日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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BRM1001宮城200km コース予習編

 昨夜、西日本在住の友人と近況について電話で話していて・・・どうも話が噛み合ない、と思ったら、彼の頭の中では、震災で仙台は壊滅状態になっているようでした・・・。
 しかし、彼がそんな思考になった根拠報道が、どれも震災直後の誤報だった、というのもなんだかなあ・・・。

 という訳で、東日本大震災の報道における、仙台地域の誤報について解説しておくと・・・。

 「津波は若林区役所まで到達」
 してません!
 若林区役所は、海岸線から8kmほど内陸寄りにあります。
 津波は、仙台では最大で海岸から4kmほどの所まで到達しましたが、大半は海岸から3kmほどの所を通る仙台東部道路(高速道)が防波堤の代わりになって止まっています。そして、その範囲はほとんどが水田地帯でした。
 しかし、この誤報のせいで、「区役所=町の中心」というイメージが、「そこまで津波が到達=仙台壊滅」という変な方向に想起させる結果になったようです。
 なお、地元では「(仙台東部道路の)若林ジャンクションまで津波が到達」という無線報告を、報道側が「若林区役所」と誤認した結果だ、というのが専らの評価です。

 「仙台市若林区の海岸に200~300の遺体漂着」
 報道初出段階で、まったくの誤報です。
 これが「錯綜した情報の中のひとつで、誤報だった」という事は、河北新報社(仙台の新聞社)が検証済みの事実です(同社の出版物にもはっきり書いてある)。しかし、お盆頃に放送されたフジテレビの特番でも、事実のように扱っていましたね(フジテレビの報道のレベルは、その程度のようだ)。
 この報道の初出は、震災当日の夕方~夜ですが、当時は情報が錯綜していた上に、海岸は瓦礫の堆積と、繰り返し押し寄せる津波のため、まったく近付けない状況だったという事です(ゆえに、遺体漂着など確認できていない)。
 津波がおさまった後、犠牲者の捜索が行われ、若林区荒浜地域(ちなみに、荒浜、というのは町内会名であり、浜辺ではない)で、約180人が犠牲になった事が明らかになりましたが、遺体のほとんどは海岸から1kmほど内陸の南長沼という沼沢地と、海岸から300mほど内陸に入った貞山堀という運河で確認されたそうです。
 しかも、その数は、震災直後~GW頃(もう少し後だったかもしれない)までかけて行われた捜索活動の全体で確認された数であり、震災当日の夜に確認された物ではありません。
 センセーショナルな話題だけを追いかけた結果、無責任な報道が誤ったイメージを一人歩きさせた、決定的な例です。

 ちなみに、仙台ではないので軽く触れておくと、「南三陸町で一万人以上が行方不明」という報道も、裏付けの薄い、いい加減な報道でした。
 震災直後、南三陸町(震災前人口、17,600人)は、津波により町役場を含む市街地そのものが流失したため、自治体機能も失われ、情報集約・統計も非常に困難を極めていました。
 そんな時に、報道各社が被害はどうなんだ、犠牲者は何人だ、と騒ぎ立てたため、「今、消息がわかっているのは、七千五百人ほどだが、まだ全ての避難所を確認できた訳ではない」という答えを出した所、報道各社が勝手に「一万人行方不明」に話をすり替えた、というのが実態だったそうです。
 その後、正確な数字が計上され、実際には9割以上の町民の無事が確認されています。しかし、なぜかこの結果はほとんど報道されていません。
 これも、センセーショナルな話題ばかり煽って、実態の正確な報道が行われなかった典型例です(報道各社よ、あんたらの使命は一体、何だ?)。

 ところで、上記文中にも出した河北新報社の出版本、「東日本大震災全記録 –被災地からの報告–」を紹介したかったのですが、なぜかAmazoneでは扱っていません。
 震災直後の誤報発生の過程に関する検証も入っており、大手報道各社に色々まずい事があるからでしょうか?
 (仙台の各書店では平積みになっています。出張、旅行で来た皆様、ぜひお買い求めを!売り上げの一部は、義援金として寄付されるそうですし!)

 という、東北に来て以来、関東で聞いていた報道と、現地の実態に、あまりに差があり過ぎる事を痛感させられ、報道機関のいい加減さに大いに呆れさせられた体験込みで長々書いた冒頭脱線を経て、本題に入ります。
 (あまり書くと、どっちが本題か、わからなくなりそうだ ^^;)

 現在、10/1日に開催予定の、ランドヌール宮城主催のブルベ、BRM1001宮城200kmにエントリーしています。
 本当は同日に、AJ西東京主催の道志みち200kmにもエントリーしていましたが、居所が宮城に移った事と、こちらで開催のブルベに参加するため、残念ながらDNSになります。

 そして、こちら、宮城は、まだ私の中では土地勘がほとんど形になっていない地域でもあります。
 しかも、スタート&ゴールの丸森町は、新幹線のルートからも、私が福島に行く時のルートからも外れているため、地理的な位置が良くわからなかったり・・・。
 また、ブルベのコースは、47都道府県で、私の唯一の未踏地、山形県へと抜けて帰ってくるルートです。

