、気をつけていれば起こさない」と考えている人は、「予測の範囲内で起きるトラブルは、事故とは言わない」という事と、事故とは「予測外の事態が、対処不能な速度で襲ってくる」ものである、という事を、十分に考えて頂きたい物です。

 食事が終わり、お手洗いに入っている間に、PC5にたむろしていた参加者の姿は、全てなくなっていました。
 この時は、私が最後尾になったのかな、と思いましたが、実は私の後ろでも、まだまだ奮闘中の皆様がいらっしゃったのでした。

 とにかく、最後の関門である山刀伐峠越えにかかります。

 PC5から国道47号を少しだけ東進し、そこで国道を外れて赤倉温泉方面へと南下を開始します。
 ここで雨がまた強くなりはじめ、夏装備の上にレインスーツを羽織っただけの体を急速に冷やしてくれます。
 ブルッと震えが出る体を押さえつけ、軽めのギアで回転を上げて運動量を多めにとるように考えて前進して行くと、赤倉温泉街を過ぎた辺りで、先行する参加者を追い越しました。

 この段階でも、やはり去年の5月に同じコースを走ったときと比較して、明らかに体は軽く、坂を登れている実感があります。
 初夏以降、1000への参加を考えて走り込んで来たことは、1000の完走には繋がりませんでしたが、走力のアップには確実に貢献していそうです。

 冬の間に、この感覚を失わないようにしないといけないな・・・。

 そう考えているうちに、前方にオレンジ色の明かりが見えました。
 峠のトンネルに到着したのでした。


13101256.jpg
山刀伐トンネル。
松尾芭蕉が、
地元の屈強な若者に案内されて越えた峠。


 松尾芭蕉の時代には、この峠は人を寄せ付けない雰囲気があるとともに、たびたび山賊が出るという場所でもあったそうです。
 そのためか、芭蕉はこの峠を越えるにあたって、地元の名士から屈強な若者を道案内としてつけてもらい、赤倉温泉から南へと通り抜けます。

 そう、今回のブルベのコースは、よくよく裏を読めば、奥の細道で松尾芭蕉が歩いた道筋に沿って走っているのでした。
 (奥の細道では、山刀伐峠~大石田~清川までの旅路が克明に記録されている)

 昔日に、芭蕉が何日もかけて歩いた道、それ以上の距離を、私達は自転車で1日で走った。
 時代はまた、新しく、楽しい旅の形を手に入れていると言えるでしょう。

 ・・・それはさておき。

 この峠は、心霊スポットとしても有名なのですが・・・今回、ここに来てみたら、幽霊が出ると言われていた電話ボックスが、撤去されていたぞ?
 これから幽霊さん、どこで仕事すれば良いんだろうか?
 (関山峠の幽霊みたいに、タクシーにただ乗りするのか?)

 まあ、そんな事は幽霊さんにお任せするとして。

 何だか体感で長く感じたトンネルを抜け、尾花沢市街地へと暗闇の中を下って行きます。
 途中、工事中でアスファルトが完全に剥がされている場所があり、そこは片側通行になっていたのですが・・・。

 どうも、私は反対側の信号が青になっても通り抜けが終わっていなかったらしく、待っていた対向車のドライバーの皆様に、余計なご迷惑をかけてしまったようで・・・。
 (いや、進入はちゃんと青信号の時だったのだけど、後ろから来た車に、ダート区間で追い越されて一時停止したりしたから・・・)

 標高を下げれば冷え込みも穏やかになるかと思いきや、そんな事は全然なくて、相変わらず冷たい空気に包まれています。
 もう一枚、薄手の物でも良いので、ウェアを用意すべきだったな、と、この時になって思わされましたが、時、既に遅し。

 雨に濡れた装備と、汗で濡れたジャージが、周囲の冷え込みと走行風で冷えて、体の熱を奪ってくれています。
 あとはもう、寒さを意識せずに済むくらい、運動強度を上げるしかない、という状態でした。


13101257.jpg
13時間前に立ち寄った、
PC1のコンビニの脇を通過。
ちょっと変な気分である。

・・・で、今気付いたけれど、
誰か休憩してるね(笑)。


 村山市域に入ったあたりの場所から、路面はドライコンディションに変化しました。
 どうやら、ここから先は、またも晴天のゾーンに突入したようです。

 雨が乾いて行く・・・その過程で熱が奪われるのか、それとも晴天による放射冷却の影響か、風はさらに冷たくなったように感じられます。
 フルレイン装備ですが、もう、防寒のため、それを外すのは考えられない選択になりました。

 数人の参加者を追い越した先で、どうも体に力が入らなかったので、自販機でドリンクストップ。
 ここでは体が求めるままに、甘い炭酸飲料を体に入れました。
 まあ、ちょっと問題だったのは、冷えた体に冷たい飲料を入れたので、排水欲求がが強くなってしまった事で・・・。

 数百メートル引き返した所にコンビニがあった事を思い出し、一旦、Uターンして用足しを終わらせてから、再度コースを進みます。
 平坦に見えて、微妙に登っていたり、下っていたりする道ですが、最後の最後に向かい風を受けており、思ったように速度に乗せられないのには参りました・・・。

