日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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自転車再開の手始めに、松島へ!

 東北にも、夏がきました。

 外を歩けば、昼間にはニイニイゼミ、夕方にはヒグラシの声が響き、夏の訪れを教えてくれています。
 来週くらいからは、これにミンミンゼミとアブラゼミの声が混じり、賑やかを通り越して、「くそやかましい」状態にまで持って行ってくれるはずです。

 色々な意味で暑苦しい季節も、もうすぐです。

 では本題です。
 ここ、宮城で自転車趣味をはじめる手始めに、日本三景の一つ、そして、仙台からは案外近い場所にある松島海岸へと出向く事にしました。
 お供は、R. T. Carbon。ルートは、まだ全然土地勘がないので、地図で確認した幹線道経由。
 そして、海岸線ルートは地震と津波の影響がどの程度残っているのかわからないため、内陸側を通る事にしました。

 と、そんな訳で、走って来た記録は、居所を換えても抜けない長文癖の影響が出ているので、裏置きします。
 興味のある方は、以下のRead moreをクリックして下さい。

 今回のルートは、自宅を出発し、県道35号線沿いに七北田川左岸を東進する形で宮城野区へ。
 そこで県道8号線沿いに松島海岸I.C付近まで行って、松島海岸駅近くに出るプランで走り出しました。


11071801.jpg
自宅から20分も走ると、
すぐに郊外の風景になる。
正面が宮城野区の中心市街。


 土地勘がまだ固まっていないので、多分この道で良いはず、という曖昧な感覚だけで前進して行きます。

 土地勘がない上に、困ったのが道路事情。
 宮城の皆様が、あまり車道上の自転車に慣れていないのか、車線に余裕がある場所でもしばらく後ろでジリジリとタイミングをはかっていたりするので、前を走るこちらとしては、ちょっと落ち着かない気分にもなります。
 しかし、左に寄ろうと思っても、路面には地震の影響がまだ残っており、車道のアスファルトと、歩道脇の側溝の間にクラックが入っていたり、側溝(あるいは路面)が沈んで5cm程度の段差になっていたりして、そこに車輪がはまれば落車必至という状況が多くあるため、十分に左に寄りきれません。

 今なら大丈夫、という時には、先に行ってくれ、のサインを出すように心がけて前進を続けます。
 あっけないほどあっさり、県道8号線との交差点があらわれたので、進行方向を北上方向に切り替えるべく左折。
 車線数が4車線から、対面2車線黄線に変わり、道幅はさらに狭くなったものの、交通量がぐっと少なくなったためか、この道筋では自動車の方が大きく避けて通ってくれるようになりました。
 おかげで、何度か出てくるアップダウンでヘタレて居ても、間近をビュンビュン走られる事もなく、順調に距離を稼いで行けました。

 北上方向に進行方向を変えてすぐ、宮城野区から利府町へ。
 道はそのまま行くと塩竈方面(東)に流れて行くので、途中で再び左折して、進行方向を北上方向に切り替えます。

 北上方向に切り替えた後、朝食をとっていなかった事に気付き、コンビニにピットイン。
 コンビニには、これから松島~石巻方面に向かうらしいバイクの一団や、支援物資を積んだ車が停車しており、休日の朝早い時間(8時半頃)の割には賑わっていました。


11071802.jpg
県道8号線をトレースして来たら、
松島海岸I.C付近で県道144号線に折れる。
すると、ちょっとした登りを経て、
下りはじめた所の交差点に、
この標識がある。


 松島海岸I.Cから先は、ちょっと嫌らしい斜度の登り坂が続きます。
 途中、上水道の操作弁か何かのあたりから派手な漏水が発生しており、道が見事に川になっています。
 警察官が迂回するように、と、赤色灯を振っていたので、後ろをチラ見して後続車がいない事を確認後、大きく右に膨らんで漏水ゾーンをクリア。
 その先、下り8%の表示が現れると、道はそのまま松島へと下って行きました。


11071803.jpg
8%の急勾配区間は、
途中の信号交差点で終わり。
信号交差点を過ぎると、
前方に海が見えてくる。


 おお、海が見えて来た!目的地は近いのか、と思いながら走って行くと、途中に町営駐車場があるためか、道路に歩行者や横断者などが現れます(注意!)。
 東北本線と仙石線、二つの線路の片方を急カーブの下り高架橋で越え、片方の下を潜ると、いきなり松島海岸駅のすぐ下で、国道45号に突き当たります。

