日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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小ネタ集 ホントに雑多な話題の詰め合わせ。

 気がついたら、年の瀬がそこまで迫ってきていました。

 で、こちらの天気は現在、雪・・・。
 積もるほどではないので良いですが、地面は見事にウェットで、ちょっと遠出ができるような状況ではありません。

 そんな訳で、実走レポートなんてネタは出せるはずがなく、現在出せるネタは、小ネタ集・・・。

 という訳で、さっさと本題です(なげやり)。
 まあ、2回連続で小ネタ集な上に、今回は、いつもより雑多な話題を詰め込んであります。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックして下さい。

1.アレックス・モールトン博士が永眠
 イギリスの名車、Miniのラバーコーンサスペンションの生みの親にして、モールトン・バイシクルを立ち上げたエンジニア、アレックス・モールトン博士が、現地時間の12月9日に永眠されました。
 享年、92歳。世界有数の長寿国である日本人の感覚でも、飛び抜けて長寿という感じを受ける年齢であり、恐らくは大往生だった事でしょう。

 自転車趣味人、特に小径車の愛好家の間では、モールトンと言えば高級車の代名詞であるとともに、あこがれの対象とされる場合も多くあります。
 特に、モールトン博士の自宅(と言っても、お城並の大邸宅)にある工房で制作されているシリーズは、「お城製」と呼ばれ、OEM生産品とはまた別の存在感を醸し出しています。

 私は、そんなモールトンシリーズの自転車のうち、日本のメーカー、ブリヂストンが、英国アレックス・モールトン社と共同開発したモデル、ブリヂストン・モールトン(BSM)を所有しています。
 そして、今、思い出せば、この車体と出会ったのが、自転車趣味の世界に飛び込む第一歩でした。

 その、第一歩を踏み出す契機となる車体を生み出してくれた事に、感謝したいと思います。
 博士が日本のメーカーとの共同開発により生み出した自転車は、購入から6年経った今も、仙台で私の通勤の足として現役で走り続けています。


2.ULTEGRAの世代間比較
 ウチの2台のロードバイク、Corratec R.T. CarbonとNEILPRYDE Alizeの両者は、ともにシマノのULTEGRAグレードのコンポーネントで組んであります。
 ま、正確にはCorratecはULTEGRA SL(6650)、AlizeはULTEGRA 6700で、両者ともにワイヤー式で、電動ではありません。

 この両者ですが、使ってみると、それなりに差があるのがわかります。
 もちろん、世代の進んだ6700の方が快適・・・かと言えば、そうでもない。
 私の体には、ULTEGRA SLの方が、感覚的にしっくり来るというか、思った時に、思ったタイミングで変速が決まってくれる、という印象があります。

 物凄く、言葉にし辛いというか、説明し辛いのですが・・・。

 ULTEGRA SLは、特にリアの小レバーは、指先で弾くだけで変速してくれる気がする反面、6700は、意識して押し込まないと変速しない、という感じです。

 この辺りは、ULTEGRA6600をさらに軽量化+グレードアップして、Dura-Ace 7800と遜色のない性能にまで引き上げたコンポと、Dura-Ace7900のダウングレード版という部分の差が出ているのでしょうか?
 それとも、ULTEGRA SLは、既に3年ほど使ってきているコンポであるのに対し、ULTEGRA 6700はまだ半年程度しか使っていない事による、使い慣れ度の差なのでしょうか?

 なお、現在、Alizeはリアカセットを79デュラの12-27に付け替えています。
 その構成がULTEGRAグレードになかったから、というのが理由ですが、これのおかげで、リアの変速の感覚が随分変わりました。

 ULTEGRAの時は、クランクを一回転させないと変速しなかったのに、Dura-Aceのカセットに変えてからは、クランク半回転だけで変速が終了している感じです。
 (実際の動作がそうなっている訳ではなく、それくらいの差がある、というたとえ話なのでご注意!)
 67はレバータッチに少々、感覚の違いがありますが、これはカセットを変えて良かったな、と素直に思えた部分でした。

 ・・・しかし・・・。

 ULTEGRA SLで人生初のロードを組んだら、その年のうちにULTEGRA 6700が発表され。
 今年、ULTEGRA 6700で新車を組んだら、海外から、噂レベルとはいえULTEGRA 8000の噂が聞こえてきて・・・。

