日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

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心、折れまくった峠道

 funride誌上で、Tokyoエンデューロ X'mas editionの詳細が発表されました。

 今年も結局、チーム参加のみの受付で、開催は12月中旬の土日の2日間(日付失念)。
 土曜日は、過去同様、昭和記念公園の外周の管理用道路を時計回りに回りますが、日曜日は逆回転(反時計回り)になるそうです。
 また、ピットの位置が、うんどう広場から、(例年の)バックストレート側(一部、サイクルロードを使う?)に設定されるとか。

 ・・・しかし、ソロ部門は復活しませんか・・・。
 ソロがあれば、問答無用参加だったのですが・・・。
 (チームを組むとなると、日程調整その他、色々あるからなぁ・・・)

 では本題です。
 シルバーウイークも残り2日となった昨日、22日には、ロードレーサーでのロングライドを楽しんできました。

 行った場所は、奥多摩側から山梨県小菅村に入り、国道139号「松姫峠」を越えて大月市に出て、国道20号を東進して東京に帰着するルートです。
 事前にMapfanのルート検索などで調べた結果、走行距離が限りなく200kmに近い設定になります。

 また、今回のロングライドは、ツール・ド・おきなわ(本島一周サイクリング)の初日を意識した、シミュレーションでもありました。
 さてさて、どうなった事か・・・。

 なお、今回は走行中、可能な限りtwitterで「つぶやき」を入れながらの走行を試してみました(ブログ画面右上、つぶやき中コメントの下のfollw meをクリックすると、過去のつぶやきが参照できます)。
 私がどこにいて、苦しんだり楽しんだりしているか、リアルタイムでお届けしてみましたが、どうだったでしょうか?

 という訳で、本題中の本題へ。

 奥多摩方面なので、東八道路〜立川〜拝島〜奥多摩街道〜吉野街道経由で古里に到達し、青梅街道に合流して奥多摩駅〜奥多摩湖に向かうのはいつも通り。
 今日はちょっと道を逸れて、白丸ダム(白丸駅付近で多摩川をせき止めている大型の堰)にもお邪魔しました。


P1020174.jpg
白丸ダム
湖面はいつも、エメラルドグリーンだが、
ちょっとアオコ色になっているか?

P1020177.jpg
奥多摩湖
三頭橋袂の駐車場で。
特に、集落内を通る川が流入する付近でアオコの発生が酷く、
とっても青汁な水になっていた。


 それにしても、シルバーウイーク中だからか、青梅街道の交通量がハンパじゃなく多かったですね。
 紅葉シーズンか、ってほど、右をビュンビュン通る車に、排気ガスが充満して臭いトンネル・・・。
 フレームの白い部分が、トンネル通過の度に粉塵で黒くなっていくのが分かります・・・(うわ〜!肺は、肺は無事なのかぁ〜?!)。

 そんな喧噪も奥多摩湖の堰堤まで。小菅村には、いつもの静かな一本道で向かいます。
 この日は体調が良かったようで、坂で足がくるくる回ります。
 特に、奥多摩駅〜奥多摩湖間の登りでは、普段はフロントをインナーギアに落とさないと厳しいのに、アウターでグイグイ登れる区間もあったくらいで・・・。
 (奥多摩湖までの間に、3人ほど、先行する自転車を抜きました。こんなに登れる日は珍しい!)

 その影響なのかどうか、登り坂に差し掛かっても、いつもより勾配が緩く見えるほど。
 これは幸先がいいな、と考えつつ小菅村に到着し、国道139を登りにかかります。

 そういえば、以前、鶴峠を登りにきた時は、うるさいほど鳴き喚いていたセミはすっかり静かになってしまい、かわりに沢に近い道路法面の草地から時折、「ルールルルルル」というカンタン(コオロギ科の昆虫)の優しい声が聞こえてきます。
 カンタンの声なんて、本当のホントに久々に聞きました。
 周囲を見渡すと、桜とイチョウの一部に、色付きが見られています。季節はもう、秋になってしまいましたね・・・。

 ごく薄いガスがかかり、涼しいというより肌寒い中を走って行くと、国道139号と県道18号線の交差点に出ます。
 ここで県道18号に曲がれば鶴峠ですが、今日は直進して松姫峠に向かいます。

