日々是遊歩。見て、聞いて、感じて、それを殴り書き。

09月≪ 2017年10月 ≫11月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

自転車関連書籍の感想など

 今日、電車の中吊りというか、出入り口に貼られたシールの広告で、映画「RED CLIFF」(そのまんま、「赤壁」の直訳かいな!)の宣伝を見ましたが・・・。

 『正義の最高司令官 周瑜』

 ってキャッチコピーは、どこからどこまでツッコんだら良いのでしょうか?>配給会社様。
 私程度の三国志の知識でも、何でやねん度が高すぎますけど・・・。

 ま、どうせ三国志演義をもとにした勧善懲悪ストーリーになるんでしょうから、細かいことは気にするな、という事なんでしょうけどね。
 (しかし映画の公式サイトを見たら、「周瑜は小喬奪還のために曹操軍と戦う」という図式があるようですが・・・そんな痴話喧嘩レベルの理由で何万もの兵士と国土を危険にさらすなんて、「最高司令官としてあるまじき姿の見本」ですがな>物語の周瑜)

 では本題です。
 さて、9月頭にダメ押しで文庫版32~34巻が刊行された、「ローマ人の物語」ですが。
 10月いっぱいまでは持つかと思いきや、9月中に完読してしまいました(^^;)。

 で、その後何冊か、自転車関連書籍を読んだので、かなり個人的趣向に偏った見解を多く含む感想等を書いてみます。

 以下、リンク先はAmazonですが、アフィリエイトではないので、絶賛スルーでも何の問題もありません(笑)
 また、Amasonへのリンクは、URLに日本語が使用されていないページを選んで貼付けてあります(一部のブラウザでは、日本語URLをそのままタグに組み込むと、うまく飛ばないという話を聞いた事があるので)。
 結果、開いた先のページのレイアウトが全然違ったりしますが、気にしないで下さい(^^;)。
 (絶賛スルーしても構わない、という意味、わかるでしょ?:笑)

自転車入門(中公新書、河村健吉)
 シニア世代(と著者が自称)がスポーツ自転車にハマって行く過程が、落ち着いた文体で語られています。

 新書本なので、いわゆるムック本や何かと比べると地味ですが、著者と同年代の皆様にはとても参考になる部分は多いでしょう。
 特に、自転車雑誌の記事に氾濫している、「平地はケイデンス90rpmで走れ!」とか、「90%負荷で坂を登れ!」という内容の記事に、「そんなの年齢的に無理!」と思われている世代の皆様を、スポーツ自転車の世界に優しく誘ってくれるでしょう。
 (まあ、雑誌記事等は、恐らく20~30代のホビーレーサー層を対象に書いていると思われますのでね・・・)

 ちなみに、この本の著者も多摩サイこと、多摩川サイクルロード・・・ではなかった。
 最近は「たまリバー50キロ」でしたか?ま、とにかく多摩川沿いをホームコースとしておられるようで、書中に出てくる場所がスッと頭に思い浮かんだので、私的には非常に読み易かったですね。

 しかし・・・。
 非常に個人的な趣味に偏った感想として、私としては、メタボリックシンドロームの所や、スーパー堤防の所で展開される行政批判は、別の書でやって欲しかったな、と思う所です。

 何というか、「自転車の楽しさ」を伝えるはずの書の中で、行政への一方的な批判をだらだら書かれるのは興がそがれますし、この書の中では結局、批判はあれど、問題解決への糸口は、何も示されていませんから・・・。
 (一方的批判は他者との交わりを拒否し、対立しか生まないと思うんですけどね・・・。そして対立は問題解決を遅らせるだけで、何も生みません)


自転車で遠くへ行きたい(河出書房新社、米津一成)
 読んだらとにかく、週末には遠くまで自転車で走って行きたくなってしまう、ある意味で、ちょっと危険な本です(^^;)。
 私がこの夏、奥多摩往還等にチャレンジしたのは、実はこの本の影響が強かったり・・・。

 というわけで、この本はロードバイクで200kmや300km・・・なんて生易しい距離でなく、1000kmという、普通に考えて常識外れとしか言い様がない距離を走ってしまう、著者曰くの「距離感が壊れた」人の視点から「自転車」の魅力を語った本です。
 ある意味で究極の自転車競技である「ブルベ」の世界を紹介するとともに、著者とロングライド仲間達が単純に「走る」ことの楽しさを満喫している様子が良くわかります。
 (東京から青森の実家に帰るのに、当たり前のように往復自走したとか、美味しいコーヒーを飲むためだけに、数百キロを走り抜いたとか・・・)

