日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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「ツール・ド・おきなわ 2009」本島一周参加記録 エピローグ


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沖縄最終日の朝。

の雰囲気に見える、イベント終了後の夕暮れ(笑)。


 こんなに長いレポート(文章、回数とも)になるとは、正直、自分でも思っていなかった。
 最後の最後まで、隅から隅まで読んで頂いた皆様には、心からお礼申し上げたい。

 回りくどい、とか、もっと簡潔に書け、とか、鼻につく、とか、色々な感想もおありかと思う。
 しかし、この文体で書くのが、私が感じたこのイベントの面白さ、苦しさ、辛さと、そして全てをひっくるめて「楽しかった」としか感想が出て来ない「楽しさ」を伝えられると思って、あえてこんな回りくどい事をしてみた。

 それでもまだ良く楽しさがわからない、という場合、楽しさを伝えられなかったのは私の力量が大いに不足していたという事で・・・。

 しかし、これだけは皆様にお伝えしておきたい。

 もしもこのイベントに興味を持たれたなら、時間と金銭的な余裕があるならば、是非、参加してみる事をお勧めしたい。
 本当に楽しいイベントだ。これは参加した私が言うのだから、間違いない(と思う)。

 以下、蛇足どころか蛇百足になるが、ゴール後の事を簡単に書いておこう。

 ゴール後、夕立のようなスコールに追われて宿に転がり込んだあと、約束通り、イベント初日夜の宿泊時に同室だったSさんと一緒に食事に出た。
 Sさんはアルコールを受け付けない体質で、私はド下戸なので、酒ではなく、食事メインということで、タクシーの運転手さんに案内してもらったのは、沖縄そばの店「宮里そば」。

 私達が訪れた時は、地元の皆様が多数来店されていて、Sさんの表現を借りれば、完全アウェイな雰囲気、という感じ(笑)。
 三枚肉そば500円と、ライス100円で腹一杯になるボリュームと、恐らく沖縄滞在中に食べた中でも、かなりレベルが高いと思える味のそばだった。東京だったら、同じ味とボリュームを求めたら、軽く倍額になると思う。
 後に宿の人に聞いたら、「本土から来たお客さんに、美味しいそばの店を聞かれたら、まず案内する所ですよ」と教えて頂いた。納得だ。
 (ちなみに、夏のリゾートシーズンには、観光客が長い行列を作るらしい)

 そして、夜は汚れたジャージなどを洗濯しながら、ロードの仮梱包を開始。
 ホテルのコインランドリーで、レーパンの上に履いていたサイクルパンツのポケットを裏返したら、塩の粉がパラパラと落ちた。
 どんだけ発汗していたんだ?

 車体をバラして仮梱包し、ランドリーから洗濯物を引き上げて、何気なくベッドにコロッと横になったら、瞬時に寝落ちて翌朝まで目覚めなかった。

 翌朝、月曜日。
 平日の起床時間にセットしてある携帯のアラームが鳴って目が覚めた時、時間の経過が信じられず、腕時計や部屋の時計、テレビの時報に至るまで、全てを見直してしまったくらいだ。

 散らかったままの部屋を片付けるため、出発予定は30分(高速バス一本分)繰り下げにして、とりあえず朝食に行き、時間をかけて出発準備を整えて、チェックアウト。
 宿をチェックアウトしたとき、「また、来年も来て下さい!待ってますから!」と宿の皆さんに言われて、正直、あの「やんばるの森」をもう一度走るのは勘弁だな、と思ったのだが・・・。
 今となっては、また走ってみるのもいいかもしれない、と、そんな風に感じている自分がいたりする。不思議なものだ。

 バスターミナルに向かう途中、ヤマト運輸の事業所で輪行袋を発送。さすがに名護の事業所の方は、「サイクリングヤマト便」で一発で通じた。
 その後バスターミナルに向かうと、高速バスは参加者の輪行袋を多数、トランクに詰め込んでいる最中だった。
 やれやれ、これは下車時も大変だぞ。

 何とか定時に出発した高速バスが名護の市街地を出る寸前に、歩道を3人のおばあさん、沖縄ではオバァと皆に親しみを込めて呼ばれるであろう、かなりご高齢の皆様が歩いていた。
 バスの中から、誰かが手を振ったのだろうか。オバァは皆、優しい笑顔でバスに向かって手を振っている。こちらに向かって呼びかける口の形が、またおいで、というそれに見えた。
 それを見て、実家に土産物を送るなら、祖父母宅に代表して送ろうと決めた。

 那覇までの道中、所々で本島一周で走った道筋が見える場所や、見覚えのある場所を遠望できる場所を通り、ちょっと感傷的になったが、最終日も今までに劣らず暑い。
 感傷より現実の対応として、バスに乗る前に買った「さんぴん茶」をグビグビ飲んで、エアコンの風を自分の方に向けた。

 その後、那覇では飛行機の出発まで多少時間があったので、首里城だけ観光し、空港に戻って「空港食堂」で食事。各所への土産物を購入、発送したら、あっという間に那覇を発つ時間になってしまった。
 最後は駆け足になったが、本当に楽しかった沖縄の旅は、そこで終わりだった。

