日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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天は我らを祝福せり!2012BRM602青葉200十和田(その4)

 6月9日に、BRM609宮城400を走ってきました・・・が。

 先程ご報告のとおり、今回はDNF。
 途中で右膝に違和感が発生し、それが象潟を過ぎた登り返しで痛みに変わったので、そこでDNFを選びました。

 細かい話はまたレポートする事にして、とにかく、私には400は壁だ、と思いましたね・・・。

 あと、これから夏に向けて、仕事が急激に忙しくなる事になったため、600は残念ながら、参加する時間を捻出できない事になりそうです。
 今年参加できるのは、宮城の秋の200と、関東のどこかで秋開催の400があれば、それに参加するかどうか、という形になりそうです。
 (SRは来年以降の課題だ・・・)

 では本題です。
 十和田湖や奥入瀬渓流の景観という、自然景観のトラップに引っかかり。
 傘松峠の長い急勾配の登りという、自然地形+道路線形のトラップで体力を削られ。

 気がつけば、傘松峠の通過時間は、13:17。
 タイムアウト回避の目安は、ここを13:30までにクリアしなければならない、というのが一つの基準でした。

 よ~し、これで目安条件、クリア!

 ・・・と思いきや、よくよく考えたら、目安基準条件は、6:00ジャストにスタートしたならば、という話です。
 実際には、スタート時間前にボーナスタイムをもらっていたので・・・ペース配分としては遅れています。

 ・・・やれやれ、ボーナスタイムがなかったらどうなっていたことやら・・・。
 BRM602青葉200十和田の道のりは、私にとって、ちょっと違う方向に過酷な道になってきたようです。

 という所で、本編はこれまで通り長文なので裏置きします。
 興味のある方は、以下のRead moreをクリックして下さい。

1.ここからは下り・・・え?
 傘松峠を越える直前に、反対側から登ってきたツーリング装備の自転車乗りとすれ違い、挨拶を交わします。
 その後、ほぼ同じツーリング装備の自転車乗り、3~4人とすれ違った所を見ると、グループツーリング中だったのかもしれません。

 こちらは、というと、標高1,000mからのダウンヒルに備えてウインドベストを装備し、酸ヶ湯温泉方面へと下ります。
 登りに負けず、下りの勾配もなかなかの急勾配で、峠を出発してすぐに、速度は一気に高速走行域に到達し、風を切る音が耳元でゴーゴーと鳴り響きます。

 途中、いくつかのカーブを抜けると、硫化水素の臭いが急に強くなり、幾分か乳白色に染まった、青い池の前に出ました。


12060701.jpg
それがここ。
地獄沼、という場所らしい。

12060702.jpg
画像ではうまく捉えられなかったが、
この沼への流入口には、
湯気が立っていた。


 湖岸にあった案内板によると、どうやら、この沼自体が火口湖のようで、火山性の色々な物が溶け込んで、酸性度がかなり高くなっているようです。
 おそらく、生物は、かなりの酸性度でも耐えられるユスリカなどしか生息できないでしょうし、植物も、特別酸性土壌に強い種類しか繁茂していないようです。

 ちなみに、その案内板には、「危険なので、絶対に立ち入らないで下さい!」という注意書きがありましたが・・・。
 好き好んで、硫酸酸性の水の中に入る馬鹿はいないと思います(^^;)。


12060703.jpg
地獄沼のすぐ近くにあった崖。
部分的に、
硫黄が黄色く析出している。
植物も定着しておらず、
多分、火山性ガスが噴出している場所なのだろう。

「三十三観音入口」という標識があったが、
下手に踏み込んだら、
ホントに観音様に会いに行くことになりそうな気がする。


 反対側斜面が深い樹林だったので忘れていましたが、この周辺は火山帯なのでした。
 十和田湖もカルデラ湖ですし、温泉が随所にあるのは、つまりはいまだにこの山岳帯の地熱が冷え切っていないことの現れでもあります。