 観光地である松島海岸到着。自宅を出発してから、まだ1時間と少し。
 思わず、「早っ!」とつぶやいてしまうほど、「近い」場所でした。


11071805.jpg
松島海岸から見た沖合の島々。
これは近場しか見えていない。

11071804
福浦島に渡る橋は健在だが、
今はまだ、向こうには渡れない。


 松島海岸周辺は、先の東日本大震災において津波を受け、島々の一部の地形が変わってしまったとともに、沿岸の観光街にも大きな被害が出たと聞いていましたが、今ではずいぶんきれいになり、通常営業している土産物屋さんも多くあります。
 とりあえず、時間が9時過ぎと非常に早いので、奥松島まで行ってみようかと思い、松島の観光街を抜けて国道45号から県道27号線に逸れて行きます。


11071806.jpg
県道27号線の風景。
(多分、手樽駅手前)

こういう風景があると、
私はなぜかとっても落ち着いてしまう(^^;)。


 県道27号線も、所々でアスファルトが隆起・陥没していたり、路肩が崩落している場所もあるなど、完全に無事な状況ではありませんでしたが、交通量がとにかく少ないので、非常に走り易い道です。
 適度なアップダウンもあり、東京でいえば、吉野街道か青梅街道を走っているような感じです(所々、なんじゃそら、と言いたくなる斜度の坂もあったけど・・・)。

 いくつかアップダウンを越えて行くと、道は海に近くなり、仙石線陸前大塚駅の脇を抜けて行きますが・・・この辺りになると、海岸部に津波の破壊の跡と思われる痕跡が増えてきます。

 ここは海が近いからなあ、と思って、陸前大塚駅の先のアップダウンを越えると・・・その先で世界が一変し、急ブレーキ!
 東名駅、野蒜駅付近に広がっていたのは、私が福島県北部の現場でみているのと同じ、津波による深刻な破壊の跡でした。

 しかも、少し高い場所から見ていますから、その被害範囲の広さも、嫌でもわかります。
 これは・・・気安く通り過ぎて良い場所ではなさそうです。松島海岸が、思ったよりもきれいになって、既に観光地としての賑わいをある程度、取り戻していたので忘れてしまっていましたが、この地域はまだまだ、震災の影響が色濃く残っている地域だったのです。
 (もしかすると、県道27号線の交通量が少なかったのも、これに起因しているのかもしれない)

 これ以上進むのは控えた方が良さそうだ、と判断し、その場でUターンし、今まで越えて来たアップダウンを逆に辿ります。
 途中、道端からムッとするほど強烈な花の香りが漂って来たので、ふと足を止めてみると・・・。


11071807.jpg
ヤマユリの花が咲いていた。
見える範囲だけでも、
5~6輪くらいはあったか?

11071808.jpg
指を伸ばして開いた手ほどの大きさの、
とにかく立派な花だった。


 そうか、もう夏だよな、と実感させられます。
 と同時に、まだ雪がちらつく季節に発生した災害の復興が、まだまだ進んでいない事が、じれったく歯がゆい気持ちにさせられてきます。
 そんなこんながあって、松島海岸に戻って来たのが、11時少し前。
 少し早い時間ですが、正午になると、観光地は人でごった返して食事も満足に出来なくなると判断し、そのまま『食事所』の看板のある店に入ります。

 ・・・正しく、観光地のメシでした・・・(笑)。
 まあ、いつも通りの事ができているなら、それは復興に近付いている証拠・・・と見て良いのか?(^^;)

 その店で食事中、話し好きらしい初老の観光客が、店の人と話しているのを横から聞いていると、私が入った店(遊覧船乗り場に近い)も、一階に津波を受け、厨房と客席が完全に流されてしまったそうなのですが、リフォームをかけ、先月頃からやっと、平常営業が出来るようになったのだとか。
 松島海岸は沖合の島々のおかげで津波が減衰され、奇跡的に被害が少なかったために、もとの姿を取り戻すのも早く済みそうです。
 (とはいえ、その裏で、沖合の島々にある漁村などの小集落は、壊滅的な被害を被っている事を忘れてはならない)


11071809.jpg
だが、被害が少ないからと言って、
ゼロという訳でもないのが現実。
まだシャッターを閉じたままの店も残っている。

11071810.jpg
そういえば、復活したマリンピアは、
とても元気そうだった(笑)。


 食事をしている間に、松島海岸一帯の混雑が凄い事になって来たので、少し早い時間ですが、ここを離れて、松島全体を見下ろせる高台に行こうと思い、県道144号線を朝とは逆に登って行きます。
 下る時は一瞬だったけれど、登ると長い・・・。