 ・・・これは・・・ちゃんと予習しないと、ミスコースでアウト!になりかねない(いや、マジで)。
 そんな訳で、コースをちゃんと予習する事にしました・・・。

 ちなみに、例によって、私は「GPS?何それ、おいしいの?」という人間(最後は全部、脳内記憶頼り!)なので、コースは各種地図サービスと、国土地理院地形図頼みで見ている結果です。
 実走すると、実は違ってた、なんて事も普通にありそう(過去のBRMではあったよ、実際・・・)な事を、先にお断りしておきます・・・。

 以上を踏まえた上で、興味のある皆様、Read moreをクリックして下さい。

 BRM1001は、私が東北に来て初めてのブルベになります。
 というか、私はブルベデビューが今年からで、AJ登録手続き中にPBP出場を目指す皆様に、手頃なブルベを軒並み押さえられてしまい、今の所、416西東京を完走、528青葉をDNS(悪天候)という結果を残しているのみです(どちらも距離は200)。
 そんな訳で、今回は余程悪条件でもない限り、ちゃんと完走したい、という思いを持っています。

 さて、ランドヌール宮城のブルベは、去年までの参加者のブログ等のレポートを見ると、スタート&ゴールは、名取市のサイクルスポーツセンター(CSC)になっている事が多かったです。
 しかし、名取市CSCがあったのは名取川河口域。津波被害によりほぼ全損しており、現在は立ち入る事さえ困難です。

 ゆえに、1001のコースは、丸森町役場に併設された、丸森まちづくりセンターをスタート&ゴールに設定した、行って来いの往復ルートで200kmに設定されています。

 ちなみに、キューシート、コマ図はまだ準備中で、暫定版のルートラボが先行公開されています。
 ・・・なんか、関東圏のBRM主催者とは対応が逆のような・・・(^^;)。

 まあしかし、コースの概要をとる分には、別にツールは何だって構わない訳ですから、ルートラボをベースに、コース全体を掴めば良いだけの話です。
 という訳で、例によって、最初に全体状況を簡単に把握しておくと・・・。

・丸森から白石へと抜けて、東北新幹線を潜る。
・開催時期が秋である事に感謝しながら、蔵王の南、七ヶ宿を抜ける。
・長いトンネルの連続に負けずに、二井宿峠で奥羽山脈を越えて山形へ。
・高畠で山形新幹線を越えてさらに西へ。
・難読地、飯豊で折り返し、同じ道を丸森へ帰還せよ。


 という訳で、東北地方の背骨、奥羽山脈越えという、春開催だったら残雪間違いなし(下手すりゃ降雪の中を走る)という、ある意味とんでもないルート設定になっています。

 朝6時に丸森まちづくりセンターをスタート後、丸森市街地を北進し、阿武隈川を左岸へと渡り、丘陵地を越えて国道113号まで北上。
 最初から、いきなり丘陵地アップダウンです。ウォーミングアップには、ちと厳しいかもしれません。

 国道113号を西に折れると、そこからは県境を越えるまで、国道113号をトレース。
 この辺り、土地勘のない人間にはありがたいコース設定になっていますね。

 白石で東北新幹線と東北本線、東北自動車道を潜り、さらに白石川沿いを溯上します。
 途中、中程度の長さのトンネルが連続する区間があるので、走行にはちょっと注意した方が良さそうです。

 ちなみに、白石市に入る前、実際には国道113号に入っですぐ位からは、登り基調の道です。白石市街の盆地に向かって短いダウンヒルがありますが、それ以外は県境までほぼ登り。
 坂嫌いな私には、前半戦から、かなりしんどそうなコースです。

 序盤の山場は、約40km地点で到達する、七ヶ宿ダムになるでしょうか?
 過去の、春開催ブルベのレポートには、この辺りで残雪や降雪にやられ、苦行度最高なブルベになったような話も見ましたが、今の季節だと、さすがに残雪はないでしょうし、まだ降雪を心配するような時期でもないでしょうから、今の季節に走れる事を感謝しながらダム湖を越えて、七ヶ宿町市街地へと向かいましょう。

 なお、七ヶ宿町の中心部付近で、走行距離は50km。
 距離的に、この辺りにPC1&復路のPC3が置かれると思いますが、キューシートが発表されていないので、詳細は不明です。
 (あるいは、少し早いけど、白石市内に置かれるかもしれない>PC1)

 七ヶ宿町市街地を抜けると、道はさらに険しさを増し、二井宿峠を越えて山形県へ。
 この峠が最高点で、宮城県側はずっと長い距離をかけて、標高約570mまで登ってくる計算です。逆に、山形側は高畠町まで、それほどの距離もなく、一気に下ってしまうので、帰りは相対的に急坂登りになりそうです。
 また、山形側には二カ所、かなりの延長(約1kmレベル?)のトンネル(二井宿第一、第二トンネル)がありますから、大型トラックが後ろに貼り付いていたりすると、ちょっと嫌な気分になれるかもしれません。

