1.復路開始前にリフレッシュを PC3から今来た道を引き返しましたが、その際、私は立ち寄る事を決めている場所がありました。
先程、こちらに向かって来る途中、PC3の南側、5kmほどの場所に、コインランドリーを見つけていたのでした。
スタート~PC1までの中間点のコンビニで休憩中、KOMAさんが「塩尻市内にコインランドリーがあるから、そこで服を乾かす」と言っていた事や、同人誌「ロングライダース」の中にも、そんな事が書いてあったレポートがあったよな、と思い出したので、PC3のチェックを終わらせたら、あそこで装備を乾かそう、と思っていたのでした。
(コインランドリー自体は、偶然見つけた物だったけれど)
道路の反対側だったので、前後から車両が接近していない事を確認して、どう見てもコンビニを改装した、という雰囲気の建物の前に、車体を横付けにします。
そのまま、誰もいなかったのを良い事に、店内でグラブ、レインスーツ、反射ベスト、ジャージに長袖インナーまでを脱ぎ捨て、メッシュインナーのみの姿になって、乾燥機に放り込みます。
下半身の方は、レインパンツの汚れがかなり悲惨な状況だったため、これを乾燥機に放り込むのはさすがに自粛(後から使う人が大迷惑だ)。
乾燥機が回っている間に、店内にあったドトール印のカップ自販機でコーヒーを買って、体を温めます。
店内は、乾燥機が回っているためか非常に温かくて、上半身がメッシュインナー一枚でも全然寒さを感じませんでした。
ツイッターを開くと、悪天候の超長距離走ゆえか、本当に沢山の皆様から、激励メッセージを頂いていました。
全部に返信する時間はなさそうなので、最初から最新まで、何とか目を通し、まとめてお礼のツイートを。
終わったと同時に乾燥機が止まったので、再度、乾いた装備を身につけます。
ほんの少しだけ湿りが残っている気がしましたが、ほぼ乾燥した装備は、身に着けると想像以上にリフレッシュした感じがあります。
何より、身に着ける服の全てが、乾燥機の温風で暖まっていたため、外に出ても、先程までは風が当たると感じていた肌寒さが全くなくなっています。
これは良い!これは正解だった!と、気分も軽くなってきます。
時間は夜10時過ぎ。残りは200km弱。
そういえば、
初めて参加したブルベは、AJ西東京の昼夜反転200kmだったよな・・・。
あの時は、22時スタートで、翌朝11時半までにゴール、の条件で走ったのでした。
今の状況は、それとほぼ同じ。夜間に山中湖の近くを通り、氷点下の冷え込みを喰らった件も、これから先の峠の冷え込みを考えたら、良く似たシチュエーションと言えるでしょう。
残り200kmは、あの時の感覚を思い出せばいい。
そう思い直して車体にまたがろうとした時、一人の参加者が、PC3に向かって走って行ったので、「お疲れでーす!」と声をかけてからコースに復帰しました。
そして・・・走りはじめてすぐに、ある事に気付きました。
雨がやんでる! うお!何という幸運!
装備を乾かして再スタートを切って、すぐに雨に打たれると思っていたのに、その雨が上がっているとは!
しかも、追い風で、緩やかな下り基調の道を走るのです。
これほど好条件でのリスタートになるとは、思っていませんでした。
クランクを回す足も思わず軽くなり、巡航速度もどんどん上がって行きますが、先の長さを思い出し、浮かれるな、と言い聞かせて力をセーブします。
時間は22時半近くなり、沿道の大型店も営業時間が終わってしまった事から、周囲は急に静かになりました。
先程、PC3に向かっている途中には、色々な場所で自動車とせめぎ合い、かなりストレスの溜まる道筋だったのですが、今は通る車もなく、快適に走る事ができます。
その分、周囲は真っ暗になってしまい、道が農地に入ってからは、その暗さは特に際立つ闇となって周囲を包んでくれました。
試しに一枚、撮影してみた。
何が写っているのかわからないと思うが、
撮った本人にもわからないのだから、
安心してほしい。
(ついでに、
"何も写っていない"と思う ^^;)
しかし、30分ほども走ると、また空からパラパラと雨粒が落ちはじめました。
一旦、熱を加えて乾かしたレインスーツは、撥水性も回復したようで、雨水が雫になって表面を転がり落ちて行きます。
空が雨雲で覆われているため、放射冷却も起きていないようで、この時間帯は逆に暑くて、レインスーツの前を開いていたくらいでした。
周囲に何も見えない真っ暗な道を、ただ道なりにまっすぐ走る・・・。
ナイトライドは、それを経験していない皆様が思う以上に、とてつもなく退屈な物でもあったりします。
退屈を紛らすために、走りながらちょっとライトの性能試験をやってみる事に・・・。
私のメインライトは、CATEYE HL-EL540rcです。
このライトは、ブルベ参加者の間でも評価の高いライトで、実際、このライトを装備している参加者は非常に多いです。
ただし、このライトはHIモードで使用すると、専用充電池でも5時間と、ちょっとランタイムが短く感じられます。
反面、LOWモードだと、専用充電池でのランタイムは約13時間。
それなら、LOWモードではどんな感じなのかな、と、試してみると・・・。
あれ?
