日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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再びの南の旅路「ツール・ド・おきなわ2010」本島一周サイクリング参加記録 Part.1

 昨年、初参加でとても楽しかったこのイベント。
 今年も迷わずエントリーし、3ヶ月前から仕事の日程をチマチマ調整しつつ、最後に番狂わせで出張ラッシュになったものの、無事に旅立つ事ができました。

 なお、例によって全体の分量がどこまで続くか分らないのが、このイベントレポート。
 今回はとりあえず、Part.1で、本文は裏置きします。
 興味のある皆様は、以下のRead moreをクリックしてください。

 今年のツール・ド・おきなわ、本島一周サイクリングは、11月13~14日の二日間で実施されるため、11月12日に選手登録、13日早朝から出走開始となっています。
 ゆえに私も12日に沖縄入りし、翌日からの本番に備える事にしました。


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きれいに晴れ渡った空。
まあ、空の上なら当然か(^^;)。


 ただし、不安要素としてあるのが、事前に出ていた天気予報。
 木曜日の段階で、12日夜から雨。降水確率は13日が40%で、14日が70%と、かなりの高率が出ていました。

 しかし、今年、私は東京–糸魚川ファストラン以降、イベントごとは晴続き。
 あの、雨イベントの印象が強い日産スタジアムでさえ晴にした晴男属性が体に染み付いています(と、勝手に思っている ^^;)。
 13日が40%なら、天候が回復する可能性が高いだろうと考え、かなり楽観的な気持ちで、機材到着遅れで30分遅延したB747-400に乗り込み、那覇に飛びました。


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空から見えた喜界島。
この後、空から与論島と辺戸岬が見えた。


 飛行機の席は窓際だったので、今年は空から地上の景色を楽しみながらの渡航。
 那覇空港で、ちょうど来ていた高速バスに乗り込み、名護市に入りました。


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ホテルに入ったら、早速車体を組み上げた。
黒猫さんは、良い仕事をしてくれました。

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そして試走がてら、ひんぷんがじまるを見に行く。
今年、選手登録は名護市民会館でなく、
このひんぷんがじまるの近くの「がじまる駐車場」で行われた。


 選手登録を済ませ、説明会が終わったら、速攻でホテルに取って返し、時間ギリギリに食堂に滑り込み、夕食。
 その後は、翌日に備えてさっさと寝てしまいました。

 翌朝は、4時半に起床。
 窓の外はまだ真っ暗ですが、アスファルトに外灯の反射がない所をみると、夜のうちに雨は降っていないようでした。
 朝食をとり、トラベルバッグ等の大荷物はホテルに預かって頂いて、まずは手荷物預かり手続きのため、名護漁港へと向かいます。

 朝6時の少し前にホテルを出たところ、やがてパラパラと雨が降り始めました。
 名護漁港まではロードで走れば数分ですが、その間に雨は少しずつ強くなっていきます。
 名護漁港でその日の宿泊用具一式の入ったザックを預け・・・ようとして、「あ、ちょっと待って!」とサイドポケットに入れていたレインスーツを引っ張り出し、背中のポケットへ。
 この時点では、天気は回復するだろうと楽観視していましたが、一応、備えておこう、という軽い気分でした。
 で、あとあと、これが良い判断だった事を痛感させられます。

 今年はスタート地点も名護市民会館でなく、名護十字路のひんぷんがじまる側に変更されているため、間違わないようにして動かないといけません。


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雨の中、待機中の愛車。
集合時間になったが、雨はまだ降っている。
大丈夫かな、と、段々不安が増してくる。

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やがて参加者が集まりはじめ、
ずいぶん賑やかになってきた。


 去年は確か、本島一周とやんばるセンチュリー、両方の参加者が同じ待機場所に集められましたが、今年は先頭にやんばるセンチュリー、続いて本島一周の順番で整列しました。
 並んでいるうちに周囲は明るくなってきて、雨も徐々に弱くなって行きます。
 やがて、ライトが必要ないくらいに明るくなると、雨もレインウェアが不要なくらいに小やみになりました。


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そして、午前7時ちょうどにスタート!
今年は名護まちなかをまともに突っ切るコース。
雨の早朝だというのに、
沢山の方が拍手と声援で送り出してくれた。

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名護まちなかから国道58号バイパスまでは、
完全に車線を規制し、全車線を自転車で走れた。
サイクリングイベントでここまでやるのは凄い事だと思う。
おかげで、参加者のテンションもスピードもグングン上がる。