 で、火山性ガスが吹き出していたり、温泉水が混じった水の流れがあると、そこは嗅覚に訴えるもの・・・まあつまりは、硫化水素臭が強烈に漂っているために、すぐにそれとわかるのでした。
 この、ダイレクト感も自転車の強み、なのでしょうが、硫化水素臭というのはちょっと・・・。

 この先、登山客が利用するらしい駐車場があり、そこでは登山者らしい人が左右を確認せずに道路を横断し始め、徐行でジリジリ接近して行ったら、随分接近してからやっとラチェット音で気付いてもらえ、大いに驚かれてしまった、なんて事もありつつ、ダウンヒルを続けます。

 と、すぐにまた広い駐車場が併設された建物が現れ、そこには・・・久々にノーマルなカラーリングの、赤い自販機が見えました。
 そろそろ、ドリンクの残量が気になり始めた所だったので、これ幸い、と、駐車場に車体を走り込ませます。

 それが、先程から距離表示で出ていた、酸ヶ湯温泉でした。
 奥入瀬渓流の出口から、随分長い時間のかかった20kmでした(レポートだと、2回にまたがってしまったよ・・・)。

 温泉の建物の前では、地元の自転車乗りと思われる方が休憩中だったので、挨拶しながら通り過ぎ、駐輪場所を探すと・・・黒い小径車が止まっています。
 先程、峠の向こうで颯爽と坂を登っていた、まるよさんのtikitでした。

 「速いですね、全然追いつけませんでしたよ」
 「ミニベロですから登りは強いです」
 という、挨拶なのか何なのか、という言葉を交わし、蕎麦饅頭が美味しかった、という情報を頂いたので、早速、購入します。


12060704.jpg
実際、これは美味かった!
アンコ物はロングライドの補給食に最適です!


 と、先程、挨拶した、地元のサイクリストの方が、声をかけて来られました。
 反射ベストを着た人達が次々、下って行ったので、何のイベントなのか興味を持っておられたようです。
 ブルベの走行中であること。今日は遠征開催で、200kmであることなどを話すと、ブルベって、こんな所でもやっているんだ、という感じの反応を示しておられました。

 そういえば、今回のブルベ、北海道、関東地方からの遠征組が中心の参加者構成でしたが、地元青森県からの参加者が一人もいなかった、という話が、ブリーフィング、そして後夜祭でも話題になっていた気がします。
 しかし、この時のサイクリスト氏の反応を見ると、どうやら、ブルベが開催されていること自体を知らなかった、という皆様が多かったのでは・・・という気になってしまいました。
 (そういえば、東北からの参加者も、宮城ブルベを走っている皆様がほとんどでしたからね・・・。まだこちらでは、ブルベ自体の知名度が低い上に、どこでどんな団体が開催しているのか、そういう情報自体も知られていないのかも・・・)

 この後、まるよさんとは、これから先のコースは下り基調で、タイムアウトの恐れもなくなったというような事を話し合いました。
 その後、私は休憩したかったので、先行するまるよさんをお見送り。
 ドリンク補充も兼ねて、もう少し補給しておきます。


12060707.jpg
で、青森県と言えばこれでしょう!

これ、果肉もしっかり入っており、
物凄く美味しかった。

12060705.jpg
で、ここの土産物店で発見。
東北地方にも、
こういう文化はしっかり根付いています。
六魂祭に集まるお祭りの擬人化?か何かだと思う。

12060706.jpg
自転車乗りの間でも、
(だからこそ?)
ある一定層の需要はあると思うので、
クリック先の拡大画像、
無駄に大判で置いておきます。


 さて、無駄な行動力の発現はそこまでにして、いい加減、先に進みましょう。

 酸ヶ湯温泉から先も、多少の勾配変化はあったものの、基本、下り基調の道が続き、今まで減速した分を取り返す勢いで、先に進んで行けます。

 途中、雪解け水で道路自体が川のようになっている場所では、さすがに徐行を強いられましたが、それ以外では特に問題もなく、順調に距離を伸ばして、八甲田スキー場へと到着しました。
 このまま、下り基調で、一気にPC2へ・・・