意外に大丈夫だぞ?
っていうか、私の目には、十分過ぎるくらい明るい光を路面に投げかけてくれています。
手前の地面はHL-EL520の1,500 cdタイプで照らしているため、それなりに広い範囲が視認できますし、視線の先は、ヘルメットの上に装着しているEL520の1,800 cdタイプが、道路標識(塗料に反射材が練り込まれている)だけであれば、50mくらい遠方までは十分、視認可能です。
つまり、私の目には、CATEYEの3本だけで、十分、ナイトライドが可能な明るさが得られているようです・・・。
もちろん、これは平坦~登りなどの、それほど速度を出さなくても良い条件の場合であり、峠下りでは、もっと違う結果になるとは思いますけれどね。
そんな事がわかったので、電池の節約のためにも、EL540はLOWモードで運用する事にします。
今のライト構成をもう少し見直せば、1~2晩くらいは、楽に走れるライト構成を作れそうな気がしてきました。
しかし、LEDの白い光は、濡れた路面との相性はあまり良くないというか、白くテラテラと光って、視界が平板になってしまっている気がします。
と、ライトの光の中に照らされた路面上に、何か小さな塊が一つ、転がっているのが見えました。
小石か?踏んでパンクするのも何だからな、と、わずかに左にラインを変更したとき・・・その小石がピョン、と飛び跳ねて、再びタイヤのライン上に!
う、うわ!
そこをどいてくれ、アマガエル! くちゃっ ・・・・・・やってしまった・・・。
何とも言いようのない、嫌な感触が、タイヤからフロントフォーク、ハンドルを伝わって、手元まで届きました・・・。
うっわ~・・・。
このとき感じた脱力感、おわかり頂けるでしょうか?
(事故だとしか言いようがないけどさ・・・何というかさ・・・)
しばらくはかなり暗い気分のまま、暗い道を進んで塩尻市街地に戻ってきました。
ここから塩尻峠を登り返す事になりますが、その前にコンビニに停車して、用足しと軽く補給を挟むことにします。
塩尻峠は、諏訪湖側から登るよりも、塩尻市街地側から登る方が、何倍も長い坂を登る事は、地図を見れば一目瞭然。
一旦、気分転換を図っておくのは、悪い話ではないでしょう。
温かい缶コーヒーと一緒に、パワーバーのグミを何粒か、口に放り込んでから、塩尻峠へと向かいます。
雨はいつの間にか、かなりの小降りになっていました。
2.塩尻峠、再び 甲州街道の西側の起点となる高出交差点から峠の方向を見ると、霧の中にオレンジ色の光がいくつか、ぼんやりと浮かんでいるのが見えました。
どうやら峠の上は、往路で通った時よりも濃い霧に覆われているようです。
雨より霧の方がマシだ、と考えて、峠の登りにかかります。
そういえば、コインランドリーを出てから、完全に一人旅になっています。
皆さん、途中のコンビニやファミレスに一時避難しているのかと思いきや、途中のコンビニにも、峠の入口のファミレスにも、それらしい人達の姿はありません。
数人ほど、私がコインランドリーを出る直前に先行して行った皆様がいらっしゃったのですが・・・サラダ街道の長い直線でも、テールランプを見る事がありませんでした、
皆さん、どこに行ってしまったのやら・・・。
まあ、それはさておき、塩尻峠を再度登ります。
明らかに整備年代が新しい道路線形であり、いわゆる激坂の峠とは異なり、勾配はごく緩やか、と言った方が良いレベルでしょう。
しかし、勾配が緩やかな分、最高地点に至るまでの道のりが物凄く長い・・・(手元の地図で計測してみたら、8kmあった)。
いかな勾配が緩やかとはいえ、それだけの距離の坂を登るのは、相当にしんどい思いをするものです。
そしてこの日の塩尻峠は、とんでもなく濃密な霧に包まれていました。
ナトリウム灯のオレンジの光が、遠くからはドーム状のぼんやりとした光の塊に見え、外灯のない真っ暗闇の区間の中では、自分の手元のライトが霧に反射し、自分の前方5~6mの範囲で、白い光のドームになっています。
普段、私は前輪のハブ位置にライトを設置していない(多くの自転車用ライトは、ハンドルに装着した時に適切な配光パターンになるよう設計されている、というのが理由)のですが、この日ばかりは、フォグランプ代わりにハブライトがあった方が良かったな、と、思わされました。
峠道は、登り始めてすぐの所にあるインターチェンジまでは、車やトラックもそこそこ、走っていたものの、それより高所になると、ほとんど車が走らない、とても静かな場所になってしまいました。
まあ、静かなのは人間活動だけであり、道路脇の側溝を流れる水音や、風に揺れる樹木の枝葉の音などの、自然雑音は、逆にうるさいほど大きくなっています。
そのとき、耳に聞こえてきた音がひとつ。
「ホーホウ、ホホッホホッホウ」 最初は何だ?と思いましたが、聞こえて来るのは、右の深い樹林の高い場所から・・・。
という事は・・・フクロウの声か!