 というわけでこの本は、最近、サイクルロードを行ったり来たりするのも、何か味気なくて飽きてきたなあ・・・と考えている、「そろそろ遠くに走り出す準備ができたサイクリスト」の皆様にお勧めです。
 (ただし、この本との出会いがきっかけで変人扱いされる機会が増えても、当方、一切責任は持てません。っつーか、小径車で数十キロ先まで自走するという私レベルでも、周囲のいわゆるフツーの人からは「変人」扱いですので・・・)

 それにしても、早朝、八王子の高尾を出発して、夕方までに新潟県は糸魚川市までの300kmの道のりを、交通法規を遵守した上で可能な限り速く走ると言う、「東京→糸魚川ファストラン」なんていう、とんでもないイベントがあるなんて知りませんでしたよ。
 (ブルベは規定の距離を、与えられた時間内に完走する競技。ファストランはそれに「速く到達する」という要素も加味しているらしいですから・・・)

 そして、こんな話をしている(文章を書いている)と、また週末に遠くまで走りに行きたくなってしまうという悪循環に陥ってしまうのが、困った所です(^^;)。


それでも自転車に乗り続ける7つの理由(朝日新聞社、疋田智)
 サイクリストの皆様の間では、「ツーキニスト」としておなじみ、疋田智さんの著作。
 この本は2006~2007年当時の雑誌連載等の記事を中心に、「もっと自転車に乗ろうよ!」という啓発の意味を込めて書かれた・・・いや多分、そういう位置付けだろうと思われる一冊です(^^;)。

 ちょっと微妙な表現になったのは、サイクリストの皆様の間では有名な、2006年秋~2007年初旬にかけて大きな話題になった、「改正道路交通法案」を巡る顛末の部分が主体であるためでして・・・。
 私も当時、ナマでその問題及びサイクリスト間の議論等を見ていたために、今の時点でその当時の話題について書いた部分を見ると、またかよ!的な部分が見えたり、いまさら的に感じる部分もあったりするわけで・・・。

 というか、有り体に言えば、「いや、もうその話題には疲れましたから」という感じになってしまうのです。
 (おかげで、その時期のメールマガジンの生ログを掲載しているページ等は、ナナメ読みを通り越して、横読み状態でページをペラペラめくったのみ)

 まあ、それ以外の部分では、ブリヂストンサイクルの上尾工場や、シマノの自転車パーツ製造工場の取材記等は、私も多々、お世話になっているメーカーの話だけに、凄く面白い内容でした。
 特に、ブリヂストンの品質管理試験とか、デュラエースの製造裏話とか・・・。

 で、疋田氏の著作なので、交通行政に対する批判というか、「交通政策があまりに自動車中心に偏向している」とか「官民ともに、町の自転車対策を語る人に限って、自転車に乗らない人ばかりだ」ということに対する苦言の数々は、「お家芸」的に出てきています。

 今日のネタで最初に紹介した河村氏の著書も、こういう雰囲気を狙ったのかもしれない(あとがきだったかに、疋田氏の著作を読んで感化された部分があるような文面があった)のですが、疋田氏の著作とは決定的に違う部分があります。
 疋田氏の場合、交通政策のいびつさを論じる際、「役人や官僚の考え方も変だけど、道交法や交通ルールを守らない、一般ユーザーも悪い!」と、両成敗の立場を取る所や、一方的な批判でなく、互いに歩み寄りの余地を考えた上で、次に進む道の提言があるので、私の思考パターンに合致する部分が多くあり、すんなり読めるという向きがあります。

 まあしかし、毎度毎度、新刊書籍が出るたびに、同じことを繰り返さんでもええわい!という批判があるのは、むべなき所ではありますが・・・。


関連記事
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

YO-TA

Author:YO-TA
2011年7月に東京から仙台に移住。
相変わらず、デジカメ片手に、サイクリングやハイキングを楽しんでいます。
突然、突拍子もないことをやらかしますが、それはまあ、ご愛嬌という事で…。

Twitterでつぶやき中
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
雨雲レーダー
リンク