 とにかく、道なりにまっすぐ進み、寒河江駅の南で右折、ゴール地点になるコンビニへと向かいます。
 駅の南で、信号待ちで止まっていた参加者に追いつき、そして後ろに後続の参加者が追いついて来ました。

 最後は三人で隊列を組んで、ゴール地点へと到着しました。

 Goal:22:18

 今回のコースは、宮城1000に続いて、レシートチェック方式をとっていました。
 ゴール地点も、宮城1000と同じコンビニに設定されていました。

 そのためか、反射ベストに身を包んだ参加者に、店員さん達は「お疲れさまでした!」「お帰りなさいませ!」と声をかけて頂いたのが、何というか、物凄く有り難い言葉に感じられました。

 最後の補給は、ホットココアで。
 ちょうど数人の参加者と、スタッフのK谷さんご夫妻が到着して、最後の休憩中でした。
 しばらく談笑した後、さあ、はやく終わらせてしまおうか、と思い、ゴール受付へと移動します。


13101258.jpg
ゴール受付。
鈴木代表とちゃりけんさんが
出迎えて下さった。


 ゴール受付が無事に終了した事で、雨にはじまり、風に翻弄され、最後のとどめに低温に震えた今年最後のブルベは終了でした。

 最後の最後に雨が上がり、空の雲が晴れてきました。
 星座は既に秋から冬モードに入っており、プレアデス星団の数も数えられそうなほど、空は澄んでいます。
 そういえば、今年はナイトライドが多かったなあ・・・。

 ゴール地点では、Kimagre-Shiftのいわんさんと、自転車の装備について色々とお話を。
 今回、私はフラット基調の300kmという事で、ほとんど200kmと変わらぬ装備構成でしたので、まあ、あまり参考になる情報は出せなかったかも・・・(^^;)。

 その後、cosさんがかなりお疲れの様子でゴール。
 少しミスコースされていた?様子です。
 そういえば、ゴールで一緒になった人も、南寒河江駅付近までミスコースして行ってしまった、とかいう話をしていたような・・・。

 そして、いわんさん、cosさんのお知り合いの方が、ゴールして即座に一言。

 「ブルベは体に悪い!」

 ・・・はい、確かに・・・。
 色々、体を痛めつける上に、カロリーをバリバリに摂りまくって、気がついたら収支計算でオーバーしている、なんて事も良くありますしねえ・・・

 でも、なぜかハマったらやめられない、不思議な魔力があるのもブルベの世界です。
 来年もまた、色々な場所を走り回ることでしょう。

 皆様、またどこか、「遠く」でお会いしましょう!

5.ブルベはおうちに帰るまで
 その後、ゴール地点でしばらく、ゴールしてくる皆様を出迎えたり、もう、この地点では名物になってしまった「職質」があったりして(^^;)、気がつくと、時間は日が変わりそうになっていました。

 天童の宿は、門限はないものの、できるだけ午前1時までに戻ってくれ、と言われていたのでした(玄関にロックがかかってしまうため)。

 ゴールのクローズまではまだ時間がありましたが、服装も薄くて寒さに耐えるのも少々、限界に近かった事もあり、慌てて装具を整えると、その場を辞去する事に。
 天童へと自走で向かいますが・・・この走りはじめの10分間が、とんでもなく地獄だった事!(寒くて寒くて・・・)

 必死に足を回しているうちに、体は温まって来ましたが、それまでの間は、凍えるかと思いましたよ・・・。
 夏装備に、レインスーツの上下を羽織っただけでは、もうナイトライドは厳しくなっていました。

 天童の宿に着いたのは、日が変わった0時45分頃。
 ぎりぎり、玄関のロックなどはかかっておらず、フロントにも人がいました。

 で・・・一日、ウェットな路面を走って来て、泥まみれになった自転車ですが・・・。

 さすがに、部屋に持ち込ませてくれ、とは言える状況ではなかったので、「倉庫の片隅でも良いから、邪魔にならない場所に置かせて頂けないか」とダメもとでお願いしてみたら・・・。

 関係者以外立入り禁止の、従業員通用口の通路に置かせて頂ける事に!

 雨風も凌げますし、誰かに悪戯される心配もない。
 有り難いご配慮でした!

 部屋に入ったら、とにかく結局一日、着たきりだったレインスーツを脱ぐと・・・汗臭いとか何とか言う以前の問題の臭気が・・・。
 湯船に湯をはって、じっくり体を洗いましたよ・・・。
 (そのまま、風呂で寝そうになったけれど)

 翌朝は少しゆっくり目に起きて、チェックアウトのギリギリに宿を出発。
 天童駅からは電車を乗りついで仙台へと帰って来ました。

 自宅に着いたら、気力が切れないうちに車体を組んで、ベルエキップさんへ洗車調整に持ち出しました。
 既に、ごとーさんをはじめ、昨日参加した方が何台か、車体を持ち込んでいたので、「やはり来ましたか!」という雰囲気で出迎えられましたが・・・。

 「これは洗い甲斐がありますね〜」

 という一言が、軽い絶句とともに出て来たのが・・・(笑)。

 うん、ブルベは体だけでなく、「自転車にも悪い!」という事を実感させられました。


 さて、これで今年の私のブルベは全て終了。
 いずれ総括を上げますが・・・まあ、今年は本当に、色々楽しかった!