12060708.jpg
と、そんなに甘い話ではなかった。
八甲田スキー場前で、
結構きつい登り返しが・・・。


 ギアは再び、インナーロー。
 おいおい、聞いてないぜ、と言いたくなる急坂でした。

 まあ、ここを過ぎれば、再び下り基調になり、この先、県道40号への右折地点を見落とさない事に集中すれば良い、と、地図を頭の中に思い浮かべます。

 ちなみに、現在走っている国道103号から県道40号への右折ポイントは、豪快な下り坂の途中に現れる事が、VCR青葉のサイトでも注意事項として掲載されていました。
 気付かずに通り過ぎたら、急勾配の下りをそのまま、青森市街地へと強制送還されてしまうという・・・。
 (そうしたら、戻ってくるのは時間的に不可能になるため、大人しく電車で八戸に向かう必要がある・・・)

 ちなみに、今回、私は退路を断つ意味もあって、輪行袋は持ち歩かずに走っています。
 というか、このコースはDNFした所で、公共交通機関が運行されている場所まで行くのも、相当に大変な思い(かなりの距離の自走)をしないといけませんから、最初から完走しか考えずに望んでいます。

 また話がミスコース気味になったので、コースに戻りましょう(笑)。

 とにかく、この先は右折ポイントの出現だけに集中していれば良い訳です。
 豪快に下る坂、というのが、どういう物なのかがイマイチ心配でしたが、それもどうやら、勾配表示に現れたようです。


12060709.jpg
はい、出ました。
いや、豪快過ぎるだろ、
下り10%って・・・。


 しかも、右折ポイントって、直線路の途中だったよな・・・。

 という訳で、勾配標識を撮影後、走り出して数秒で50km/hまで加速した車体を操り、前方の景色に集中。
 木々の枝に半ば隠れて、青看板が現れたので、視線移動だけで表示を確認、右方向が、田代平・・・あそこか!

 後方、そして対向車の距離が十分である事を確認し、右手を横に突き出してハンドサインを出すと、そのまま一気に道路を右折。
 時速50km/h近い速度で、鋭角気味のカーブを曲がるのは、なかなかスリリングでした(砂や石が浮いてなくて良かった・・・)。

 さあ、ここからPC2の銅像茶屋までは、県道40号を真っ直ぐ走るだけ。
 道は山の斜面をトラバースする道になり、平坦基調・・・


12060710.jpg
じゃない!ここに来て、また登り坂!
しかも、ここも10%越えが
何カ所かあったようで・・・。


 まだ登らせるんかい!

 いや、周囲に誰もいませんでしたけど、思わず叫びましたから、マジに。

 事前に見ていたコースプロファイルでも、この区間は、それほど勾配変化がない区間のようになっていました。
 が、それはその直前の傘松峠と、この先の十和田市街地までのダウンヒルの勾配変化が大き過ぎるため、相対的に平坦に見えいた、というだけで、実際には強烈な登りを含む、険しい道だったのです・・・。

 どこまでサドなコース設計なんだよっ!