 この分かれ道でスペシャ乗りの人に抜かれましたが、30分ほどした後、下ってくるのとすれ違いました。
 最初は、「もう峠を落としてきたのか?」と思いましたが・・・自分が登ってみた感じでは、時間的に考えても途中で引き返してきたんでしょうね(笑)。

 松姫峠への道は、斜度は様々に変化し、緩い場所もあれば急な場所もあるという感じですが、とにかく距離が長く、クネクネと曲がりくねっています。
 所々、遠くを見通せる場所に到達したら、はるか彼方の高所の斜面に、これから向かう道のガードレールが見えていたりして、とにかく気力が削がれる道です。


P1020182.jpg
途中、景色が開けた地点で。
画像中央付近に見える道は、
つい先程、走っていた場所。

もちろん、下を走っている時は、
今いる道筋が見えてゲンナリさせられた。


 ここを訪れるのは初めてですが、nuvi 205の画面で、何となく峠の位置はこのあたりだな、と見当がついていて、そこまで着実に距離が縮まっている様子は分かりますが・・・。
 いつ果てるともしれぬ登りの連続に、かなり辟易してきます。

 おまけに、路面状況がお世辞にも良いとは言えない・・・というか、はっきり言って最悪の状況です。
 高所に行くに従い、路面は網目状のクラックでズタズタになっており、ガタガタと不快な振動が手元に伝わってきて、それが加速の勢いを減じ、体力を削ります。
 何度も心が折れて、一時停止〜休憩・回復を繰り返しながら前進しますが、後半になるほど休憩感覚が短くなって行きます。

 そして、当初、この辺りが峠だ、と当たりをつけていた場所(大月側の最後の九十九折りの手前)に近付いても、まだ道は登り続け、周囲の地形を樹間に透かして見ると、まだまだ標高の高いピークが周囲にボコボコ飛び出しているのが見えます。
 当たりをつけたポイントは、実は峠でなく、さらに九十九折りを越えないと駄目なのか、と、そんな考えが頭をよぎります。


P1020184.jpg
そして、この標識の所で、完全に心が折れた。
今までも何度も折れていたが、折れ方が全然違って、
物凄く投げ遣りな気分で停車した場所。
もうここで引き返してもいいだろ、と、
そんな気分になっていた。


 この時は、路面のガタガタの一つひとつや、すれ違う車のエンジン音や、とにかく全てのものが腹立たしく感じられるほど自棄で投げ遣りな状況でした。
 とにかく、完全に折れた心を静めるため、しばらくストレッチしたり、うろうろ歩き回ったりしましたが、あまり収まらず・・・。
 とりあえず、最初の九十九折りくらい見届けるか、と思い、再スタートします。


P1020185.jpg
すると、走りはじめて1分もせずに、
道がぺたっと平坦に近くなり、
大月市の市境と駐車場が前方に現れた。

この駐車場のある場所が松姫峠。
峠に到着したものの、途中の経緯が経緯だったので、
達成感はゼロ・・・。

P1020186.jpg
ま、それでも一応、石碑前で記念写真だ。
ちなみに、ドライブに来ていた家族連れは、
自転車で現れた私を変人を見る目で見ていた・・・。


 鶴峠方面との分岐を過ぎてから、ちょうど1時間。
 感動も何もない、松姫峠制覇でした・・・(ち〜ん:供養)。

 峠には他に見るべきものもないので、補給食を腹に詰め込み、パンパンに張った足をストレッチでほぐすと、すぐに大月側に下山開始。
 途中、峠に向かってアタックしてくる人達と、何度かすれ違いました。

 急勾配の道なので、すぐにスピードが上がりますが、道幅が狭い上にヘアピン、ブラインドコーナーがありまくりで、オートバイや自動車を含め、対向車がいつ現れるかも分からない道ですから、スピードは控えめに下って行きます。
 (特に自動車のドライバーは、こんな所を自転車が猛スピードで下ってくるなんて、完全に想定外のはずなので)