 ところが、このテンションがちょっと逆効果に働いてしまいまして・・・。
 この後、名護市街地を抜けて国道58号バイパスに出たところで車線規制はなくなったのですが・・・。
 テンションが高くなっている参加者一同、さらっと信号無視するわ、並走ありまくりで最左端車線を潰して走っているわ・・・。

 をいをい、大丈夫か、と思う間もなく、私のごく近くでスリップ、落車が発生。
 その後も、スピードの出し過ぎで前の人の停止に合わせて止まり切れないとか、急ブレーキで車輪がロックし、そのままスリップで流れて追突、という小さな事故が多発。
 (沖縄のアスファルトやコンクリートは、骨材の砂に石灰分が混じっているため、本州のそれより滑り易い、というのが専ら言われる話。雨だと余計にね)

 なんというか、テンションが高まるのは良いとしても、そのせいで周囲が見えなくなっている人が多かったように感じられました。
 「年々、マナーが悪くなるなあ・・・」
 と、過去4回参加している、という方が苦々しく呟いたのが、序盤の状況の全てを物語っていました。

 58号に沿って走っていくと、やがてアップダウンが出てくるようになり、長い登り/下りで、乗り馴れている/いない人達の配分ができはじめたら、やっと車列は一列に揃いはじめ、統制の取れた走りができるようになってきました。

 そういえば、この時点の軽い登りで荒い息をしていた、いかにもロード初心者という参加者の方は、序盤のテンションで実力以上の事をやっちまったのでしょうか?
 まあ、無事完走できている事を祈りたいものです・・・。


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チバリョーいただきました!


 名護から本部半島を時計回りに走っていきますが、空はどんよりとした雲が居座っていて、昨年ほどきれいな夜明けの景色、という訳にはいきません。
 路面も、朝に降った雨のためにあちこちに水たまりができており、前走者の後輪が跳ね上げる泥水がピシャピシャとかかって、白いUVアームカバーが水玉模様に変わっていきます。
 途中、周囲の参加者と交わす言葉も、何となく諦めムードというか、「今年はちょっとダメっすね」的な感じになっていました。


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最初の休憩地点は、海洋博公園。
補給所はなく、トイレのみ。


 去年はもう少し先まで行った覚えがありますが、今年は海洋博公園の園地付近で休憩が取られました。
 朝早いせいか、気温がそんなに上がらず、すぐにトイレに行きたくなります。

 休憩後の出発のタイミングがまちまちなため、一緒に走行する参加者の数は一気に少なくなり、この先は数人~多くて10人くらいの集団が切れ切れに走るようになりました。


10111711.jpg
羽地内海、今年の風景。


 海洋博公園を出発し、本部半島の北側基部あたりで一旦自主停車。
 今年も羽地内海の風景を楽しみました。

 今年は引き潮だったため、昨年は水が被っていた膝丈マングローブは干潟の上に姿を見せていました。
 かなり風が強くなっていたのですが、相変わらず海面は静かで、この海の景色は私の中では本当にお気に入りになってしまいました。
 もし許されるなら、もっと極端に潮が引いた時などに一眼レフを持ち込んで、一日、風景の変化を眺めていたい気もします。

 ですが、今回も時間が限られていたので、名残惜しい気分を引きずって走行再開。
 本部半島から大宜味方向へと北上するルートに移ります。


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北上ルートに入ったら、いきなり風が強まった。
しかも、見事な向かい風!
前走者のウインドブレーカーが、
風をはらんで膨らんでいる。


 昨年は気温が高くて、それほど強くなかった北西からの季節風、「にーみし」ですが、今年は荒れ模様の天気のもと、恐ろしい勢いで吹き荒れていました。

 風に対抗するため、隊列を組んで進んでいきますが、皆、体力を消耗したくないため、先頭の譲り合い・・・(^^;)。
 信号で列が切れて先頭になろうものなら、それからしばらくの間、地獄の苦しみを味わう事になります。
 私も何度か、片側通行の信号で先頭になってしまったので、前に見える集団まで追いつこうと必死で足を回し、追いついたらしばらく速度を合わせて休憩する事を繰り返しながら前進。
 できれば、ポジションは「車掌」で居たかった・・・。

 そんな、ちょっとレベルの低いポジション争いを繰り返しながら、最初の補給地点、道の駅おおぎみに到着します。


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道の駅おおぎみ到着時点の車体。
海岸沿いの道を走ったので、
海砂混じりの水を跳ね上げ、
フレームはこんな事になっていた。

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まあしかし、海はやっぱり沖縄らしい、
柔らかい緑色がきれいだった。


