暑い日が続きますねえ・・・。
北に来たら、少しは涼しいかと思っていましたが、気温が30度を超えたら、どこに居ても暑いものは暑いと、諦めるしかなさそうです。
まあ、それでも仙台の夏は、東京の夏のように、空気が滞留して重苦しいとか、周囲のコンクリートから輻射熱がジリジリ伝わってくる、というような暑さはなくて、風が通ればそれなりに過ごし易い日になってくれますけれど。
冬になると、また評価は変わるかもしれませんが、夏限定でいえば、自分の体にはこちらの気候の方が合っているように思います。
では本題です。
すったもんだの色々がありましたが、無事に仙台に赴任しました。
現在は、Twitterで時々つぶやいているとおり、仙台市の北西部、泉区に居を構えています。
ここは仙台市のベッドタウンとして開発された新興住宅地で、少し山に寄った土地でもあるため、緑の多い場所でもあります。
ま、どの程度かというと、目の前をコオニヤンマやオオスズメバチが飛んで行くくらい・・・(あとは、ベランダの手摺の上で、シオヤアブが食事中だったりするくらい)。
開発の時の計画がどうだったのかは知りませんが、近くには谷筋の下流をバシッとせき止めたために出来たらしい池や湿地(もしかしたら、雨水調整池をかねているのかもしれない)もあるので、生物層は案外多様です。
そして、泉区は仙台在住の皆様に、「仙台とは気候が違うからな」と言われていた通り、風がある日は夏でもエアコンがいらないほど涼しく、外にいても日影に入れば、それほど暑さを感じません。
まあ、その分、冬の寒さも一段激しくて、仙台市内は普通でも、泉区内だけ積雪ありとか、そんな事も多いようなのですが・・・。
今回は異動の内示を受けてから、赴任に至るまで、本当にわずかな猶予時間しか与えられず、物凄いドタバタ続きで、その間の出来事だけでブログネタがいくつも書けそうな気もしますが、今の所はそういう話はナシにしておきましょう(^^;)。
(6月頭から毎週末、どんだけ大量のゴミ袋と段ボールと格闘した事か・・・)
まあ、それにしても、ここまでの変わりようは・・・もしも私の一生を伝記化するという、とんでもなく暇な人がいたとしたら(こんなド平民の一生に、そんな価値はないと思うが)、東京編終了、東北編開始、というポイントになると思いますね・・・。
それはさておき、現在の仙台市内(中心部)ですが、今ではホントに普通の生活が送られています。
朝の混雑も平常営業ですし、多くの皆様が笑顔で趣味に興じる姿も、普通の日常の姿としてそこにあります。
あの震災の影響は、郊外大型店の深夜営業が取りやめになっているとか、そういう部分では残っているものの、町も道路も平常通りで、ライフラインも全く問題ありません。
まあ・・・全く問題ないかと言うと、そうでもないのですけれど・・・。
私の居所周辺では、泉中央駅まわりのペデストリアンデッキが、まだバキバキの状態で、継手部分が盛り上がっていたり、タイルの破損がそのままになっていたりしますし。
震度2程度の余震がいまだに一日一回程度は感じられていますし、宮城野区や若林区の海岸部は、津波の深刻な被害が残っていますし・・・(ほとんど手つかずの場所もあると聞く)。
しかし、それでも日常を楽しみ、生活して行く上での不自由はほとんどありませんので、ご心配なく。
なお、最後にどうでも良い小話を。
仙台を形容する「もりのみやこ」という言葉、「森の都」だと思っている皆様が多いようですが・・・。
現代では「杜の都」という字が当てられています。杜=人工林の事であり、つまりは社寺林、屋敷林や街路樹、防風林や防火林を指す言葉なので、「自然豊かな土地」というよりは、人が生活のために必要な樹木を町に植えた事が由来のようですので、ちょっとだけご注意を・・・。