ネタにするのを忘れていましたが、十和田ブルベを走行中、コース上で撮影したデジカメ画像の枚数は、451枚。
1kmあたり、約2.25枚という、自分でもやり過ぎだろ、と言いたくなる枚数でした(^^;)。
こんな事をやっているから、PC2で(本来時間なら)タイムアウト寸前ペースになるんだろ、というツッコミが来そうですが、ってか、既に喰らっていますが(現場で:笑)。
それでもやめない、懲りない奴が、ここの管理人です・・・。
あ、だからと言って、コイツがいれば写真も記録もとらなくていい、とか、そういうのは勘弁して下さい(^^;)。
私にも、シャッターを押す余裕がない時はありますし、そもそも、カメラそのものを忘れてしまった、なんていう御バカ体験も普通ですから・・・。
では本題です。
さて、宮城400の撤退記録もいずれレポートしなければなりませんが。
今回は、ブルベで使用してみた機材の、実戦でのあれやコレやの感想などをまとめてみます。
同じ装備を使用している人でも、アプローチの方向が違えば、違った評価になると思いますので、あくまでも、現段階での私の評価、という形で見て頂ければと思います。
1.モンベル・サイクルレインパンツ GORE-TEXを使った、自転車用のレインパンツ。
上着に、同じモンベルのサイクルレインスーツを併用する事で、上下ともにGORE-TEXという豪華装備になる事ができます。
今までは、登山用のレインスーツのパンツを流用してきましたが、毎回課題になるのが、裾のパタつきとチェーンなどとの干渉。
これを防ぐため、裾バンドを片足×3本ずつ巻き付けて押さえ、しかしいつの間にかずり落ちて、元の木阿弥、という無駄な事をやっていました。
このレインパンツは、膝下の縫製とベルクロ止めに工夫があり、着用者の足の太さになるべく沿うように、膝下を絞って止める事ができるようになっています。
おかげで、膝下が登山用のそれと比較すると、とてもスリムかつ体の線に沿うように止める事ができ、フレームやドライブトレインとの干渉がほとんどないようにする事ができます。
このおかげで、風が強いときも、激しく足を回したときも、パタパタと裾がなびいたり、引っかかったりする感覚は無く、運転に集中できます。
しかも、素材はアウトドアの現場で鍛えられ、性能と信頼性の高さでは、アウトドア界では絶大な物がある、GORE-TEX。
登山時代にも色々と危ない場面を助けられましたが、今回の雨天走行でも、ほぼ問題のない走行が楽しめました。
まあ、欠点があるとすれば、雨が降っていない間(やんでしまった後)は、強烈に蒸れること、でしょうか・・・?
最高クラスの透湿性を持つ素材とはいえ、さすがに素肌や発散性素材を多用したサイクルウェアに敵うはずもないのは、仕方がない話。
しかし、ゴム引き雨合羽やサイクルポンチョのような、透湿性皆無の物と比べたら、快適性は格段に向上していますから、これから梅雨時のブルベ&ロングライドには、あっても良い装備だと思います。
値段は・・・・・・・・・かなり良い
「お値段」です。
けれど、高いだけの価値はありますよ、きっと!