 シマノさん、何か私に呪いでもかけてます?
 (まあ、性能に不満がないから、問題はないんだけどさ・・・)


3.色々読んだ本の感想など
 秋以降、いくつかの自転車漫画、書籍が発売されましたが、そのうちの何冊かについて、簡単に感想を書いておきましょう。

追い風ライダー
 自転車趣味人の間では名著と言われる「自転車で遠くへ行きたい」で、自転車でのロングライドの楽しさを描いた、米津一成さんの初の自転車小説。
 微妙に繋がりのある5本の短編が一冊になっています。

 いくつかのコースは、私が東京時代に実際に走った事がある道筋だったため、「あ〜、そこを右折した先は、いきなり急登だったよなあ」とか、「確かにここは、走っていて気持ちがいい場所だよね」なんて事を考えたりしてしまいました。

 で、どこかのブログで、この本は「アオバ自転車店」(宮尾岳氏の自転車漫画)みたいな話だ、という感想を見かけ、なるほど、と頷きかけましたが・・・。
 よく考えると、ちょっと違うのですよね。

 アオバ自転車店は、自転車と人間が関わる中で、新しい何かに触れて行く物語。
 追い風ライダーは、自転車に乗る人が、周囲の人と関わり、新しい何かに触れて、変わって行く物語。

 よく似ているのですが、どこかが微妙に違う感じです。
 (実際、追い風ライダーの中には、アオバ自転車店のような、車体の開発秘話やスペックの詳細な説明なんかは、ほとんど出て来ない。あくまでも、「自転車に乗る人」と「周囲の人」の関係が物語の核になっている気がする)

 なお、あまり書くとネタバレになるのでやめますが、第二話目以降のストーリーの、どこで前回までの登場人物が出て来るのか、そのタイミングも、ちょっと楽しみだったりします。
 (オジサンが、若い女性社員と一緒に自転車通勤とか、ちょっと羨まし過ぎる展開もあったりしますが・・・)

 とりあえず、私は現在、3周目に突入(笑)。
 で、多くの自転車乗りが、同じ事を考えただろうと思いますが・・・。

 来年の夏は手指に日焼け止めを塗るのをやめて、国分町(仙台の歓楽街)に出動しようかと思っています!

 いや、嘘ですけど(笑)。

じてんしゃ日記 2012
 高千穂遙、一本木蛮両氏による、自転車趣味を描いた漫画シリーズ。
 随分以前に、長文連投でTwitterで感想を流していますが、今一度、感想をまとめておきましょう。

 今回の2012年版は、2006年、2008年に刊行された前巻までの雰囲気を期待すると、完全に裏切られます。
 この本については、帯の背の部分に書かれた言葉、「すべてのヒルクライマーへ!」の一言が、全てを物語っています。

 今までの2冊は、一本木蛮さんが何だかんだと引きずり回されながらも、自転車趣味と向き合い、そしてそれを楽しみながら、どんどん深みにはまって行く様が、見ていて楽しかった訳ですが・・・。
 今回の2012年版は、高千穂氏が特にはまっているヒルクライムの世界に引きずり込まれる、という趣旨で話が進んで行きます。

 進んで行くのですが・・・。

 漫画的な誇張表現なのかもしれませんが、高千穂氏があまりにも強引というか、一本木蛮さんの逃げ道を完全に絶っておいて、無理矢理やらせている、という雰囲気があまりに強く現れている事と、欄外あるいはページ間に挿入されるコラムの内容があまりにも、「一本木蛮氏を悪く言う」ことの一辺倒な上に、「ヒルクライム至上」な発言を繰り返すだけなのが、あまりにも痛い。
 痛いを通り越して、<自主規制><censored><放送禁止用語>にしか見えて来ないという、最悪なオマケがついています。

 正直、ヒルクライムに興味がない自転車乗りの皆様や、坂嫌いを自認している人は、この本は読まなくても良いでしょう。
 個人的には、最初の方にあった、山陰地方の輪行旅のエピソードとか、そういう方向性の話をもっと見たかったです。

 それから、坂嫌いを自認している私からは、この本の、高千穂氏のコラムに、本気で嫌悪感を持った部分があるので、そこについて。

 このコラムの中で、高千穂氏は「坂嫌いの自転車乗りは困ったものだ。自転車仲間にあまり向かない」と、はっきり言い切っています。
 出版物の中で、こう言い切るという事は、坂嫌い、あるいは坂に苦手意識を持つ自転車乗り全員に喧嘩を売っているとしか思えません。