なかなか楽しませてくれませすね、夜の峠は。
ライトが届く限りで姿を探してみましたが、霧が深くて視界が悪いため、その姿を見つける事はできませんでした。
鳴き声をYoutubeで色々聞き比べてみた結果、このとき聞こえた声は、ホンドフクロウの声だったようです(アオバズクだとばかり思っていたけど、違った)。
鳴き声は、「ゴロスケ・ホーホー(ホホッホホッホウの部分)」という形で表記される事が多いようですが、私の耳には
「五十歩百歩~」と聞こえたのですが・・・。
そんな風に楽しみつつ、
登ってきた復路の塩尻峠。
霧の濃さが往路の時より酷い。
塩尻峠の塩尻側の登りですが、覚悟はしていましたが、長い長い登りでした。
勾配は緩いものの、その距離の長さが、本当に嫌になるレベルです。
恐らく、2~3年前の私であれば、途中で2回は足をついているでしょう。最近、速くは登れませんが、止まらずに登る事だけはできるようになってきたので、何とか止まらずに登りきれましたが・・・。
さて、ここまで来たら、PC4は目の前も同然。
EL540をHIモードに切り替え、濃霧の中、半径の小さいカーブが連続する諏訪湖側へのダウンヒルを開始。
標高が落ちるにつれて霧は薄くなり、最後の大カーブを曲がると、眼下に諏訪湖を取り囲むような町の明かりが広がります。晴れていれば、塩尻峠からも見下ろせたはずの夜景を、高速走行中の一瞬の情景として脳裏に焼き付け、そのまま峠の下まで下って行きました。
PC4チェック:0:43 PC4は、PC2と同じコンビニです。
この後向かうPC5も、PC1と同じコンビニに設定されています。
そしてPC4の前には、2~3台の自転車がありましたが、参加者の姿は店内にもなし・・・。
主催者のサイトや、ブリーフィングの説明で、このPCの正面のファミレスは2時まで営業しているから、ここで一旦、体を温めてから行くのも良いぞ、という説明があったので、もしかしたらその通りに、皆様休憩中なのかもしれません。
と、補給を終わらせた頃に、PCのコンビニのお手洗いから、一人の参加者が現れたので、少々言葉を交わします。
その方は、今日は思ったほど気温が落ちていないので、今のうちに距離を稼ぐつもりだ、との事でした。
私は既にコインランドリーで一旦、装備を乾かしており、この段階ではまだ、うっすら汗ばんだ程度だったので、そのまま走る事を告げて先に出発しました。
そういえば、この時の塩尻峠の気温は、10℃くらい。
一部の参加者は、風が吹くと寒い、と震え上がっていましたが、私的には連休中に走っていた時の気温、そのままだったりします。
むしろ、ここに来てやっと、日常の涼しさの中に戻って来られた、という感じがしていたという・・・(^^;)。
諏訪湖岸から、
湖面越しに見えた岡谷市街地。
手前の暗い場所は諏訪湖。
雨はここに来て、完全に上がってくれたようで、空には町の明かりを反射する白い部分と、彼方まで闇に溶け込む部分とに別れています。
白い部分が厚い雲で、闇に溶け込む部分が、雲が晴れて来た場所です。
パッチワーク状に存在しているその様子から、雨雲が通過して、残りの小さな雲が切れ切れになって流れている様子がうかがえます。
何だかんだと色々ありましたが、スタートから15時間経って、やっと雨は上がってくれたようです(長かった・・・)。
雨の心配がなくなったので、レインスーツは・・・防寒具として、夜明けまでこのまま装備しておきましょうか(^^;)。
3.雨上がりの暗闇を抜けて 諏訪湖岸を抜けて、中河原交差点で再び国道20号へと合流します。
この先、坂室トンネルは、長い登り基調のトンネルで、対面通行になっているので、ブリーフィングの説明では、自歩道の通行が推奨されていました。
私が通った時には、結局、一台も自動車は通らなかったのですが・・・。
まあしかし、推奨されているなら、
大人しく自歩道を徐行。
相変わらずの一人旅で、先行している皆様は一体、どこに行ってしまったのか。
もしかしたら、全員、ファミレスに入っていて、走っているのは自分一人だけなんじゃないか?とかそんな事を考えていました。
しかし、このトンネル内の自歩道上には、真新しい自転車のタイヤ痕が7~8筋ほどついていたので、どうやら走っている皆様は、継続して走っているようです。
(あとで聞いた話で、一番早くゴールした人は、午前3時頃だったらしい。どんだけ速いんだよ・・・)
トンネルを抜け、少しだけ下った後に、登り返しがはじまります。
今度は、富士見峠への登りでした。
富士見峠への登りは、韮崎側からも諏訪側からも、緩やかな勾配のダラダラ登りです。
まあ、諏訪側からの方が、幾分か急斜度なので、坂を登っている実感がある分、まだ峠らしいと言えるかもしれません(標高差はないけれどね)。
古い街道筋の雰囲気がある場所は、
道幅が狭いために、
歩道の縁石にLEDのマーカーが設置されている。
この辺りの道は狭く、また対面通行の区間がほとんどである上に、民家が道路のすぐ側まで迫っています。
こういう状況のためか、歩道の縁石にはLEDのマーカーライトが設置されており、まるで空港の滑走路誘導灯のように、リズミカルな光のウェーブを描いていました。