(まあ、最近のブルベでは着用率がかなり高い場合も多いらしく、雨が降ると、皆、同じ服装になって、誰が誰だかわからなくなる時もあるらしいですが・・・:笑)
2.TOPEAKウェッジバッグ II Mサイズ 400kmを走るにあたり、アームカバー(ウォーマー)や予備電池などを収納するために導入したサドルバッグです。
外観はこんな感じ。
大きめだが、
案外普通な感じ。
予備チューブ2本、携帯工具、タイヤレバー、予備電池(単三×4本、単四×4本、それぞれケース入り)、アームウォーマーを入れて、まだ余裕があるほどの造りで、今後も役立ってくれそうだ、と思いました・・・が。
今回は雨天走行だったため、
標準装備のレインカバーを併用。
しかし・・・。
この雨天用のレインカバーが曲者というか、何というか。
カバーを付けても、サドル下のアタッチメント装着部が外に出るよう、上に穴があいているのですが・・・。
ここから雨水が浸入するため、結果的にカバー内に水がたまり、カバーをかけない方がナンボもマシな状況になるというのは、どういう事なのかと(カバーを外すとき、中から水がジャーッと流れ落ちた)。
私の車体にはドロヨケが装着されていないため、跳ね上げ水がそうなったのかとも思います。
しかし、雨水は別に跳ね上げ水だけが怖い訳ではなく、体を伝った雨がサドル側に落ちて行く(特に、レインスーツのような撥水性の高いウェアを着ていると、濡れた瞬間に伝って落ちている)量も相当な物ですから、それが上の穴からカバー内に入ったとも考えられる訳です。
とにかく、結果的に、サドルバッグ内は完全浸水状態。
携帯工具はステンレス製なので、ある程度の水濡れは大丈夫。
予備電池はチャックつきポリ袋内に入れてあったので、浸水は免れました(そうなっていなかったら、と考えたら怖い)が、ラップで包んだだけの予備チューブは、2本のうち一本が浸水してふやけた状態になっており、一度も使用せずに廃棄決定。
また、アームカバーも完全に濡れてしまっており、もし、これを着用しなければならない場面になっていたら、走行風で乾燥するまでの間、逆に体温が奪われて危険だった可能性があります。
ホントにもう、何と言って良いか・・・。
某パーツ評価サイトで、
『企画倒れのTOPEAK』と言われる理由がわかった気がします。
(雨天用カバーを標準で装備しておきながら、それは使わない方がマシな結果になるって、どういう事よ・・・)
という訳で、早急に防水性のサドルバッグを入手するとともに、汎用性のドロヨケも入手しようと思います。
コイツは、まあ、晴天時に使いますか?(消極的)
2013/5/19 追記
その後、別の雨ブルベで、ドロヨケなどの装備を固めて再度使用した結果、良好な結果を得ました。
よって、ちゃんと周辺装備を固めた上で使えば、問題なく使える製品である事を追記します。
まだまだ、この当時は経験不足でした・・・。3.簡易雨よけカバー テールランプ、Knog SKINKに使用している物です。
実際の使用状態(宮城300で)。
こんな簡単な物でも、
案外信頼できる。
雨よけカバーと言っても、最初からそれ目的で作られている物ではなく、実際にはブリーチや染毛剤などを使用するとき、耳に染料がつかないように被せるカバーです。
薬局や、100均でまとめ買いできます。
Knog SKINKは、まあ、Knog製品では良くある、機械部分にシリコンゴムを被せただけ、というシンプルな構造で、電池交換も、機械部分を引きずり出して行う形になっています。
そして、そんなシンプルな構造のため、隙間からの漏水は避けられない、というランプが多くあります・・・。
SKINKもその例に漏れず、ロングライドで使用していると、後輪が跳ね上げた水を被り、中まで漏水する事が多くあります(シリコンのカバーには水抜き穴がないため、たまったままになる)。
別にこれは雨天時だけの話ではなく、雪解け水や地下水の染み出し、路面清掃後の散水も十分にそういう影響を与える要因になりますので、そこそこの距離を走る際には注意が必要です。
で、これの実際の使用感ですが・・・。
雪解け水の流出が多かった、宮城300、青葉200十和田、雨の中を走った宮城400の、いずれの時でも、内部までの浸水は発生しませんでした。
ただし、過去には被せ方が甘かった(ちゃんと奥まで、しっかり被せなかった)ために、風で吹き飛ばされていたり、隙間から浸水していたりする事もありますので、装着状態は常に見ておかないといけません。
ついでに、雨の宮城400を走った後は、袋の端のゴムバンド部に、水と一緒に跳ね上げられた砂粒が分厚くこびりついてジャリジャリになっており、電池交換などを行う時には大変な事になったであろう事が考えられました。
これはちょっと考えものですが、しかし、ウェットティッシュなどを持ち歩いて、拭き取ってから開けば、何とかなるでしょう。
まあ、この砂粒でジャリジャリな状態は、ドロヨケを装備すれば回避できるかもしれませんので、今後の装備強化も課題にしておかないといけませんね。
そうそう、最近、100均でほぼ同じ構造(シャワーキャップのようなビニル製品)で、皿や丼の上に被せる、ディッシュカバーなる物を見つけました。
これ、サイズが合えば、ライトやGPSの簡易防水カバーにできるかも、です。
(柄付なので、表示が見辛くなるかもしれないが、この土日に全国で開催された雨ブルベでの、GPSや電送系機材の水没事故多発の噂を聞くと、こういう物を試したくなる)
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