 まあ、新笹子トンネルや、糸魚川街道の白馬~糸魚川間よりは、ずっと走り易い場所・・・である事を祈りましょう・・・。
 (道路線形的に見て、近年改良付替え路線のはずなので、道幅は十分あると思いたい)

 なお、この、二井宿峠を越えると、私にとって47都道府県唯一の未踏地、山形県に足跡(タイヤ痕?)を残す事になります。
 多分、そんなに感慨に耽る暇もなく、ダウンヒルで一気に高畠町市街地に到達していると思いますが・・・。

 とりあえず、峠越えで足が結構、削れていると思いますから、この辺りで一旦、自主休憩を入れるつもりでいましょう。

 ここから先は、国道、県道を色々と渡り歩く、土地勘のない人間には、ちょっと厳しいコースが続きます。
 盆地繋ぎなので、ほぼ平坦な道である(細かいアップダウンは続きそう)なのがまだ救いですが、道順はちゃんと頭に入れておかないと、ミスコースを連発しそうです。

 そんな訳で、高畠町市街地で国道113号を離れ、県道7号線に移って西進継続。山形新幹線を潜り、川西町へと入ります。
 川西町の市街地を抜けた所で、県道8号線に折れて南下。川を渡って、8号線をトレースする形で右折。
 その後、再び川を渡った所で、県道250号線を北に折れる・・・。

 文章で書いても、混乱する一方ですね(地図と対比しながら文章を起こしているが、読み返しても、自分でも何が何やらわけわからね~ ^^;)。
 まあ、ここはちゃんと地図とGoogle Earthの衛星画像で、目印を設定しておく事にしましょう。

 県道250号線をトレースして走ると、飯豊町に入り、道の駅いいで辺りでちょっと線形がややこしくなるも、北上方向を意識して進めば大丈夫そうです。
 鉄道(米坂線)を越えた先で、県道10号線に右折し、そこからは折り返し地点まで10号線をトレース。
 飯豊町の中心地を抜け、萩生駅近くの交差点、地図情報で見ると、セーブオン辺りで折り返しになるでしょう(多分)。

 そして、走行距離的には、この折り返し地点のセーブオンがPC2くらいになるでしょうか?
 キューシートが公表されたらはっきりするでしょう。
 で、朝6時スタートなので、ここに正午頃に到着、13時までに出発しないと、後半がキツくなりそうです。
 まあ、しかし、実際の走行プランは、PCのオープン/クローズの時間に応じて、再度考える事にします。

 ここから先は、同じルートを辿る折り返しコースです。
 ここまで無事に辿り着ければ、余程の間抜けをしない限り、迷う事はないと思います。
 今年ブルベデビューで、往復コースは初めてなので、往復コース名物、「参加者同士の、すれ違いの挨拶」を体験できますね。

 ゆる~いけれど、しかし確かに感じる連帯感、という、その独特の感覚はどんな感じなのか、ちょっと楽しみです。

 復路は、高畠町から二井宿峠までは厳しい斜度の登りになりそうです。
 しかし、そこを過ぎれば、まるで道志みちのような延々下り基調ですから、ここまでの区間をクローズギリギリの時間で走って来ても、ここで時間を取り戻せそうな気がします。
 白石の先の、トンネル連続の登り返しがキツそうなので、前半であまりゆっくりし過ぎるのもアレですが・・・。

 さて、復路では一カ所、ゴールももうすぐ、という段階(195km地点付近)で、往路とはわずかに異なる道に折れるように、コースが設定されています。
 ここでコースは広域農道を離れ、一旦川沿いに左に折れて、一本下流の橋を渡り、集落内の細道を経由して再びもとの広域農道に戻ります。

 まるで、最後の距離調整のような区間ですが(笑)、ここを飛ばしたらDNF扱いになったりするのかしないのか、キューシート及びコマ図が発表されたら要チェックですね。
 (ここまで来て、ミスコースでコースインコンプリート、DNFなんて、考えたくもない・・・)
 ちょっと変則的な部分を過ぎたら、阿武隈急行線、阿武隈川を越えて、丸森町に期間です。

 ゴールの制限時間は、現在の発表では19:30。
 季節的には、既に暗くなっている可能性が高いですね。
 まあ、山間部を東側に帰ってくるので、日没は早いでしょうし、「おうちに帰るまで」をちゃんと実践するためにも、灯火&リフレクターの準備は確実にしないと駄目でしょう。

 私は多分、ゴール後は輪行帰宅になるでしょう。
 丸森駅からの輪行か、角田まで走ってからになるか・・・。

 それは多分、荷物を預けられる場所がどこに置かれるか、によって変わりそうな気がしますが・・・。
 (荷物はスタート&ゴールで預かってもらえる・・・なんていう、甘い期待は禁物。ブルベに出るランドヌールらしく、これも含めて自己管理だと考えたら、駅かどこかのコインロッカーに預けるのが基本だからね・・・)

 という事は、阿武隈急行線の角田駅、丸森駅あたりに、コインロッカーの有無を調べておく必要がありますね。
 (角田駅はそこそこ大きな駅なので、あってもおかしくないが、丸森駅は・・・)

 ううむ、事前準備、色々忙しそうだなあ・・・。

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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