時間は午前2時頃。
これくらいの時間になると、ランナーズハイ的な感覚なのか、それとも疲労が出始めていたのか、ちょっと感覚的におかしく感じる事も起きました。
まあ今回は、ガードレール端に設置されていた赤い点滅灯を、他の参加者のテールライトに見間違える、とか、横断歩道の所に置かれている手旗が、女性の着物の帯の結び目に見えてしまったり、という感じの、見間違いレベルの物だけでしたが・・・。
そして、とある場所では、こんな真夜中なのに、人が道端に立って道路を横断しようとしているなあ・・・と思って近付いてみたら、これが本物の人間で逆にびっくりした、なんて事も(^^;)。
(こんばんは~、と挨拶したら、ごくろうさーん、と返された ^^;)
いや、あれ、本当に人間だったのかな・・・丑三つ時だったし・・・。
変な方向の想像はさておき、
富士見町まで帰ってきた。
富士見峠の頂上はもうすぐ。
思ったより早く、富士見峠まで帰ってきてしまいました。
ここから先は、韮崎まで、所々に登り返しがあるものの、ほぼずっと下り基調の道が続きます。
下りはじめてすぐの区間が、それなりの急斜度+外灯が少ない場所であるため、前照灯としてLEZYNE SuperDriveを追加で点灯。
450 lmの暴力的な光を照射・・・しましたが、何だか視界がギラついて、逆に見辛くなってしまいます。
よって、SuperDriveもMidモードに切り替えて点灯。この方が、視界のチラツキやハレーションが少なく、遠くまで見通せたりします。
今回のナイトライドで痛感しましたが、私の目はどうやら暗順応が強いタイプであるらしく、あまりに明るいだけのライトで照らされた風景は、平板に見えたり、逆に反射がまぶしくて遠くが見えなくなる(ピンスポット効果のように、照らされた所以外が見えなくなる)という事がわかりました。
つまり、必要充分な明るさ以上に明るく照らされると、逆に遠近感を失ったりして、危険になってしまう、と。
結果的に、平地ではEL540のLOW+EL520で手元を照らす形。
峠下りでは、それにSuperDriveのMidモードを加える形であれば、十分にこなせる事がわかりました。
今まで、とにかく明るいライトを求めてきましたが、自分の目の暗順応性能だって、捨てたものではありません。この体の性能も踏まえて、「必要十分な装備」をもう一度、考え直した方が良いのかもしれません。
それはさておき、富士見峠を下りはじめ、大ヘアピンを下った後も、下り基調の道を、追い風に乗って、かなり高速で巡航して行けます。
追い風の下り基調・・・。
その組み合わせが、どんな化学変化を生むかは、説明しなくともお分かりでしょう。
何もしなくても上がって行く巡航速度。しかも、旧街道筋を活かした線形の国道ですから、急カーブなども少ない、快適な道・・・。
そんな道を走っていると、軽く睡魔が襲ってきます(^^;)。
途中で一旦停止し、眠気覚ましのつもりで、メイタンチャージの金色を補給。
この金色メイタン、カフェイン含有量が200mgという強烈な量だけあって、味はかなりエグイのですが・・・。
この先、睡魔を寄せ付けないくらいに良く効きました(^^;)。
その後も巡航速度はほとんど落ちず、体感時間であっという間に県境を越え、道の駅はくしゅう前を通過。
あれよあれよという間に、まるのやさんの交差点が見えてきたので、そこで20号を離れ、農道のように見える県道を右折。
ここからは、外灯が全く設置されていない区間に突入ですが、EL540(LOW)+SuperDrive(Mid)の光が、前方を走行に問題ないレベルで照らし出しています。
ここは東北光害号の面目躍如です(笑)。
時間は午前3時頃。
この道路、当初の想定では、明るくなった頃に戻って来る想定(八ヶ岳の夜明けを楽しむつもりだった)でしたが、実際には真っ暗な時間帯に戻ってきてしまいました。
この道を走っている間に、少しずつ進行方向左側、つまりは東の空が黒から藍色に変化して来るのがわかります。
間もなく夜明けか、と、その実感がはっきりとし始めた頃、PC5に到着しました。
PC5チェック:04:04PC5到着時点の空。
そろそろ夜が空ける。
いい感じでゾロ目時間をとりました(笑)。
いや、本当はジャスト時間を取れると良かったんだけどね・・・。
さすがにこの時間になると、雨は完全に上がり、路面も場所によってはほぼ乾いた状態になっています。
空がもっと明るくなり、太陽が顔を出したら、周囲は完全にドライコンディションに変わるでしょう。
やっと、本当のサイクリング日和になってくれそうです。
4.夜明けの空の下を走る PC5では、想定より1時間半以上、先行して到着していた事もあり、ここで思い切って長逗留し、雨天装備を外してパッキングも再整理する事にしました。
色々な物を、バックポケットとサドルバッグに分散させ、レインパンツをトップチューブの、ペダリングの邪魔にならない位置に縛り付け、グラブを指切りに変更するなど、とにかく色々な事をまとめてやってしまいました。
気温の感じから、汗が乾燥するまで、走り出して最初の20分ほどは寒さに震えるでしょうけれど、日が出てしまえば問題ない!