 那覇空港でF-15J 2機が着陸する姿をB747-400 "ポケモンジェット"の機内から見守り、到着時の着陸とは逆方向、南向きに滑走した機内でGに心地よく揺さぶられ、羽田までの長いフライトに入ったのだった。

 今回の沖縄の旅で、私はリゾートホテルからビーチや観光地にレンタカーで行く旅より、はるかに色々な沖縄の姿を見たと思っている。
 しかし、まだまだきっと足りない。もっともっと、見たい景色や、記憶に焼き付けておきたい景色がある。

 それをもう一度確かめに行くのであれば、もう一度、あの「やんばるの森」を走るのも悪くないんじゃないか、と思えてしまう。
 来年の夏、多分、私はまた、あの沖縄の地を走りたくなるんじゃないかな?
 そして、東京では暑い最中の8月頭、「エントリーする」のボタンを速攻でクリックしてしまったりするんだろう。

 それに。
 私はこれから、沖縄以外の場所にも、自転車を伴って旅する頻度が高くなると思う。

 刺激的で面白い体験が出来るのは、何も沖縄だけじゃないはずだ。
 日本全国、どんな場所でも、自転車の速度で走れば、もっと面白くなりそうな気がする。

 本当にそうなのか、それは自分の五感と自転車で確かめて来ようと思う。
 まあしばらくは、冬の間、自転車通勤で基礎体力が落ちないよう、頑張っておこう。



 以上が、このレポートを書きはじめた時点で考えていた「締め」の文章だ。

 そして。
 11月も終盤の冷え込みが強くなってきた頃、体よりも到着が遅れた輪行袋の荷物を整理していたら、最後の最後に、凄いオチが待っていた。


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・・・はぁ?

これは、高江売店で出してしまった、アイスの当り棒・・・。
何でこんなものが???


 自分では、とっくに処分してきてしまったと思っていたのだが・・・。
 高江売店を急いで出発したので、どうやらゴミ袋と未開封の補給食袋を間違えて、この棒を突っ込んでいたらしい・・・。

 ・・・またしかし、何という物を「おみやげ」に持って帰ってきてしまったんだか・・・。
 無意識のうちに、ここまでやってしまう「ネタ出し体質」は、ブロガーとしては重宝すべき体かもしれない(爆)。

 しかし、これで決心がついた。

 来年の「ツール・ド・おきなわ」で、私は高江売店までこの当り棒を持って行き、ちゃんとアイスと交換してもらう!

 それが、来年の自分に課すミッションだ(笑)。

 ミッション達成の瞬間に立ち会いたい皆様。
 来年、あの沖縄を一緒に走ろう!

 きっと楽しい思い出が沢山、待っているから!

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コメント
お疲れ様です!
そんなオチ・・・いや来年の課題がしっかりと生まれましたね。
実に様々な思い出が詰まってますね。読み応えあります。
2009/11/22(日) 22:06 | URL | gan #eyFua8cs[ コメントの編集]
疲れました(^^;)
ここまで超長文×4回を書き上げるのは、本当に疲れました。
(やんばるの森より疲れたかも ^^;)

しかし、何とか書き上げられて良かったです。
記憶が新鮮なうちに何とか、と思っていたものの、変に義務的になると文章も面白くなくなるし、その辺りのバランス感覚が大変でした。

> 実に様々な思い出が詰まってますね。読み応えあります。
しかし、読み返してみると、これでもまだ書き足りないんですよね(爆)。
実際に書けたのは、色々書きたかった事の7割くらいでしょうか?

とにかく、いろんな事があって、全部を伝えきる事が難しいです。
興味を持った皆様は、是非、実際にこの「本島一周」を走って頂きたいですね。

まあ、今年はちゃんといい「オチ」がついたので、よしとします(笑)。
2009/11/22(日) 23:49 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
2017一周参加予定者です。
大変楽しく読ませて頂きました。
また、斜度を気にしていたのですが、長いけどキツくないとの事で、安心しました。

詳細な楽しい文章、ありがとうございました。
2017/10/19(木) 18:48 | URL | てるさん #-[ コメントの編集]
Re: タイトルなし
てるさん様、コメントありがとうございます!

ああ、私の初の沖縄参加から、もう10年近くになるんですね(^^;)。
当時はまだ、ロードに乗り始めたばかりで、とにかく色々なイベントに出まくっていました(笑)。

本島一周サイクリング、年々、コースにマイナーチェンジが入っているようですが、やんばるの森は、ちゃんと通るようですね。
レポートの中にも書きましたが、勾配自体はそれほどでもないですが、何度も急になったり、緩くなったりを繰り返すので、物凄く足を使わされた覚えがあります。
周囲の景色から、ああ、ここが最高地点か、と思ったら、その先に急坂が続いていたりもしますので、心を攻められたりもしますよ……。

でも、とにかく楽しいイベントですから、無理せず、思いっきり楽しんできて下さい!
2017/10/20(金) 12:48 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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