日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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泉ヶ岳、鎮魂花火

 間もなく、日付が変わって、2012年3月11日になりそうです。
 こちら、仙台を始めとする東北地方各地では、特別な意味を持つ一日がはじまります。

 その前日である本日、2012年の3月10日。
 仙台在住の皆様の、少なからぬ数の皆様は、北西の空を眺めたのではないでしょうか?

 この日は、東日本大震災で犠牲になった皆様に、思いを届けるという趣旨で、とある企画が進められていました。

 場所は、仙台市泉区の泉ヶ岳スキー場。
 仙台市を見下ろす山の上から、「天国にぶっ放せ!」という掛け声のもとで打ち上げられた鎮魂の花火。
 ゲリラ的にボランティア活動を行っていた、「スコップ団」という団体が、ある意味では無茶とも思われる計画を打ち立て、多くの人の共感と賛同の声を受けて実現しました。

 その、鎮魂の思いを乗せた花火を、私は自宅近くの高台から見守りました。
 ただ見守るだけでなく、久々に持ち出した一眼レフで撮影してやろうと思った訳ですが・・・。

 という所ですが、本題は例によって長いので(^^;)、裏置きします。
 興味のある方は、Read moreをクリックして下さい。

 この文章を書いている現在は、2012年3月10日。
 2012年が閏年でなければ、3月11日であったはずの日でした。

 2011年3月11日は、言うまでもなく、現在私が住んでいる仙台をはじめとした東北地方各地において、特別な意味を持つ日です。

 東北地方太平洋沖地震。
 あの日に三陸沖で発生した地震は、自然現象として、そのような名前を付けられました。
 そして、1900年以降に地球上で観測された地震の中でも4番目のエネルギーを持っていたこの地震は、東北地方の太平洋岸を中心に、本当に甚大な被害をもたらした地震災害、「東日本大震災」をもたらしたのは、説明するまでもない事でしょう。

 あれから365日が巡り、暦は再び、同じ3月11日を迎えようとしています。
 その一日前、昨年は3月11日であったこの日の夜、仙台市の北西部にあり、地域のアウトドアフィールドとして有名であるとともに、仙台の自転車乗りにはヒルクライムの場として有名なこの山から、2万発という数の花火が打ち上げられました。

 私がこの催しを知ったのは、あるとき、TwitterのTLに流れてきた、スコップ団の団長ブログのこの記事がきっかけでした。

 最初にこの記事を見た時は、「凄い話だけど、本当にできるの?」と、随分懐疑的なスタンスで受け取った事を今でも覚えています。
 しかし、色々な人の共感と賛同を集め、そして迎えた2012年3月10日。
 仙台の夜空に、鎮魂の花火は無事に打ち上げられました。

 私は例によって休日出勤だったのですが(^^;)、今日は早目に切り上げ、泉ヶ岳を正面に見る事ができる高台へと移動。
 朝から降り続くミゾレ混じりの雨の中、遠くに光るその花火を見守るのと同時に、一眼レフ(OLYMPUS E-3)を持ち出して、撮影を試みたのでした。


12031007.jpg
ちなみに、私が花火を見た場所は、
晴天昼間だったら、
泉ヶ岳スキー場はこんなにはっきり見える。


 この場所は、新年に近所の神社に初詣に行った際、偶然、見つけた場所で、まともに真正面に泉ヶ岳を見る事ができます。
 私が陣取っている間にも、近所の皆様が何人か、花火見物に来ていました。

 さて・・・実際の撮影の方ですが・・・。
 折からの悪天候に加えて、夜間という条件であったため、撮影条件を決めるのもひと苦労。
 さらに悪い事に、一眼レフを触るのは久々だったため、暗闇の中で撮影モード変更などの細かな操作にてこずり・・・。

 シャッタースピード優先モードにしたかったのに、なかなか切り替わらず、結局、絞り優先で撮影を続ける事になってしまいました(^^;)。

 ・・・あかん。
 機材の操作くらい、慣れておかないと・・・。

 ちなみに、泉ヶ岳は同じ泉区内ですが、距離はそこそこ離れています(30kmくらいかな)。
 レンズは12-60mmで大丈夫だと思っていましたが、実際に現着してみると、全然足りませんでした・・・。
 いやあ、随分撮影のカンが衰えているようで・・・(^^;)。