約1時間にもなる長逗留の間に、周囲はすっかり明るくなったので、ナイトライド体勢も解除。
ヘルメットが軽い(笑)。
初夏の陽気でも対応可能な軽装になると、PC5を出発しました。
残りの距離は、約80kmです。
そして、早朝の景観が素晴らしかった。
盆地の東に太陽が昇り、
東側の山の陰が、
西の山の斜面を徐々に下って行く。
途中、真正面に富士山の頂上が見えた。
児童唱歌の通り、
頭を雲の上に出している。
この富士山が見えた時には、おお〜!と感動しましたね。
どっしりとした存在感を見せつけてくれる、巨大な霊峰の姿は、麓の人間たちの世界遺産登録がどうだこうだという些事に関わらず、偉大な姿でした。
東京時代には、特に冬場にはほぼ毎日見ていたはずなのに、改めて見ても、やはり特別な思いにさせられる。
霊峰の名にふさわしい姿だと思います。
南アルプス市街地に戻って来ると、どこかからキュキュキュキュという音が聞こえてきます。
何か、鳥が鳴いているのかな、と思い、どこから聞こえて来るのか、と足を止めると、音は聞こえなくなります。
ま、いいか、と、足を回しはじめたら・・・足下から、キュキュキュという音が聞こえてきました。
この音・・・チェーンの油膜が切れた音じゃないか・・・。
チェーンには、高耐久性で知られるナスカルブを吹き付けてありましたが、15時間の降雨と、水たまり"だばぁ!"の繰り返しの前では、さすがに持たなかったようです・・・。
そういえば、オイルの予備は持っていなかったな・・・早くゴールしてメンテしてやらないと・・・。
急ごうとしたのだが、
富士川沿いに出ると、
再び素晴らしい景観が開ける。
朝日が新緑の山に映えて、
見事なコントラストを見せていた。
雨上がりの地面が太陽で暖められ、
水蒸気が霧になって山にかかっている。
そんな風景があちこちで見られ、
とにかく早朝の幻想的な雰囲気に
ぴったりの景観が続いていた。
(画像右上に富士山が少し顔を出している)
とにかく、この早朝の風景は、オレンジの光と、黄緑色の若葉の色、そして立ち上った水蒸気の白い色が様々な表情を見せてくれる、素晴らしい風景でした。
一昼夜、雨に打たれて走った甲斐があった。
素直にそう思わせてくれる風景でした。
道は最終段階に入る。
富士川の右岸から左岸に転じ、
静岡県を目指す。
さあ、富士川沿いのアップダウン区間に帰ってきました。
ここからは、登ったり下ったりを繰り返しながら、徐々に標高を落として行くポイントです。
既に走行距離は320kmを越えており、この段階から、時折激坂も混じるアップダウンを越えるのは、色々としんどい思いをする事になります。
この場所まで来て、この日、乗っていた車体が、下りの勢いを登りに転じる、反復登坂が得意なフレームであるCorratec R.T. Carbon('09モデル)である事を幸運だと思わざるを得ませんでした。
上の画像の桟橋を登ってすぐ、先行する人が通り過ぎるのと同時に、道路の両側で
「キャッキャッキャ」という声が上がります。
ふと見ると、黒褐色の動物が、物凄く器用に、道路脇の擁壁を登って行く姿が見えます。
どうやら、まだ人が活動しない時間帯を狙って、ニホンザルの群れが道路に出てきていたようでした。
私が通りかかるとき、何頭かの若い個体が、道路に戻るか、擁壁の向こうに逃げるかを迷っている様子の姿が見えました。
また道路に出て来られても面倒なので、彼らがこちらに背を向けているのを確認した上で、
「ホォウ!」と腹式発声で声を投げかけます。
それを合図に、ニホンザルの群れは擁壁の向こうへと姿を消しました。
(なお、こういう追い散らしは、相手が逃げ腰になっている事を確認してから行わないと、逆に刺激して危険。相手が威嚇体勢だったら、無視して通り過ぎるのが一番だ)
そのまま道は身延線沿いに、
登ったり下ったりを繰り返す。
ブルベを走るランドヌールなら、
思わず反応してしまうであろう場所(笑)。
身延線の井出駅。
日本に「ブルベ」を持ち込み、自転車趣味を楽しむ手段の一つとして確率した、日本のランドヌール界の第一人者である井出マヤさんと同じ名前の駅、という事で、過去に同じコースを走った皆様の多くがこの駅を訪問していたので、私もそれに倣う事に。
一種の、聖地巡礼と言っても良い?のでしょうか・・・???