 と、インナーローでチェーンをギリギリ言わせ、歯を食いしばって、途切れ途切れに繰り返し現れる急勾配をクリア。
 最後の最後、ほんの短い距離だけ、平坦~緩い下りに転じ、やがて正面に広い駐車場が見えてきました。

 PC2、銅像茶屋に、やっと到着しました。
 もう、ヘロヘロ。ライフはゼロ、と言うべき状態でした。

 PC2チェック:14:14

 何人か、顔なじみの参加者が既に到着して休憩中だったのですが、その前で、「本日の登坂許容値限界!もう坂は登らん!」という、意味不明の宣言を出してしまうほどやられていました。
 というか、この段階では本気の本気の本心で、「もう坂が出てきたらやめる!」と、そう思っていました。

 いや、だってほら、嫌いな事をこれ以上、無理矢理続ける事に、何の意義も感じられなくなってましたから、この時は(疲労で)。

2.つかの間、普通の観光も
 銅像茶屋のある場所は、有名な旧日本軍の八甲田山大量遭難事故があった、あの場所です。
 茶屋の裏手、数百メートルほど奥まった園地の高台に、立ったまま意識を失っている所を救助された、後藤房之助伍長をモデルにした、という遭難記念碑が建っています。


12060711.jpg
八甲田連山を背に立つ、
遭難記念碑。


 この大量遭難事件は、時代が時代なのと、事故を起こした組織が組織だった事もあって、詳細は今でも謎の部分が多いのと、この事件を題材にした映画や小説のイメージが強いために、さらに事実誤認(物語での創作が事実のように語られるなど)を招いているなど、とにかく情報が混乱・錯綜した状態のようです。
 ただし、確実な事実として言えるのは、明治35年の1月に、ここで193人もの人達が、冬に遭難死したことです。
 そして、その遺体収容が終了したのは、Wikipediaの記述によれば、同年の5月28日だったとの事。
 つまり、私達がここを走っていた、その時期まで、ここにはいまだ収容されずに遺されていた人がいたという事です。

 この、雪中行軍に出向いた人達は、(事実か、後世の創作かは不明ですが)天は我らを見放した、という言葉を遺したそうですが、この日、ここを走った私達は、最高の晴天に恵まれ、天に祝福されたかのような楽しい一日を過ごしたのでした。

 うむ、何か、謎の感動話になってしまった・・・(^^;)。

 まあ、シリーズのタイトルの由来が、さりげなく説明できた所で、再度、茶屋に戻ります。
 園路には、微妙な斜度と高さの階段が続いており、坂で痛めつけられてプルプル痙攣している足には、かなり歩き辛い物でした。

 そうそう、こぼれ話として、この銅像茶屋周辺などの一部地域では、携帯電話が、SoftbankもAUも、Docomoでさえも、一切通じない、という場所が結構ありました。
 つまり、ブルベでDNFしたくても、登山で遭難したとしても、全く連絡を取る手段が失われてしまう地帯がある、という事です。

 これは、一部では、雪中行軍で遭難した兵士達の怨念が、多くの人を引き込もうとしているから・・・なんて言われていますが。

 タネを明かせばなんて事はない、この周辺は国立公園の中でも、最も環境保全などの規制が厳しい特別地域の指定を受けている地域なので、携帯電話のアンテナ塔を建てる事ができない、と、それだけの話です。

 まったく、枯尾花にも程があるような話で盛り上がれる、一部の皆様が羨ましいです。

3.そして再び文明の中へ
 PC2銅像茶屋には、結果的に、30分ほども逗留していたようです(笑)。
 かなりやられていたんだなあ・・・。


12060712.jpg
出発前に撮影。
銅像茶屋の全景。


 そんなに長い時間、止まっていたので、結構な数の参加者の到着と出発に立ち会う事になりました。
 で、このPCには、参加者のご家族が、その応援のために駆けつけている、という珍しい一幕もあり、シクロツーリストの取材を受けていたりもしました。

 まあしかし、とある男性の方が、金髪三つ編みのカツラを被って一緒に写真に納まるとか・・・。
 東北のブルベ人口が減らなけれb・・・ゲフンゲフン。

 まあ、詳細は、8月頃発売?予定のシクロツーリスト誌に掲載される(かもしれません)ので、そちらでご確認ください(^^;)。

 さて、そんなこんなで、体力と気力を回復させるため、思わぬ長逗留になったPC2を出発します。
 ちなみに、当初、考えていたPC2到着の想定時間(スタートから、時間移動距離16kmでここまで来た場合の時間)は、14:36。
 あれだけスタートでボーナスタイムをもらっておきながら、24分しか先行できていません(PC2クローズは15:08だったから、PC1で想定時間から1時間以上先行していたという貯金を、かなり崩してしまっている)。