 仙台方面に向かう道の途中、左に「西行戻しの松」という松島を一望できる場所への案内が出たので、さらに高いそちらの方向へと登って行きます。


11071811.jpg
「西行戻しの松」から見た松島の風景。


 今日は少しもやがかかっていたので、遠くが霞んでいたのが残念ですが、日本三景といわれる松島一帯の景色を堪能し、仙台まで帰ることにしました。

 と、その途中・・・。
 「西行戻しの松」からは、自動車通行止めの道に入って下まで下ったのですが・・・。

 勢いよく下っている途中、道路の、ちょうどこれから通ろうとしていたラインの上に、何か青黒い長い物があり・・・あっ!と思った次の瞬間、前輪と後輪にコツンコツンという振動が。
 慌てて振り返ったら、昼寝を、これ以上ない乱暴な形で邪魔されたアオダイショウが、「うぎゃあああああ!」という声が聞こえてきそうなくらい、激しくのたうち回りながら、道の脇の薮へと逃げ込んで行きました・・・。

 ・・・ごめんよ・・・(マジで・・・)。

 相手が蛇だけに、後々、祟りや何やがありそうで怖い気もしますが(^^;)、まあそれから後は特に問題もなく道を進み、例によって「もうここまで来たのかよ」と思わされるほどの短時間で、自宅に帰り着きました。

 という訳で、移住後初の自転車での遠出?は、午後早い時間に終了(めざましテレビの放送時間中に出発し、ごきげんようの時間には帰り着き、シャワーも終わっていた)。

 松島がこんなに近い場所だったとは意外でしたが、近くとも、適度にアップダウンのある、走りがいのあるコースです。
 また、ウチから片道1時間という事は、仙台駅からも、ロードバイクなら2時間程度で辿り着ける場所になると思われます(国道45号から県道8号線に抜けるのがわかり易いか?)。

 東京駅を7:16発のはやて211号で出発すると、仙台駅着が9:05。
 走行準備等で出発が9:30頃になったとしても、11:30頃には松島には着いているでしょうし、そこで食事等してから走り回ったり、塩竈経由で仙台に戻ったりしても、多分、夕方には仙台駅に戻れるのではないでしょうか?

 首都圏からは、日帰り輪行旅で訪れるのに良い場所かもしれませんね(ただし、週末や祝日には、非常に混雑しますけれど・・・)。

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コメント
次回、平泉レポ希望(ぉ
えーと、折り畳み最強ともいえるtikitの所有者ならば、「とっとと輪行で仙台まで遊びに来いや!」
という暗示(呪い)を送る記事なんでしょうか?(^^;)ゞ
まぁ、こちらの新車ロードのお披露目も出来ずお別れになったので、それを見せびらかす為だけに、
そっちへ行っても良いとは思ってますけど。(ぉ


ども、お久しぶりです。
こちらもなんだかバタバタしてまして、転勤という大きな話題にお付き合いする暇もなく、
『現地初ツーリング』記事まで音沙汰無しで過ごして申し訳ありません。
仙台、自分もはるか昔にちょろっと訪れたことあるんですけど、すごく良いところですよね。
ちょっと山の中に入っただけでの、『絶景遭遇率』が半端ないw(^^;)ゞ
東北はいつか自転車で訪れたい候補地としてずっと考えてました。
この震災を受けてからは、いつか必ず観光でお金を落としに行かなくちゃと思っています。
その時までには、お勧め飯処のリサーチを全力でお願い致したく。(ぉ
2011/07/19(火) 23:48 | URL | DFR.@XRF #0WSlQOM6[ コメントの編集]
平泉まで、片道90km・・・
DFR.@XRFさん、おひさしぶりです。
えと、特定の個人に呪いをかけたつもりはなく(^^;)、
関東一円のサイクリストに『夏休みに東北に金落とさんかい!』の号令を(以下略

今回の転勤はふって湧いた話で、ホントの本当に大変な日々でしたが、何とか1ヶ月で片付けました。
まあ、今の部屋の中は、片付いたとはとても言えませんが・・・。

こちらでもボチボチ、色々な場所へ向けて走って行こうと思っています。
今は、南(福島方面)はちょっと色々な理由でルート設定が苦しい所ですが、47都道府県で唯一、足跡を残していない山形にツーリングで出かける事は、いずれ果たすべき野望として考えています。

あとは、海岸線の都市と鉄道が復旧してくれると、色々と楽しめそうな場所が多いのですけどね・・・。
飯所は・・・私基準だと、かなりの悪食所が揃いそうな気がしますが?(^^;)
2011/07/20(水) 00:25 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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