 ま、そんなこんなありましたが、現地で撮ってきた、鎮魂花火の・・・撮影失敗画像集をどうぞ・・・(汗)。


12031003.jpg
今日の仙台は雲が低く、
花火も光量がある物だけが、
雲と霧の中で光っているような感じだった。
肉眼で見るならともかく、
撮影するには連発物のような明るさがないと厳しかった。

12031004.jpg
高く打ち上がった花火は、
厚い雲の中に隠れてしまう事も・・・。
(おかげでピントも合わせ辛い・・・)

12031002.jpg
比較的良く撮れた一枚。
これで比較的良い、という位なので、
あとの成果は推して知るべし(^^;)。


 まあ、何というか、我ながらお粗末な結果(笑)。
 ホントに一眼レフを持ち出した結果かいな、と言われてしまいそうな気がしますね(^^;)。


12031005.jpg
ちなみに、
コンパクトデジカメだったら、
これが限界だった。
(ISO1600まで上げてこれだ)


 という訳で、これでも機材に助けられてたんだぞ、と。
 ・・・どこまでお粗末な結果だったのやら・・・。

 しかし、雲が低くかかっていたとはいえ、冬の夜空に上がった花火はきれいでした。


12031001.jpg
オマケで、仙台市内の夜景を。
3.11直後には、
こんな明るい夜はなかったと聞いている。
去年の3月19日夜、青森から空路羽田に向かった時、
岩手~宮城~福島の上空が明らかに暗かった事を、
今でも覚えている。

12031006.jpg
仙台市中心部方向。
今では明るい町が戻ってきている。
少なくとも、私の目にはそう映る。


 さて、今日で私の仙台生活も8ヶ月になりました。
 想像を超えて寒かった冬も、雪でなく、雨が多くなってきた今、やっと終わりつつあるのかな、と感じられてきています。
 (一時は、冷蔵庫を使っているのが虚しくなる位、寒かったからね・・・)

 昨年夏に、いきなり決まった転勤から今まで、本当に色々な事がありました。

 初めて相馬市の津波被災地に立った時の、あの時に受けた衝撃はいまだに忘れられませんし、それを表現できる言葉は、いまだに見つけられません。
 色々な方から、3.11その日の体験を聞き、現在に至るまで、様々な皆様から逆に励まされたりするような毎日でもありました。

 そして、東北で生活している今、東京にいた頃の自分が、どれ程勝手な了見で、被災地や震災の事を「知ったつもりになっていた」かを思い知らされる事も多かったですし、現在も、被災地の外の皆様の言う「被災地」と、今、自分を取り巻く環境の、あまりのギャップに戸惑いを隠せません。

 その一方で、今、ここにいる私は、本質的な意味で、被災した皆様の心のうちを理解する事はできない、という事実に、打ちのめされる気分になる事もあります。

 被災した皆様の置かれた境遇に自分を当てはめて、どれほど大変な事か、と想像する事はできます。
 しかし、想像できる範囲の事は、全て仮定の話です。今現在、それに現実として直面している皆様の心の内には遠く及ばないことを、何度も実感させられて来ました。
 (昨年秋に被災地の話題を封印したのは、その辺りの気持ちの整理がつかなかった事が大きかったりする)

 そんなこんな、とにかく色々あった8ヶ月でしたが、今ではこの時期に仙台に来る事ができた事は、幸運だった、と、素直にそう思っています。

 明日で震災から一年。
 しかし、復興はまだまだこれからです。

2012年3月11日 追記
 最初に記事を上げた時に、書き忘れていたので、追記しておきます。

 雲のため、あまりはっきりとは見えなかった花火ですが、音はしっかり聞こえました。
 光がチカチカして数秒後、ドン、ドン、という音がはっきりと、町の騒音に負けずに届いていました。

 天国にも、光か音のいずれかが。
 いや、そのどちらもが、届いている、と、そう信じたいですね。

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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