 道の駅おおぎみでは、今年も地元の皆様が様々な補給食を準備して出迎えてくださいました。
 大宜味村の「長寿の水」をはじめ、バナナ、ミカン、シークワァーサー、さーたーあんだぎー等々・・・。
 この補給所の雰囲気は、ああ、やっぱり沖縄に来て良かったなあ、と思わされてしまう不思議な力があります。
 たっぷり腹に詰め込んで、午前後半、さらに風が強くなる道を行きます。


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大宜味を出発した直後の北部方向。
何やら、遠くの景色が不穏に白く煙る・・・。

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と思っていたら、ついに雨が降り出した!
あっという間に道路はウェットになり、
体は一気にずぶ濡れになる。


 オクマを越えたくらいで、ついに雨が降り始めました。
 あ、なんか道が濡れはじめた、と思ったら、一気に本降りの中に突っ込んだという感じです。
 雨具を着る間もありませんでした。

 しかし、気温は上がらなかったとはいえ、そこは沖縄。
 11月なのに、この日は関東でいえば、6月下旬くらいの気候だったため、濡れたまま走っても、平地ならばそんなに体に負担になるような事はありませんでした。

 ・・・まだ、この時点での降り方であれば・・・。
 

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やがて海岸線が荒々しくなり、
辺戸岬の海岸段丘と断崖が見えてくる。
あれが見えれば、辺戸岬の登りは近い。

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辺戸の登りの入口、宜名真トンネルを通過。
オレンジのアイウェア装備でナトリウム灯を浴びると、
視界がモノクロームに染まり、
遠近感がなくなるのが怖かった。


 午前中最後のイベントは、辺戸岬の長い登り。
 例年、多くの参加者が苦しむそのルートに、今年も差し掛かります。

 いつの間にか雨雲地帯は通り抜けたようで、路面も乾き、多少は走り易くなったものの、坂の長さが変わる訳ではありません。
 宜名真トンネル手前の駐車場が休憩所になっていましたが、混雑していたのでそこは通過して、トンネルを出た先の駐車場で自主停止してストレッチと、メイタンチャージ(赤)を補給。
 辺戸の登りに向かいました。


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さあはじまった、辺戸の登り。

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せっかくなので、上空から見た辺戸岬の画像で、
この辺りのルートを見てみる。
クリックした拡大画像で、詳細を説明。


 昨年も苦しんだ登りですが、やはり相変わらず長くてキツい坂でした。
 今年はなんと、この時点でふくらはぎがピクピクと震えはじめます。昨年は、奥やんばるの里までは持ったのに・・・。
 (昨年は、食事をとろうと椅子に座ったら、尻がつった)

 あまり気温が上がらなかったため、体も温まり切っていなかったのかもしれません。


10111721.jpg
このヤンバルクイナの標識が見えたら、
登りはほぼ終わり。
画像奥に見えるカーブの先で、
道は奥集落への下りに転じる。


 奥集落への下り道では、前をいく自動車に追いついてしまい、その後ろをゆっくり走って下る事に。
 あ~あ、もっと飛ばせるのになあ・・・と思うものの、路面はセミウェット状態だし、ゆっくり下るに越した事はないか、と思い直して大人しくついて行く事にします。

 ・・・が、その自動車が突然、急ブレーキをかけたので大いに焦ってこちらもフルブレーキ!
 自動車の急ブレーキの原因は、ゆっくり走っている参加者が並走して車線を塞いでいた事でした・・・(ブラインドカーブの先に居たので、自動車も急な対応になってしまったらしい)。

 頼むから、そういうのはやめてくれい!>参加者!

 一瞬ヒヤリとしたものの、その先は平和に下って奥やんばるの里に到着。
 昼食を食べようと席に着くと、再び雨が降り始めました。

 ・・・雨の中で露天メシって、なんか凄い罰ゲームの気分・・・。
 それでも、地元の皆様が準備してくれたカレーと豚汁は、とても美味しくて、おかわりOKとの事だったので、カレーは2杯、頂いちゃいました。


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奥やんばるの里を出発直前に撮った。
皆、雨のために屋根の下に逃げ込んでいる。

10111723.jpg
ここで頂いた食事。
豚汁が、下りで冷えた体を芯から暖めてくれた。
おかげで食欲が復活し、カレーを2杯食べてしまった。


 食事を終え、ストレッチをしている間にも雨はどんどん強くなってきます。
 この先の道のりの険しさを考えたら・・・このまま、ジャージで雨に濡れたまま走るのはちょっと危険そうだと判断し、既にずぶ濡れではありましたが、レインスーツを装備。

 雨はやむ気配がなく、雨雲レーダーをみると、かなり強い雨を降らせる雨雲が接近しているのが分かります。
 午後からの道のりは、どうやら過酷さが増す事を覚悟しなければならないようでした。

(続く)

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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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