さて、この井出駅の前後は、道幅の狭いアップダウンが続いています。
そのいくつかを越えて、ある少し急な登りに差し掛かったとき、意外に斜度があったので、下りの勢いに足の回転を加えて登ろうと、フロントをインナーに落とそうとしたら・・・。
ガキン!という衝撃とともにクランクを動かせなくなりました。
前にも、後ろにも動かせません。
変速をガチャガチャいじってもダメ。
そのうち、登り坂なので、急速に推進力が落ちてきたので、慌ててビンディングを外して停車。
クランクまわりを見ると、インナーギアのさらに内側と、インナーギアとアウターギアの間の隙間に、たすき掛けになるようにチェーンが落ち、クランクがロックしていたのでした。
見事なチェーンジャムだな・・・。
そういえば、往路の途中から、インナーギアに落とす時にチェーンの掛かりが悪く、一旦ロックされたクランクを逆回転で無理矢理、チェーンをかけてやるような事をしないといけない時があったっけ・・・。
油膜が切れてチェーンの動きにも負担がかかりはじめたのかもしれません。
この時のチェーンジャムは、ディレイラーをアウター側にして、クランクを前後に揺すったら、アウターギアにかかって回復できました。
その作業中、明るくなってから初めて、自分の車体をまじまじと見る機会があった訳ですが・・・。
酷い汚れ方だな・・・。
ダウンチューブから下は、ブレーキシューが削れて飛び散った黒いモロモロの粉とか、泥とか、枯草の破片や草の種が、コーティング剤のようにこびりついており、さらには、何だかわからない粘液状の何かに加えて、カエルの足が一本・・・。
はあ・・・これ、あとで洗車が大変だぞ・・・。
そう考えて意気消沈していると、後続の方が通りかかり、何か深刻なトラブルでもあったのかと心配させてしまい、停車させてしまったり・・・。
「チェーンがジャムっただけです。もう直りました」
とお伝えした物の、出発するまでお待ち頂いてしまったり、ちょっと悪い事をしてしまいました。
その後、再出発した後、アップダウンを越えている間に後続の方は後ろの方に離れてしまい、私は、というと、途中で往路にも立ち寄ったコンビニに再び立ち寄ると、消毒用のウェットティッシュを購入して、さっき貼り付いていたカエルの足を包んで除去。
(野生の動物の体、特に死骸には、どんな雑菌がついているか、わかった物ではない)
見える範囲でわかる、酷い汚れを除去してやったのですが・・・後輪ハブに釣り糸が巻き付いていたのは、何だったのだろう?(そんなに変な場所、通ったか?)
その後、十島駅付近から、
それなりの長さの登坂を経て、
最後の県境を越えた。
静岡県に入り、最後の富士川沿いの南下区間に入ります。
県境を越えたのが、7:45頃。そのまま川沿いを南下して行くと、徐々に富士市街地に近付き、それに伴い、徐々に道路の交通量も増えてきます。
完全に市街地に入る前に、一旦、休憩を入れて気分をリフレッシュさせよう、と、馬坂トンネルの手前でコンビニストップし、コーラのミニボトルを補給します。
残りの距離は、サイコンの表示から逆算すると30kmほど。
余程の事がない限り、完走は間違いなさそうですが、それ故に、これから先の市街地走行は注意深く行きたいものです。
旧国道筋から、旧街道筋に逸れれば、自動車の通行量は一気に落ち、その先は自歩道走行だから、実質、30分ほどを我慢すれば大丈夫か。
そう想定して、最後の最後の市街地走行を開始します。
この日は晴に転じたためか、県道沿い〜旧国道区間には、多くの自転車乗りが走っていました。
ブルベ装備ではなくとも、そういう皆様に手を上げて挨拶の合図を送ると、会釈や手を上げての合図が帰ってきます。
本当に、一瞬、すれ違っただけの一期一会ですが、そんなささやかなすれ違いに元気づけられ、旧国道区間を体感時間であっという間に走破し、旧街道筋に転じる目印である歩道橋が見えてきました。
前後の自動車の状況を見て、横断できるほどの間隙が開いた所で、旧街道筋に進路を変更します。
出発直後にも見たが、
やはりこの旧街道筋の景観は素晴らしい。
こんな古い外観の家屋が、
普通にそこに建っている。
旧街道筋から見た、
国道1号と東名道由比PA。
海の向こうに見えるのは、
伊豆半島だろうか?