 来年も、最後に「楽しかった!」で終われるようなシーズンにしたいですね。
 しかし、再来年のPBP出場資格を狙うために、エントリー峠がさらに厳しくなりそうな事と、北海道1200kmという、またまた強烈なものが予告されている所が・・・。

 どんな一年になるのでしょうか・・・?
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コメント
北海道
あいかわらず読んで楽しかったです。北海道1200は、きっちり仮眠所がありますので、すごく楽ですよ(天気がよければ)。
2013/10/18(金) 09:05 | URL | 山形1号 #-[ コメントの編集]
Re: 北海道
山形1号さん、ありがとうございます。

北海道ブルベは、ホスピタリティが素晴らしいというイメージを持っています。
仮眠と休養をきちんと取らないとしんどい事は、
今年の600と1000で思い知りました・・・。

しかし、既に1200はエントリー希望者が多数、
手ぐすね引いて待っているような雰囲気らしいので・・・。

400雄武を来年も開催して頂けるなら、
朝日を見に行きたい、とも考えています。
2013/10/18(金) 12:39 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
読了(・∀・)ヨンダ
ありがとうございました!
振り返り完了です

あ!
ミスコースはしてませんよぉ
片足だったため時間がかかりました
(・∀・)テヘペロ

あの二列走行は
確かに危険でしたねー
その前にも別の組見たので
都合二組居ましたのよね


また一緒に走りましょ(^^)
2013/10/18(金) 18:09 | URL | cos #USldnCAg[ コメントの編集]
Re: 読了(・∀・)ヨンダ
cosさん、ありがとうございます。

あ、ミスコースではなかったのですね(^^;)。

PC4の段階で、ずいぶんお疲れの様子だったので、
無事にゴールされたときはホッとしました。
本当にお疲れさまでした。

最近、裾野が広がった事もあるので、
もう一度、ルールの徹底、不時対応などについて、
スタッフ間でも確認する必要があるだろう、という話になっています。
できれば、あまり口うるさい事は言いたくないですが・・・。

また走りましょう!
私は次回、ラ・フランスに参加予定です。
2013/10/18(金) 21:27 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
No title
お疲れ様です!
相変わらず物凄い知識量と情報量の記事ですね、ホント尊敬します!!

僕はベルエキップさんに洗車に持ち込んでないのですよエヘヘ(ヽ´ω`)


うーん、北海道1200が物凄く気になりますねー(´ε` )
2013/10/18(金) 23:57 | URL | ごとー #-[ コメントの編集]
No title
お疲れさまでした。
宮城1,000とコースがかぶっている区間もあったので興味深く拝読させていただきました。
それにしても1012は千葉のハート参加者もかなり雨に苦しめられたようで、どちらも大変だったろうなあ、と。
スタート時刻がずれ込んだいろは坂は寒ささえこらえたら後は絶好のコンディションだったので非常に助かりました。

それにしても道交法違反の二人組。
憤っているツィートをTLで見かけたときは細かい状況がわかりませんでしたが色々ひどいですね。
反射ベスト(タスキ)を着用して、レギュレーションに従った装備で走っているとちょっとしたことで悪目立ちしてしまうからかなり控えめになるんじゃないかと勝手に思っていましたけれど、そうでない人もいるんですね。
そういえば宮城1000に時には後方からクラクションを鳴らされた事が一回もなかったなあ、他の地域のブルベでは何回かありましたけれど。
まあタイミングってのもあるのでしょうけれど。
2013/10/19(土) 11:54 | URL | Trinity(@tri1021) #bi94IFRw[ コメントの編集]
Re: No title
ごとーさん、ありがとうございます。

おや?ごとーさんは持ち込んでいませんでしたか?
まあ、その他にも参加されていた皆様が、
持ち込んでおられたようです。
汚しっぷりは、私が一番だったようですが(笑)

北海道1200は多分、とんでもないエントリー峠になると思いますよ。
あと、90時間の休暇を確保する戦いも熾烈なものになるかと・・・。
2013/10/19(土) 20:19 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
Re: No title
Trinityさん、ありがとうございます。

今回のコースは、確かに、私にとっては1000で走れなかった範囲の復習にもなっていますね。
まあ、だからと言って、雨風まで再現されるとは思いませんでしたが(^^;)。

とりあえず、今回は応援隊の皆様が楽しんでいた、
秋田の海の幸を堪能できたので、大満足です!

そういえば、あの二人組は、本当に酷かったのですよね・・・。
何度も「一列になって!」と声をかけても無視されましたし。
次回以降の対応を、スタッフ間でも今度、確認させて頂こうと考えています。
2013/10/19(土) 20:26 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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