日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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仕事で青森に行って来た。

 ツイッターに投稿したツイートをベースに、色々感じた事を書いたのですが・・・。

 なんか、あまり冷静な文章にならなかったので、裏置きします。
 興味のある方は、Read moreをクリックしてください。

 私が見て来た範囲は、日常に近い生活ができている地域だけだった(それ以外の地域に行くのは、ただの足手纏いになるだけだからね)ので、本当の被災地の状況は見ていませんし、被災地の皆様の窮状を察する事もできませんが、それでも、被災地近くを見て来た奴の感想として・・・。

 以下、ツイッターへのツイートをベースに加筆掲載します。

 昨日から今日('11/3/16~17日)にかけて、仕事で青森県に行ってきました。
 青森県の青森市内~津軽地域の、今回の地震と津波の影響はほとんどなかった地域しか見て来ていませんが、東北地方の状況を見て感じた事です。
 (比較的被害の少ない地域で感じた事です。甚大な被害が出ている地域では、これ以上の状況だと思われます)

 まず、物資・燃料の不足が深刻な状況でした。
 現在、東北地方への移動は、陸路はほとんどが救難物資の輸送路等に充てられていて、自由に出入りできるルートは空路しかありません。
 羽田空港から東北各地に向かう便は大変混雑しており、チケットカウンター、手荷物受付所ともに大変な混雑になっています。
 故郷や親戚の状況を確認に行く皆様に加え、赤十字の皆様や、復興支援と思われる作業着姿の皆様が、巨大なザックを担いで歩いている姿も多く見られました。

 青森空港からは、普段はレンタカーを使うのですが、現在は燃料が確保できないため、車はあっても「走れる状態の車」がないために、予約していたのに借りれなかった、という異常事態が起きてしまいました。
 急遽、地方拠点に応援を頼み、貴重な燃料を割いてもらい、足を確保する事ができました。そんな状況でも、地方拠点や取引先を始めとして、「こんな大変な時に、わざわざ東京から来てくれて、ありがとう!」と迎えられたのが印象的でした(首都圏の計画停電による混乱の事は、青森の皆様も知っていた)。
 東北の皆様は暖かいです。

 東北地方は、昨日から雪が降っていて、平野部の昼間でも氷点下近い厳しい冷え込みでした。そして、こんな時に電力供給、燃料ともに不足しており、暖がとれない、車を出せない、と、生活が麻痺した状態でした。
 燃料不足の影響は、東京で感じるそれとは異なり、死活問題と言っても良いです。私が見て来たのは、日常に近い生活が行えている地域でしたが、それでも燃料不足が深刻な影響を及ぼしています。

 東京でガソリンがなくても、「車が動かねえw」で終わるかもしれません。本数は減じられていても電車は動きますし、雪がないので、最後の手段で人力移動(自転車、徒歩)もできます。
 しかし、東北地方は違います。
 東北地方は公共交通機関の運行本数が少なく、また、場所によってはいまだ数十センチ単位で積雪が残るため、車がなければ、全く生活が成り立たない地域です。
 この季節に燃料がないことは、生活が完全に麻痺する事を表します。

 昼間でも氷点下近くに冷え込み、降雪、積雪がある状態では、車がなけれは買物にも出かける事ができません。
 首都圏の人のように、自転車に乗りたくとも、郊外の道路の路肩、歩道は道路の除雪で出た雪を一時的に溜める場所にされているため、安全に走れる場所がありません。歩く事さえ危険です。

 地元のローカルニュースによると、被災地では燃料不足から、救援物資を積んだトラックを満足に走らせる事ができなかったり、瓦礫撤去のための重機を動かす事もままならない状況になっているとの事です。
 危険地帯から離れたくても、燃料がなく、車が動かせなので、孤立したままになっている、という地域も少なくないようです。
 また、被害が少なく、日常生活が送れている場所であっても、その影響は避けられません。一例では、独居高齢者宅への買物代行宅配サービスを行っている会社も、今週一杯は何とかなるが、このまま燃料不足が続けば、来週は停止せざるを得ない所まで追い込まれて来ているのだとか。
 地震や津波だけではない、二次的な被害が発生しかねない状態にもなって来ています。

 それでも・・・。

 私が立ち寄った青森市内~津軽地域は、被害がほとんどなかった事もあり、笑顔が多く見られました。
 ローカルニュースによれば、八戸市では16日、規模は小さいものの、魚市場で5日ぶりに競りが開かれ、同じく八戸市内では津波が浸水した家屋内の土砂除去のため、地元のボランティアを交えた作業がはじまったのだとか。
 皆さん、この寒さの中、再び立ち上がろうと頑張っています。

 そして、首都圏を始め、今回の地震の被害の少なかった地域では、節電だけではなく、まだ何かやれる事があるはずです。

 少なくとも、買い占めのような、パニックを煽る行為はやめましょう。
 物資も燃料も、首都圏などの地域では道路も鉄道も生きていますから、放っておいても物流は回ります。回って来ても、過剰な量を個人が買い占めてしまうため、回るべき場所に回らなくなっているのが、現在の首都圏の状況でしょう。

 しかし、過需要で物資が枯渇すれば、少なくない量を首都圏の混乱解消のために割かなければなりません。人口比率で考えたら、それは膨大な量になるでしょう。

 それが、東北地方の物流を圧迫する事は容易に想像できます。
 特に今は、地震と津波の被害で運送経路が限られていて、輸送困難な状況が続いていますから、余計に時間がかかり、現地の不足・枯渇状況に拍車をかけている状況なのだと思います。

 「何かあるといけないから、備えないと駄目じゃないか」という皆様。
 その「何か」って、なんですか?
 備えというのは、「具体的に想定できる被害を抑えるための対策として備える」から、効果的なのです。具体的な被害と、その対策のイメージもなく買い漁った物は、いざというとき何の役にも立ちません。
 そう考えたら、自分の行動が馬鹿馬鹿しくなりませんか?単なる金の無駄遣いですよ、それ。

 今、必要なのは、被害が少なかった地域は可能な限り平静な日常を送り、社会資本の力を被災地援助に振り分ける事です。
 そのためにできる事を一つずつ、やって行きましょう。

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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