そして、これが有名な、
薩埵峠(さったとうげ)への登り口らしい。
いやいや、この段階で激坂なんですけど・・・。
薩埵峠は、国道1号の自歩道走行を嫌うサイクリストたちが、清水方面に抜ける時に使う事もあるという峠道ですが、どう見ても自動車が通る事も困難そうな狭い幅員の、急勾配の道です。
これ、シッティングで登ろうとしたら、前輪が浮いてひっくり返るんじゃないだろうか・・・。
とにかくこの周辺は、自動車は高速道路と専用道(1号)が整備され、さらに第二東名道の整備まで行われている反面、歩行者と自転車は、こんな急勾配の道を通るか、ボタンを押しても青になるまで延々待たされる信号を通って、自歩道を走る事が許されているのみ・・・。
随分と整備レベルに差があるよなあ・・・。
ちなみに、この薩埵峠は、クライマーの皆様にはたまらない、極狭幅員の激坂道のようです。
私には多分、生涯縁がない道筋だな(^^;)。
なかなか変わらない信号を越えて、
自歩道区間を走る。
東海道線の踏切の所で、横浜ナンバーのプリウスが突っかかっているのに出くわしました。
そのプリウスの同乗者が、歩行者自転車用の押しボタンを押したので、しばらく様子を見ていましたが・・・信号が変わらない事に業を煮やしたらしく、自動車専用道区間に無理矢理、という言葉の見本のような形で頭を突っ込んで、清水方面へと折れて行きました。
「無茶しますね〜」と、居合わせた参加者とともに呆れた声で言い合い、こちらは信号が青になってから、反対側の自歩道へ。
最後の最後の区間の走行に移ります。
そして潮の香りを感じながら、
ここまで帰ってきた!
スタート/ゴールの、
駿河健康ランド!
遠くからこの建物が見えたとき、帰ってきた事を実感させられました。
昨日、物凄い土砂降りの中を出発し、日本海まで100km以内の所まで北上し、そして戻ってきた。
時間は9時を過ぎたばかり。
想定を遥かに上回る早さでの帰還でした。
健康ランドのロータリーで、AJ神奈川スタッフの方が出迎えて下さり、車体を止めると、同時に到着した参加者とともに、ゴール受付のフィットネスルームへ。
ブルベカードとレシートを提出し、メダルの要否はもちろん、OUIにチェックを入れて終了。
ゴール:09:14 ゴール受付を終わらせると、もうあとは風呂だ!
それしか考えられない!
夜が明けてから午前中に気温が上がり、汗でベトベトになった体を清めるべく、健康ランドに入場手続きを行い、あとはそのまま、風呂に直行です!
5.ブルベはおうちに帰るまで! 健康ランドで入浴中、体が温まってきたら・・・。
急に、ずしーっと体が重くなってきます。
のぼせたのか?と思いましたが、心拍数はむしろ平常。
ただ、何かを考える事も、何かをする事も、物凄く面倒になっています。
これは・・・いかん、これが噂に聞く、
「抗い難い睡魔の襲来」という奴なのか!
そのままそこに横になってしまいたい衝動を必死で抑えて風呂から上がり、館内着に着替えると、3階にあるという無料休憩室を目指します。
もう、足取りもかなり重くなっています。
休憩室には、膝掛けのようなブランケットと座布団があったので、それを無造作に引っ掴むと、ブランケットに包まり、床に転がり・・・。
そして気付いたら、1時間近くが経過していました。
床に転がったのと同時に、意識が飛んでしまっていたようです。
その後、帰りの輪行時に身に着ける装備だけをザックから引っ張り出し、退場手続きをして車体の所に戻ります。
興津駅から輪行で、仙台まで戻ろう、と、車体を引きずって外に出ると・・・。
あ、あっつう! な、なんだこれ!
仙台だったら、夏だと言っても良い暑さだぞ!