 ボーナスタイムがなかったら、どうなっていたのやら・・・。
 奥入瀬渓流での減速&ハプニング足止め、傘松峠の登りでの急減速が、こんなに効くとは思いませんでした。

 そして、PC2を出発したのは、手元の画像のExif情報からは、14:40頃だったようです。
 ここから先は、県道沿いに田代平の平原を駆け抜けた後、一気に標高を下げて、十和田市街地へと下り、そのまま八戸のゴールへと向かいます。
 正真正銘、ここから先は下り基調、と考えて進みましたが・・・。

 案外、登り返しがあると言う(^^;)。
 もう、疲労で周囲を観察する余裕も・・・


12060713.jpg
いや、それは別腹的に残っていた(笑)。
ただし、下り基調を駆け抜けながらなので、
今までみたいに、
アングルや構図を考えた撮り方にはなっていない(笑)。

12060714.jpg
田代「平」という位の場所なので、
場所によっては本当に平坦が続く。
(読みはTASHIRO-TAI。TAIRAじゃないぞ)

こんな標高の場所でありながら、
牧畜や耕作のために開墾されたというから、
昔の人はどんだけ無茶したのやら・・・。


 やがて、前方に丘のように盛り上がった場所が見え、その中腹あたりにガードレールと、結構な速度で走り抜ける自動車の姿が見えます。
 国道394号との交差ポイントが近付いてきたようです。


12060715.jpg
そして国道を横断し、
道は大中台方向へと向かう。
本当は、
この方角に十和田市街地が見えたはずなのだが、
急に下界がガスって来た。


 道路の右側、谷の方向の眺望が凄かったので、前後に自動車がいない事を確認してから道路を横断。
 道路脇の広場からこの眺望を撮影している所を、この先にあった駐車帯で待機中の、青葉スタッフ撮影班に目撃されてしまっていたようです(笑)。

 前進を再開し、青葉スタッフの皆様の声援を受けながら、ダウンヒルゾーンに突入します。

 そして、ここから30分ほど、撮影画像はありません(おかげで今回、掲載画像枚数が少ない)。
 急勾配の下り坂だったため、片手を放す事なんてできませんし、さすがに時間が気になってきていたので、しばらく、ノンストップで走る事にしていたためでもあります。

 ま、どうせこの区間、海風に乗って沸き上がってきたガスに包まれて、あまり視界も効かない場所が多かったのですけどね・・・。

 しかし、おかげさまで走る事に集中できたため、国道102号に出るまで、下り基調の助けもあって、制限速度である40km/hで巡航できていた区間もあったりして、一気に想定時間を回復させる事ができました。
 PC2で補給した回復薬こと、コーラが効いていた事もあるかもしれません。

 ただし、残念な事に、スノーシェッドを何度も潜った事以外、周囲の風景の印象があまり残っていなかったり・・・。

 まあ、常々、『がんばらない』をモットーにしているのは、走ることに集中してしまったら、こんな風に、本当に『走るだけ』になってしまうからなんですよね・・・。
 せっかく、初めて来た場所を走るんだから、できるだけ、周囲の色々な物を見ておかないと勿体ない、と思うのですけれど。


12060716.jpg
国道102号沿いには、
菜の花が咲く場所があった。


 仙台周辺では、GW中くらいが菜の花と桜の季節でした。
 青森も、桜はGW中が最盛期だったはずですが、まだ菜の花が咲いているとは・・・。

 ってか、これ本当に菜の花?
 似てる別の花、って事はないのかな?
 (植物は、あまり知らないから・・・)