P1020191.jpg
道の途中で見つけてしまった、嫌なもの。

これって、バイクのブレーキレバーの先端部では?
ってことは、ここでコケたか、
事故ったバイクがいたという事だ。

うげ・・・。


 大月側に下り、深城ダムの近くまで来ると、急に道が良くなり、安心して走れるようになってきます。
 深城ダム湖に到着し、近くで写真を撮っていると、道路脇の落石防護フェンスが何やらガシャガシャ揺すられています。
 何だ?と思って良く見たら・・・。


P1020193.jpg
ニホンザルが私を見て威嚇中だった(爆)。
(画像中心部トリミング)


 ・・・サルかい・・・。

 まぁ、野生動物に関わるとロクな事がないので、無視して先に進み、ダムの管理事務所で"回復薬"(コーラ)休憩をとります。
 そのまま、国道139号沿いを道なりに下って行き、途中で猿橋方向へのショートカットになる県道に流れます。
 中央高速が見えてきたあたりで周囲を見ると、こんな風景が待っていました。


P1020195.jpg
刈り取った稲藁が束ねて干され、
彼岸花があぜ道を彩る。

昔ながらの秋の風景という感じだ、


 実家の周辺は、今でこそ宅地開発が進みましたが、昔はこんな風に水田が並ぶ場所だったんですよね。
 なんだか、物凄く懐かしい風景でした。

 そこから先は、国道20号に流れて、相模湖、津久井湖経由で橋本方面に向かい、町田街道から尾根幹線という、鶴峠越えの時と同じルートで、アップダウンに苦しめられながら帰宅しました。
 朝6時に出発し、帰宅時間は17時半でした。

 さて、冒頭にも書いた通り、今回のコースはツール・ド・おきなわの本島一周サイクリングの初日を意識したシミュレーションでした。

 ツール・ド・おきなわの本島一周サイクリングの初日は、最初は平坦地を走るものの、午前最後の辺戸岬の方で厳しい登りがあり、その後、アップダウンの激しいやんばるの森を抜けるルートという、約190kmを走破するルート(だそう)です。
 そして、やんばるの森ではかなりの長距離(40kmほどの区間)で補給ポイントなし、という条件が加わっています。

 今回のルートは、最初平坦地を走り、走行距離が60kmを越えた辺りから登りがはじまり、最終的に標高1,250mまで上り詰める峠をクリアしますが、小菅村中心地〜深城ダムまでの、最も厳しい区間に補給地点がありません(深城ダムの管理事務所に自販機があった)。
 また、峠を越えた後、大月までは下り基調で行くものの、国道20号〜相模湖・津久井湖経由で橋本・町田〜尾根幹線という道筋は、アップダウンが何度も繰り返される厳しい道で、総走行距離は200km近くになります。
 シミュレーションとしては、十分な条件でしょう。

 そして、そんなコースを走った総走行時間は、11時間半。
 時計時間にすると、朝6時発、17時半到着の形でした。

 ・・・むむむ・・・本番の初日は、朝7時に出発で、開催日前後の日没時間が17時半頃になっていますので・・・。
 今のままだと、私は(回収不要を宣言すれば)日没後も走り続けるグループになってしまいそうですね(^^;)。

 ナイトライド装備、色々考えないとなあ・・・。

 そして、今回走った松姫峠は、奥多摩からここを通って大月に出て、国道20号〜町田方面、尾根幹線経由で帰宅すると、一日の走行距離が約200kmになることは、事前にWeb地図などで確認済みでしたが・・・。

 実際の走行距離は、193km。
 うむむ、わずかに200kmに足りない・・・。

 しかし、190kmを11時間半という事は、ブルベで200kmの認定条件はクリアできそうですね。
 どうやら、それなりに走れる人の体になってきたようです。

 ・・・そういえば、今回のライド中は、余程厳しい斜度の道ならともかく、ほとんどの区間をアウターリングのまま、走れてたよなあ・・・。
 重いギアの踏み方に、慣れてきたのかも・・・。