正午をわずかに過ぎた太陽は、真上から背中をジリジリと焼いてくれています。
風呂上がりに、普段着装着であったため、興津駅までは自歩道上を徐行で、尻が痛くて座れなかったので、ダンシングとは名ばかりの、フラフラの立ちこぎで移動。
バラして輪行袋に収納しようとしたら、チェーンステーの水抜き穴から、勢いよくピューッと水が吹き出し・・・。
さらに、フレームとホイールの汚れ具合は、とても直視できないレベルだったので、急いで詰め込んでジッパーを閉じ、さて、あとはどうにでもなれ、という気分で輪行開始。
静岡駅で、仙台までの新幹線の乗り継ぎチケットを押さえると、あとは東京で乗り換えたとき以外を寝て過ごして仙台へ。
体感時間で、物凄く長かった遠征ブルベは、こうして終わったのでした・・・。
仙台に戻ってからは、とにかく食って、寝て・・・という、いつものブルベあけの症状が。
翌日は休みだったので、早目にベッドに潜り込んだら、翌日の昼までしっかりと眠り続けていました・・・。
400kmを完走するのは今回が初めてであり、その時間が、いきなり24時間切りになってしまいました。
それもこれも、このコースの中には何度か走った事があり、雰囲気がわかっている場所が多かった事が影響しているでしょう。
また、帰路は追い風の下り基調という、高速巡航には最適の条件が揃っていた事もプラスに働いていると思います。
もう一度走ったら・・・天候条件によっては、もっと悪いタイムになってもおかしくないでしょうね。
(まあ、それでも時間内に帰って来られれば、問題ない。それがブルベという物だ)
それに、今回は走っている間は、少しだけ眠気を感じた時間帯があったものの、ほぼ休まずに23時間、行動を続ける事ができました。
しかし、それは後半、初の完走が見えてきて、半ば興奮状態になっていた事が影響しているかもしれません。
多くの皆様が、初の400kmよりも、2度目、3度目の400kmの方が、何倍もキツかった、とおっしゃっているように、400kmの怖さは、二回目以降にわかって来る物なのかもしれません。
(少なくとも、睡魔に関しては、2回目以降の方が「前も走れたんだから」と油断する分、忍び込んできそうな気がする・・・)
まあしかし、何にしても、初めての400kmの完走!
スタートから15時間近くも雨に降られて、とにかく色々と大変でしたが、今、思い返せば、それも楽しかったように思います・・・と〆たい所ですがっ!!
今回の、最大にして最悪の判断ミスは、やっぱり
『こんな天気の日に、出走した事!』という事になるでしょう。
おかげで、ブルベから数日経った今でも、Corratec R.T. Carbonは、走れる状態に組み上げる事ができていません・・・。
25日には、次のブルベが待っていますが、Corratecが乗れる状態にない今、これの出走車体はニールプライド一択であり、そうなると、装備の関係から、天気が雨の場合は自動的にDNSになります。
次回出走までの事も考えて、出走すべきかどうか、ちゃんと考えるべきでしたね・・・。
とまあ、色々な事がありましたが。
AJ神奈川のスタッフの皆様、そして一緒に走った参加者の皆様には、色々とお世話になり、ありがとうございました!
次回のブルベは、BRM525東京200km十和田。
そしてその次は、BRM608群馬400kmの予定です。
さて・・・200kmはまあ、多分問題ないとしても、2回目の400kmで、私はどうなってしまうのでしょうか・・・?
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いつもながらの詳細な文章に感動です
私も今社内報みたいな物に文章あげようとしているので
色々と参考になります<(_ _)>
私も夜明けの走行を早く体験したいと思いつつ
二度寝します!(-_-)zzz
実走行以外での、細かなノウハウはとても参考になります。
私も「よし、やるぞぉ~!」という気分になりました。
十和田でお会いできましたら、よろしくお願いしますね~。
二度寝からの復活は、大丈夫だったでしょうか?(笑)
今回は全く仮眠を取らずに走りましたが、
それが良かったのかどうか・・・。
もう少しゆっくり走った皆様は、
富士見峠で見事な富士山のシルエットを拝んだそうです。
次回は絶景を堪能できる時間帯を計算しながら走れたら、
もっと楽しいかな、なんて考えてしまっています。
今回のブルベは、個人的にはいろいろな装備のテストにもなって、
色々、面白い発見があったブルベでもありました。
ライトが、単に明るいだけではなく、
多少暗い方が目との相性が良いとか、あまり今まで意識していませんでしたし・・・。
こうやって、自分なりのノウハウを蓄積していくものなんだな、と、
最近、また違う楽しさに目覚めつつあります。
十和田ブルベ、もう少しですね!
お会いできたら、よろしくお願いします!
どこかでお会い出来ますことを!
初完走、おめでとうございます!
いやあ、しかし、酷い目に合いましたね(笑)。
途中までが酷かった分、夜明けの風景が素晴らしくて、本当に感動的でした。
ブログも拝見しました!
コンビニで職質?など、コアなブルベの世界を体験されたようですね(笑)。
私は宮城シリーズを中心に走っています。
関東へは今後もちょくちょく、遠征で通うつもりです。
またどこかでお会いしましょう!