 とにかく、ここからは平坦基調。
 一路、十和田市街地を目指して走ります。


12060717.jpg
十和田市街地に入ったのは16:00頃。
トップの人は、
これくらいの時間にゴールしたらしい。


 市街地に入ると、周辺交通が一気に増えて、今までのように、前後をあまり気にせずとも走れるような場所ではなくなります。
 ましてや、この辺りの皆様は、車道上にいる自転車には慣れていません。
 前後の自動車との距離、路肩と走行ラインの位置関係などに特に注意を払いつつ前進して行きます。

 残る距離は40km。
 平坦基調の道を・・・。


12060725.jpg
ダメ押しで、
国道4号沿いのアップダウンを行く。
まだ登る(笑)。


 幹線国道沿いなので、勾配変化は今までの峠などよりずっとマイルドなのですが、さすがにセンチュリーライド級の距離を走った後だけに、足にこたえます。
 途中、コンビニでさらにコーラを投入し、次々現れるアップダウンをクリア。

 途中、何カ所か、交差道路とインターチェンジ状の接続ポイントがあり、分岐・合流する自動車とのラインの交錯に注意が必要な場所が何度も出てきます。
 バックミラーをチェックし、後方に車体が迫っていたら、早目にハンドサインを出して左右のライン変更を行います。


12060718.jpg
今回のコースの途中、
時々見たもの。
LEDライト付視線誘導ポール。

普通のデリネータよりも、
霧の中や吹雪の中での、
視認性が良さそうだ。


 このアップダウン区間で、何人かの参加者に先行。
 コーラを入れてから、急に小さなアップダウンが苦にならなくなります。

 レシピが秘匿されている事で有名なあの飲料。
 どこかの都市伝説どおり、ホントに何かヤバい物が入っているんじゃないか、と思わせる回復っぷりです。

 4号沿いを進み、個人的なランドマークポイントに設定していたコンビニが左手に。
 キューシートに言及のあるコンビニが右手に現れました。
 広域農道への左折ポイントが出現、コースは最終段階へと入って行きます。


12060719.jpg
ここの広域農道は、
工業団地へのアクセスも兼ねた道。

広域農道という物は、
本来的には農作物や農耕機を効率よく、
内外へアクセスさせるための道。


 工業団地へのアクセスを兼ねた道なので、舗装もしっかりしています。
 なお、どんな場所でもそうですが、東北地方の広域農道は、いわゆる「農道」とは異なり、下手な県道や市道より立派に見えたりします。

 さすがに、農業が経済基盤となる地方。金のかけどころが違います。

 おかげで、こういう道は自転車で走る上でもとても走り易い道となる・・・かと思いきや、普通の道路とは線形、勾配ともに一般の道路とは異なる事があるのが、困った所です。
 そういえば、4月の宮城200で走った、丸森町~角田市の間の広域農道も、アップダウンが続く、200kmの最初と締めにはきつい道だったなあ、なんて考えたりします。

 まあしかし、あれほどのアップダウンがあるのは、あの地域特有の話で・・・


12060720.jpg
という訳でもない。
・・・思わず、足が止まったぞ。


 いやあ、何すか、このアップダウン(呆)。
 どんだけ下って、どんだけ登り直すのよ・・・しかも一直線に・・・。
 (あとで地形図を見直したら、約20mのアップダウンだった)

 入口のコブを越えた瞬間、思わず急ブレーキをかけてしまった位、意表を突かれたアップダウンでした。

 とりあえず、一枚撮影してから、ブレーキを解除。
 一直線に下る数秒で、速度は制限近くまで上がりましたが、登り返しで一気に速度を失い、最後はインナーローでキコキコ・・・。


12060726.jpg
その後も多少のアップダウンが続いたが、
それなりに走り易い道だった。

12060721.jpg
・・・あれ?
いつの間に八戸市に?