 ・・・さて・・・ここから先はこぼれ話。

 身近な場所から出発する200kmコースという感じの、このコース。
 これからも走って行こうと思うか、と聞かれると、はっきり言って、という答えになるでしょう。

 心が折れまくったりした事は特に関係なく(それなら、鶴峠とか風張峠でも、バキバキに折れまくってる)。
 道路の管理状態があまりに悪い事が、その理由になります。

 この峠の道は、はっきり言って、かなり悪いコンディションです。

 大月市側は、途中、ダム工事関係で大型車が通ったと思われる所(深城ダムの辺り)までは、立派な道が整備されていますが、それ以上の高所、具体的には、ループトンネル以高の道の悪さは特筆ものです。
 小菅村側も、網目状のクラックでズタズタで、一部でアスファルトが剥がれて大穴があいている場所もありました。


P1020190.jpg
大月側、ループトンネル以上高所の路面状況。
こんな感じで、路面はクラックでズタズタ。

斜度も急なので、下る時はここをガタガタと、
とにかく振動に揺さぶられながら下ることになる。


 この、非常に悪い路面のおかげで、ハンドルにはとにかくガタガタと微振動が伝わりっぱなしで、この道を登る時は、これが大きな抵抗になって体力を余計に奪う要因になります。

 しかし、登るだけならまだしも、下る時はもっと深刻な問題があります。

 こんなガタガタ道で高速走行になる訳ですから、ハンドルには嫌でも不快な振動が強くかかり続け、かなりパッドの厚いグローブを装備していても、すぐに手首や掌が痺れてきます。
 この日は下りの途中、深城ダムまでのたった10kmの間に手の痺れに耐えきれずに何度も停車しましたが、その度、手は手首から先が蒼白になっていて、毛細血管に血が巡っていないのが分かります。

 プルプル振ったり、もんだりしているうちに、血行が回復するチリチリした感覚とともに血色が蘇ってきますが、再スタートすると、また痺れが再発・・・。

 ここ、何度もノンストップで走ったら、手が白蝋病になりますよ、マジで?
 自転車だけでなく、バイクの方も、深刻なダメージを受けるんじゃないかな・・・?

 なお、国道139号は三桁数字なので、国道と言いつつ、管理を地方自治体に移管している道路です。
 管理主体が小菅村なのか大月市なのか、はたまた山梨県なのかは分かりませんが、路面のクラックの状況を見ると、表層の摩耗がかなり進んでいるので、管理者は恐らく、この状況をかなり長きに渡って放置しているようです。

 そして恐らく、大月市から小菅村に抜けるトンネルができたら、ほとんど管理放棄状態で放置されるでしょう。
 という事は、今まで以上に路面状態は悪くなるでしょうから、この道を走るなら、フルサスのMTBが必要になるでしょう。

 という訳で、ここを走るなら、余程奇麗に路面整備が行われた後ですね。
 まあ、峠の下をショートカットするトンネルが工事中で、今後はそちらがメインルートになると考えたら、そこまで奇麗に整備される事は望めませんが・・・。

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コメント
お疲れさまです
こんばんは。
凄いですね。私には到底真似の出来ないロングランです。路面状況って身体にかなり抵抗がありますのでフラットな路面造りに専念していただきたいですよね。タイヤも心配ですし。

twitterでコーラを何本も飲まれているのがリアルで面白かったです(^^;;
2009/09/23(水) 21:08 | URL | gan #eyFua8cs[ コメントの編集]
Re: お疲れさまです
ganさん、こんばんは。

これだけの距離になると、復活にも時間がかかりました。
(巨大なステーキ肉と、果物とビタミンサプリ摂取に加え、睡眠12時間近く・・・)
ツール・ド・おきなわは、2日連続100kmオーバー走なので、1日目の完走だけでなく、2日目に残す体力も不安だったりします・・・。

あと、路面整備は本当にしっかりやってもらいたいですね。
自動車ではほとんど気付きませんが、自転車ではちょっとしたクラックが不快ですし。
あ、でも、私は完全な平板面にするのではなく、排水性舗装の方が好みです(^^;)。
(雨上がりの背中への跳ね上げが、格段に少ないですから)

> twitterでコーラを何本も飲まれているのがリアルで面白かったです(^^;;
いやあ、赤い自販機を見かける度、「回復薬発見!」という気分でした(笑)。
疲れた時には、やっぱり効きますよ!>コーラ
2009/09/23(水) 21:57 | URL | YO-TA #-[ コメントの編集]
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プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

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