 そして、高千穂氏曰く、坂嫌いの自転車乗り達は、自分が一緒に走りに行こうと誘っても乗って来ない、いつまでもサイクルロードを行ったり来たり走っているだけの、つまらない奴だ、との事です。

 へえ・・・そうでしょうかね。本当に坂嫌いな人達が、どんな風に走っているのかを、自分の目だけでなく、彼らの立場で見た事があるのでしょうか?
 私に言わせれば、坂嫌いな自転車乗りは、高千穂氏がよくやっている、「坂を登るためだけに走りに出て、登るタイムが早い、遅いしか会話がないサイクリングなんて、つまらなくて仕方がないから、一緒に行く価値を見出せない」というのが真相だと思いますけど。

 私の考えから言わせて頂ければ、坂道や峠は、目的地に行くまでにあれば乗り越える、という、通過点に過ぎません。
 それに、坂道や峠道というのは、何故そんな場所にそんな道を作らなければならなかったのか、という、成立要因の背景や、成立年代の違いに伴う線形や最大勾配の取り方の違いなど、面白い話題の宝庫であり、そういう物を観察し、感じながら走る方が、何倍も楽しく走れる訳なのですけどね。
 なのに、「○秒縮んだ」「誰々より速い」「走り方がなっていない」等々、ガミガミ言われるだけの事に、なぜ付き合わなければならないので?(まっぴらごめんだ)

 そんな訳で、私みたいな奴が、「高千穂氏のようなヒルクライム原理主義者は、峠道という、地域の歴史的な話題の宝庫でもある場所を、ただのタイムトライアルの場所にしているだけの、視野狭窄で面白味のない奴らだ」と言ったら、高千穂氏はどう感じるでしょうか?
 (まあ、実際には私はクライマーの皆様は、私にできない事を軽々やってのける、凄い人達だと思っています。あの、軽々と激坂を登って行く姿には憧れますよね、本当に)

 自転車の楽しみは、ヒルクライムだけではありません。
 自分がそれを楽しいと思う、その点は問題ないのですが、自分の楽しみを他人にも押し付け、それを共有できない人達を「困ったものだ」と切り捨てるその行為は、某エンゾ氏と同じでしかないですね。

 その一方で、一本木蛮さんは、凄い頑張りでこの本の企画をこなして行きます。
 やまめ乗りを一番見事に再現できたのも、一本木蛮さんだったようですし、最後はヒルクライムレースを完走していますからね。
 その頑張りには、素直に拍手をお送りしたいと思います。

 できれば次回は、一本木蛮さんがメインの語り手となる構成で、一本木家の自転車事情や、自転車旅行記をじっくり見てみたいと思います。

じこまん
 自転車ロードレースを題材にした漫画、「かもめ☆チャンス」の作者である玉井雪雄氏の、自己満足漫画(多分、褒め言葉:笑)。
 自転車乗りならば、いつかは通った・・・かもしれない話が色々と詰まっています。

 「一生モノ!」と意気込んで買った1台が、いつの間にか何台にもなっている、という自虐的な「あるある」もそうですが、ロングライドイベントのゴール近くになると、「やっと終わる」と「もう終わってしまう」がないまぜになった、複雑な気分になるという物まで。

 さらには、ASSOSのウェアカタログで、とっても色っぽいお姉さんがやっている例のポーズを、玉井氏の自画像でやられるとか、自転車乗りならば、クスッとしたり、ツボにはまったりするネタや話題が詰まっています。
 という訳で、自転車乗りの皆様は、電車内や喫茶店内などで読む場合、ブブッと吹き出し、変人扱いされないように注意しましょう・・・。

 まあ、個人的には、「#じこじこまん」ツイートの所がピンポイントではまり、しばらく笑い転げてしまいました(玉井先生、ごめんなさい)。
 
 それにしても、ここまで見事な「自己満足」のための漫画(多分、褒め言葉)は、今後、ちゃんと連載が続き、次巻以降の刊行が続くのか・・・。
 まあ、自転車乗りの間では結構、受けているようなので、そこそこの売上げは出せると思いますが・・・。

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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