 最後のほうは、平坦基調で走り易くなり、あとはトラップ標識に引っかからなければ、無事、ゴールです。


12060722.jpg
はい、トラップ標識。
コースは右折なのだが、
標識の示す八戸市内は左。

ここから左右の側道でループして、
橋下の県道に接続するので、
左右どちらからも
八戸の市街地には行ける。


 トラップ標識は、ストリートビューで確認してあったので、ちゃんと右折して県道に接続。
 最後はそのまま、県道沿いに下って行くのみです。


12060723.jpg
最後の下り基調を、
流すつもりで前進。

12060724.jpg
ってあれ?
もうゴールのコンビニ、
見えてるじゃん!
(上の画像のオリジナルから、
部分等倍切り出し)


 ありゃ。
 このまま少し市街地を走るイメージだったのに、坂の下がいきなりゴールでした。
 八戸駅も、ここから数分という所でしょう。

 そういえば、八戸駅自体は、東北新幹線の設置にあたって、郊外に新たに作られた駅なのでした。
 だから、スタート後も、数分で郊外に出てしまっていたのか・・・。
 (八戸の町自体は、結構大きいので、市街地中心から八戸駅までは、自動車でも10分前後かかる)

 なんにしても、これで無事、ゴールです。

 ゴール:17:25

 走行時間は、11時間25分・・・ってあれ?
 結果的に、4月の宮城200と同じ時間で走れていました。
 どうやら、途中から「走るだけ」に切り替えた時間の間に、結構、時間を取り戻せていたようです。
 (スタートから時間移動距離16kmで計算したら、1時間以上あとでないとゴールしない計算だったし・・・)

 それにしても、もう峠登りは十分だ、と思わせる物が感じられた一日でした。

 ちなみに、この日の出走は31名。
 完走31名で、全員が完走するという、ちょっと珍しい結果になっていたようです(大体、1~2名のDNFは出る物だから・・・)。

 もとより、5段階評価で4という高いレベルである事を知った上で、遠征してまで参加したい、という意思を持っていた人達である事。
 公共交通機関がほぼ皆無な土地であるため、DNFしてから先も、ブルベ並の覚悟がないとスタート地点には戻れない事、などを考えると、ゴールした方が早いってのは、当然、全員が考えていた事で・・・。

 「ホッとした反面、なんか悔しい!」

 というのが、今回のコース設計者の方のコメントでした(笑)。

 しかし、「来年は、もっとグレードアップさせよう」という部分に関しては。

 お願いだからやめて下さい(^^;)。

 だって、今回も体力的にはギリギリ完走という感じだった訳ですから・・・。
 これ以上、過酷にされたら、DNFが何人出るか、わかった物ではないですよ?
 (で、八甲田の山奥からの帰還でも、ブルベ並の走力が求められる、と・・・。参加者が減る気が ^^;)

 それに、みんなが結構、平気な顔でゴールしてくるのが、ちょっと期待はずれ・・・って、あの、それならPC2で待って頂けば、ヘロって凄い顔になった皆様を見る事もできたと思いますが・・・。
 (いやあ、冗談にしても、結構強烈なニュアンスを含む一言でした:笑)

 ちなみに、コース設定時にも、周囲の青葉スタッフから、「観光コースなんですから、普通に走れるようなコース設定にして下さい」と釘を刺されたのだとか(笑)。
 まあ、こちらは一般向けコースとして、いわゆる「アタック」系のコースとして、別に険しいコースを設定する分には問題ない気がしますが・・・。

 さておき、ゴールチェックが終わると、後夜祭まで時間があったので、一旦、宿に帰ってシャワーを浴びたら・・・軽く寝落ち。
 目が覚めたら、19時を回っていました。

 危ない、と、そのまま後夜祭会場へ。
 後夜祭では、自転車の装備の件や、コース中のあれやコレや。
 そして、普段走っているコースのあれやコレやなど、同じ趣味人同士の濃い話が色々出ました。

 いやあ、本当に走る前から終わったあとまで、楽しいブルベでしたね(一部、苦しかったけど、今思い出せば楽しさの方が勝る。確実に!)。

 こんなに楽しいブルベを、遠征で開催して下さった、ヴェロクラブ・ランドヌール青葉の皆様。
 そして、当日、様々な形で私達走者を支えて下さった、地元の協力者の皆様、本当にありがとうございました。
 (ブルベのスタッフも、地元も協力者の皆様も、ブルベの規定でボランティアで動いて下さっている。本当に、ありがたい話だ)

 しかも青葉さんは、今年の開催数を考えたら、遠征開催も、かなりの負担があったのでは・・・。
 次回も開催して欲しい、と思う反面、あまり無理をなさらないようにもして頂きたい気がします。
 (だって、自分にはそこまでできるか、と聞かれたら、答えに困るもん。できないと言い切りたいけど、それはそれで、何か人の好意に頼っているだけの気がするし・・・)

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コメント
No title
宮城400、お疲れ様でした。YO-TAさんの思い切った判断も必要だと思います。勉強になりました。

 さて、PC2のお話、ソフトタッチな仕上がりで有難うございます(笑)
 またまた美しい画像ばかり!
 私は幼稚園の時、バス遠足で田代平へ行ったので、今回はあそこで40年前と同じようにお遊戯をしている写真を撮る予定でした。でも、そんな余裕まったくありませんでしたからYO-TAさんの写真に感激してます。
 懇親会も皆さんのお話が聴けて、とても楽しかったです。
 またお目にかかれる日を心待ちにしています。
2012/06/10(日) 20:42 | URL | Kei #-[ コメントの編集]
Re:
Keiさん、コメントありがとうございます。
宮城400は、もうちょっと進めるとも思ったのですが、それ以上、進むとその日に仙台まで帰れない事がわかったので、打ち切りにしました。
進み過ぎて、宿が取れなかったら悲惨ですからね・・・。

さて、十和田シリーズ、やっと完結までこぎ着けましたが、これでも書き足りない部分が多々あります。
本当に素晴らしいコースで、来年、開催されるなら、もっと沢山の方に走って欲しいと思えるコースでしたね。
また機会があったら、どこかで一緒に走りましょう!

あ、PC2のソフトタッチは、最初の想定通りです(笑)。
これ以上は、シクロツーリスト誌にお任せするということで・・・。
2012/06/10(日) 21:58 | URL | YO-TA #GY0.Hv3k[ コメントの編集]
残念でしたね
きょうは、鳥海山くっきりと見えてさわやかなんですが・・。いい経験になったのではないですか?膝は私の場合は、冷えるとだめなので、それさえ気をつけてれば痛むことはないです、これも経験ですね。ブルーラインは天気のいいときに上りにきてください。蝶も飛んでますよ。
2012/06/11(月) 08:39 | URL | 山形1号 #-[ コメントの編集]
Re: 残念でしたね
山形1号さん、ありがとうございます。

どうも、十和田の疲れが抜け切っていなかったのに、47号最上川沿いの追い風(!!)に調子に乗ったのが悪かったようです。
まあ・・・その日のうちに自宅に戻れる最終ラインを超えなかったのは、引き際の選択としては悪くなかったと思いますが・・・。
(悔しい事には変わりありません ^^;)

鳥海山ブルーラインは、タフな道ですね。
何度も現れる10%の表示と、急勾配区間の距離表示が、親切なのか嫌味なのか段々わからなくなりますし(笑)。
九十九折の区間は、何段目になったのか、数えるのも嫌になりましたし(笑)。

でも、一昨日の天気でも、大展望の一端は見る事ができました。
晴れていれば、十和田の傘松峠に負けない、素晴らしい展望になっていたと思います。
また、天気のよい時に、リベンジします!絶対!
2012/06/11(月) 09:37 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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